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― “育麺”(イクメン)に関する意識調査― お父さんの料理についての実態が明らかに “簡単”で“早い”「麺類」は、イクメンの必須アイテム!




日清食品ホールディングス株式会社(社長・CEO:安藤宏基) は、世の中のお父さんに身近な即席麺(インスタントラーメン)を通じて子育てを楽しんで欲しいという願いのもと、彼らのようなお父さんを“育麺(イクメン)”と名付け、CSR活動の一環である「百福士(ひゃくふくし)」プロジェクトの第10弾として、10月18日(木)より「全日本育麺(イクメン)メニューコンテスト」を開催します。これに先がけ、この度、“育麺”に関する意識調査を実施しました。

育児に積極的に参加している男性を意味する「イクメン」というキーワードの誕生からも分かるように、男性の家事・育児に取り組もうという意識は年々高まっています。しかし、一方で労働時間が短縮する兆しもなく、お父さんが家族と過ごす時間は増えていません。育児休業の取得率については若干の向上が見られたものの、まだ数%というのが現状です。そのような中、限られた家族時間の中で少しでもお父さんが存在感を発揮できる機会や方法を創出する必要があります。

本リリースでは、「お父さんの家事・育児」についての実態とともに、「料理」にテーマを絞って行った調査の分析結果を発表します。調査時期は2012年8月インターネットにより小学生以下の子どもを持つ父親・母親計800名に対してアンケートを行いました。

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【調査結果概要】

■世の中のお父さんの4人に1人は、「週1日以上家族のために料理する!
■ 約3割ものお父さんが、家事・育児の一環として料理に取り組んでいる。
■ お父さんが家族のために料理をする理由1位は「妻の家事・育児を助けるため」。
■ 子どもと出掛ける頻度とお父さんが料理をする頻度は比例する。
■ お父さんが作るメニューは、“簡単”で“早い”「麺類」がダントツ1位。
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【調査結果】

<お父さんの家事・育児事情>

■約3割ものお父さんが、家事・育児の一環として“料理”に取り組んでいる。
■お父さんが家事・育児にかけることのできる時間は1日平均64分。

お父さん400名に「家事・育児の中で取り組んでいるもの」について聞いたところ、約3割ものお父さんが「料理」に取り組んでいることがわかりました。また、「育児・家事のために1日にかけられる時間」についての質問では1日平均64分という結果に。そして、「お子さんと1日にどれくらい会話をしますか」という質問では、「15〜30分未満」が27.0%と、一番多い結果となりました。

■お父さんが家族のために料理をする理由、1位は「妻の家事・育児を助けるため」。

お父さんに「家族のために料理をする理由」を聞いたところ、61.8%で「妻の家事・育児を助けるため」というものがダントツトップという結果に。

<家族のために料理をする頻度>

■世の中のお父さんの4人に1人は「週1日以上」家族のために料理をしている。

お父さん400名に「家族のために料理をする頻度」を聞いたところ、「週に1日程度」「週に2〜3日程度」「週に4〜5日程度」「ほぼ毎日」のいずれかを選択した人が26.0%という結果に。世の中のお父さんの4人に1人は、「週に1日以上」家族のために料理をしていることがわかりました。

一方で、お母さん400名を対象に「夫が料理をすることについてどう思うか」と聞いたところ、96.5%とほぼ全員のお母さんがお父さんに家で料理を振る舞って欲しいという結果に。家族のために料理をするお父さんをお母さんも大歓迎しています。

■お父さんが料理をすることが多いのは「土曜日の夜ごはん」。
■共働き家庭のお父さんのほうが、「週1日以上」料理をする割合が10ポイント以上高い。

「いつ料理をすることが多いか」という質問では、約80%のお父さんが「土曜日」「日曜日」と回答、その中でも 最も多かったのは「土曜日の夜ごはん」でした。
平日は外で仕事をしていても休日には家族のために料理を振る舞うお父さんの存在が明らかに。

また、共働きかどうかと料理をする頻度の関係性について分析したところ、「週1日以上料理をする」お父さんの割合は、共働き家庭のお父さんが32.7%、そうでないお父さんが21.1%と、10%以上の差が見られました。

■小学生の子どもを持つお父さんは小学生未満の子どもを持つお父さんと比較して、料理をする頻度が高い。
■子どもと出掛ける頻度とお父さんが料理をする頻度は比例する。

子どもの年齢と料理をする頻度の関係について分析した結果、子どもの年齢が「小学校低学年」「小学校高学年」「3〜6歳」「0〜2歳」の順で「週1日以上」料理をするお父さんの割合が高いという結果になりました。子どもが小学生にあがる前後でお父さんが料理をする頻度に変化が出るのではないかと推測することができます。

また、「子どもと出掛ける頻度」と「料理をする頻度」の関係性について調査したところ、お父さんが週1日以上料理をする頻度は、子どもと出掛ける頻度に比例することがわかりました。

<お父さんの「イクメン度」・子どもからの「尊敬度」とお父さんが料理をする頻度の関係>

■お父さんが、自身を育児に積極的だと思っている「イクメン度」は、料理をする頻度と比例する。
■お父さんが、子どもから尊敬されていると感じている「尊敬度」は、料理をする頻度と比例する。

お父さん400名に「あなたはご自身を「イクメン」(育児に積極的)だと思いますか」という質問をしたところ、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答したお父さんの合計は45.0%となり、半数近いお父さんが「イクメン」であると自負しているという結果になりました。また、この質問の各回答ごとの「週1日以上」料理をするお父さんの割合を算出したところ、イクメンだと自負している「イクメン度」が高いお父さんほど料理をする頻度が高いという結果となりました。お父さんの「イクメン度」と料理をする頻度は比例することがわかります。

