国内最大級のスタートアップコミュニティcrewwがスタートアップ企業のリアルを大調査!「上場企業から見たスタートアップ企業※1に関する意識調査」
[19/05/27]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜日本の大手企業は、今スタートアップ企業に何を求めているかが明らかに!!〜<調査期間:平成31年3月15日〜3月29日 ・最終有効回答:上場企業役職者:200名>
スタートアップ企業との取引・協業経験41.5%も!求めるものは、独自のアイデア・技術とスピード!!
オープンイノベーション※2に約8割が「興味あり」と回答
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国内最大級のスタートアップコミュニティcrewwがスタートアップ企業のリアルを大調査!
「上場企業から見たスタートアップ企業※1に関する意識調査」
〜日本の大手企業は、今スタートアップ企業に何を求めているかが明らかに!!〜
<調査期間:平成31年3月15日〜3月29日 ・最終有効回答:上場企業役職者:200名>
スタートアップ企業との取引・協業経験41.5%も!求めるものは、独自のアイデア・技術とスピード!!
オープンイノベーション※2に約8割が「興味あり」と回答
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国内最大級のスタートアップコミュニティ※3を運営するCreww株式会社(所在:東京都目黒区 代表取締役:伊地知 天「以下、Creww」)は、2019年3月15日(金)〜2019年3月29日(金)に従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)1,360名を対象にした「上場企業から見たスタートアップ企業に関する意識調査」を行い、有効数:200名の回答を得ました。本意識調査は、最早無視できない存在となったスタートアップ企業を大手企業がどう見ているのか、何を期待しているのかを明らかにすることにより、日本企業間の意識と役割のリアルな実態を探ることを目的といたしました。
※1 独自の技術やアイデアによる前例のないビジネスモデルの創造を通じて人々の生活や社会課題を解決することを目的とする、主に起業してから10年以内の少人数による新興企業
※2 オープンイノベーションとは、自社の有する経営資源や技術に頼るだけでなく、社外からの技術やアイデア、サービスを有効に活用し、革新的なマーケットを創造することを指す
※3 スタートアップ企業を中心に、投資家やアドバイザーなどのサポーターが参加するコミュニティ
◆「上場企業から見たスタートアップ企業に関する調査」トピックス
従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)であり、オフィスで働く20歳〜59歳までの1,360名の、スタートアップ企業の認知は48.2%と約半数となった。以下、スタートアップ企業を認知している200名に対し、調査を実施した。
?スタートアップ企業の認知者200名のうち、41.5%が取引や協業経験があると回答。上場企業にとってスタートアップ企業は既に身近な存在なのかもしれない。
スタートアップ企業に「知り合い」がいる方は24.5%、また、取引や協業経験がある方は41.5%となった。
?イメージするスタートアップ企業の分野は全体では「AI」がトップ。次いで「フィンテック」。しかし、取引経験ありは「フィンテック」がトップと逆転。
イメージするスタートアップ企業の分野は「AI」が最も多く68.0%。次いで、「フィンテック」、「IoT」と続く。取引経験ありの方は「フィンテック」が第1位、「AI」が第2位と逆転する結果となった。
?スタートアップ企業のイメージは、ポジティブなイメージが技術革新を起こし、少数精鋭で決断が早い。しかしネガティブなイメージは企業の信用力、財務基盤、安定保証が弱く、社員一人当たりの負担が大きいとも。
?スタートアップ企業の「技術革新」の理由は「発想の豊かさ」にあり?実際に取引経験がある方のスタートアップ企業の印象は「仕事が速い」、「小回りが利く」、「発想が豊か」。
?スタートアップ企業に転職してみたいと思うと回答したのは24.5%。4人に1人が転職してみたいと回答。
なかでも取引経験ありが45.5%と高い数値となっている。転職してみたいと回答した方の理由は、「自分の可能性を試してみたい。」、「能力次第で評価されるから。」など。
?オープンイノベーションがトレンドとなっていることを72.5%が知っていると回答。協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待。
オープンイノベーション※2がトレンドとなっていることを72.5%が知っていると回答した。協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待。また、取引や協業経験がある方は、「決断力の速さ」を求めている傾向に。
?スタートアップ企業と聞いて思い浮かべる企業名はスタートアップ出身の「メルカリ」が1位。
