毎月26日は「風呂の日」 浴室オプションについて調査 半数以上が「掃除が大変だから」と吐露 “実は不要!後悔したお風呂のオプション” をプロが徹底解説
[22/02/22]
提供元:PRTIMES
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最近ではシャワーで済ますという人もいますが、一般的に日本人は風呂好きと言われています。そこで、一級建築士兼宅地建物取引士として、不動産・土地の選び方などについて様々なノウハウを伝えている印南 和行が代表を務める株式会社南勝は、毎月26日の「風呂の日」(東京ガス風呂販売店協同組合制定)に合わせて、自身または配偶者が建てた築1〜10年の注文住宅に居住中の25歳以上45歳以下の男女全国427人を対象に「浴室オプション」について調査いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-ca42bfaff7da39eb7779-0.jpg ]
調査概要
調査期間:2022年2月6日〜9日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査年齢・性別:25歳以上45歳以下の男女
調査対象:自身または配偶者が建てた築1〜10年の注文住宅に不要な浴室オプションがあると回答した男女
サンプル数:427人
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「YouTube不動産 調べ」とご明記ください。
調査結果
実は不要だったと思う浴室のオプションは何かについて聞きました。最も多かった回答は「大き過ぎる窓」(24.1%)、以下「(ベンチ)カウンター」(21.8%)、「鏡」(19.9%)、「浴室暖房乾燥機」(16.6%)、「床暖房」(13.8%)となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-10c9cce06aad731cefac-1.png ]
続いて、なぜ不要だったと思うのかその理由を聞いたところ、半数以上の人が「掃除が大変」(51.1%)と回答。「使わない」(24.6%)、「光熱費がかかる」(17.8%)、「邪魔になる」(13.6%)なども上がりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-f4f64a0041324b357625-2.png ]
建築や不動産、土地のプロ・印南 和行(いんなみ かずゆき)が解説!
住宅設備のオプションは便利な機能が付いたものが次々に登場しています。これらの機能で助かっている方も多いかと思います。しかし、中には設置したけどあまり使っていない、かえって不便を感じるようになったなどのオプションもあります。そこで今回は、実は不要だった浴室のオプションについてお伝えいたします。
1.浴槽が大き過ぎた
足を延ばしてゆっくりと湯船に浸かりたいと思って大きなサイズの浴槽を選ぼうと考えている方も多いと思います。ユニットバスは基本的に0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪があり、一戸建てでは主に1216サイズ(120cm×160cm)から1624サイズ(160cm×240cm)が採用されます。幅が160cm以上あれば、膝を伸ばしてゆったり浸かることができます。もちろん、お子さんと一緒に入浴する際も窮屈さを感じないと思います。
今度は、快適に入浴できる湯量から1回の入浴にかかる料金を考えてみましょう。目安としては、1216サイズで220〜250リットル、1624サイズで350〜440リットル。単純に湯量が倍になれば、料金も倍になります。夏と冬で多少の違いはありますが、この差は大きいと言えるでしょう。
浴槽にお湯を入れるだけでなく、シャワーを使用したり、追い炊きをしたりすることもあります。大きな浴槽にしてから水道光熱費が気になるご家庭もあるようですので、サイズ選びは慎重に行いましょう。
[画像4: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-186bd44c29b595dcff02-3.jpg ]
2.窓が大き過ぎた
浴室に窓を設けるか悩むご家庭もあるようです。窓があると、換気ができ、通風・採光も取れ、開放感もあるというメリットがあります。一方デメリットは、防犯面で心配、冬は寒いなどが挙げられます。浴室が1階にある場合、大きな窓を設置するとしっかりとした防犯対策が必要となり、断熱性が低い窓でサイズも大きいほど、冬は浴室内の寒さが増します。しかも、窓は大きいほど費用や手間がかかりますので、特別な理由がなければ、外から浴室内が見えないような少々高めのところに小さめの窓を設置するのが良いでしょう。
3.清掃が大変
お風呂掃除が大変で後悔したというオプションは、ベンチカウンター(カウンター)と鏡です。特にベンチカウンターは、壁との接触部分はもちろんのこと、裏面は清掃しにくいためカビが繁殖しやすいです。でっぱりも邪魔になり、手間の割になくても困らないからと取り外してしまうご家庭もあるようです。但し、高齢者がいるご家庭では、ベンチとして使用できるものを取り付けると、体を洗ったり、介助をしたりする際にとても便利です。
