【無意識の偏見に関する意識調査】小さな子供を持つ女性は仕事の質が下がってもいい?男性の7割「やむを得ない」
[17/04/19]
提供元:PRTIMES
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「無意識の偏見」が正当な人事評価を妨げ女性のやる気を削ぐケースも
国内外で企業の人材育成を支援するサイコム・ブレインズ株式会社 (東京都千代田区、代表取締役社長 西田忠康) は女性活躍推進法施行1年に際し,社会人151人に対して「無意識の偏見」(アンコンシャス・バイアス)に関する意識調査を実施しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-406149-0.jpg ]
【主な調査結果】男性7割「小さな子供を持つ女性の仕事の質が下がってもやむを得ない」一方で女性は約2割
3歳以下の子供を持つ女性の仕事の質が下がっても・・?という質問について、「やむを得ない」と回答したのは男性70%、一方で女性は23%(男性・女性いずれも人事・ダイバーシティ推進部を除く)(図1)
女性(人事・ダイバーシティ推進部を除く)の結果を見ると、約半数の47%が「その他」、「許されない」が30%、「やむを得ない」は23%。(図2)
「その他」の自由回答の部分では女性からは、半数以上が「条件付きだが質は担保すべき」という趣旨のコメントを寄せています。また、「できないのであれば最初から?って欲しい。 途中で?供を理由に放棄されては困る。」と厳しい意見も目立ちました。一方男性からは「本人との?談の結果、正当な理由が認められる場合はやむなし」など、おおめにみる意見が目立ちました。
図1:3歳以下の子供がいる女性の仕事の質が下がっても「やむを得ない」と回答した人の性別内訳
[画像2: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-725254-3.jpg ]
図2:「3歳以下の子供がいる女性の仕事の質が下がっても・・」という質問に対する女性の回答内訳
[画像3: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-423748-4.jpg ]
小さな子供を持つ女性は仕事の質が低い!?
労働時間の長短で評価する「無意識の偏見」が女性のやる気を削ぐ事案が続出
調査の結果から、多くの男性が小さな子供を持つ女性は労働時間に制約がある為仕事の質が低下しても仕方ないと考えていることが浮き彫りとなりました。これは、仕事にかける時間と、仕事の質が比例するという無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)があるためです。
このような無意識の偏見から、育休明けの女性に責任の重い仕事をさせないようにしたり、より責任の軽い職務に配置転換を図る事例や、勤務時間の長いメンバーに比して人事評価が低くなる事案が相次いでいます。
女性活躍推進の壁となる「無意識の偏見」とは
多発する「よかれと思って」vs「ありがた迷惑」
「無意識の偏見」とは、「小さな子供を持つ女性に出張は無理」「子供がいる女性を飲み会に誘うのは悪い」など、性別や年齢、子供の有無などによる思い込みでその人の働き方を決めつけることを意味しています。
男性の上司が重要な仕事を「よかれと思って」小さな子供を持つ女性社員ではなく、あえて男性社員に任せることが、よくあります。ところが女性にとっては「やりたかったのに任されなかった」と落ち込むケースも。
「優しい配慮」のはずが・・・やる気を削がれたり、重要な経験の機会を奪う結果となり、女性のキャリアプランややる気に大きく影響している事案が多く見受けられます。
最悪の場合、「この会社にいても活躍できない」と、上司に心情を話すことができないまま転職してしまうといったケースも!まずは「無意識の偏見」による間違った理解や思い込みを取り除く事が職場でのダイバーシティ(多様性)を推進する鍵となります。
仕事の質が下がる事はあってはならない
無意識の偏見を自覚し円滑なコミュニケーションで質の低下を予防
サイコム・ブレインズ専務で女性管理職やその上司に対する研修を統括している太田由紀は以下のようにコメントしています。
「女性活躍推進法施行から1年が経ち、働き方改革により小さな子供を持つ女性の労働参加が加速しています。その一方で、根強い「無意識の偏見」が女性の活躍を阻む壁として問題となっています。今回の調査では、まだまだ日本においては仕事の「質」=「量」と捉えられ、無意識の偏見がとりわけ男性に多いことが浮き彫りとなりました。 短時間勤務や、子供の突発的な病気などで仕事の時間が制約されがちな小さな子供を持つ女性でも、仕事の質が下がることはあってはなりません。営業やテレフォンアポイントなど、働いた時間に成果や経験値がある程度比例する職務もありますが、この場合においても働いた時間でなく、仕事の成果で評価することを徹底していればこのような「無意識の偏見」に評価が左右されることはなくなります。もし、実際に仕事の質が下がっている場合はきちんと話し合いをして業務自体や仕事量を見直すなどするべきでしょう。」
サイコム・ブレインズでは、インターネットで簡単に無意識の偏見をチェックできる「無意の偏見度チェックシート」を開設しました。
https://www.cicombrains.com/consulting-services/w-mgr/online-check2017.html
[画像4: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-923635-2.jpg ]
【無意識の偏見度チェックシートはこちらから】
https://www.cicombrains.com/consulting-services/w-mgr/online-check2017.html
【関連リリース】
小さな子供を持つ女性に残業や出張がある仕事・・・
男性の約半数「配慮すべき」「よかれと思って」が女性のやる気を削ぐ事も
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000025337.html
【調査概要】
調査期間:2017年2月17日〜3月17日
対象:社会人の男女151人
方法:インターネット
【サイコム・ブレインズ株式会社について】
サイコム・ブレインズ株式会社は、1986年の創業以来、営業研修、グローバル人材育成など社会人教育のパイオニアとして企業の人材育成を支援しています。 過去10年で約600社、30万人以上の研修を手掛け、東京・タイ・シンガポール・上海の拠点からアジアにおける人材育成を国内外でサポートしています。