スタートアップ企業に関して具体的な社名が浮かぶ方はまだまだ少なく「特になし」と回答した方が115名。具体的な社名で最も多い社名は12票を集めた「メルカリ」。次いで「ZOZO」8票、「ユーグレナ」4票と続く。自由記述方式のためか、現スタートアップ企業よりもスタートアップ出身の企業が上位となっている。
スタートアップ企業の認知
SC. あなたは“スタートアップ”という企業の存在を知っていますか。【単数回答】
[画像1: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-248809-0.jpg ]
まずは、従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)であり、オフィスで働く20歳〜59歳までの1,360名に対し、スタートアップ企業を知っているかお聞きしました。スタートアップ企業とは、独自の技術やアイデアによる前例のないビジネスモデルの創造を通じて人々の生活や社会課題を解決することを目的とする、主に起業してから10年以内の少人数による新興企業のことです。今回の調査では、スタートアップ企業の認知は48.2%と約半数となりました。
※以下、「知っている」と回答した200名に対し調査を行いました。
スタートアップ企業との関わり
Q. あなたの知り合いにスタートアップ企業に勤務している方はいますか。【複数回答】
[画像2: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-935723-2.jpg ]
次いで、知り合いにスタートアップ企業に勤務している方がいるかをお聞きしました。その結果、知り合いがいると回答したのは24.5%となり、なかでも「友人・知人」と回答した方が最も多く14.0%となりました。
Q. あなたは現在お勤めの会社でスタートアップ企業と取引した経験や協業した経験はありますか。【単数回答】
※取引:業務を発注したり、発注されること
※協業:組織的に何らかのことを一緒に手掛けること
[画像3: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-536571-1.jpg ]
スタートアップ企業の存在を知っている従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者の方で、「取引経験」は26.5%、「協業経験」は8.5%、「どちらも経験がある」は6.5%という結果になりました。スタートアップ企業との協業経験は、15.0%にも上る結果となっています。
意外にも、合計41.5%の方が取引や協業などスタートアップ企業と何かしらの関わりを持った経験があることがわかりました。上場企業にとってスタートアップ企業は最早、かなり身近な存在なのかもしれません。
イメージするスタートアップ企業の分野
Q. あなたがイメージするスタートアップ企業の分野をお答えください。【複数回答】
【TOP10】
[画像4: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-391603-4.jpg ]
イメージするスタートアップ企業の分野は「AI」が最も多く68.0%。次いで、近年QRコード決済サービスが話題となっている、金融サービスと情報技術を結びつける「フィンテック」、従来インターネットに接続されていなかったモノを、接続し、得られたデータから新たな価値を創り出す「IoT」が上位となりました。取引経験ありの方は「フィンテック」が第1位、「AI」が第2位と逆転する結果となっています。
スタートアップ企業への印象
Q. スタートアップ企業のポジティブなイメージとしてあてはまるものをお答えください。【複数回答】
[画像5: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-955259-3.jpg ]
スタートアップ企業に対し「技術革新を起こしている」、「少数精鋭」、「決断が速い」というイメージを抱いている方が多いようです。
実際にスタートアップ企業と関わった経験のある、取引経験あり、協業経験ありという方は、どちらもないと回答した方に対し、ポジティブな印象を持っている方が多い傾向にあるようです。
Q. スタートアップ企業のネガティブなイメージとしてあてはまるものをお答えください。【複数回答】
[画像6: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-855620-5.jpg ]
一方で「企業の信用力が弱い」、「財務などの管理体制が整っていない」、「安定や保障がない」などのネガティブなイメージを持っている方も多いようです。取引や協業をした経験がある方とどちらの経験もない方を比較すると、「離職率が高い」という回答で大きな差がでる結果となりました。取引・協業経験がある方はスタートアップ企業の内情をよく知っていることが垣間見えます。
しかし、ネガティブなイメージよりもポジティブなイメージを抱いている方が多いためか、前問よりも全体的に低い数値となっています。
Q. スタートアップ企業と取引をしたことのある方にお聞きします。取引をしたときに、スタートアップ企業にどのような印象を持ちましたか。【複数回答】
