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長谷川香料と横浜国立大学、コーヒー粕をアップサイクルしたナノファイバーの応用研究を発表

2026年3月17日
長谷川香料株式会社

 長谷川香料株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:長谷川研治)(以下、長谷川香料)は、国立大学法人横浜国立大学との共同研究により、食品廃棄物である「使用済みコーヒー粕」から抽出したホロセルロースナノファイバー(HCNF)を、香料製剤の乳化安定剤として活用するアップサイクル技術の研究成果を発表いたしました。本研究は、2026年3月9日から12日にかけて開催された日本農芸化学会2026年度京都大会にて発表いたしました。

 

発表演題:

 コーヒー粕由来セルロースナノファイバーの調製と香料製剤への乳化安定剤としての応用

発表者:

 長谷川香料株式会社 酒井貴博、上田祐也

 横浜国立大学 樋口菜子、満恵川彩、金井典子、川村出

発表内容:

 食品廃棄物である使用済みコーヒー粕は、世界で年間600万トン以上が排出されており、その持続可能なアップサイクル技術の開発が求められています。本研究では、コーヒー粕に豊富に含まれる細胞壁由来のホロセルロースを原料とし、環境負荷の低い物理的衝撃法を用いてホロセルロースナノファイバー(HCNF)を調製し、香料製剤への乳化安定剤としての応用を検証しました。

 原子間力顕微鏡(AFM)による解析の結果、得られたHCNFは平均2〜3 nmという極めて微細な繊維幅を持ち、中鎖脂肪酸トリグリセリドやd-リモネン等の油溶性成分に対して高い乳化分散能を示すことが確認されました。

 本成果は、これまで廃棄されていた資源を香料製剤の乳化安定剤として再利用する「アップサイクル」を具現化するものであり、持続可能な製品開発への貢献が期待されます。今後は、本技術の幅広い用途開発を進め、環境に配慮した高品質な香料製剤の提供を目指してまいります。 

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