第二世代の液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1.4」を共同で開発し、「Suiren Blue(青睡蓮)」として高エネルギー加速器研究機構に設置する作業を開始
[15/06/12]
提供元:PRTIMES
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ExaScaler(エクサスケーラー、代表取締役社長:木村耕行、以下:ExaScaler社)と株式会社PEZY Computing(ペジーコンピューティング、代表取締役社長:齊藤元章、以下:PEZY社)は、液浸冷却に完全に特化して共同で開発した第二世代となる液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1.4」を、高エネルギー加速器研究機構(以下KEK)の計算科学センターに、昨年10月に設置した「Suiren(睡蓮)」に併設する形で、「Suiren Blue(青睡蓮)」として追加で設置することとし、その設置作業を開始致しました。
第一世代の液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1」を用いて構築されたKEKの「Suiren(睡蓮)」は、液浸冷却槽4台によって構成されたコンパクトな設計ながら、理論性能395TFlops(テラフロップス)のスーパーコンピュータとして、昨年12月よりKEKと、KEKと共同研究契約関係にある国内の研究者によって使用されています。
この度、ExaScaler社は、KEKとの共同研究契約に則り、ExaScaler社とPEZY Computing社が共同で液浸冷却に完全に特化して開発を行った、第二世代となる液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1.4」を、KEKの計算科学センター内の「Suiren(睡蓮)」に併設する形で、同センターの命名により「Suiren Blue(青睡蓮)」として追加で設置する作業を開始しました。KEKとの共同研究契約を通して、液浸冷却に特化して開発されたExaScaler-1.4の、既存のExaScaler-1に対する様々な優位性と、ExaScaler社の提唱する液浸冷却方式自体の有効性を、更に検証して行く計画です。
ExaScaler-1による液浸冷却槽を4台使用して構成された「Suiren(睡蓮)」に対し、新たに液浸冷却に特化して開発されたExaScaler-1.4による液浸冷却槽を1台使用して構成される「Suiren Blue(青睡蓮)」は、設置面積が約4分の1に減じられながら、「Suiren(睡蓮)」を8.4%上回る理論性能を有しており、面積・体積効率が大きく高められます。液浸冷却槽内が高密度化して、液浸冷却槽内から引き揚げて保守作業を行う効率と安全性を改善する目的で、最小構成システムである“ブリック(Brick)”を吊り上げる新たな吊り上げ機構も新設されます。また、液浸冷却槽で演算処理装置などから熱を奪った冷媒を室外で冷却するための室外冷凍機と熱交換器についても、「Suiren(睡蓮)」では小型の室外冷却機と熱交換器を8台ずつ接続していたものを、「Suiren Blue(青睡蓮)」では1台の中型室外冷却機と1台の高効率小型熱交換器で代替することで、配管部を含めた室外の構成も大きく簡素化されて、システム全体の保守性も高められます。(表1を参照)
ExaScaler社とPEZY Computing社は、本年7月12日から16日にドイツ、フランクフルト市で開催されるISC 2015において、「ExaScaler-1.4」の正式発表と最小構成システムの展示を行うことを計画しています。(ISC 2015:ISC High Performance, The HPC Event (http://isc-hpc.com))
[画像: http://prtimes.jp/i/14030/4/resize/d14030-4-152636-0.jpg ]
問い合わせ先:
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-1木村ビル3F
株式会社ExaScaler
研究開発部長CTO 鳥居 淳
TEL: 03-5577-3835
E-mail: info@exascaler.co.jp http://www.exascaler.co.jp
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-4-1友泉淡路町ビル5F
株式会社PEZY Computing
取締役副社長COO 鈴木 大介
TEL: 03-3525-4291
E-mail: info@pezy.co.jp http://www.pezy.co.jp
第一世代の液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1」を用いて構築されたKEKの「Suiren(睡蓮)」は、液浸冷却槽4台によって構成されたコンパクトな設計ながら、理論性能395TFlops(テラフロップス)のスーパーコンピュータとして、昨年12月よりKEKと、KEKと共同研究契約関係にある国内の研究者によって使用されています。
この度、ExaScaler社は、KEKとの共同研究契約に則り、ExaScaler社とPEZY Computing社が共同で液浸冷却に完全に特化して開発を行った、第二世代となる液浸冷却小型スーパーコンピュータ「ExaScaler-1.4」を、KEKの計算科学センター内の「Suiren(睡蓮)」に併設する形で、同センターの命名により「Suiren Blue(青睡蓮)」として追加で設置する作業を開始しました。KEKとの共同研究契約を通して、液浸冷却に特化して開発されたExaScaler-1.4の、既存のExaScaler-1に対する様々な優位性と、ExaScaler社の提唱する液浸冷却方式自体の有効性を、更に検証して行く計画です。
ExaScaler-1による液浸冷却槽を4台使用して構成された「Suiren(睡蓮)」に対し、新たに液浸冷却に特化して開発されたExaScaler-1.4による液浸冷却槽を1台使用して構成される「Suiren Blue(青睡蓮)」は、設置面積が約4分の1に減じられながら、「Suiren(睡蓮)」を8.4%上回る理論性能を有しており、面積・体積効率が大きく高められます。液浸冷却槽内が高密度化して、液浸冷却槽内から引き揚げて保守作業を行う効率と安全性を改善する目的で、最小構成システムである“ブリック(Brick)”を吊り上げる新たな吊り上げ機構も新設されます。また、液浸冷却槽で演算処理装置などから熱を奪った冷媒を室外で冷却するための室外冷凍機と熱交換器についても、「Suiren(睡蓮)」では小型の室外冷却機と熱交換器を8台ずつ接続していたものを、「Suiren Blue(青睡蓮)」では1台の中型室外冷却機と1台の高効率小型熱交換器で代替することで、配管部を含めた室外の構成も大きく簡素化されて、システム全体の保守性も高められます。(表1を参照)
ExaScaler社とPEZY Computing社は、本年7月12日から16日にドイツ、フランクフルト市で開催されるISC 2015において、「ExaScaler-1.4」の正式発表と最小構成システムの展示を行うことを計画しています。(ISC 2015:ISC High Performance, The HPC Event (http://isc-hpc.com))
[画像: http://prtimes.jp/i/14030/4/resize/d14030-4-152636-0.jpg ]
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研究開発部長CTO 鳥居 淳
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E-mail: info@exascaler.co.jp http://www.exascaler.co.jp
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-4-1友泉淡路町ビル5F
株式会社PEZY Computing
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E-mail: info@pezy.co.jp http://www.pezy.co.jp