[画像7: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-769166-7.jpg ]
取引経験のある66名に対しどのような印象を持ったかと聞いたところ、「仕事が速い」が40.9%で最も多い回答となりました。次いで「小回りが利く」、「発想が豊か」が39.4%で続く結果となっています。
前問では「技術革新を起こしている」というイメージが最も多い結果となりましたが、その理由は「発想の豊かさ」にあるのかもしれません。
スタートアップ企業への転職
Q. あなたは、スタートアップ企業に転職してみたいと思いますか。【単数回答】
[画像8: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-950534-6.jpg ]
従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者でも合計24.5%と4人に1人がスタートアップ企業に転職してみたいと回答した結果となっています。なかでも取引経験ありが45.5%と高い数値となっています。転職してみたいと回答した方の理由は「自分の可能性を試してみたい。」、「今の会社がマンネリなので夢のある会社で働きたい。」などの声が集まりました。また、転職してみたいと思わないと回答した方のなかには、「自分はスタートアップ企業を支える役割でいたい。」、「今の立場があるので捨ててまでやれるかどうか。だが挑戦してみたい気持ちはある。」との声もありました。
オープンイノベーションに関して
Q. 昨今、スタートアップ企業と大手企業によるオープンイノベーションがトレンドとなりつつあります。あなたはそのことを知っていますか。【単数回答】
[画像9: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-166182-10.jpg ]
オープンイノベーションとは、自社の有する経営資源や技術に頼るだけでなく、社外からの技術やアイディア、サービスを有効に活用し、革新的なマーケットを創造することを指します。そのオープンイノベーションがトレンドとなっていることを72.5%が「知っている」と回答しています。
Q. あなたは、スタートアップ企業とオープンイノベーションに取り組むことに興味がありますか。【単数回答】
[画像10: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-344664-8.jpg ]
スタートアップ企業とオープンイノベーションに取り組むことに「とても興味がある」24.5%、「興味がある」53.0%と合計77.5%が回答しました。なかでも取引経験がある会社は「とても興味がある」47.0%、「興味がある」47.0%と合計94.0%がオープンイノベーションに興味を持っていることがわかりました。一方、取引・協業、どちらもないと回答した方は合計66.7%と取引・協業した経験がある方より27.2ポイント少ない結果となっています。取引・協業経験がある方と比較をすると低い結果ではあるものの、半数以上がオープンイノベーションに興味を持っていることが明らかになりました。
スタートアップ企業との協業
Q. あなたが所属している企業がスタートアップ企業と協業するとした場合に、スタートアップ企業にどのようなことを期待しますか。【複数回答】
[画像11: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-143755-11.jpg ]
スタートアップとの協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待するとの声が多く集まりました。また、取引や協業経験がある方は、スタートアップ企業のポジティブなイメージで第3位となった「決断の速さ」を求めている方が多いことがわかります。
Q. スタートアップ企業と協業したことのある方にお聞きします。協業した感想について、最もあてはまるものと、経験を通して得られたと思うものをお答えください。【単数回答/複数回答】(n=30)
[画像12: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-336171-12.jpg ]
スタートアップとの協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待するとの声が多く集まりました。また、取引や協業経験がある方は、スタートアップ企業のポジティブなイメージで第3位となった「決断の速さ」を求めている方が多いことがわかります。
Q.スタートアップ企業と聞いて、最初に思い浮かべた企業名をお答えください。【自由回答】
【TOP3】
[画像13: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-729545-9.jpg ]
スタートアップ企業に関して具体的な社名が浮かぶ方はまだまだ少なく「特になし」と回答した方が115名となりました。具体的な社名で最も多い社名は12票を集めた「メルカリ」。次いで「ZOZO」8票、「ユーグレナ」4票と続きます。
