記憶の色を保存する 炎と灰のモンタージュ- 尾形純 が描く飯能から見た東京大空襲-
[24/06/21]
提供元:PRTIMES
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~母の記憶を辿り「戦争の色」を描く。新たな戦争画の体験〜
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-626b12efced5e6ea3c06048c4e699b7b-1800x1772.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
作品の前で~母と作家
現代アートのジャンルの中でも立体的な色の表現で活躍し、これまでに「部屋に庭を飾る」というテーマで、さながら日本庭園を彷彿とさせる深い古色のような色彩を放つ作品を制作してきた作家、尾形純。ホテルやレジデンス、病院などのパブリックアートとして作品を確立してきた尾形は、今やアートの分野の中では存在しないであろう、アジア・太平洋戦争の戦争画に挑戦し、新しいチャンネルで「戦争の色見本」のような戦禍の色彩をテーマにし、今の時代に戦争画を描くことの意味を見出した展覧会を飯能市立博物館で開催する。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-a752f8d45d3ed05298edc752951f96b4-3085x1812.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
母との質疑応答を繰り返し、色の取捨選択を進める
作品は、昭和20年に飯能に一時的に疎開していた母親が、約10万人の犠牲者を出した昭和20年3月10日の夜「東京大空襲」で、焼夷弾によって焼き尽くされる東京の赤い炎の空を目撃した記憶を、そして飯能から帰省して対面した世田谷の焼け跡をも絵画によって再現することを試みたものだ。その母親の記憶をひもとくために、何度もの質疑応答を繰り返し、さながらモンタージュ写真の制作プロセスのように視覚的な「色彩のイメージ」を共有し作品に仕上げていく作業は、戦争を知らない世代が戦争の「実相」を伝える方法の1つの可能性を示したものということができる。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-a670110d609fb2a14123ba1746e44e6a-2194x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出来上がったサンプルを眺めて、制作に使用する材料や技法なども検討し、母の記憶を探る。
会場では、東京大空襲戦災資料センターや、東京都慰霊協会などの協力も仰ぎ、B-29についての解説や焼夷弾についても初めて見る若い人々にもわかりやすく解説している。戦火に巻き込まれた世代、また戦争を知らない若い世代にもぜひ博物館を訪れてほしい。尾形純の色の世界「戦禍の色彩」を体感し、そして「少女だった母親の体験を一瞬でも共有してほしい」とは作者のこの展示に対する願いを込めた言葉だ。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-275233ab270708a7d096031c3f8a87d9-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ようやくたどり着いた空襲の空の作品の前に立つ作者。2023年春に原爆の図丸木美術館で開催された特別展にて
飯能市平和都市宣言制定記念展
「記憶の色を保存する 炎と灰のモンタージュ- 尾形純 が描く飯能から見た東京大空襲-」
展覧会期 令和6年7月14日(日)〜9月1日(日)
会 場 飯能市立博物館特別展示室・展示ホール
主 催 飯能市立博物館
展示概要 企画展とともに昭和20年8月頃の飯能についての展示も開催予定
関連事業 ○アーティストトーク「母の記憶・空襲の「色」をたどる絵画の制作」
(日時)7月20日(土) 午後2時から
(講師)尾形純氏
(会場)飯能市立博物館・学習研修室
(定員30名;先着順)電話・FAXにて申込み:担当者 尾崎 泰弘
【プロフィール】
尾形純(おがた じゅん)
現代アート作家・画家
東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了。
恩師の紹介で修復の工房に入門し、文化庁の在外研修でニューヨークへ留学。Rustin Levenson Art Conservation Associates Ltd.にてインターンを経験。以降、数々の名画修復に携わる修復家としても活躍。(修復工房;Tokyo Conservation 代表)
画家としては、日本の伝統色を思わせる落ち着いた色彩を基調にし、庭や自然風景を見立てた作風で脚光を浴びる。国内の個展に加え、ニューヨーク、ロンドンなどのセレクト展、その後、シンガポール・東南アジアへと活躍の場を広げ、今に至る。2019年ベトナム政府主催「The Exhibition of Finest Art Works From Representative Asian Artist in Hanoi - Vietnam 2019 (アジア代表作家による秀作展ハノイ・ベトナム2019)」では、アジア圏各国の作家を一堂に会する中、唯一の日本人作家として招聘された。
また近年は、ホテルやレジデンス、レストランなどの【パブリックスペースのアート制作】にも注力している。(代表:銀座ミシュラン一つ星レストラン厲家菜、 グランフロント大阪オーナーズタワー、琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ、 ホテルメトロポリタン鎌倉 韮崎大村美術館 紫雲湖リゾートホテル(中国江蘇省常州市)など)
作品集 「十の庭 〜庭に宿る抽象〜」(2021年)、作品集 GOKUSUI 「曲水」(尾形仮山名義・2022年)を出版。お問い合わせ:
飯能市立博物館 担当者:尾崎 泰弘 (飯能市立博物館館長)
Mail: museum@city.hanno.lg.jp
電話番号:042-972-1414
ファクス番号:042-972-1431
Office Ogata office.junogata@gmail.com
尾形 純 https://www.jun-ogata.com
