【幸せを共創するまちへ〜富良野市】独自の幸福度調査を新たにトライアルスタート。
[21/12/24]
提供元:PRTIMES
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幸せはひとそれぞれ。多様な幸せのカタチが集まってつくられるのが「まち」。あたりまえのように感じている「幸せ」をみんなで気づき合って、見えるようにしていくと、どんな未来が待っているだろう。富良野市役所
■幸福度調査ではなく幸せの共創
「幸せ」は、なるものではなく感じるもの、と言われています。
日々の中に「幸せ」を感じる瞬間が多いことが、「わたしは幸せである」と言えることにつながっていくようです。
そして、「幸せを感じる感度」を守っていくことが、幸福感を上げていくことにつながるとも言われています。
「幸せ」の感じ方は人それぞれ。感じるタイミングや対象も人それぞれです。
そのような多様な幸せのカタチが集まった集合体が地域であり、「まち」であると考えました。
富良野に住んでいる一人ひとりの幸せを感じる「瞬間」を尋ねさせていただき、見えてくるものが、他の方にとっても幸せを感じる瞬間のヒントになるかもしれません。
その幸せの種が、「まち」にとっての風土や環境、資源において大切であることを再確認できるヒントとなり、「まち」を育てていくことにつながっていくはずです。
幸福度の調査においては、一人ひとりにとって、「幸せを感じる瞬間」を再確認していただき、「幸せ感度」を守ることにつながる時間であることが最も重要です。調査という言葉が前面に出ていると、どうしても行政が市民の意向や状況を確認して、施策などで応えていくという関係性となってしまいます。
今回、富良野市では「住民もまちもみんなで一緒に幸せ感度を高め合っていく」という文脈を大切にしました。
したがって配布する封筒も、調査票の表紙や中身も、これまでのさまざまな調査とは異なるデザインにしています。
さらには、年末から成人式の期間の配布にすることで、家族や仲間と話しながら回答いただくことも期待しています。体温が上がるようなあったかい瞬間が、今回の配布を通じて増えてくれると良いなという願いも込められています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-5d72673bd19575de70bb-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-9f6f119621385a5d8a6e-1.png ]
■独自の幸福度調査ができるまで
富良野市は、2021年から新たな第6次富良野市総合計画に基づいた様々な取り組みを推進し始めています。
第6次総合計画は、これまでとは全く異なるオリジナルプロセスでの策定にチャレンジしました。
地元富良野市内の民間事業者(フラノデザイン株式会社)に全体コーディネートを委託し、プロセス設計をはじめ、市民協働ワークショップ・各種会議体などのファシリテーション、市民の声の見える化等をおこなうことで、市民・民間・行政との共創の形で計画が生み出されました。
総合計画本冊子のタイトルを【2021-2030…ふらの版みらいを旅するNOTE】とし、あらゆる立場のひとが、みんなで共に旅するように、旅帖を埋めていくように、未来を創りだしていく、そんなまちづくりのカタチをイメージコンセプトにしました。
新しいまちづくりのスローガンは、
「『美しい』のその先へ。WA!がまち、ふらの」
です。
“WA!”には、「つながる(輪)」、「驚き(わっ!)」、「循環する(環)」、「やさしい(和)」、「誇れる(我)」という意味が込められています。
また、基本計画の重点施策は、個別分野ごとに分けて考えるのではなく、システム思考のアプローチをもとに重要な要素を浮かび上がらせ、その要素同士のつながりを見える化した「富良野市好循環モデル(ループ図)」に基づいて策定され、立場を越えた連携や共創の動きが促進されることも期待されています。
この富良野市好循環モデルにおいて、重要な要素として「幸福度」が位置づけられています。
地方独立行政法人北海道総合研究機構(道総研)に本調査の設計・運営の協力を得て、上述のフラノデザイン株式会社とともに検討をおこなってまいりました。
「『美しい』のその先へ」向かうためには、すでにある美しさ(=自然だけでなく人の心など)に気づき、それを超えていく感度が大切と考え、「幸福度」そのものを捉えなおすところからスタートしました。
