レッド・ウィング × ナイジェル・ケーボン コラボレーション、第二弾
[17/09/21]
提供元:PRTIMES
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ヨーロッパを中心としたミリタリーウェアの歴史を追求し、それらをベースに現代の消費者に合うウェアを展開するナイジェル・ケーボンと、アメリカで110 年以上もの間、伝統に基づくワークブーツを造り続けているレッド・ウィング。2012年以来2度目となるコラボレーションブーツがAW17コレクションで登場します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25670/4/resize/d25670-4-678470-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/25670/4/resize/d25670-4-397874-1.jpg ]
<MUNSON B-5 CHUKKA>
2012 年の Dr. マンソン・ブーツに続く、レッド・ウィングとナイジェル・ケーボンのコラボレーション第二弾は、第一次世界大戦時に英国軍のコンバットブーツとして造られていたB-5 ブーツに着想を得て、それに両ブランドのテイストを加えてチャッカブーツに仕上げた、「マンソンB-5 チャッカ」。
元々英国軍のB-5 ブーツは、6 〜 7 インチ程度の丈の、外羽式のプレーントゥブーツでした。先芯(*) を使わない柔らかなつま先を持ち、三条ステッチで縫われたライニング無しのクォーター(靴のサイドパネル)は履き口で切りっぱなしに仕上げられ、ヒール部のカウンターポケットがクォーターの外側に縫い付けられるアウトポケット方式が採用されていました。
ソールは当時の革靴の殆どがそうであったようにレザー製で、グリップと耐久性を良くするために底面にホブネイル(スパイク)が埋め込まれていました。
この英国軍のB-5 ブーツを、チャッカブーツに仕上げるに当り、レッド・ウィングとナイジェル・ケーボンは、この英国軍ブーツと同時代にアメリカ軍で使われたミリタリーラストであるマンソン・ラストを用い、B-5 ブーツ同様、先芯を使わない仕様とし、その時代にアメリカのワークブーツの主流であったつま先のスタイル、キャップドトゥを採用しました。
マンソン・ラストは本来つま先の高さがあるタイプのラストですが、先芯を使わずに仕上げたことで、そのボリューム感は控えめで、また履きこむと少しずつつま先が低くなってきます。
履き口のコバはB-5 ブーツと同様の切りっぱなしで仕上げ、アウトポケットをレッド・ウィング社が100 年近く使い続けているピューリタン・ミシンを使って三条ステッチで縫いつける仕様としました。
ソールはレザーのベースにグリップと耐久性が良いラバーのタップ(ソール前面のハーフラバー部分)をプリセットしたグロコード・メダリオン・ソールです。元々のグロコード・ソールは1920 〜 30 年代にレッド・ウィング社が使用していた滑り止め用コード入りのラバー・ソールです。
今回使われているレザー・ベースのグロコード・メダリオン・ソールのラバー部分のデザインは、当時のグロコード・ソールをモチーフとしたものです。
ウエルトにはスプリットリバース・ウエルトと呼ばれる、いわゆる立ちコバを使い、靴の全周をぐるりとソールに縫い付けるオールアラウンド・グッドイヤー製法とし、コバをステインで染めて仕上げました。
アッパーステッチのグリーン系の色に合わせたローデングリーンのレザー・レースと蝋引きのブラウンの丸紐の二種類がついています。
(*) 先芯=靴のつま先の形状を維持するために、つま先のアッパーレザーとライニングの間に入れられる、樹脂またはレザー製のパーツ
<LEATHERS>
レザーには、かつての英国軍のB-5 ブーツに使われたオイルを含ませたスウェードレザーに似たラフアウトレザーであるホーソーン「ミュールスキナー」と、ブラウンのクラスト(仕上げ前のベースレザー)にブラックの塗膜を施したブラック「クロンダイク」レザーを使用しました。いずれのレザーも、レッド・ウィング社の自社タンナーでなめし、仕上げられたものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/25670/4/resize/d25670-4-297244-2.jpg ]
ホーソーン「ミュールスキナー」
オイルを入れたラフアウト(銀付きスウェードレザー)をワックスで仕上げたもので、靴のフィニッシュ工程でブラックのワックスバーを用いてバフがけを行うことで、ユーズド感とも言える独特の陰影をもたせています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/25670/4/resize/d25670-4-828452-3.jpg ]