また、「お子さんはあなたを尊敬していると思いますか」という質問には、65.3%のお父さんが子どもから尊敬されていると感じていると回答しました。そして、上記と同様に各回答ごとの「週1日以上」料理をするお父さんの割合を算出したところ、「週1日以上」料理をする割合は「とてもそう思う」と回答したお父さんが最も高く、お父さんが感じている子どもからの「尊敬度」と料理をする頻度も比例することがわかりました。

「イクメン度」が高いお父さんは、子どもや家族のために「料理をする頻度」が高く、子どもと接する機会も多いことが予想されます。子どもと接する時間が長いほど、子どもから尊敬されていると感じられる機会も増えるため、「イクメン度」が高いお父さんは子どもからの「尊敬度」も高いと感じているのではないでしょうか。

<お父さんの料理事情>

■お父さんが仕事の日に外食で食べるメニューは「ラーメン」がダントツ1位

仕事の日には昼食や夕食を外で済ませるお父さんも多いはず。
そこで、お父さんの「平日(仕事の日)にお昼や夜に外食する際、よく食べるメニュー」について調査したところ、2位の丼物に大きく差をつけ、「ラーメン」がダントツでトップに。

■お父さんが家族のために作るメニューは“簡単”で“早い”「麺類」が多い!

料理をするお父さんを対象に「家で料理をする際、よく作るメニュー」について聞いたところ、1位にパスタ、2位にラーメンがランクインし、麺類がトップ2という結果に。
お父さんの外食メニューとしてもトップとなった「ラーメン」はお父さんが食べ慣れた味だからこそ、家で作るメニューでも上位にランクインしたと推測することができます。

また、「前問で回答したメニューを選ぶ理由」としては、上位3つが「簡単」「子どもが好きなメニュー」「短時間でできる」となりました。
「簡単」で「早くでき」、なおかつ「子どもが好きなメニュー」という条件を満たす“麺類”はお父さんが家族のために作る料理の定番メニューと言えることが分かります。

■家族のために料理をする場合にかける時間と食材費は、自分のために料理をする場合と比較して約2倍!

お父さんが料理をする際にかける「時間」と「お金」について調査したところ、「時間」「お金」ともに、家族のための場合の方が多く、家族のためと自分のための場合で約2倍の違いがあることがわかりました。また、同じ内容をお母さんに対して調査したところ、お母さんの場合は約4倍もの違いがありました。
お父さん、お母さん両方に共通していることは、自分のためだけに料理をする場合は「時短」「節約」をより意識していることであるとわかります。


【“育麺”に関する意識調査 についての専門家の見解】

育児・教育ジャーナリスト おおたとしまさ氏

一人暮らしの男性が間に合わせで作る料理の定番といえばラーメン。
難しい料理は作れないけれど、ラーメンなら作れるという男性は多いはず。
これまであまりキッチンに立つことのなかった男性が料理を始めるなら、いきなり肉じゃがのような料理に取り組むのではなく、まずは得意分野からできることを増やしていくのが鉄則。

男性がキッチンに立つ入門編として、ラーメンはおすすめです。
野菜をたくさんいれれば、栄養満点。スープの味を変えるなど、ラーメンを極めれば、それだけで、食卓のバリエーションが広がります。

世界で最も男女平等が進んでいる国といわれるノルウェーでは、ピザの消費量が世界一です。なぜだかわかりますか?冷凍ピザをチンするのが、ノルウェーのイクメンの定番料理だからです。それなら日本の男性にもできますよね。

日本はもともと食文化が豊かであるがゆえ、料理というとなんだか手間のかかる難しいものを作らなければいけないと思いがちです。しかし、イクメン先進国では、料理に対するハードルがもっと低いのです。
だから男性もキッチンに立ちやすいのです。そういう状況を日本でも作らなければいけません。冷凍ピザをまねするのもいいでしょう。パスタをおいしくゆでるのもいいでしょう。
さらにニッポンの国民食ラーメンなら、栄養満点のお野菜をたくさん入れて、よりヘルシーな食事として子どもたちに食べさせることができます。
女性からすると「ラーメンをゆでただけでいい気になるなよ」とつっこみたくなるところでしょうが、そこはがまん。
ノルウェーやベルギーの女性のように、上手に男性をほめてあげて、調子に乗らせればこっちのもの。
ラーメンを入門編にして、そのうち本格的なお料理も作れるようになるかもしれません。
まずは、キッチンに立つことが“育麺”への第一歩になるのではないでしょうか。

―調査概要―
■ サンプル数 :800名 
■ 調査対象:小学生以下の子どもを持つ父400名・母親400名 ※それぞれ下記各100名ずつ
 (0〜2歳の子どもを持つ人/3〜6歳の子どもを持つ人/
  小学校低学年の子どもを持つ人/小学校高学年の子どもを持つ人)
■ 調査方法:インターネットリサーチ
■ 調査時期:2012年8月


【「全日本 育麺メニューコンテスト」について】
「全日本 育麺メニューコンテスト」は、日清食品グループの中核事業である「即席麺(インスタントラーメン)」を通じて、お父さんと子どもが協力して即席麺を使った料理を作ることで、「創造」「楽しさ」「経験」を共有し、父子の絆を深める機会を提供することを目的としたメニューコンテストです。

メニュー募集期間 :2012年10月18日(木) 〜 2012年11月30日(金)
※特設ウェブサイトまたは郵送で応募を受け付けます。
  特設ウェブサイトURL:http://nissin-ikumen.jp



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