https://www.cicombrains.com/
国内外で企業の人材育成を支援するサイコム・ブレインズ株式会社 (東京都千代田区、代表取締役社長 西田忠康) は女性活躍推進法施行1年に際し,社会人151人に対して「無意識の偏見」(アンコンシャス・バイアス)に関する意識調査を実施しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-406149-0.jpg ]
【主な調査結果】男性7割「小さな子供を持つ女性の仕事の質が下がってもやむを得ない」一方で女性は約2割
3歳以下の子供を持つ女性の仕事の質が下がっても・・?という質問について、「やむを得ない」と回答したのは男性70%、一方で女性は23%(男性・女性いずれも人事・ダイバーシティ推進部を除く)(図1)
女性(人事・ダイバーシティ推進部を除く)の結果を見ると、約半数の47%が「その他」、「許されない」が30%、「やむを得ない」は23%。(図2)
「その他」の自由回答の部分では女性からは、半数以上が「条件付きだが質は担保すべき」という趣旨のコメントを寄せています。また、「できないのであれば最初から?って欲しい。 途中で?供を理由に放棄されては困る。」と厳しい意見も目立ちました。一方男性からは「本人との?談の結果、正当な理由が認められる場合はやむなし」など、おおめにみる意見が目立ちました。
図1:3歳以下の子供がいる女性の仕事の質が下がっても「やむを得ない」と回答した人の性別内訳
[画像2: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-725254-3.jpg ]
図2:「3歳以下の子供がいる女性の仕事の質が下がっても・・」という質問に対する女性の回答内訳
[画像3: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-423748-4.jpg ]
小さな子供を持つ女性は仕事の質が低い!?
労働時間の長短で評価する「無意識の偏見」が女性のやる気を削ぐ事案が続出
調査の結果から、多くの男性が小さな子供を持つ女性は労働時間に制約がある為仕事の質が低下しても仕方ないと考えていることが浮き彫りとなりました。これは、仕事にかける時間と、仕事の質が比例するという無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)があるためです。
このような無意識の偏見から、育休明けの女性に責任の重い仕事をさせないようにしたり、より責任の軽い職務に配置転換を図る事例や、勤務時間の長いメンバーに比して人事評価が低くなる事案が相次いでいます。
女性活躍推進の壁となる「無意識の偏見」とは
多発する「よかれと思って」vs「ありがた迷惑」
「無意識の偏見」とは、「小さな子供を持つ女性に出張は無理」「子供がいる女性を飲み会に誘うのは悪い」など、性別や年齢、子供の有無などによる思い込みでその人の働き方を決めつけることを意味しています。
男性の上司が重要な仕事を「よかれと思って」小さな子供を持つ女性社員ではなく、あえて男性社員に任せることが、よくあります。ところが女性にとっては「やりたかったのに任されなかった」と落ち込むケースも。
「優しい配慮」のはずが・・・やる気を削がれたり、重要な経験の機会を奪う結果となり、女性のキャリアプランややる気に大きく影響している事案が多く見受けられます。
最悪の場合、「この会社にいても活躍できない」と、上司に心情を話すことができないまま転職してしまうといったケースも!まずは「無意識の偏見」による間違った理解や思い込みを取り除く事が職場でのダイバーシティ(多様性)を推進する鍵となります。
仕事の質が下がる事はあってはならない
無意識の偏見を自覚し円滑なコミュニケーションで質の低下を予防
サイコム・ブレインズ専務で女性管理職やその上司に対する研修を統括している太田由紀は以下のようにコメントしています。
「女性活躍推進法施行から1年が経ち、働き方改革により小さな子供を持つ女性の労働参加が加速しています。その一方で、根強い「無意識の偏見」が女性の活躍を阻む壁として問題となっています。今回の調査では、まだまだ日本においては仕事の「質」=「量」と捉えられ、無意識の偏見がとりわけ男性に多いことが浮き彫りとなりました。 短時間勤務や、子供の突発的な病気などで仕事の時間が制約されがちな小さな子供を持つ女性でも、仕事の質が下がることはあってはなりません。営業やテレフォンアポイントなど、働いた時間に成果や経験値がある程度比例する職務もありますが、この場合においても働いた時間でなく、仕事の成果で評価することを徹底していればこのような「無意識の偏見」に評価が左右されることはなくなります。もし、実際に仕事の質が下がっている場合はきちんと話し合いをして業務自体や仕事量を見直すなどするべきでしょう。」
サイコム・ブレインズでは、インターネットで簡単に無意識の偏見をチェックできる「無意の偏見度チェックシート」を開設しました。
https://www.cicombrains.com/consulting-services/w-mgr/online-check2017.html
[画像4: https://prtimes.jp/i/25337/2/resize/d25337-2-923635-2.jpg ]
【無意識の偏見度チェックシートはこちらから】
https://www.cicombrains.com/consulting-services/w-mgr/online-check2017.html
【関連リリース】
小さな子供を持つ女性に残業や出張がある仕事・・・
男性の約半数「配慮すべき」「よかれと思って」が女性のやる気を削ぐ事も
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000025337.html
【調査概要】
調査期間:2017年2月17日〜3月17日
対象:社会人の男女151人
方法:インターネット
【サイコム・ブレインズ株式会社について】
サイコム・ブレインズ株式会社は、1986年の創業以来、営業研修、グローバル人材育成など社会人教育のパイオニアとして企業の人材育成を支援しています。 過去10年で約600社、30万人以上の研修を手掛け、東京・タイ・シンガポール・上海の拠点からアジアにおける人材育成を国内外でサポートしています。
https://www.cicombrains.com/