ブラック「クロンダイク」は、いわゆる茶芯のブラックレザーです。履いていくうちに、表面の黒い塗膜の下のブラウンの地が見えてきて、エイジングが楽しめるレザーです。
<MUNSON LAST>
1912 年、マンソン博士がワシントンの陸軍学校の軍隊衛生学の教授であった時、歩兵部隊用ブーツの為に開発したラストがマンソン・ラストです。彼は4 年の歳月をかけて、約2,000 人もの兵士の足を調べ、靴のフィッティングについて調査して、このマンソン・ラストを完成させました。その後ミリタリーブーツのラストとして制式採用され続け、現在でも一部のミリタリーブーツに使用されています。
マンソン・ラストの最大の特徴は、足の指先の並びに沿うように造られたつま先部の形状にあります。
つま先部の中心から親指にかけて大きく膨らむように造られたこのラストは、足先を強く締め付けることがありません。
外反母趾やハンマートゥといった、靴が足に正しくフィットしていないことが原因となる病気が起こりにくい設計となっています。
また、つま先のデッドスペースを無くすことで、ソールや中底、アッパーレザー等の浪費を防ぎ、靴を軽量化することも考慮してデザインされています。
このように、マンソン・ラストは見た目の美しさよりも兵士達の足を守ることと、戦場で求められる機能性を追求してつくられたラストです。
第一次、第二次の両世界大戦期にミリタリーブーツを製造していたレッド・ウィングは、このマンソン・ラストをワークブーツにも採用していました。
ワークブーツとミリタリーブーツはどちらも耐久性、機能性に加え足を保護することを重視してつくられています。
その為、ミリタリーブーツ用のマンソン・ラストは、ワーカー達にも広く受け入れられたのです。
1928 年のレッド・ウィングのカタログに掲載されているワークブーツは、その半数以上がマンソン・ラストでつくられていました。
他ブランドとのコラボレーションを滅多にしないブランドとして知られるレッド・ウィング。
異なった業種の異なった文化を持つ二つのブランドがコラボレーションをして、双方のブランドのアイデンティティをひとつの商品に体現するのは、簡単なことではないと考えているからです。
お互いがその道のスペシャリストとして妥協の無い活動を行っており、理解し合い、リスペクトし合うからこそ実現した本コラボレーションをお楽しみください。
<アイテム名>
表記(英): Munson▲B-5▲Chukka ( 最後にブーツは不要)
表記(和): マンソンB-5 チャッカ
<読者様お問い合わせ先>
表記(英/ カナ): OUTER▲LIMITS / アウターリミッツ
ADDRESS: 目黒区青葉台1-17-16 SPEAK FOR ANNEX ビル2F
TEL: 03-5457-5637
URL: www.cabourn.jp
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<MUNSON B-5 CHUKKA>
2012 年の Dr. マンソン・ブーツに続く、レッド・ウィングとナイジェル・ケーボンのコラボレーション第二弾は、第一次世界大戦時に英国軍のコンバットブーツとして造られていたB-5 ブーツに着想を得て、それに両ブランドのテイストを加えてチャッカブーツに仕上げた、「マンソンB-5 チャッカ」。
元々英国軍のB-5 ブーツは、6 〜 7 インチ程度の丈の、外羽式のプレーントゥブーツでした。先芯(*) を使わない柔らかなつま先を持ち、三条ステッチで縫われたライニング無しのクォーター(靴のサイドパネル)は履き口で切りっぱなしに仕上げられ、ヒール部のカウンターポケットがクォーターの外側に縫い付けられるアウトポケット方式が採用されていました。
ソールは当時の革靴の殆どがそうであったようにレザー製で、グリップと耐久性を良くするために底面にホブネイル(スパイク)が埋め込まれていました。
この英国軍のB-5 ブーツを、チャッカブーツに仕上げるに当り、レッド・ウィングとナイジェル・ケーボンは、この英国軍ブーツと同時代にアメリカ軍で使われたミリタリーラストであるマンソン・ラストを用い、B-5 ブーツ同様、先芯を使わない仕様とし、その時代にアメリカのワークブーツの主流であったつま先のスタイル、キャップドトゥを採用しました。
マンソン・ラストは本来つま先の高さがあるタイプのラストですが、先芯を使わずに仕上げたことで、そのボリューム感は控えめで、また履きこむと少しずつつま先が低くなってきます。
履き口のコバはB-5 ブーツと同様の切りっぱなしで仕上げ、アウトポケットをレッド・ウィング社が100 年近く使い続けているピューリタン・ミシンを使って三条ステッチで縫いつける仕様としました。
