2022年度医学部入試の動向予測及び注意点
[21/11/29]
提供元:PRTIMES
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来春、再来春受験生に向けた【東大医学部(理3)生講師】が抜粋した問題の実践的無料テスト会を実施「高2・高3・既卒生対象」都内にて開催《東大医学部(理3)生講師の予備校》【S3】エススリー
医学部の定員削減問題
近年の医学部入試では地方における医師不足・偏在是正をする目的で「臨時定員増」が実施され医学部受験生に門戸を広げてきました。
この制度は本来は期間限定の施策で2019年度に終了するはずだったのですが、2020・2021年度も暫定的に2019年度のの定員を超えない範囲でという条件で実質的には延長されているようです。
しかし、今後の医学部定員で見逃せないのは「医師総数の見通し」です。
今後は医師総数は過剰になるとの推計から、将来的には医学部の定員削減の方向性が打ち出されています。
但し急速に収束方向にあるものの「コロナ禍」の状況下で医療現場での人材不足は依然として解消していない状況を考えれば、おそらく今後3年程度は医学部の定員減は実施されないのではと予想されます。
つまり近い将来実施される可能性がある医学部の定員削減までのこの2〜3年間は医学部受験生にとってはチャンスの時期であるといえます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-792265-pixta_28638106-1.jpg ]
地域枠増加傾向はどこまで続く?
地域枠とは?
医師不足が深刻な地域において、原則卒業後規定の年数その地域で働くことを出願条件にしている地域枠という仕組みがあります。
地方における医師不足や診療科の偏在といった問題を受けて、医師少数区域を解消することを目的として作られた制度です。
平成30年の法改正によって、医療法第30条の23 第5号にもとづき、都道府県知事から大学に向けて、地域枠の設定、拡充の要請をすることが可能となりました。
また都道府県がこれらの取り組みを支援することとされています。
なお、地域枠とひと口に言っても、選抜の時期、卒後の従事条件の有無、奨学金の貸与の有無によって制度は多岐に渡ります。
更に、出身地の指定があるもの(地元出身者枠)と、指定がないものに分かれますが、ここでは両者をまとめて地域枠と呼びます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-462758-pixta_30807028-2.jpg ]
昨今の医学部入試で特徴的なもの
その代表例は「地域枠」での入学です。地域医療に従事する医師の養成を目的とし学生を募集・選抜する制度で本格設置から10年ほど経過しました。
文部科学省の調査結果においても地域枠での入学者が卒業後もその大学がある県内に残り地域医療に従事する可能性は一般入学者のそれを大きく上回っていることが実証済みです。よって、このような流れは今後ますます大きくなると思われます。
従って一般受験生にとっては実質的な定員削減にもなり難化傾向にあるといえます。
さらに近年では学校推薦型・総合選抜型などを拡大する動きが多くの大学であるため一般選抜での募集人員は年々減少傾向にありますが、この流れは今後も続くとみて間違いないでしょう。
都内の私立医学部でも地域枠から「東京都在住」、または東京都地域枠の撤廃を実施する学校が増えつつありますが、それらに替わり学校推薦枠の制定が起きています。
国公立大入試でも、総合型選抜・学校推薦型選抜の拡大が進みます。一般選抜では後期日程廃止が続いており、前期一発勝負の様相が濃くなっています。
また、調査書や受験生本人が記載する志望理由書の提出を求める大学が増えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-410546-pixta_71409024-3.jpg ]
共通テスト2年目の今年は?