第1位となったメルカリは、「ユニコーン企業」と呼ばれる、企業価値1,000億円クラスにまで到達したスタートアップ企業出身ということもあり、最初に思い浮かべた方が多いのでしょうか。自由記述方式のためか、現スタートアップ企業よりもスタートアップ出身の企業が上位となっています。
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「Creww株式会社が実施した調査結果によると……」
【調査概要】
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)であり、オフィスで働く20歳〜59歳までの“スタートアップ”という企業の存在を知っている方を対象に実施
※部長までを優先的に回収
3.有効回答数:200名
4.調査実施日:2019年3月15日(金)〜2019年3月29日(金)
スタートアップ企業とは、独自の技術やアイデアによる前例のないビジネスモデルの創造を通じて人々の生活や社会課題を解決することを目的とする、主に起業してから10年以内の少人数による新興企業を表す。大手企業の傘下に属さず、独立企業として短期間での急成長を目指す傾向を持つ。
■サービス概要
Creww株式会社は、国内最大級のスタートアップコミュニティを運営しており、主力事業としてスタートアップ企業と大手企業による新規事業創出のためのオープンイノベーションプログラム『crewwコラボ』を手掛けています。スタートアップ企業の成長に必要な”ヒト(人材)・カネ(資金)・チャンス(機会)”に関するサービスを3つの事業を通じて展開しています。
?スタートアップ企業と大手企業による新規事業創出のためのオープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」
https://creww.in/service/collaboration/
「crewwコラボ」とは、スタートアップ企業と大手企業による新規事業創出のためのオープンイノベーションプログラムです。スタートアップ企業は大手企業の様々なリソース(経営資源)を活用して自社の成長を加速することができ、一方で、大手企業はスタートアップ企業にリソースを提供することにより、リスクやコストを軽減し、短期間で新規事業創出の足がかりを得ることが可能です。また、本プログラムは、最初のシナジー確認から協業までの最終ゴールに向けて、オンライン上の簡単で迅速な選考プロセスの下、強力な連携機会の発掘が可能となります。
?コワーキングスペース「docks」
https://docks.space/
『docks』は、 Crewwが運営する国内最大級のスタートアップコミュニティをベースに誕生したコワーキングスペースです。スタートアップや起業家、大手企業、投資家等がリアルな場所で直接的に情報交換や交流ができる新たなコミュニティの形成を目的としています。また、新規事業創出に関して経験豊富なコミュニティマネージャーが常駐し、利用者間の交流を強力にサポートしているため、大手企業とスタートアップ2社間だけの交流でなく、複数社での交流や、大手企業同士など、これまでにない組み合わせのコミュニティがいたるところで誕生し、イノベーションが生まれやすい環境が構築されています。
?スタートアップ特化型 転職サービス「Starboard」
https://starboard.work/
『Starboard』は、国内最大級のスタートアップコミュニティcrewwとのシナジーを生かしたスタートアップ企業に特化した人材サービスです。現在約4,000社のスタートアップ企業が登録しており、スタートアップコミュニティと連携したサービスを提供します。
★スタートアップ業界に関する情報発信サイト「STARTUP ism」OPEN!
https://startupism.creww.me/
様々な切り口で起業家の経営イズムをひもとき、スタートアップに関するあらゆる情報を発信するスタートアップ総合情報メディア「STARTUP ism」を開設いたしました。ぜひご覧ください。
【Creww株式会社の概要】
所在地 : 東京都目黒区青葉台1-18-14 3F
代表者 : 代表取締役 伊地知 天(いじち そらと)
創立年 : 2012年
資本金 : 4億6,455万円(資本準備金含む)
主な事業内容: スタートアップコミュニティの運営(オープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」/コワーキングスペース「docks」/人材サービス「Starboard」)
URL : https://creww.in/
Creww株式会社は、国内最大級のスタートアップコミュニティを運営する企業です。2012年の創業以来、約6年間で、スタートアップ企業と大手企業による新規事業創出を目的としたオープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」を100社超の大手企業と実施し、400件超の協業を実現してきました。これらの豊富なノウハウを活用し、スタートアップ企業を取り巻く環境の改善を提案することで、スタートアップ企業を中心としたコミュニティを活性化し、日本経済の発展に貢献します。
スタートアップ企業との取引・協業経験41.5%も!求めるものは、独自のアイデア・技術とスピード!!