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-a073068aa7c2f534728ee17108d29ea5-1800x2699.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Photo by Benjamin Lee
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作品の前で~母と作家
現代アートのジャンルの中でも立体的な色の表現で活躍し、これまでに「部屋に庭を飾る」というテーマで、さながら日本庭園を彷彿とさせる深い古色のような色彩を放つ作品を制作してきた作家、尾形純。ホテルやレジデンス、病院などのパブリックアートとして作品を確立してきた尾形は、今やアートの分野の中では存在しないであろう、アジア・太平洋戦争の戦争画に挑戦し、新しいチャンネルで「戦争の色見本」のような戦禍の色彩をテーマにし、今の時代に戦争画を描くことの意味を見出した展覧会を飯能市立博物館で開催する。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-a752f8d45d3ed05298edc752951f96b4-3085x1812.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
母との質疑応答を繰り返し、色の取捨選択を進める
作品は、昭和20年に飯能に一時的に疎開していた母親が、約10万人の犠牲者を出した昭和20年3月10日の夜「東京大空襲」で、焼夷弾によって焼き尽くされる東京の赤い炎の空を目撃した記憶を、そして飯能から帰省して対面した世田谷の焼け跡をも絵画によって再現することを試みたものだ。その母親の記憶をひもとくために、何度もの質疑応答を繰り返し、さながらモンタージュ写真の制作プロセスのように視覚的な「色彩のイメージ」を共有し作品に仕上げていく作業は、戦争を知らない世代が戦争の「実相」を伝える方法の1つの可能性を示したものということができる。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-a670110d609fb2a14123ba1746e44e6a-2194x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出来上がったサンプルを眺めて、制作に使用する材料や技法なども検討し、母の記憶を探る。
会場では、東京大空襲戦災資料センターや、東京都慰霊協会などの協力も仰ぎ、B-29についての解説や焼夷弾についても初めて見る若い人々にもわかりやすく解説している。戦火に巻き込まれた世代、また戦争を知らない若い世代にもぜひ博物館を訪れてほしい。尾形純の色の世界「戦禍の色彩」を体感し、そして「少女だった母親の体験を一瞬でも共有してほしい」とは作者のこの展示に対する願いを込めた言葉だ。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/144183/1/144183-1-275233ab270708a7d096031c3f8a87d9-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ようやくたどり着いた空襲の空の作品の前に立つ作者。2023年春に原爆の図丸木美術館で開催された特別展にて
飯能市平和都市宣言制定記念展
「記憶の色を保存する 炎と灰のモンタージュ- 尾形純 が描く飯能から見た東京大空襲-」
展覧会期 令和6年7月14日(日)〜9月1日(日)
会 場 飯能市立博物館特別展示室・展示ホール
主 催 飯能市立博物館
展示概要 企画展とともに昭和20年8月頃の飯能についての展示も開催予定
関連事業 ○アーティストトーク「母の記憶・空襲の「色」をたどる絵画の制作」
(日時)7月20日(土) 午後2時から
(講師)尾形純氏
(会場)飯能市立博物館・学習研修室
(定員30名;先着順)電話・FAXにて申込み:担当者 尾崎 泰弘
【プロフィール】
尾形純(おがた じゅん)
現代アート作家・画家
東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科修了。
恩師の紹介で修復の工房に入門し、文化庁の在外研修でニューヨークへ留学。Rustin Levenson Art Conservation Associates Ltd.にてインターンを経験。以降、数々の名画修復に携わる修復家としても活躍。(修復工房;Tokyo Conservation 代表)
画家としては、日本の伝統色を思わせる落ち着いた色彩を基調にし、庭や自然風景を見立てた作風で脚光を浴びる。国内の個展に加え、ニューヨーク、ロンドンなどのセレクト展、その後、シンガポール・東南アジアへと活躍の場を広げ、今に至る。2019年ベトナム政府主催「The Exhibition of Finest Art Works From Representative Asian Artist in Hanoi - Vietnam 2019 (アジア代表作家による秀作展ハノイ・ベトナム2019)」では、アジア圏各国の作家を一堂に会する中、唯一の日本人作家として招聘された。
また近年は、ホテルやレジデンス、レストランなどの【パブリックスペースのアート制作】にも注力している。(代表:銀座ミシュラン一つ星レストラン厲家菜、 グランフロント大阪オーナーズタワー、琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ、 ホテルメトロポリタン鎌倉 韮崎大村美術館 紫雲湖リゾートホテル(中国江蘇省常州市)など)
作品集 「十の庭 〜庭に宿る抽象〜」(2021年)、作品集 GOKUSUI 「曲水」(尾形仮山名義・2022年)を出版。お問い合わせ:
飯能市立博物館 担当者:尾崎 泰弘 (飯能市立博物館館長)
Mail: museum@city.hanno.lg.jp
電話番号:042-972-1414
ファクス番号:042-972-1431
Office Ogata office.junogata@gmail.com
尾形 純 https://www.jun-ogata.com
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Photo by Benjamin Lee