総合計画策定プロセスで行ってきた市民共創ワークショップや、有識者メンバーによるワークショップなどの対話で出てきた「富良野に住んでいる幸せ」の要素なども、今回設問項目に加え、自身の「幸せ」を考えるきっかけにしていただきました。これまでの要素に加え、さらに幸せの要素が集まっていく工夫も入れています。
そして、誰か(他のまち)と比較することで見えてくる自分(まち=富良野)の幸せや特徴もあるはずです。
項目の中には、「地域しあわせ風土指標(issue+design)」や「リュボミアスキーの主観的幸福度指標(簡易版)」などを含めることで、富良野市の特徴を浮かび上がらせることも大切にしています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-331576297e251332a049-2.jpg ]
ーー富良野市好循環モデルーー
[画像4: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-2c2072de275283809b0c-3.png ]
■幸福度調査の先にあるもの
今回配布するのは、約2000部。加えて富良野市内にある2つの高校でも回答いただく予定です。
高校には市外から通っている学生もおり、ある意味で関係人口といえるでしょう。
将来的には、富良野に訪れる方々(交流人口)や、住んでいないけど関わりのある方々(関係人口)の方々にとっての「感じる瞬間」などもまちにとっての幸せの種として集まっていくことも考えていきたいと考えています。
集まった「幸せの種」を、市民の方々や富良野に関心を持ってくださっている方々とみんなで大切に共有しながら、より美しい富良野を育てていけることを願っています。
[参考]-------------------------------------------------------------
■第6次富良野市総合計画:基本構想部分
‐‐まちづくりスローガン‐‐
「美しい」のその先へ。WA!がまち、ふらの
‐‐まちづくりメッセージ‐‐
富良野には、「美しい」がいっぱいある。
美しい「自然」、美しい「こころ」、美しい「くらし」・・・。
100年後にも残したい富良野にしかない「美しさ」。
もっとみがける。もっともっと創造できる。
まだ見ぬ「美しさ」。
ひとりが輝く。
つながることでさらに輝く。
輪になることで輝きつづける。
輪がひろがっていくことで、
予想もできない『わっ!』が起こるかも。
そんなふらのに住みつづけたい。そんなフラノとつながってみたい。そんなFuranoを感じたい。
「美しい」のその先をみんなで見にいこう。
http://onefurano.com/?p=1397
(第6次富良野市総合計画リンク)
■幸福度調査ではなく幸せの共創
「幸せ」は、なるものではなく感じるもの、と言われています。
日々の中に「幸せ」を感じる瞬間が多いことが、「わたしは幸せである」と言えることにつながっていくようです。
そして、「幸せを感じる感度」を守っていくことが、幸福感を上げていくことにつながるとも言われています。
「幸せ」の感じ方は人それぞれ。感じるタイミングや対象も人それぞれです。
そのような多様な幸せのカタチが集まった集合体が地域であり、「まち」であると考えました。
富良野に住んでいる一人ひとりの幸せを感じる「瞬間」を尋ねさせていただき、見えてくるものが、他の方にとっても幸せを感じる瞬間のヒントになるかもしれません。
その幸せの種が、「まち」にとっての風土や環境、資源において大切であることを再確認できるヒントとなり、「まち」を育てていくことにつながっていくはずです。
幸福度の調査においては、一人ひとりにとって、「幸せを感じる瞬間」を再確認していただき、「幸せ感度」を守ることにつながる時間であることが最も重要です。調査という言葉が前面に出ていると、どうしても行政が市民の意向や状況を確認して、施策などで応えていくという関係性となってしまいます。
今回、富良野市では「住民もまちもみんなで一緒に幸せ感度を高め合っていく」という文脈を大切にしました。
したがって配布する封筒も、調査票の表紙や中身も、これまでのさまざまな調査とは異なるデザインにしています。
さらには、年末から成人式の期間の配布にすることで、家族や仲間と話しながら回答いただくことも期待しています。体温が上がるようなあったかい瞬間が、今回の配布を通じて増えてくれると良いなという願いも込められています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-5d72673bd19575de70bb-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-9f6f119621385a5d8a6e-1.png ]
