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これまで見る事の出来なかった「体内時計」の可視化デバイスが革命をもたらす!

筑波大学と共同特許出願中!




PRESS RELEASE
報道関係各位

2023年10月23日
株式会社サンワイズ


特許出願中!
ありそうでなかった!
                                             
筑波大学との共同解析により
これまで見る事の出来なかった
「体内時計」の可視化デバイスが革命をもたらす!

〜体温偏移データを取得できるモニタリングシステムから導き出された
人類の様々な課題解決のためのアルゴリズム〜
乳幼児の体調管理、妊活ケア、うつ病治療、認知症予防、企業における健康経営など
あらゆる分野への応用に期待 

株式会社サンワイズ(大阪府大阪市:代表取締役社長/千田泰史)は、人間の熱=体温データを「連続的に」取得する、モニタリングシステム『ハルシェ』により、概日リズム(=サーカディアンリズム/体内時計:注1)を可視化することに成功しました。概日リズムはおおよそ24時間周期で繰り返される生理的リズムであり、これまでその理論は取り沙汰させていたものの実際に目に見えるものとして存在していませんでした。
このたび、『ハルシェ』を使用することにより計測された、「表皮体温の連続的な時系列データを用いて、概日リズムを可視化した」データを筑波大学とより深く解析することにより、新たなアルゴリズムを導き出しました。この、アルゴリズムは人類の様々な課題解決に活用でき、あらゆる分野への応用に期待できると考えており、現在、筑波大学と共同で特許出願中です。


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モニタリングシステム『ハルシェ』

[画像1: https://prtimes.jp/i/129350/1/resize/d129350-1-48cf688672348ecff455-0.jpg ]


 
・『ハルシェ』は10円玉サイズの簡便かつローコストな使い捨てウェアラブルツールです。
・「貼る」という簡単な非侵襲的な方法でこれまで世界のどこにも存在していなかった、「体温変化データ」が取得できます。
・連続した体温変化データから概日リズムを可視化することに成功しました。
『ハルシェ』動画:https://www.youtube.com/watch?v=MZ6hYNDJtNQ
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日々益々広がっているAI技術での応用は人類の様々な課題解決に大きな影響を与えるものと考えられます。

共同研究者からのコメント
●筑波大学 助教 史蕭逸 (国際統合睡眠医科学研究機構 主任研究者:睡眠覚醒サイクル)
「睡眠」は、人間に限らず生物全般にみられる基本的な生理現象です。概日リズムの可視化は、睡眠研究にも大きく貢献すると考えられます。現代人、特に日本人が直面する寝不足や不眠といった問題に対して、新しい解決策をもたらすと期待されます。私たちが進めている1日の睡眠時間を決めるメカニズムの研究にも、『ハルシェ』を最大限に利用したいと考えています。


各界からは、今後を期待する以下のようなコメントが寄せられています。

●筑波大学 客員教授 夏目徹(医学領域・高精細医療研究開発センター)産総研首席研究員
『ハルシェ』を装着することにより取得できた緻密で長期な表皮体温の時系列データは、「概日リズム」すなわちサーカディアンリズムを可視化できることは大きな発見です。これまで、サーカディアンリズムは、体内にプローブを挿入したり、採血によりホルモンを測定するなど、大変コストがかかり、大規模データを取得することは困難でした。
この『ハルシェ』という簡便かつローコストな使い捨てウェアラブルウェアで、サーカディアンリズムを可視化することが出来ることは大変画期的なことで、
・うつ病の早期治療への介入
・認知症の発症予測や予防
・出産に関する期間(妊活〜妊娠期〜出産〜産後)の母体・乳児の異常検知
・乳幼児〜幼児期の異常検知
などが可能であると考えられます。
更に、睡眠障害の重症度や睡眠の質なども客観的に評価できるようになります。ソーシャル・ジェットラグを可視化し軽減することも出来そうです。慢性的なソーシャル・ジェットラグは肥満、糖尿病の発症とも関係し、がんの治療効果にも影響することが分かってきました。
将来的に、「ヘルスケアの社会インフラ」になるものと確信しています。
サーカディアンリズムの可視化は疾患発症やQuality of Lifeの向上のみならず。様々な分野での研究に応用可能です。