昨年度入試では大学入試センター試験に替わり<共通テスト>が導入されました。
初年度の昨年はその動向が注目され、新テストの難易度はアップすると予想されていましたが結果としては前年度のセンター試験に比べて平均点は理系・文系ともに上昇しました。
特に理系では13点上がりました。
こうしたことから2年目の来年入試では難易度が上がり平均点は下がる可能性が高いとみる向きが多いようです。
過去に国公立大額受験生に対して共通一次試験・大学入試センター試験が実施されてきましたが両テストともに開始初年度に対して3年目までは回を重ねるごとに平均点は下がっていった経緯があります。
2022年度受験生が注意すべき点
以上のような状況を踏まえて来春、国公立医学部を目指す受験生が注意すべきことは
1. 共通テストが難しくなるという前提で勉強すること
2. その上で国公立医学部を目指すためには共通テストで最低でも8割できれば8割5分の得点を確実に取る。
3. その為には苦手科目があると命取りになりかねません。
国公立医学部入試に於いては
得意科目を作ることよりも苦手科目を絶対に作らないことに力点を置いた勉強が必須となります。
今回上記の記事をふまえて難関医学部を志望される方や、国公立理系学部を来年2022年受験される方、再来年度2023年受験を目指している方は受験の動向にも気にしてほしいと考えています。
難関医学部・理系学部志望の方向け【テスト会】
[画像4: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-97ad53b2a28d16b114bc-4.png ]
今回、講師が全員東大医学部生の「S3(エススリー)」ではそのような都内近郊の高2・高3、既卒生を対象とした学生向けの無料テスト会を実施します。
?来春2022年受験予定、または2023年度に難関医学部、東大・国公立理系学部の受験を検討されている方対象。
年内最後に自分の実力を試す絶好の場になります。
日時:12月26日(日) 一教科目開始 10時30分〜
会場:〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3丁目4−10 庄司ビル 5F
*各教科10分前にはご着席ください。
詳細な時間は申込フォームをご覧ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdc78ZUq-qyEO2Ksyzpbxn7K6fpcKwq3JGim37vialcrlH-gA/viewform?usp=sf_link
物理・化学・数学・英語と理系学部の2次試験にも利用する科目のテストとなります。
参加者には東大医学部(理3)生が考えたオリジナル問題テストと、ワンポイント要点解説を含む各90分ずつで実施します。
以上のことを踏まえて、受験本番まで残された期間、ラストスパートをかけて
来春多くの受験生が志望校合格を勝ち取られることを応援しています。
医学部の定員削減問題
近年の医学部入試では地方における医師不足・偏在是正をする目的で「臨時定員増」が実施され医学部受験生に門戸を広げてきました。
この制度は本来は期間限定の施策で2019年度に終了するはずだったのですが、2020・2021年度も暫定的に2019年度のの定員を超えない範囲でという条件で実質的には延長されているようです。
しかし、今後の医学部定員で見逃せないのは「医師総数の見通し」です。
今後は医師総数は過剰になるとの推計から、将来的には医学部の定員削減の方向性が打ち出されています。
但し急速に収束方向にあるものの「コロナ禍」の状況下で医療現場での人材不足は依然として解消していない状況を考えれば、おそらく今後3年程度は医学部の定員減は実施されないのではと予想されます。
つまり近い将来実施される可能性がある医学部の定員削減までのこの2〜3年間は医学部受験生にとってはチャンスの時期であるといえます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-792265-pixta_28638106-1.jpg ]
地域枠増加傾向はどこまで続く?
地域枠とは?