ソールはレザーのベースにグリップと耐久性が良いラバーのタップ(ソール前面のハーフラバー部分)をプリセットしたグロコード・メダリオン・ソールです。元々のグロコード・ソールは1920 〜 30 年代にレッド・ウィング社が使用していた滑り止め用コード入りのラバー・ソールです。
今回使われているレザー・ベースのグロコード・メダリオン・ソールのラバー部分のデザインは、当時のグロコード・ソールをモチーフとしたものです。
ウエルトにはスプリットリバース・ウエルトと呼ばれる、いわゆる立ちコバを使い、靴の全周をぐるりとソールに縫い付けるオールアラウンド・グッドイヤー製法とし、コバをステインで染めて仕上げました。
アッパーステッチのグリーン系の色に合わせたローデングリーンのレザー・レースと蝋引きのブラウンの丸紐の二種類がついています。
(*) 先芯=靴のつま先の形状を維持するために、つま先のアッパーレザーとライニングの間に入れられる、樹脂またはレザー製のパーツ
<LEATHERS>
レザーには、かつての英国軍のB-5 ブーツに使われたオイルを含ませたスウェードレザーに似たラフアウトレザーであるホーソーン「ミュールスキナー」と、ブラウンのクラスト(仕上げ前のベースレザー)にブラックの塗膜を施したブラック「クロンダイク」レザーを使用しました。いずれのレザーも、レッド・ウィング社の自社タンナーでなめし、仕上げられたものです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/25670/4/resize/d25670-4-297244-2.jpg ]
ホーソーン「ミュールスキナー」
オイルを入れたラフアウト(銀付きスウェードレザー)をワックスで仕上げたもので、靴のフィニッシュ工程でブラックのワックスバーを用いてバフがけを行うことで、ユーズド感とも言える独特の陰影をもたせています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/25670/4/resize/d25670-4-828452-3.jpg ]
ブラック「クロンダイク」は、いわゆる茶芯のブラックレザーです。履いていくうちに、表面の黒い塗膜の下のブラウンの地が見えてきて、エイジングが楽しめるレザーです。
<MUNSON LAST>
1912 年、マンソン博士がワシントンの陸軍学校の軍隊衛生学の教授であった時、歩兵部隊用ブーツの為に開発したラストがマンソン・ラストです。彼は4 年の歳月をかけて、約2,000 人もの兵士の足を調べ、靴のフィッティングについて調査して、このマンソン・ラストを完成させました。その後ミリタリーブーツのラストとして制式採用され続け、現在でも一部のミリタリーブーツに使用されています。
マンソン・ラストの最大の特徴は、足の指先の並びに沿うように造られたつま先部の形状にあります。
つま先部の中心から親指にかけて大きく膨らむように造られたこのラストは、足先を強く締め付けることがありません。
外反母趾やハンマートゥといった、靴が足に正しくフィットしていないことが原因となる病気が起こりにくい設計となっています。
また、つま先のデッドスペースを無くすことで、ソールや中底、アッパーレザー等の浪費を防ぎ、靴を軽量化することも考慮してデザインされています。
このように、マンソン・ラストは見た目の美しさよりも兵士達の足を守ることと、戦場で求められる機能性を追求してつくられたラストです。
第一次、第二次の両世界大戦期にミリタリーブーツを製造していたレッド・ウィングは、このマンソン・ラストをワークブーツにも採用していました。
ワークブーツとミリタリーブーツはどちらも耐久性、機能性に加え足を保護することを重視してつくられています。
その為、ミリタリーブーツ用のマンソン・ラストは、ワーカー達にも広く受け入れられたのです。
1928 年のレッド・ウィングのカタログに掲載されているワークブーツは、その半数以上がマンソン・ラストでつくられていました。
他ブランドとのコラボレーションを滅多にしないブランドとして知られるレッド・ウィング。
異なった業種の異なった文化を持つ二つのブランドがコラボレーションをして、双方のブランドのアイデンティティをひとつの商品に体現するのは、簡単なことではないと考えているからです。
お互いがその道のスペシャリストとして妥協の無い活動を行っており、理解し合い、リスペクトし合うからこそ実現した本コラボレーションをお楽しみください。
<アイテム名>
表記(英): Munson▲B-5▲Chukka ( 最後にブーツは不要)
表記(和): マンソンB-5 チャッカ
<読者様お問い合わせ先>
表記(英/ カナ): OUTER▲LIMITS / アウターリミッツ
ADDRESS: 目黒区青葉台1-17-16 SPEAK FOR ANNEX ビル2F
TEL: 03-5457-5637
URL: www.cabourn.jp