●福岡大学 医学部 永光信一郎主任教授 (小児科学講座)
近年、不登校や起立性調節障害など子ども達のメンタルヘルス疾患が急増しています。メンタルヘルスの不調は、概日リズム(=サーカディアンリズム)の乱れを惹起させ、ストレスホルモンの過剰分泌、自律神経の失調を起こし、抑うつ、不安、睡眠障害など、さらにメンタルヘルスを悪化させていきます。このサーカディアンリズムの乱れに早期に気づくこと、可視化できることは、子ども達のこころとからだの不調に早期に気づくことができる可能性があります。パイロットスタディでは、早朝に向けた体温上昇が遅れる子ども、体温変動の振幅が少ない子ども、日によって変動リズムが異なる子どもなどを認めました。これらのバロメーターがメンタルヘルスの重症度に相関している可能性もあります。
サーカディアンリズムの乱れを、リアルタイムに、低侵襲で、可視化することができる表皮体温モニタリング『ハルシェ』システムは、子ども達のメンタルヘルス診療の新しい治療戦略を生み出す可能性があります。


 
連続して体温が生み出す新しい未来
今後、社会インフラになりうるポテンシャルについては、注目をしている業界も多くあります。文末にある「体内時計で分かること」以外に、具体的に以下のような取り組みが始まっています。

・子どもと親
小児科を始めとした、子どもと(母)親にまつわる業界からは、妊活〜妊娠〜出産〜産後までも網羅した機能として注目をしているところもあります。

・国際的活躍をするアスリート
ジェットラグ(時差ボケ)対策などの観点から、国際的なスポーツ大会で活躍するアスリートに関わるところから、コンディショニングの観点からも注視されています。

・健康経営
社員個々が健康を把握することで、睡眠や精神状態の自己管理が向上し健康促進につながります。社員の健康増進は生産性の向上になるだけでなく、企業ブランドの価値向上にもつながります。

これまでの主な使用実績
・大原労働記念研究所 
 建設現場作業員の心身状態の計測
 ハイブリッドワーク時の概日リズム調査


『ハルシェ』についてのお問い合わせ

[画像2: https://prtimes.jp/i/129350/1/resize/d129350-1-2eb60a9f2b031a21242c-1.jpg ]


株式会社サンワイズ
https://www.sunwise.co.jp

〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-11-18 郵政福祉心斎橋ビル8F
e-mail:info@sunwise.co.jp
担当:千田(090-5369-0300) ※平日10:00〜17:00
※英字版もございます
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注1:「概日リズム」(=サーカディアンリズム/体内時計)とは・・・
・概日リズムはおおよそ24時間周期で繰り返される生理的なリズムを指し、睡眠パターン、ホルモンの分泌、食欲に関連し、そのリズムが乱れると睡眠障害、気分障害、免疫機能の低下などの健康上の問題を引き起こす可能性があります。
近年、うつ病、生活習慣病やがんの発症など様々な疾患に関係するとも言われており、概日リズムの乱れが、社会全体に大きなインパクトを与えていることが分かってきました。


概日リズムで分かること

循環リズム(Circadian Rhythm) 睡眠・覚醒・ホルモン分泌・体温などの循環リズム


睡眠リズム (Sleep-Wake Rhythm) 睡眠と覚醒のパターンを調整リズム


体温リズム (Temperature Rhythm) 体温調整のリズム


ホルモン分泌リズム (Hormone Secretion Rhythm) 循環リズムに従ったホルモン(メラトニン/コルチゾール)のピーク時間が分かるリズム


食欲リズム (Appetite Rhythm) 食事の時間や食欲の循環リズム


運動リズム (Activity Rhythm) 体温や筋肉の調子に応じたパフォーマンス変化リズム


脳波リズム (Brainwave Rhythm) 異なる睡眠段階や覚醒状態に応じたリズム




1-1. 循環リズムを簡便に測る方法
  1.体温の変化。メラトニンの観察。活動と休息の記録。食事のタイミング。睡眠のパ
ターン。

1-2.循環リズムが分かると健康上の何が分かるの?
   健康に関する様々な側面を把握する事に役立ちます。

睡眠の最適化 循環リズムを知る事で身体の最適は睡眠時間や起床時間を特定できます。これにより睡眠の質の向上をさせる事が可能で、健康な睡眠パターンを確立する事が出来ます。