また、浴室に鏡を取り付けるご家庭も多いようですが、清掃を怠ると水垢がこびりついてしまいますし、曇り止めをしないとすぐに曇ってしまします。そこで、曇り止めヒーター付きの鏡を付けると、うっかりスイッチを切り忘れることも多く、電気代がかさんでしまいます。このような手間があっても、髭剃りなどで鏡は必要という方もいるので、全ての方に不要というわけではありません。
4.浴室が大惨事
建売住宅でも標準装備されていることが多くなった浴室暖房乾燥機。天気が悪い日や夜間に洗濯物が干しておけるから便利と設置するご家庭が多いようです。ところが、電気代がかさむ割に思うように乾わかないからと、浴室内の温度を上げて使用したため、シャンプーやボディーソープの容器が膨張して中身が噴き出して大惨事にという失敗談もあります。
乾きにくかったり生乾きで臭いといった問題は、部屋干しファンでも解決できます。これは、送風と換気で乾燥させるファンなので電気代も安価ですし、2〜3万円程度で買えるので、洗濯物を乾かす目的で浴室暖房乾燥機を考えている方は、設置を見直しても良いのではないでしょうか。
5.これは予想外
黒などのダーク系の色味の浴槽は、高級感があり落ち着いた印象になりますが、清掃を怠ると水垢がとても目立ってしまうというリスクがあります。
エコシャワー(節水シャワー)も予想外の1つです。節水効果があるのでエコですが、水圧が弱いためストレスを感じたり、浴室内の清掃時に高いところや遠いところに水が届かなく不便です。水回りのオプションを決める際は、ショールームに行って水圧の確認をすることをおすすめします。
浴室用の床暖房も予想外かもしれません。費用は15〜25万円程度で、部屋の床暖房同様電気やガスを使用します。暖まるまでに10〜20分程時間がかかるため、すぐにお風呂に入りたい場合は待ちきれない方もいるようです。しかし、健康状態のあまり良くない高齢者のいるご家庭では必要とされるかもしれません。
オプション設備は高額で贅沢品になります。お風呂に関する考え方は人それぞれなので、ご家庭の価値観に合ったものを選ぶようにしてください。
印南 和行(いんなみ かずゆき)プロフィール
[画像5: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-b5f3a3cbef55a2756b98-4.jpg ]
一級建築士。宅地建物取引士。
株式会社南勝 代表取締役。
日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合技術顧問でもあり、ファイナンシャルプランナー(AFP)、一級建築施工管理技士、不動産コンサルティング技能士試験合格など多くの建築・不動産関連の資格を保有している。
2014年には、週刊住宅新聞社から『プロが教える 資産価値を上げる住まいのメンテナンス』を発売し、翌年の「日本図書館協会選定図書」に選ばれる。
また、2020年に一級建築士ユーチューバーとして「住宅専門チャンネル YouTube不動産」を開設し、建築や不動産、土地などについて様々なノウハウを伝えている。
公式サイト:https://innami.info/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCu5pac3VmabJ-OvFiPxlzIA
会社概要
商号:株式会社南勝(なんしょう)
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島5-11-9 新大阪中里ビル
代表者:代表取締役 印南 和行(いんなみ かずゆき)
設立:2011年
事業内容:不動産業務支援他
電話番号:0800-600-0707(通話料無料)
連絡先:info@nansho-group.co.jp
URL:https://www.nansho.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-ca42bfaff7da39eb7779-0.jpg ]
調査概要
調査期間:2022年2月6日〜9日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査年齢・性別:25歳以上45歳以下の男女
調査対象:自身または配偶者が建てた築1〜10年の注文住宅に不要な浴室オプションがあると回答した男女
サンプル数:427人
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「YouTube不動産 調べ」とご明記ください。
調査結果
実は不要だったと思う浴室のオプションは何かについて聞きました。最も多かった回答は「大き過ぎる窓」(24.1%)、以下「(ベンチ)カウンター」(21.8%)、「鏡」(19.9%)、「浴室暖房乾燥機」(16.6%)、「床暖房」(13.8%)となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-10c9cce06aad731cefac-1.png ]
続いて、なぜ不要だったと思うのかその理由を聞いたところ、半数以上の人が「掃除が大変」(51.1%)と回答。「使わない」(24.6%)、「光熱費がかかる」(17.8%)、「邪魔になる」(13.6%)なども上がりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-f4f64a0041324b357625-2.png ]
建築や不動産、土地のプロ・印南 和行(いんなみ かずゆき)が解説!