■独自の幸福度調査ができるまで
富良野市は、2021年から新たな第6次富良野市総合計画に基づいた様々な取り組みを推進し始めています。
第6次総合計画は、これまでとは全く異なるオリジナルプロセスでの策定にチャレンジしました。
地元富良野市内の民間事業者(フラノデザイン株式会社)に全体コーディネートを委託し、プロセス設計をはじめ、市民協働ワークショップ・各種会議体などのファシリテーション、市民の声の見える化等をおこなうことで、市民・民間・行政との共創の形で計画が生み出されました。
総合計画本冊子のタイトルを【2021-2030…ふらの版みらいを旅するNOTE】とし、あらゆる立場のひとが、みんなで共に旅するように、旅帖を埋めていくように、未来を創りだしていく、そんなまちづくりのカタチをイメージコンセプトにしました。
新しいまちづくりのスローガンは、
「『美しい』のその先へ。WA!がまち、ふらの」
です。
“WA!”には、「つながる(輪)」、「驚き(わっ!)」、「循環する(環)」、「やさしい(和)」、「誇れる(我)」という意味が込められています。
また、基本計画の重点施策は、個別分野ごとに分けて考えるのではなく、システム思考のアプローチをもとに重要な要素を浮かび上がらせ、その要素同士のつながりを見える化した「富良野市好循環モデル(ループ図)」に基づいて策定され、立場を越えた連携や共創の動きが促進されることも期待されています。
この富良野市好循環モデルにおいて、重要な要素として「幸福度」が位置づけられています。
地方独立行政法人北海道総合研究機構(道総研)に本調査の設計・運営の協力を得て、上述のフラノデザイン株式会社とともに検討をおこなってまいりました。
「『美しい』のその先へ」向かうためには、すでにある美しさ(=自然だけでなく人の心など)に気づき、それを超えていく感度が大切と考え、「幸福度」そのものを捉えなおすところからスタートしました。
総合計画策定プロセスで行ってきた市民共創ワークショップや、有識者メンバーによるワークショップなどの対話で出てきた「富良野に住んでいる幸せ」の要素なども、今回設問項目に加え、自身の「幸せ」を考えるきっかけにしていただきました。これまでの要素に加え、さらに幸せの要素が集まっていく工夫も入れています。
そして、誰か(他のまち)と比較することで見えてくる自分(まち=富良野)の幸せや特徴もあるはずです。
項目の中には、「地域しあわせ風土指標(issue+design)」や「リュボミアスキーの主観的幸福度指標(簡易版)」などを含めることで、富良野市の特徴を浮かび上がらせることも大切にしています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-331576297e251332a049-2.jpg ]
ーー富良野市好循環モデルーー
[画像4: https://prtimes.jp/i/78835/2/resize/d78835-2-2c2072de275283809b0c-3.png ]
■幸福度調査の先にあるもの
今回配布するのは、約2000部。加えて富良野市内にある2つの高校でも回答いただく予定です。
高校には市外から通っている学生もおり、ある意味で関係人口といえるでしょう。
将来的には、富良野に訪れる方々(交流人口)や、住んでいないけど関わりのある方々(関係人口)の方々にとっての「感じる瞬間」などもまちにとっての幸せの種として集まっていくことも考えていきたいと考えています。
集まった「幸せの種」を、市民の方々や富良野に関心を持ってくださっている方々とみんなで大切に共有しながら、より美しい富良野を育てていけることを願っています。
[参考]-------------------------------------------------------------
■第6次富良野市総合計画:基本構想部分
‐‐まちづくりスローガン‐‐
「美しい」のその先へ。WA!がまち、ふらの
‐‐まちづくりメッセージ‐‐
富良野には、「美しい」がいっぱいある。
美しい「自然」、美しい「こころ」、美しい「くらし」・・・。
100年後にも残したい富良野にしかない「美しさ」。
もっとみがける。もっともっと創造できる。
まだ見ぬ「美しさ」。
ひとりが輝く。
つながることでさらに輝く。
輪になることで輝きつづける。
輪がひろがっていくことで、
予想もできない『わっ!』が起こるかも。
そんなふらのに住みつづけたい。そんなフラノとつながってみたい。そんなFuranoを感じたい。
「美しい」のその先をみんなで見にいこう。
http://onefurano.com/?p=1397
(第6次富良野市総合計画リンク)