エネルギーレベルの最適化 循環リズムに合わせて活動や休息を調整する事で日中のエネルギーレベルを最適化できます。活動のピーク時に仕事や運動を行い、低活動時に休息をとる事で効率的な生活が出来るようになります。


ホルモンの調整 循環リズムは、ホルモン分泌にも影響を与えます。例えばメラトニンのリズムが睡眠の質に関連しています。コルチゾールはリズムのストレス応答に関与しています。循環リズムを把握する事でホルモンのバランスを整えるための適切な対応をとることが出来るようになります。


食事のタイミングと代謝 循環リズムに合わせた食事の摂取タイミングは、代謝を最適化するのに役立ちます。特定の時間帯に食事を摂る事で血糖値の安定や体重管理に寄与する可能性あります。


トレーニングの効果的なタイミング 循環リズムに基づいて運動を計画する事でトレーニングの効果を最大限に引き出すことができます。例えば自身の活動のピーク時に運動を行う事でパフォーマンスが向上する可能性があります。


心臓の健康と血圧 循環リズムを知る事で心臓の健康に配慮した生活習慣を築くことが出来ます。




2-1. 体温リズムから何が分かるの?
体温リズムは自身の生活リズムや健康状態に関する情報を提供してくれる重要な指
標です。

循環リズムの確認 体温の変化を追跡する事で自身の循環リズムを確認することが出来ます。この変動が健康な循環リズムを示すことが出来ます。


体温のピークと活動性 体温上昇が身体の活動性が高まっている事を示します。活動のピークと体温のピークが重なる事で自身の活動パターンを最適化するきっかけを作ることが出来ます。


睡眠の質と体温 睡眠中の体温変化は、睡眠の質との関連があります。体温リズムを理解する事で質の高い睡眠を促進する方法を見つける手がかりを得る事が出来ます。


体温異常の早期発見 突然の温度の変化や異常な体温パターンは、健康問題の早期兆候になることがあります。例えば発熱や感染症の兆候が体温リズムの変化に現れる事があります。


生理周期と体温 女性の場合、体温は生理周期に影響を受ける事があります。排卵期は体温がわずかに上昇することが知られており、体温を追跡する事で自身の生理サイクルを理解する事が出来ます。


運動のパフォーマンスの最適化 体温が活動性と関連しているため運動を行う際の体温の変更を理解する事でトレーニングの効果的なタイミングを見つける事が出来ます。




3-1. 食欲リズムから何が分かるの?
体温は、基礎代謝率と密接に関連しています。基礎代謝率は安静時に身体が消費するエネルギー量を指します。体温が高いほど基礎代謝率も高まり、多くの消費がされます。食欲が高まる時間帯には体温も上昇し、その結果として食事から摂取したエネルギーの利用が増加することがあります。また、食欲も一定のリズムを持っており、通常は朝に食欲が高まり、昼にピークに達し、夜に低下する傾向があります。これは体温時計やホルモンの分泌リズムによって調整されています。食欲が高まる時間帯には、体温も上昇し、食事の摂取に備えるためのエネルギーが供給される仕組みになっています。食事のタイミング体温リズムと関連しているため食事を摂る事で体温が上昇し、食事後の消化・代謝プロセスにエネルギーが必要です。特定の時間帯に食事を摂る事で体温と代謝を最適化し、エネルギーの効果的な利用を支援する事が出来ます。体温と食欲のリズムは、エネルギーの摂取と利用、基礎代謝率、消化・代謝プロセスなどに密接に結びついています。食欲の高まる時間帯に食事を摂る事で
体温上昇とエネルギー利用を調整しバランスの取れた生活を個人の生活スタイルや健康状態に合わせて支援する事が出来ます。


代謝の調整 食欲リズムは食事の摂取と代謝のリズムを調整する役割を果たします。食欲の変化に合わせて消化・代謝プロセスが調整されエネルギーの効果的な利用が促進されます。