住宅設備のオプションは便利な機能が付いたものが次々に登場しています。これらの機能で助かっている方も多いかと思います。しかし、中には設置したけどあまり使っていない、かえって不便を感じるようになったなどのオプションもあります。そこで今回は、実は不要だった浴室のオプションについてお伝えいたします。
1.浴槽が大き過ぎた
足を延ばしてゆっくりと湯船に浸かりたいと思って大きなサイズの浴槽を選ぼうと考えている方も多いと思います。ユニットバスは基本的に0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪があり、一戸建てでは主に1216サイズ(120cm×160cm)から1624サイズ(160cm×240cm)が採用されます。幅が160cm以上あれば、膝を伸ばしてゆったり浸かることができます。もちろん、お子さんと一緒に入浴する際も窮屈さを感じないと思います。
今度は、快適に入浴できる湯量から1回の入浴にかかる料金を考えてみましょう。目安としては、1216サイズで220〜250リットル、1624サイズで350〜440リットル。単純に湯量が倍になれば、料金も倍になります。夏と冬で多少の違いはありますが、この差は大きいと言えるでしょう。
浴槽にお湯を入れるだけでなく、シャワーを使用したり、追い炊きをしたりすることもあります。大きな浴槽にしてから水道光熱費が気になるご家庭もあるようですので、サイズ選びは慎重に行いましょう。
[画像4: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-186bd44c29b595dcff02-3.jpg ]
2.窓が大き過ぎた
浴室に窓を設けるか悩むご家庭もあるようです。窓があると、換気ができ、通風・採光も取れ、開放感もあるというメリットがあります。一方デメリットは、防犯面で心配、冬は寒いなどが挙げられます。浴室が1階にある場合、大きな窓を設置するとしっかりとした防犯対策が必要となり、断熱性が低い窓でサイズも大きいほど、冬は浴室内の寒さが増します。しかも、窓は大きいほど費用や手間がかかりますので、特別な理由がなければ、外から浴室内が見えないような少々高めのところに小さめの窓を設置するのが良いでしょう。
3.清掃が大変
お風呂掃除が大変で後悔したというオプションは、ベンチカウンター(カウンター)と鏡です。特にベンチカウンターは、壁との接触部分はもちろんのこと、裏面は清掃しにくいためカビが繁殖しやすいです。でっぱりも邪魔になり、手間の割になくても困らないからと取り外してしまうご家庭もあるようです。但し、高齢者がいるご家庭では、ベンチとして使用できるものを取り付けると、体を洗ったり、介助をしたりする際にとても便利です。
また、浴室に鏡を取り付けるご家庭も多いようですが、清掃を怠ると水垢がこびりついてしまいますし、曇り止めをしないとすぐに曇ってしまします。そこで、曇り止めヒーター付きの鏡を付けると、うっかりスイッチを切り忘れることも多く、電気代がかさんでしまいます。このような手間があっても、髭剃りなどで鏡は必要という方もいるので、全ての方に不要というわけではありません。
4.浴室が大惨事
建売住宅でも標準装備されていることが多くなった浴室暖房乾燥機。天気が悪い日や夜間に洗濯物が干しておけるから便利と設置するご家庭が多いようです。ところが、電気代がかさむ割に思うように乾わかないからと、浴室内の温度を上げて使用したため、シャンプーやボディーソープの容器が膨張して中身が噴き出して大惨事にという失敗談もあります。
乾きにくかったり生乾きで臭いといった問題は、部屋干しファンでも解決できます。これは、送風と換気で乾燥させるファンなので電気代も安価ですし、2〜3万円程度で買えるので、洗濯物を乾かす目的で浴室暖房乾燥機を考えている方は、設置を見直しても良いのではないでしょうか。
5.これは予想外
黒などのダーク系の色味の浴槽は、高級感があり落ち着いた印象になりますが、清掃を怠ると水垢がとても目立ってしまうというリスクがあります。
エコシャワー(節水シャワー)も予想外の1つです。節水効果があるのでエコですが、水圧が弱いためストレスを感じたり、浴室内の清掃時に高いところや遠いところに水が届かなく不便です。水回りのオプションを決める際は、ショールームに行って水圧の確認をすることをおすすめします。
浴室用の床暖房も予想外かもしれません。費用は15〜25万円程度で、部屋の床暖房同様電気やガスを使用します。暖まるまでに10〜20分程時間がかかるため、すぐにお風呂に入りたい場合は待ちきれない方もいるようです。しかし、健康状態のあまり良くない高齢者のいるご家庭では必要とされるかもしれません。
オプション設備は高額で贅沢品になります。お風呂に関する考え方は人それぞれなので、ご家庭の価値観に合ったものを選ぶようにしてください。
印南 和行(いんなみ かずゆき)プロフィール
[画像5: https://prtimes.jp/i/88951/5/resize/d88951-5-b5f3a3cbef55a2756b98-4.jpg ]
一級建築士。宅地建物取引士。
株式会社南勝 代表取締役。
日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合技術顧問でもあり、ファイナンシャルプランナー(AFP)、一級建築施工管理技士、不動産コンサルティング技能士試験合格など多くの建築・不動産関連の資格を保有している。
2014年には、週刊住宅新聞社から『プロが教える 資産価値を上げる住まいのメンテナンス』を発売し、翌年の「日本図書館協会選定図書」に選ばれる。
また、2020年に一級建築士ユーチューバーとして「住宅専門チャンネル YouTube不動産」を開設し、建築や不動産、土地などについて様々なノウハウを伝えている。
公式サイト:https://innami.info/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCu5pac3VmabJ-OvFiPxlzIA
会社概要
商号:株式会社南勝(なんしょう)
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島5-11-9 新大阪中里ビル
代表者:代表取締役 印南 和行(いんなみ かずゆき)
設立:2011年
事業内容:不動産業務支援他
電話番号:0800-600-0707(通話料無料)
連絡先:info@nansho-group.co.jp
URL:https://www.nansho.jp/