オープンイノベーション※2に約8割が「興味あり」と回答
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国内最大級のスタートアップコミュニティcrewwがスタートアップ企業のリアルを大調査!
「上場企業から見たスタートアップ企業※1に関する意識調査」
〜日本の大手企業は、今スタートアップ企業に何を求めているかが明らかに!!〜
<調査期間:平成31年3月15日〜3月29日 ・最終有効回答:上場企業役職者:200名>
スタートアップ企業との取引・協業経験41.5%も!求めるものは、独自のアイデア・技術とスピード!!
オープンイノベーション※2に約8割が「興味あり」と回答
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国内最大級のスタートアップコミュニティ※3を運営するCreww株式会社(所在:東京都目黒区 代表取締役:伊地知 天「以下、Creww」)は、2019年3月15日(金)〜2019年3月29日(金)に従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)1,360名を対象にした「上場企業から見たスタートアップ企業に関する意識調査」を行い、有効数:200名の回答を得ました。本意識調査は、最早無視できない存在となったスタートアップ企業を大手企業がどう見ているのか、何を期待しているのかを明らかにすることにより、日本企業間の意識と役割のリアルな実態を探ることを目的といたしました。
※1 独自の技術やアイデアによる前例のないビジネスモデルの創造を通じて人々の生活や社会課題を解決することを目的とする、主に起業してから10年以内の少人数による新興企業
※2 オープンイノベーションとは、自社の有する経営資源や技術に頼るだけでなく、社外からの技術やアイデア、サービスを有効に活用し、革新的なマーケットを創造することを指す
※3 スタートアップ企業を中心に、投資家やアドバイザーなどのサポーターが参加するコミュニティ
◆「上場企業から見たスタートアップ企業に関する調査」トピックス
従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)であり、オフィスで働く20歳〜59歳までの1,360名の、スタートアップ企業の認知は48.2%と約半数となった。以下、スタートアップ企業を認知している200名に対し、調査を実施した。
?スタートアップ企業の認知者200名のうち、41.5%が取引や協業経験があると回答。上場企業にとってスタートアップ企業は既に身近な存在なのかもしれない。
スタートアップ企業に「知り合い」がいる方は24.5%、また、取引や協業経験がある方は41.5%となった。
?イメージするスタートアップ企業の分野は全体では「AI」がトップ。次いで「フィンテック」。しかし、取引経験ありは「フィンテック」がトップと逆転。
イメージするスタートアップ企業の分野は「AI」が最も多く68.0%。次いで、「フィンテック」、「IoT」と続く。取引経験ありの方は「フィンテック」が第1位、「AI」が第2位と逆転する結果となった。
?スタートアップ企業のイメージは、ポジティブなイメージが技術革新を起こし、少数精鋭で決断が早い。しかしネガティブなイメージは企業の信用力、財務基盤、安定保証が弱く、社員一人当たりの負担が大きいとも。
?スタートアップ企業の「技術革新」の理由は「発想の豊かさ」にあり?実際に取引経験がある方のスタートアップ企業の印象は「仕事が速い」、「小回りが利く」、「発想が豊か」。
?スタートアップ企業に転職してみたいと思うと回答したのは24.5%。4人に1人が転職してみたいと回答。
なかでも取引経験ありが45.5%と高い数値となっている。転職してみたいと回答した方の理由は、「自分の可能性を試してみたい。」、「能力次第で評価されるから。」など。
?オープンイノベーションがトレンドとなっていることを72.5%が知っていると回答。協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待。
オープンイノベーション※2がトレンドとなっていることを72.5%が知っていると回答した。協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待。また、取引や協業経験がある方は、「決断力の速さ」を求めている傾向に。
?スタートアップ企業と聞いて思い浮かべる企業名はスタートアップ出身の「メルカリ」が1位。
スタートアップ企業に関して具体的な社名が浮かぶ方はまだまだ少なく「特になし」と回答した方が115名。具体的な社名で最も多い社名は12票を集めた「メルカリ」。次いで「ZOZO」8票、「ユーグレナ」4票と続く。自由記述方式のためか、現スタートアップ企業よりもスタートアップ出身の企業が上位となっている。
スタートアップ企業の認知
SC. あなたは“スタートアップ”という企業の存在を知っていますか。【単数回答】