体内時計の影響 食欲リズムは体温時計と関連しており特に朝食を摂る事で体内時計がリセットされ覚醒と活動のリズムが調整されます。


栄養の吸収と利用 食欲リズムは、特定の時間帯に食事を摂る事で栄養素の吸収や利用が最適化され効率的に取り込むことが出来ます。


生体リズムの健全さ 健康な食欲リズムは、循環リズムや睡眠リズムと連動しています。食欲の調整が上手くいっている場合、循環リズムや睡眠リズムも健全である可能性が高い。


食事のタイミングの最適化 食欲リズムを理解する事で食事のタイミングを最適化しエネルギーの効果的な摂取をサポート出来るようになり一日のエネルギー供給を安定させることが出来ます。


生活リズムと調和 食欲リズムを知る事で日々の生活リズムを調和させるきっかけになり、食事、活動、睡眠などのリズムを調整することでバランスの取れた生活を築くことが可能です。





注2:略歴・受賞
夏目徹 筑波大学 客員教授(プレシジョン・メディスン開発研究センター)
1986年 東京大学農学系研究科修了  京都大学医用高分子研究センター 研究員
1993年 京都大学医学博士
1996年 科学技術庁科学技術振興事業団 創造科学推進事業 御子柴プロジェクト 主任研究員
2000年 文部科学省丁ゲノム・フロンティア  次世代プロテオーム解析プロジェクト 研究統括補佐    
2001年 産業技術総合研究所(AIST) 主任研究員 
     生物情報解析研究センター 機能ゲノムグループ・チームリーダー   
2002年-2008年 独立行政法人日本学術振興会ゲノムテクノロジー第164委員会委員
2002年-2018年 首都大学東京理学部科学研究科教授(客員)
2004年-2018年 東京医科歯科大学 難治疾患研究所非常勤講師
2004年 九州大学生体防御医学研究所プロテミクスセンター教授(客員)
2004年-2009年 東京大学分子細胞生物学研究所分子情報・制御部門教授(客員)
2005年-2011年 独立行政法人科学技術振興機構(JST)先端計測要素技術プログラム・チームリーダー
2006年-2011年 NEDOケミカルバイオロジー・プロジェクト プロジェクトリーダー 
2006年-2011年 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO技術委員
2007年- 東京都臨床医学総合研究所客員研究員
2008年  産業技術総合研究所(AIST) 主任研究員
     バイオメディシナル情報研究センター 細胞システム制御解析チーム・チームリーダー     
2008年-2010年 国立遺伝学研究所教授(客員)
2013年  産業技術総合研究所(AIST) 創薬分子プロファイリング研究センター 研究センター長    
2017年- 筑波大学体育系客員教授
2020年- 産業技術総合研究所(AIST) 細胞分子工学研究部門 首席研究員
2023年- 筑波大学客員教授(プレシジョン・メディスン開発研究センター)

・2014年9月 
 第12回 産学官連携功労者表彰 日本経済団体連合会会長賞
 バイオ関連作業用ヒト型汎用ロボット「まほろ」の開発
・2016年10月
 第7回 ロボット大賞優秀賞 まほろ(バイオ産業用汎用ヒト型ロボット:ラボドロイド)

史蕭逸(Shoi Shi) 筑波大学 助教 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)主任研究者
2017年 東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻博士課程修了
2017年-2022年 東京大学医学部システムズ薬理学教室 助教
2017年 - 理化学研究所生命機科学研究センター (BDR) 合成生物学研究チーム 客員研究員
2020年-2022年 慶應義塾大学医療政策管理学教室 特任研究員
2020年-2022年 上田生体時間プロジェクト ヒト睡眠計測グループ グループリーダー
2022年 - 東京大学医学部システムズ薬理学教室 客員研究員
2022年 - 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)主任研究者 (助教)


永光信一郎 福岡大学 医学部 主任教授 (小児科学講座)
1990年 福岡大学医学部卒業
1994年 久留米大学大学院医学科卒業
1998年-2002年 米国テキサス州ベイラー医科大学精神内科留学
2007年 精神科と連携した「子どもの心クリニック」を開設
2007年 久留米大学小児科 講師
2013年 久留米大学小児科 准教授
2021年- 福岡大学医学部小児科学講座主任教授/診療部長
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