藻類由来タンパクの生産・食品開発を手掛けるタベルモ 総額17億円の資金調達を実施
[18/05/22]
提供元:PRTIMES
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スピルリナで将来のタンパク質需要増大へ対応する
株式会社タベルモは、この度、株式会社産業革新機構(以下、「INCJ」)および三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)を引受先とした第三者割当増資等により、総額17億円の資金調達を実施しましたことをお知らせ致します。
<ポイント>
スピルリナはタンパク質を豊富に含む藻類で、60種類以上の栄養素を含む新時代の食品
タベルモは調達資金でブルネイ・ダルサラーム国に新工場を建設
タンパク質の需要拡大に対応すべく持続可能な供給ソースの多様化に寄与
タベルモは、ちとせグループが2014年に全額出資して設立したバイオベンチャー企業です。今回の資本拠出により、INCJと三菱商事が新たな株主として加わり、出資比率は各々31.43%となります。タベルモは、今回調達した資金を主にブルネイにおける新工場設立に活用する予定です。
藻類は光合成のみでの増殖が可能で、単位面積あたりの生産性が非常に高いことから、新たなタンパク質源として注目されています。特に、スピルリナは、タンパク質含有量が65%(乾燥重量ベース)と圧倒的に高く、それ以外にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む栄養価の高い新時代の食品です。
世界的な人口増加と新興国の経済発展による食生活の変化にともない、世界のタンパク質需要は今後大幅に増加することが見込まれています。需要の成長スピードに供給が追いつかず、2030年頃には需給バランスが崩れるとの予測もあります。
三菱商事とINCJは、スピルリナの量産と世界的普及を目指すタベルモへの出資を通じ、持続可能なタンパク質供給ソースの多様化に貢献して参ります。
[スピルリナとは]
[画像1: https://prtimes.jp/i/34251/1/resize/d34251-1-829235-2.jpg ]
35億年前に誕生した藻の一種。マヤ文明時代から人々の貴重な栄養源の1つとして食されており食経験が長い。 60種類以上の豊富な栄養素を持ち、タンパク質含有量が65%(乾燥重量ベース)と藻の中でも特に高いことが特徴。藻体を乾燥し、粉末や錠剤にして健康食品として食されることが多く、海外を中心に「スーパーフードの王様として広く知られている。
[タベルモの技術]
[画像2: https://prtimes.jp/i/34251/1/resize/d34251-1-415270-0.jpg ]
タベルモは、ちとせグループが蓄積してきた生き物(微生物、藻、動物細胞など)を育種、培養する技術に加え、スピルリナを加工する技術を開発し、タンパク質が豊富で栄養価の高いスピルリナの特徴を最大限に活かした「生スピルリナ」という商品の開発にも成功しています。培養においては、従来、藻類の培養で一般的なオープンポンド方式に加えて、新たに経済的かつ量産化可能な薄型パネル構造の閉鎖型PBR(Photo Bio Reactor:微細藻類を含む光合成を行う生物を培養する装置)を開発。本PBRにおけるタンパク質生産性は、大豆(※)の20倍程度を達成しています。 ※大豆は、現行農業において最大のタンパク質生産性を誇る作物
(CGは、スピルリナ生産設備(Photo Bio Reactor:微細藻類を含む光合成を行う生物を培養する装置)のイメージ図)
<各企業の概要>
■株式会社タベルモ
https://www.tavelmout.jp/
・設立 :2014年7月
・所在地 :神奈川県川崎市
・代表者 :代表取締役社長 佐々木俊弥
・事業内容:ちとせグループ(以下参照)が、2014年に設立したバイオベンチャー。藻類の一種である「スピルリナ」の培養技術と用途の開発・生産・販売
タベルモは、バイオベンチャー企業群 “ちとせグループ” の一員です。ちとせグループのバイオ技術の研究機関であるちとせ研究所から生まれたスピルリナを効率的に大量培養する技術により、無味無臭の生スピルリナを製品化しました。また、スピルリナをタンパク質源として様々な食品に活用するための独自技術を開発し、技術を利用した製品化ならびに販売を行っています。
■ちとせグループ
http://chitose-bio.com/jp/
千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すために活動するバイオベンチャー企業群。「生き物を理解し、マネージするバイオ技術」と「蓄積されたバイオ技術を事業化する技術」を武器に、農業・医療・食品・化学・エネルギーなどの領域に新たな価値を生み出す。
[画像3: https://prtimes.jp/i/34251/1/resize/d34251-1-489275-1.jpg ]
●グループ全体を運営する「Chitose Bio Evolution Pte. Ltd.」の概要
・設立 :2011年10月
・本社 :シンガポール
・代表者 :代表取締役社長 藤田朋宏
・事業内容:バイオ関連事業の研究開発・事業開発戦略の策定、人材育成・財務指導を中心とした経営支援
■株式会社産業革新機構(INCJ)
https://www.incj.co.jp/
・所在地 :東京都千代田区
・代表者 :代表取締役社長 勝又幹英
INCJは、2009年7月にオープンイノベーションの推進を通じた次世代産業の育成を目指して、法律に基づき設立された会社です。総額約2兆円の投資能力を有しており、革新性を有する事業に対し出資等を行うことで産業革新を支援することをミッションとしています。
INCJは、投資・技術・経営等で多様な経験をもつ民間人材によって運営されており、法令に基づき、当社内に設置している産業革新委員会にて、政府の定める支援基準に従って投資の可否の判断を行い、日本の産業革新に資する投資を実施いたします。
■三菱商事株式会社
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/
・創立 :1954年7月
・本社 :東京都千代田区
・代表者 :代表取締役社長 垣内威彦
・事業内容:地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループ体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