[画像1: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-248809-0.jpg ]
まずは、従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)であり、オフィスで働く20歳〜59歳までの1,360名に対し、スタートアップ企業を知っているかお聞きしました。スタートアップ企業とは、独自の技術やアイデアによる前例のないビジネスモデルの創造を通じて人々の生活や社会課題を解決することを目的とする、主に起業してから10年以内の少人数による新興企業のことです。今回の調査では、スタートアップ企業の認知は48.2%と約半数となりました。
※以下、「知っている」と回答した200名に対し調査を行いました。
スタートアップ企業との関わり
Q. あなたの知り合いにスタートアップ企業に勤務している方はいますか。【複数回答】
[画像2: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-935723-2.jpg ]
次いで、知り合いにスタートアップ企業に勤務している方がいるかをお聞きしました。その結果、知り合いがいると回答したのは24.5%となり、なかでも「友人・知人」と回答した方が最も多く14.0%となりました。
Q. あなたは現在お勤めの会社でスタートアップ企業と取引した経験や協業した経験はありますか。【単数回答】
※取引:業務を発注したり、発注されること
※協業:組織的に何らかのことを一緒に手掛けること
[画像3: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-536571-1.jpg ]
スタートアップ企業の存在を知っている従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者の方で、「取引経験」は26.5%、「協業経験」は8.5%、「どちらも経験がある」は6.5%という結果になりました。スタートアップ企業との協業経験は、15.0%にも上る結果となっています。
意外にも、合計41.5%の方が取引や協業などスタートアップ企業と何かしらの関わりを持った経験があることがわかりました。上場企業にとってスタートアップ企業は最早、かなり身近な存在なのかもしれません。
イメージするスタートアップ企業の分野
Q. あなたがイメージするスタートアップ企業の分野をお答えください。【複数回答】
【TOP10】
[画像4: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-391603-4.jpg ]
イメージするスタートアップ企業の分野は「AI」が最も多く68.0%。次いで、近年QRコード決済サービスが話題となっている、金融サービスと情報技術を結びつける「フィンテック」、従来インターネットに接続されていなかったモノを、接続し、得られたデータから新たな価値を創り出す「IoT」が上位となりました。取引経験ありの方は「フィンテック」が第1位、「AI」が第2位と逆転する結果となっています。
スタートアップ企業への印象
Q. スタートアップ企業のポジティブなイメージとしてあてはまるものをお答えください。【複数回答】
[画像5: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-955259-3.jpg ]
スタートアップ企業に対し「技術革新を起こしている」、「少数精鋭」、「決断が速い」というイメージを抱いている方が多いようです。
実際にスタートアップ企業と関わった経験のある、取引経験あり、協業経験ありという方は、どちらもないと回答した方に対し、ポジティブな印象を持っている方が多い傾向にあるようです。
Q. スタートアップ企業のネガティブなイメージとしてあてはまるものをお答えください。【複数回答】
[画像6: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-855620-5.jpg ]
一方で「企業の信用力が弱い」、「財務などの管理体制が整っていない」、「安定や保障がない」などのネガティブなイメージを持っている方も多いようです。取引や協業をした経験がある方とどちらの経験もない方を比較すると、「離職率が高い」という回答で大きな差がでる結果となりました。取引・協業経験がある方はスタートアップ企業の内情をよく知っていることが垣間見えます。
しかし、ネガティブなイメージよりもポジティブなイメージを抱いている方が多いためか、前問よりも全体的に低い数値となっています。
Q. スタートアップ企業と取引をしたことのある方にお聞きします。取引をしたときに、スタートアップ企業にどのような印象を持ちましたか。【複数回答】
[画像7: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-769166-7.jpg ]
