生物多様性への取り組みについて
[17/09/27]
提供元:PRTIMES
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〜絶滅危惧種ニッポンバラタナゴの保護活動〜
株式会社ジェイテクトは「自然共生・生物多様性」への取り組みとして、近畿大学より絶滅危惧種の「ニッポンバラタナゴ」を譲り受け、奈良工場内にビオトープを作り保護活動を開始しました。
株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)は、「未来の子どもたちのために」をスローガンに持続可能な社会の実現を目指すべく、取組指針「環境チャレンジ2050」と「2020年環境行動計画」を策定し、環境負荷極小化に向けた活動を推進しています。
この度、ジェイテクトは環境チャレンジ2050の取り組みの一つである「自然共生・生物多様性」への取り組みとして、近畿大学より絶滅危惧種の「ニッポンバラタナゴ」を譲り受け、奈良工場内にビオトープを作り保護活動を進めてまいります。
1.背景
現在、ニッポンバラタナゴは絶滅危惧種に定められており、すでに自然界絶滅になったといわれている淡水魚です。2004年秋に奈良県版絶滅危惧種リスト策定のために奈良公園での生物調査が行われました。現場で種類の確認が困難な未発達な魚を同調査に参加した近畿大学でDNA鑑定したところ、その中にニッポンバラタナゴと判定される個体がありました。その後、近畿大学内で個体を増やし、ニッポンバラタナゴの里親活動を推進しており、ジェイテクト奈良工場がその活動に賛同し繁殖活動を進めることになりました。
2.活動内容
奈良工場内にある日本庭園の池をビオトープとして生息環境を整え、近畿大学より譲り受けたニッポンバラタナゴと同時に繁殖に必要とされるドブガイとヨシノボリ(淡水魚)を放流します。ニッポンバラタナゴの繁殖には、ドブガイとヨシノボリが同じ生息域にいる環境が必要となります。そのため、本活動は奈良工場社員で運営を進め、外来生物からの防除等を行うとともに、繁殖に必要なドブガイとヨシノボリの保護も合わせて行います。
3.ニッポンバラタナゴについて
西日本地域に広く生息していましたが、生息地の環境悪化や消失、外来種の浸入により数は激減し、奈良県では1970年代ごろを境に絶滅したとされていました。奈良公園で発見後、県では希少野生動植物の保護に関する条例として、2011年にニッポンバラタナゴ保護管理事業を定めました。また、環境省による絶滅危惧種リストでは、イリオモテヤマネコなどと並び最も絶滅の恐れの高い生物に位置づけられています。繁殖には、上述のように同じ生息域にドブガイとヨシノボリが必要となります。ニッポンバラタナゴのメスはドブガイの中に卵を産み付け、ふ化したらドブガイの外に出て育っていきます。また、ドブガイはヨシノボリのヒレやエラに幼生を付着させ、ある程度成長したら脱落して成体になっていきます。そのため、その3種が生息する環境を維持する必要があります。
【ニッポンバラタナゴの生態系】
[画像1: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-683012-0.jpg ]
4.今後について
ニッポンバラタナゴを放流し定着してきたところで、生息域の清掃・維持活動のために社員の家族や地域の方々、近隣の学生にボランティアを募集し、多くの方に参加いただくことで活動を広げてまいります。また、繁殖が成功しましたら近隣の小学校や施設へ譲り、保護活動の拡大を図ってまいります。
今後もジェイテクトは各地で自然共生・生物多様性の活動を行い、活動を通じて地域に根ざした貢献活動を続けてまいります。
5.放流の様子
[画像2: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-352220-2.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-161021-4.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-686616-5.jpg ]
株式会社ジェイテクトは「自然共生・生物多様性」への取り組みとして、近畿大学より絶滅危惧種の「ニッポンバラタナゴ」を譲り受け、奈良工場内にビオトープを作り保護活動を開始しました。
株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)は、「未来の子どもたちのために」をスローガンに持続可能な社会の実現を目指すべく、取組指針「環境チャレンジ2050」と「2020年環境行動計画」を策定し、環境負荷極小化に向けた活動を推進しています。
この度、ジェイテクトは環境チャレンジ2050の取り組みの一つである「自然共生・生物多様性」への取り組みとして、近畿大学より絶滅危惧種の「ニッポンバラタナゴ」を譲り受け、奈良工場内にビオトープを作り保護活動を進めてまいります。
1.背景
現在、ニッポンバラタナゴは絶滅危惧種に定められており、すでに自然界絶滅になったといわれている淡水魚です。2004年秋に奈良県版絶滅危惧種リスト策定のために奈良公園での生物調査が行われました。現場で種類の確認が困難な未発達な魚を同調査に参加した近畿大学でDNA鑑定したところ、その中にニッポンバラタナゴと判定される個体がありました。その後、近畿大学内で個体を増やし、ニッポンバラタナゴの里親活動を推進しており、ジェイテクト奈良工場がその活動に賛同し繁殖活動を進めることになりました。
2.活動内容
奈良工場内にある日本庭園の池をビオトープとして生息環境を整え、近畿大学より譲り受けたニッポンバラタナゴと同時に繁殖に必要とされるドブガイとヨシノボリ(淡水魚)を放流します。ニッポンバラタナゴの繁殖には、ドブガイとヨシノボリが同じ生息域にいる環境が必要となります。そのため、本活動は奈良工場社員で運営を進め、外来生物からの防除等を行うとともに、繁殖に必要なドブガイとヨシノボリの保護も合わせて行います。
3.ニッポンバラタナゴについて
西日本地域に広く生息していましたが、生息地の環境悪化や消失、外来種の浸入により数は激減し、奈良県では1970年代ごろを境に絶滅したとされていました。奈良公園で発見後、県では希少野生動植物の保護に関する条例として、2011年にニッポンバラタナゴ保護管理事業を定めました。また、環境省による絶滅危惧種リストでは、イリオモテヤマネコなどと並び最も絶滅の恐れの高い生物に位置づけられています。繁殖には、上述のように同じ生息域にドブガイとヨシノボリが必要となります。ニッポンバラタナゴのメスはドブガイの中に卵を産み付け、ふ化したらドブガイの外に出て育っていきます。また、ドブガイはヨシノボリのヒレやエラに幼生を付着させ、ある程度成長したら脱落して成体になっていきます。そのため、その3種が生息する環境を維持する必要があります。
【ニッポンバラタナゴの生態系】
[画像1: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-683012-0.jpg ]
4.今後について
ニッポンバラタナゴを放流し定着してきたところで、生息域の清掃・維持活動のために社員の家族や地域の方々、近隣の学生にボランティアを募集し、多くの方に参加いただくことで活動を広げてまいります。また、繁殖が成功しましたら近隣の小学校や施設へ譲り、保護活動の拡大を図ってまいります。
今後もジェイテクトは各地で自然共生・生物多様性の活動を行い、活動を通じて地域に根ざした貢献活動を続けてまいります。
5.放流の様子
[画像2: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-352220-2.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-161021-4.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/28729/4/resize/d28729-4-686616-5.jpg ]