ブルネイにて1972年より液化天然ガス(LNG)を生産、主に日本に向けて安定的に供給
株式会社タベルモは、この度、株式会社産業革新機構(以下、「INCJ」)および三菱商事株式会社(以下、「三菱商事」)を引受先とした第三者割当増資等により、総額17億円の資金調達を実施しましたことをお知らせ致します。
<ポイント>
スピルリナはタンパク質を豊富に含む藻類で、60種類以上の栄養素を含む新時代の食品
タベルモは調達資金でブルネイ・ダルサラーム国に新工場を建設
タンパク質の需要拡大に対応すべく持続可能な供給ソースの多様化に寄与
タベルモは、ちとせグループが2014年に全額出資して設立したバイオベンチャー企業です。今回の資本拠出により、INCJと三菱商事が新たな株主として加わり、出資比率は各々31.43%となります。タベルモは、今回調達した資金を主にブルネイにおける新工場設立に活用する予定です。
藻類は光合成のみでの増殖が可能で、単位面積あたりの生産性が非常に高いことから、新たなタンパク質源として注目されています。特に、スピルリナは、タンパク質含有量が65%(乾燥重量ベース)と圧倒的に高く、それ以外にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む栄養価の高い新時代の食品です。
世界的な人口増加と新興国の経済発展による食生活の変化にともない、世界のタンパク質需要は今後大幅に増加することが見込まれています。需要の成長スピードに供給が追いつかず、2030年頃には需給バランスが崩れるとの予測もあります。
三菱商事とINCJは、スピルリナの量産と世界的普及を目指すタベルモへの出資を通じ、持続可能なタンパク質供給ソースの多様化に貢献して参ります。
[スピルリナとは]
[画像1: https://prtimes.jp/i/34251/1/resize/d34251-1-829235-2.jpg ]
35億年前に誕生した藻の一種。マヤ文明時代から人々の貴重な栄養源の1つとして食されており食経験が長い。 60種類以上の豊富な栄養素を持ち、タンパク質含有量が65%(乾燥重量ベース)と藻の中でも特に高いことが特徴。藻体を乾燥し、粉末や錠剤にして健康食品として食されることが多く、海外を中心に「スーパーフードの王様として広く知られている。
[タベルモの技術]
[画像2: https://prtimes.jp/i/34251/1/resize/d34251-1-415270-0.jpg ]
タベルモは、ちとせグループが蓄積してきた生き物(微生物、藻、動物細胞など)を育種、培養する技術に加え、スピルリナを加工する技術を開発し、タンパク質が豊富で栄養価の高いスピルリナの特徴を最大限に活かした「生スピルリナ」という商品の開発にも成功しています。培養においては、従来、藻類の培養で一般的なオープンポンド方式に加えて、新たに経済的かつ量産化可能な薄型パネル構造の閉鎖型PBR(Photo Bio Reactor:微細藻類を含む光合成を行う生物を培養する装置)を開発。本PBRにおけるタンパク質生産性は、大豆(※)の20倍程度を達成しています。 ※大豆は、現行農業において最大のタンパク質生産性を誇る作物
(CGは、スピルリナ生産設備(Photo Bio Reactor:微細藻類を含む光合成を行う生物を培養する装置)のイメージ図)
<各企業の概要>
■株式会社タベルモ
https://www.tavelmout.jp/
・設立 :2014年7月
・所在地 :神奈川県川崎市
・代表者 :代表取締役社長 佐々木俊弥
・事業内容:ちとせグループ(以下参照)が、2014年に設立したバイオベンチャー。藻類の一種である「スピルリナ」の培養技術と用途の開発・生産・販売
タベルモは、バイオベンチャー企業群 “ちとせグループ” の一員です。ちとせグループのバイオ技術の研究機関であるちとせ研究所から生まれたスピルリナを効率的に大量培養する技術により、無味無臭の生スピルリナを製品化しました。また、スピルリナをタンパク質源として様々な食品に活用するための独自技術を開発し、技術を利用した製品化ならびに販売を行っています。
■ちとせグループ
http://chitose-bio.com/jp/
千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すために活動するバイオベンチャー企業群。「生き物を理解し、マネージするバイオ技術」と「蓄積されたバイオ技術を事業化する技術」を武器に、農業・医療・食品・化学・エネルギーなどの領域に新たな価値を生み出す。
[画像3: https://prtimes.jp/i/34251/1/resize/d34251-1-489275-1.jpg ]
●グループ全体を運営する「Chitose Bio Evolution Pte. Ltd.」の概要
・設立 :2011年10月
・本社 :シンガポール
・代表者 :代表取締役社長 藤田朋宏
・事業内容:バイオ関連事業の研究開発・事業開発戦略の策定、人材育成・財務指導を中心とした経営支援
■株式会社産業革新機構(INCJ)
https://www.incj.co.jp/
・所在地 :東京都千代田区
・代表者 :代表取締役社長 勝又幹英
INCJは、2009年7月にオープンイノベーションの推進を通じた次世代産業の育成を目指して、法律に基づき設立された会社です。総額約2兆円の投資能力を有しており、革新性を有する事業に対し出資等を行うことで産業革新を支援することをミッションとしています。
INCJは、投資・技術・経営等で多様な経験をもつ民間人材によって運営されており、法令に基づき、当社内に設置している産業革新委員会にて、政府の定める支援基準に従って投資の可否の判断を行い、日本の産業革新に資する投資を実施いたします。
■三菱商事株式会社
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/
・創立 :1954年7月
・本社 :東京都千代田区
・代表者 :代表取締役社長 垣内威彦
・事業内容:地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループ体制で、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
ブルネイにて1972年より液化天然ガス(LNG)を生産、主に日本に向けて安定的に供給