取引経験のある66名に対しどのような印象を持ったかと聞いたところ、「仕事が速い」が40.9%で最も多い回答となりました。次いで「小回りが利く」、「発想が豊か」が39.4%で続く結果となっています。
前問では「技術革新を起こしている」というイメージが最も多い結果となりましたが、その理由は「発想の豊かさ」にあるのかもしれません。
スタートアップ企業への転職
Q. あなたは、スタートアップ企業に転職してみたいと思いますか。【単数回答】
[画像8: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-950534-6.jpg ]
従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者でも合計24.5%と4人に1人がスタートアップ企業に転職してみたいと回答した結果となっています。なかでも取引経験ありが45.5%と高い数値となっています。転職してみたいと回答した方の理由は「自分の可能性を試してみたい。」、「今の会社がマンネリなので夢のある会社で働きたい。」などの声が集まりました。また、転職してみたいと思わないと回答した方のなかには、「自分はスタートアップ企業を支える役割でいたい。」、「今の立場があるので捨ててまでやれるかどうか。だが挑戦してみたい気持ちはある。」との声もありました。
オープンイノベーションに関して
Q. 昨今、スタートアップ企業と大手企業によるオープンイノベーションがトレンドとなりつつあります。あなたはそのことを知っていますか。【単数回答】
[画像9: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-166182-10.jpg ]
オープンイノベーションとは、自社の有する経営資源や技術に頼るだけでなく、社外からの技術やアイディア、サービスを有効に活用し、革新的なマーケットを創造することを指します。そのオープンイノベーションがトレンドとなっていることを72.5%が「知っている」と回答しています。
Q. あなたは、スタートアップ企業とオープンイノベーションに取り組むことに興味がありますか。【単数回答】
[画像10: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-344664-8.jpg ]
スタートアップ企業とオープンイノベーションに取り組むことに「とても興味がある」24.5%、「興味がある」53.0%と合計77.5%が回答しました。なかでも取引経験がある会社は「とても興味がある」47.0%、「興味がある」47.0%と合計94.0%がオープンイノベーションに興味を持っていることがわかりました。一方、取引・協業、どちらもないと回答した方は合計66.7%と取引・協業した経験がある方より27.2ポイント少ない結果となっています。取引・協業経験がある方と比較をすると低い結果ではあるものの、半数以上がオープンイノベーションに興味を持っていることが明らかになりました。
スタートアップ企業との協業
Q. あなたが所属している企業がスタートアップ企業と協業するとした場合に、スタートアップ企業にどのようなことを期待しますか。【複数回答】
[画像11: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-143755-11.jpg ]
スタートアップとの協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待するとの声が多く集まりました。また、取引や協業経験がある方は、スタートアップ企業のポジティブなイメージで第3位となった「決断の速さ」を求めている方が多いことがわかります。
Q. スタートアップ企業と協業したことのある方にお聞きします。協業した感想について、最もあてはまるものと、経験を通して得られたと思うものをお答えください。【単数回答/複数回答】(n=30)
[画像12: https://prtimes.jp/i/41437/2/resize/d41437-2-336171-12.jpg ]
スタートアップとの協業には「独自のアイデア」、「独自の技術」、「行動の早さ」を期待するとの声が多く集まりました。また、取引や協業経験がある方は、スタートアップ企業のポジティブなイメージで第3位となった「決断の速さ」を求めている方が多いことがわかります。
Q.スタートアップ企業と聞いて、最初に思い浮かべた企業名をお答えください。【自由回答】
【TOP3】
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スタートアップ企業に関して具体的な社名が浮かぶ方はまだまだ少なく「特になし」と回答した方が115名となりました。具体的な社名で最も多い社名は12票を集めた「メルカリ」。次いで「ZOZO」8票、「ユーグレナ」4票と続きます。
第1位となったメルカリは、「ユニコーン企業」と呼ばれる、企業価値1,000億円クラスにまで到達したスタートアップ企業出身ということもあり、最初に思い浮かべた方が多いのでしょうか。自由記述方式のためか、現スタートアップ企業よりもスタートアップ出身の企業が上位となっています。
