公開70周年記念 映画『羅生門』展にてデジタル展示システム(IT-One Quest)提供開始
[20/09/25]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
〜コロナ禍における新しい展示方法への試み〜
公開70周年記念 映画『羅生門』展にてデジタル展示システム(IT-One Quest)提供開始
〜コロナ禍における新しい展示方法への試み〜
三菱総研グループにおいてシステム開発事業を展開する株式会社アイ・ティー・ワン(代表取締役社長:野久尾智明 以下、IT-One)は、9月12日から開催されている映画『羅生門』展へ、デジタル展示システム(以下、IT-One Quest)の提供を開始しました。
IT-One Questは、動画/静止画/テキスト(以下、デジタルコンテンツ)の比較研究のためのプラットフォームソリューションのひとつで、デジタルコンテンツを連動させることにより、コンテンツ同士の同時比較を可能にします。また、デジタルコンテンツを表示するエリアのレイアウトの変更や、ユーザインターフェースの切り替え(タッチパネル操作、モーションセンサー操作)、テキストの言語切り替えにも対応しており、展覧会、研究者による研究活動など、デジタルデータをお持ちで、必要とされる方どなたにでもご利用いただけるシステムです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/44575/8/resize/d44575-8-674268-0.png ]
今回、映画『羅生門』展でのIT-One Questは、以下のコンセプトのもとシステムを構築しております。
「従来にない新しい表現で、観る者が自身で作品の撮影現場に立ち会っている気分を味わえるインタラクティブな展示を目指す。」
実際に映画撮影で使用された台本をデジタルコンテンツ化したものと撮影された映画のシーンを比較して閲覧することが可能な展示を提供しております。
台本には持ち主の書き込みがあり、複数(3冊)の台本を同時に表示して比較することで、映画撮影における個々の役割が異なるということが読み取れます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/44575/8/resize/d44575-8-283995-2.png ]
また、台本のページに連動した各シーンの動画が連動して表示されているだけでなく、研究者による解説文とともに撮影当時のスティール写真が連動して表示されることで、映画作成の背景についての考察をさらに深めるものとなります。
当初、大画面タッチディスプレイを設置し、来館者がそれぞれ直接画面をタッチ操作するものを想定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大が警戒される状況下での開催が決定されたことで、非接触での操作を再検討し、本展覧会においてはモーションセンサーによる操作を採用いたしました。
操作可能なボタンを極力減らし、また、大きく表示させ、モーションによる非接触で疑似的なマウス操作を実現しました。香盤表と呼ばれる撮影予定表からのシーン選択、台本のページめくり、拡大表示といった操作をしながら閲覧することができます。
【映画『羅生門』展について】
1950年8月26日に劇場公開された映画『羅生門』は、国内では大ヒットにはならなかったものの、監督黒澤明の芸術的な野心が認められ、1951年9月にヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、さらに1952年3月に米国アカデミー賞名誉賞を受けることで国際的な評価を確立し、黒澤の、ひいては日本映画の水準の高さを世界に知らしめ、戦後復興のひとつの象徴にもなりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/44575/8/resize/d44575-8-601336-6.jpg ]
『羅生門』は、黒澤の卓越した演出力だけでなく、それまでの日本映画の作り方を革新した数々のスタッフワークに支えられています。
登場人物のそれぞれ食い違う証言が真実を覆い隠してしまう橋本忍の脚本術、ロケーションを活かしあえて太陽にキャメラを向けた宮川一夫の斬新な撮影、巨大な羅生門をオープンセットとして造形した松山崇ら美術スタッフの功績、日本の中世の物語にボレロ調の旋律を大胆に組み込んだ早坂文雄の音楽、そのような職能のアンサンブルがこの映画の醍醐味となっています。
この展覧会では、世界初展示の品も含めてこうした名スタッフの功績の実際をデジタル展示も用いて紹介するほか、それぞれくっきりした人物像を創造した三船敏郎・京マチ子・森雅之・志村喬といった名優にも注目、さらにはヴェネチアでの受賞をめぐる当時の資料やこの映画が世界に与えた影響についても触れます。
『羅生門』の上映も行われる関連上映企画「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」とともにお楽しみください。
(国立映画アーカイブ 公開70周年記念 映画『羅生門』展 概要より引用)
【国立映画アーカイブについて】
国立映画アーカイブ(英語名称:National Film Archive of Japan)は、昭和27(1952)年に設置された国立近代美術館の映画事業(フィルム・ライブラリー)に始まり、昭和45(1970)年の機能拡充による東京国立近代美術館フィルムセンター開館とその後の活動を経て、平成30(2018)年、独立行政法人国立美術館の6番目の館として設立に至りました。また、平成7(1995)年には建物をリニューアルし現在に至っています。
【株式会社アイ・ティー・ワンについて】
IT‐Oneは、1998年の創業から20年以上にわたり、「社是:先進技術をもって社会に貢献する、基本理念:誠意と信頼」という企業理念のもと、お客様のビジネス拡大にシステム面から貢献して参りました。2011年に三菱総研グループに参画、社会インフラを支える基盤技術での強みを生かしながら、近年ではアプリケーション開発、クラウドサービスを経て、AIやブロックチェーンなどの先進技術の蓄積に努めております。メインフレームから最新技術まで幅広い技術を活用し、社会への貢献を目指してまいります。
※サービス名は商標登録申請中です。
【関連URL】
・国立映画アーカイブURL : https://www.nfaj.go.jp/
・IT-One コーポレートサイトURL : https://www.it-one.co.jp/
以上
【サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社アイ・ティー・ワン
データイノベーションラボ 春林・杉林