医師不足が深刻な地域において、原則卒業後規定の年数その地域で働くことを出願条件にしている地域枠という仕組みがあります。
地方における医師不足や診療科の偏在といった問題を受けて、医師少数区域を解消することを目的として作られた制度です。
平成30年の法改正によって、医療法第30条の23 第5号にもとづき、都道府県知事から大学に向けて、地域枠の設定、拡充の要請をすることが可能となりました。
また都道府県がこれらの取り組みを支援することとされています。
なお、地域枠とひと口に言っても、選抜の時期、卒後の従事条件の有無、奨学金の貸与の有無によって制度は多岐に渡ります。
更に、出身地の指定があるもの(地元出身者枠)と、指定がないものに分かれますが、ここでは両者をまとめて地域枠と呼びます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-462758-pixta_30807028-2.jpg ]
昨今の医学部入試で特徴的なもの
その代表例は「地域枠」での入学です。地域医療に従事する医師の養成を目的とし学生を募集・選抜する制度で本格設置から10年ほど経過しました。
文部科学省の調査結果においても地域枠での入学者が卒業後もその大学がある県内に残り地域医療に従事する可能性は一般入学者のそれを大きく上回っていることが実証済みです。よって、このような流れは今後ますます大きくなると思われます。
従って一般受験生にとっては実質的な定員削減にもなり難化傾向にあるといえます。
さらに近年では学校推薦型・総合選抜型などを拡大する動きが多くの大学であるため一般選抜での募集人員は年々減少傾向にありますが、この流れは今後も続くとみて間違いないでしょう。
都内の私立医学部でも地域枠から「東京都在住」、または東京都地域枠の撤廃を実施する学校が増えつつありますが、それらに替わり学校推薦枠の制定が起きています。
国公立大入試でも、総合型選抜・学校推薦型選抜の拡大が進みます。一般選抜では後期日程廃止が続いており、前期一発勝負の様相が濃くなっています。
また、調査書や受験生本人が記載する志望理由書の提出を求める大学が増えています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-410546-pixta_71409024-3.jpg ]
共通テスト2年目の今年は?
昨年度入試では大学入試センター試験に替わり<共通テスト>が導入されました。
初年度の昨年はその動向が注目され、新テストの難易度はアップすると予想されていましたが結果としては前年度のセンター試験に比べて平均点は理系・文系ともに上昇しました。
特に理系では13点上がりました。
こうしたことから2年目の来年入試では難易度が上がり平均点は下がる可能性が高いとみる向きが多いようです。
過去に国公立大額受験生に対して共通一次試験・大学入試センター試験が実施されてきましたが両テストともに開始初年度に対して3年目までは回を重ねるごとに平均点は下がっていった経緯があります。
2022年度受験生が注意すべき点
以上のような状況を踏まえて来春、国公立医学部を目指す受験生が注意すべきことは
1. 共通テストが難しくなるという前提で勉強すること
2. その上で国公立医学部を目指すためには共通テストで最低でも8割できれば8割5分の得点を確実に取る。
3. その為には苦手科目があると命取りになりかねません。
国公立医学部入試に於いては
得意科目を作ることよりも苦手科目を絶対に作らないことに力点を置いた勉強が必須となります。
今回上記の記事をふまえて難関医学部を志望される方や、国公立理系学部を来年2022年受験される方、再来年度2023年受験を目指している方は受験の動向にも気にしてほしいと考えています。
難関医学部・理系学部志望の方向け【テスト会】
[画像4: https://prtimes.jp/i/68300/6/resize/d68300-6-97ad53b2a28d16b114bc-4.png ]
今回、講師が全員東大医学部生の「S3(エススリー)」ではそのような都内近郊の高2・高3、既卒生を対象とした学生向けの無料テスト会を実施します。
?来春2022年受験予定、または2023年度に難関医学部、東大・国公立理系学部の受験を検討されている方対象。
年内最後に自分の実力を試す絶好の場になります。
日時:12月26日(日) 一教科目開始 10時30分〜
会場:〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3丁目4−10 庄司ビル 5F
*各教科10分前にはご着席ください。
詳細な時間は申込フォームをご覧ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdc78ZUq-qyEO2Ksyzpbxn7K6fpcKwq3JGim37vialcrlH-gA/viewform?usp=sf_link
物理・化学・数学・英語と理系学部の2次試験にも利用する科目のテストとなります。
参加者には東大医学部(理3)生が考えたオリジナル問題テストと、ワンポイント要点解説を含む各90分ずつで実施します。
以上のことを踏まえて、受験本番まで残された期間、ラストスパートをかけて
来春多くの受験生が志望校合格を勝ち取られることを応援しています。