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「Creww株式会社が実施した調査結果によると……」
【調査概要】
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:従業員規模1,000名以上の上場企業の役職者(会社経営者、役員、部長、次長、課長)であり、オフィスで働く20歳〜59歳までの“スタートアップ”という企業の存在を知っている方を対象に実施
※部長までを優先的に回収
3.有効回答数:200名
4.調査実施日:2019年3月15日(金)〜2019年3月29日(金)
スタートアップ企業とは、独自の技術やアイデアによる前例のないビジネスモデルの創造を通じて人々の生活や社会課題を解決することを目的とする、主に起業してから10年以内の少人数による新興企業を表す。大手企業の傘下に属さず、独立企業として短期間での急成長を目指す傾向を持つ。
■サービス概要
Creww株式会社は、国内最大級のスタートアップコミュニティを運営しており、主力事業としてスタートアップ企業と大手企業による新規事業創出のためのオープンイノベーションプログラム『crewwコラボ』を手掛けています。スタートアップ企業の成長に必要な”ヒト(人材)・カネ(資金)・チャンス(機会)”に関するサービスを3つの事業を通じて展開しています。
?スタートアップ企業と大手企業による新規事業創出のためのオープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」
https://creww.in/service/collaboration/
「crewwコラボ」とは、スタートアップ企業と大手企業による新規事業創出のためのオープンイノベーションプログラムです。スタートアップ企業は大手企業の様々なリソース(経営資源)を活用して自社の成長を加速することができ、一方で、大手企業はスタートアップ企業にリソースを提供することにより、リスクやコストを軽減し、短期間で新規事業創出の足がかりを得ることが可能です。また、本プログラムは、最初のシナジー確認から協業までの最終ゴールに向けて、オンライン上の簡単で迅速な選考プロセスの下、強力な連携機会の発掘が可能となります。
?コワーキングスペース「docks」
https://docks.space/
『docks』は、 Crewwが運営する国内最大級のスタートアップコミュニティをベースに誕生したコワーキングスペースです。スタートアップや起業家、大手企業、投資家等がリアルな場所で直接的に情報交換や交流ができる新たなコミュニティの形成を目的としています。また、新規事業創出に関して経験豊富なコミュニティマネージャーが常駐し、利用者間の交流を強力にサポートしているため、大手企業とスタートアップ2社間だけの交流でなく、複数社での交流や、大手企業同士など、これまでにない組み合わせのコミュニティがいたるところで誕生し、イノベーションが生まれやすい環境が構築されています。
?スタートアップ特化型 転職サービス「Starboard」
https://starboard.work/
『Starboard』は、国内最大級のスタートアップコミュニティcrewwとのシナジーを生かしたスタートアップ企業に特化した人材サービスです。現在約4,000社のスタートアップ企業が登録しており、スタートアップコミュニティと連携したサービスを提供します。
★スタートアップ業界に関する情報発信サイト「STARTUP ism」OPEN!
https://startupism.creww.me/
様々な切り口で起業家の経営イズムをひもとき、スタートアップに関するあらゆる情報を発信するスタートアップ総合情報メディア「STARTUP ism」を開設いたしました。ぜひご覧ください。
【Creww株式会社の概要】
所在地 : 東京都目黒区青葉台1-18-14 3F
代表者 : 代表取締役 伊地知 天(いじち そらと)
創立年 : 2012年
資本金 : 4億6,455万円(資本準備金含む)
主な事業内容: スタートアップコミュニティの運営(オープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」/コワーキングスペース「docks」/人材サービス「Starboard」)
URL : https://creww.in/
Creww株式会社は、国内最大級のスタートアップコミュニティを運営する企業です。2012年の創業以来、約6年間で、スタートアップ企業と大手企業による新規事業創出を目的としたオープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」を100社超の大手企業と実施し、400件超の協業を実現してきました。これらの豊富なノウハウを活用し、スタートアップ企業を取り巻く環境の改善を提案することで、スタートアップ企業を中心としたコミュニティを活性化し、日本経済の発展に貢献します。