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再生医療のイノバセル HiJoJo Partnersなどから総額5.5億円の資金調達を実施

シリーズCは6月中にクローズ

HiJoJo Partners株式会社によって組成されたInnovacellファンドなどから5月25日付で総額5.5億円の出資を受けました。




便失禁・尿失禁の治療を目的とした細胞治療により、人々の健康とQOL向上を目指すイノバセル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ノビック・コーリン(Colin Lee Novick)、シーガー・ジェイソン(Jason David Sieger))は、ユニコーン企業*を中心に国内外の非上場スタートアップ企業に投資するファンドを組成・販売・運用するHiJoJo Partners株式会社によって組成されたInnovacellファンド投資事業有限責任組合などから5月25日付で総額5.5億円の出資を受けました。
今回の出資により、欧州投資銀行から獲得した1,500万ユーロ(約20億円)のベンチャーデット与信枠の融資開始前提条件が満たされました。
* : ユニコーン企業とは、企業評価額が10億USドルを超えているが上場はまだしていない急成長スタートアップ企業の総称。

■イノバセル株式会社 代表取締役CEO ノビック・コーリンのコメント

数年内での上場を狙って厳選したユニコーン企業に主に投資をするファンドを組成・運用しているHiJoJo Partners株式会社様が次の投資ターゲットとしてイノバセルを選んでくれたことを大変光栄に思っております。証券市場のプロフェッショナルが集結している同社が、イノバセルを優良なレイトステージ非上場企業として捉えて下さっている、と私自身は理解しております。この評価に応えることができるよう、イノバセルでは引き続き臨床開発のマイルストンを達成することにフォーカスしたいと思います。

なお、切迫性便失禁の患者さまを対象としたICEF15の第III相国際共同治験は、現在ブルガリア、スペインで患者組入を開始しており、英国・スウェーデンでも開始許可がおりるなど、順調な滑り出しをしています。

イノバセル株式会社について

当社の前身会社はオーストリアのインスブルック医学大学からスピンアウトした再生医療ベンチャーであり、当社はこのオーストリア企業の親会社として2021年に日本で設立されました。

当社グループは再生医療の事業化を通じた人々の健康とQOLの向上を目指しており、現在は切迫性あるいは漏出性便失禁、および腹圧性尿失禁を治療するための細胞治療薬の研究開発・事業化に特化した事業を行っています。

開発が最も進んでいる当社の主力製品であるICEF15は、患者さまご自身の筋芽細胞を利用し、“局所投与”での筋肉再生を図ることにより、切迫性便失禁の根治を目指す製品です。 これまでに、欧州においてICEF15(切迫性便失禁を対象)とICES13(腹圧性尿失禁を対象)の2つの後期第II相試験を含む複数の臨床試験を完遂しています。現在、欧州医薬品庁(European Medicines Agency)によるScientific Advice(日本におけるPMDAの対面助言に相当)を受け、第III相国際共同治験であるfidelia試験を実施中です。

Website: https://www.innovacell.co.jp
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