TEL:03-5796-2153 FAX:03-5796-2151
E-mail:solution_service@it-one.co.jp
公開70周年記念 映画『羅生門』展にてデジタル展示システム(IT-One Quest)提供開始
〜コロナ禍における新しい展示方法への試み〜
三菱総研グループにおいてシステム開発事業を展開する株式会社アイ・ティー・ワン(代表取締役社長:野久尾智明 以下、IT-One)は、9月12日から開催されている映画『羅生門』展へ、デジタル展示システム(以下、IT-One Quest)の提供を開始しました。
IT-One Questは、動画/静止画/テキスト(以下、デジタルコンテンツ)の比較研究のためのプラットフォームソリューションのひとつで、デジタルコンテンツを連動させることにより、コンテンツ同士の同時比較を可能にします。また、デジタルコンテンツを表示するエリアのレイアウトの変更や、ユーザインターフェースの切り替え(タッチパネル操作、モーションセンサー操作)、テキストの言語切り替えにも対応しており、展覧会、研究者による研究活動など、デジタルデータをお持ちで、必要とされる方どなたにでもご利用いただけるシステムです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/44575/8/resize/d44575-8-674268-0.png ]
今回、映画『羅生門』展でのIT-One Questは、以下のコンセプトのもとシステムを構築しております。
「従来にない新しい表現で、観る者が自身で作品の撮影現場に立ち会っている気分を味わえるインタラクティブな展示を目指す。」
実際に映画撮影で使用された台本をデジタルコンテンツ化したものと撮影された映画のシーンを比較して閲覧することが可能な展示を提供しております。
台本には持ち主の書き込みがあり、複数(3冊)の台本を同時に表示して比較することで、映画撮影における個々の役割が異なるということが読み取れます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/44575/8/resize/d44575-8-283995-2.png ]
また、台本のページに連動した各シーンの動画が連動して表示されているだけでなく、研究者による解説文とともに撮影当時のスティール写真が連動して表示されることで、映画作成の背景についての考察をさらに深めるものとなります。
当初、大画面タッチディスプレイを設置し、来館者がそれぞれ直接画面をタッチ操作するものを想定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大が警戒される状況下での開催が決定されたことで、非接触での操作を再検討し、本展覧会においてはモーションセンサーによる操作を採用いたしました。
操作可能なボタンを極力減らし、また、大きく表示させ、モーションによる非接触で疑似的なマウス操作を実現しました。香盤表と呼ばれる撮影予定表からのシーン選択、台本のページめくり、拡大表示といった操作をしながら閲覧することができます。
【映画『羅生門』展について】
1950年8月26日に劇場公開された映画『羅生門』は、国内では大ヒットにはならなかったものの、監督黒澤明の芸術的な野心が認められ、1951年9月にヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、さらに1952年3月に米国アカデミー賞名誉賞を受けることで国際的な評価を確立し、黒澤の、ひいては日本映画の水準の高さを世界に知らしめ、戦後復興のひとつの象徴にもなりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/44575/8/resize/d44575-8-601336-6.jpg ]
『羅生門』は、黒澤の卓越した演出力だけでなく、それまでの日本映画の作り方を革新した数々のスタッフワークに支えられています。
登場人物のそれぞれ食い違う証言が真実を覆い隠してしまう橋本忍の脚本術、ロケーションを活かしあえて太陽にキャメラを向けた宮川一夫の斬新な撮影、巨大な羅生門をオープンセットとして造形した松山崇ら美術スタッフの功績、日本の中世の物語にボレロ調の旋律を大胆に組み込んだ早坂文雄の音楽、そのような職能のアンサンブルがこの映画の醍醐味となっています。
この展覧会では、世界初展示の品も含めてこうした名スタッフの功績の実際をデジタル展示も用いて紹介するほか、それぞれくっきりした人物像を創造した三船敏郎・京マチ子・森雅之・志村喬といった名優にも注目、さらにはヴェネチアでの受賞をめぐる当時の資料やこの映画が世界に与えた影響についても触れます。
『羅生門』の上映も行われる関連上映企画「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」とともにお楽しみください。
(国立映画アーカイブ 公開70周年記念 映画『羅生門』展 概要より引用)
【国立映画アーカイブについて】
国立映画アーカイブ(英語名称:National Film Archive of Japan)は、昭和27(1952)年に設置された国立近代美術館の映画事業(フィルム・ライブラリー)に始まり、昭和45(1970)年の機能拡充による東京国立近代美術館フィルムセンター開館とその後の活動を経て、平成30(2018)年、独立行政法人国立美術館の6番目の館として設立に至りました。また、平成7(1995)年には建物をリニューアルし現在に至っています。
【株式会社アイ・ティー・ワンについて】
IT‐Oneは、1998年の創業から20年以上にわたり、「社是:先進技術をもって社会に貢献する、基本理念:誠意と信頼」という企業理念のもと、お客様のビジネス拡大にシステム面から貢献して参りました。2011年に三菱総研グループに参画、社会インフラを支える基盤技術での強みを生かしながら、近年ではアプリケーション開発、クラウドサービスを経て、AIやブロックチェーンなどの先進技術の蓄積に努めております。メインフレームから最新技術まで幅広い技術を活用し、社会への貢献を目指してまいります。
※サービス名は商標登録申請中です。
【関連URL】
・国立映画アーカイブURL : https://www.nfaj.go.jp/
・IT-One コーポレートサイトURL : https://www.it-one.co.jp/
以上
【サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社アイ・ティー・ワン
データイノベーションラボ 春林・杉林
TEL:03-5796-2153 FAX:03-5796-2151
E-mail:solution_service@it-one.co.jp