中南米市場、 「ビジネスのしやすさ」でグローバル企業を引き付ける
[19/08/20]
提供元:PRTIMES
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・労働人口と中産階級の拡大により、さらなる大きな成長が見込まれる
・中南米人は日本を好意的に捉えており、プレミアム製品への関心も拡大を続けている
東京、2019年8月20日 – 市場調査およびデータ分析のグローバルカンパニーであるニールセン・カンパニー合同会社は、8月1日、「Go Global(ゴー・グローバル)」と題したセミナーシリーズの第二回を東京・六本木アカデミーヒルズで開催、中南米市場でのビジネス展開に関するプレゼンテーションを行いました。同セミナーでは、ニールセン・ラテンアメリカのマネージング・ディレクター Armando Uriegasをゲストスピーカーに迎え、小売業および製造業に携わる日本企業に向け、変化を続ける中南米市場の動向と消費者行動に関する地域別データとインサイトを提供しました。
中南米市場、「ビジネスのしやすさ」指数でグローバル平均値を超える
中南米市場は、物理的距離および不安定な政治・経済情勢から、海外市場進出を検討する日本企業の多くにとってファーストプライオリティになり難いのが実情です。しかしながら、世界銀行が発表した「ビジネスのしやすさ」指数(2019年)では、チリ(89.1)、メキシコ(85.9)、コロンビア(85.3)など多くの国が「起業のしやすさ」指数においてグローバル平均値(83.8)を超えたことが明らかになっています。「貿易のしやすさ」指数では、メキシコ(82.1)、チリ(80.6)、コスタリカ(79.3)がグローバル平均値(70.5)より高い数値を示し、また「ビジネスのしやすさ」では、グローバル平均値(62.5)に対し、メキシコ(72.1)、チリ(71.8)、コロンビア(69.2)、コスタリカ(68.9)、ペルー(68.8)が高い数値を示す結果となっています。
中南米人は、財政状況が良くなると考えている
ニールセンがコンファレンスボード(全米産業審議会)と共同で発表した2019年第一四半期「消費者信頼感指数(CCI: Consumer Confidence Index)」によると、中南米の消費者の64%が向こう12カ月間で各個人の財政状況が「素晴らしくなる」もしくは「良くなる」と考えていることが明らかになっています。世界のGDPの6.2%を占める中南米ではGDPの成長が続いており、2019年では対前年比でブラジル(1.8%)、コロンビア(3.1%)、コスタリカ(2.8%)の成長率を示しています。
労働人口と中産階級層の拡大
中南米の人口は6億4200万人で、世界の人口の約8%を占めています。若年層が多くを占めるのが特徴で、このため労働人口の拡大が見込まれています。加えて、女性の労働参加も加速しており、経済成長と拡大する中産階級層により購買力が高まることが予測されています。2012年には6,360米ドルだった一人当たりの消費量は、この先75%増加し、2020年には11,143米ドルに達すると見込まれています。
日本は非常に肯定的に受け取られている
中南米市場において日本は、ロボット、ゲーム、自動車などハイテク産業における革新的な製品、健康的な食品、アニメ、高品質な美容品などで知られています。こうした肯定的な認識により、中南米市場で成功を続ける日本のある化粧品ブランドは、2020年までに収益を2億米ドルまで伸ばすだろうと予測されています。プレミアム製品に関するニールセンの最新調査によると、中南米では87%の消費者がプレミアム製品の購入に対し肯定的であり、服飾品(44%)、個人向け電化製品(42%)、食肉・海産食品(35%)、ヘアケア(32%)、乳製品(32%)、家庭用電化製品(32%)、ボディケア(29%)、化粧品(29%)の購入に積極的であることが分かっています。
ニールセン・カンパニー合同会社 社長 ルーク・バーウェイは「中南米は経済的・政治的に不安定な時期を経験しましたが、この市場がさらなる可能性と共に成長を続けていることは明らかです。小売ではトラディショナルトレードが主流ですが、モバイル端末の普及率も高まっており、2018年には4.7%だったオンライン小売業者別収益は、2023年には7.4%に拡大すると見込まれています。現地のeコマース大手であるメルカドリブレのみならず、アマゾン、アリババ、イーベイなど大手グローバル企業もさらなる収益の拡大に向けて投資を続けています」と述べています。
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ニールセンについて
Nielsen Holdings plc(NYSE: NLSN)は世界最大級のマーケティング調査&データ分析の会社として、世界規模の消費者と市場における最も完全で信頼されたインサイトを提供しています。私たちのアプローチは独自のニールセンデータと他のデータソースを結び付けることで、今何が起こり、今後何が起こるのか、そしてこの知識に基づいてどの様に行動するのがベストなのかを世界中の顧客が見出すお手伝いをします。ニールセンはメディア、広告、小売りそして日用消費財産業が直面する最も重要な問いに答えるための新しい方法を開発し続けながら、90年以上に渡り科学的な正確性と革新性に基づくデータと分析を提供してきました。S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100ヵ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください:www.nielsen.com
※本プレスリリースのウェブページはこちらをご覧ください。
https://www.nielsen.com/jp/ja/press-releases/2019/20190820-go-global-latin-america/
・中南米人は日本を好意的に捉えており、プレミアム製品への関心も拡大を続けている
東京、2019年8月20日 – 市場調査およびデータ分析のグローバルカンパニーであるニールセン・カンパニー合同会社は、8月1日、「Go Global(ゴー・グローバル)」と題したセミナーシリーズの第二回を東京・六本木アカデミーヒルズで開催、中南米市場でのビジネス展開に関するプレゼンテーションを行いました。同セミナーでは、ニールセン・ラテンアメリカのマネージング・ディレクター Armando Uriegasをゲストスピーカーに迎え、小売業および製造業に携わる日本企業に向け、変化を続ける中南米市場の動向と消費者行動に関する地域別データとインサイトを提供しました。
中南米市場、「ビジネスのしやすさ」指数でグローバル平均値を超える
中南米市場は、物理的距離および不安定な政治・経済情勢から、海外市場進出を検討する日本企業の多くにとってファーストプライオリティになり難いのが実情です。しかしながら、世界銀行が発表した「ビジネスのしやすさ」指数(2019年)では、チリ(89.1)、メキシコ(85.9)、コロンビア(85.3)など多くの国が「起業のしやすさ」指数においてグローバル平均値(83.8)を超えたことが明らかになっています。「貿易のしやすさ」指数では、メキシコ(82.1)、チリ(80.6)、コスタリカ(79.3)がグローバル平均値(70.5)より高い数値を示し、また「ビジネスのしやすさ」では、グローバル平均値(62.5)に対し、メキシコ(72.1)、チリ(71.8)、コロンビア(69.2)、コスタリカ(68.9)、ペルー(68.8)が高い数値を示す結果となっています。
中南米人は、財政状況が良くなると考えている
ニールセンがコンファレンスボード(全米産業審議会)と共同で発表した2019年第一四半期「消費者信頼感指数(CCI: Consumer Confidence Index)」によると、中南米の消費者の64%が向こう12カ月間で各個人の財政状況が「素晴らしくなる」もしくは「良くなる」と考えていることが明らかになっています。世界のGDPの6.2%を占める中南米ではGDPの成長が続いており、2019年では対前年比でブラジル(1.8%)、コロンビア(3.1%)、コスタリカ(2.8%)の成長率を示しています。
労働人口と中産階級層の拡大
中南米の人口は6億4200万人で、世界の人口の約8%を占めています。若年層が多くを占めるのが特徴で、このため労働人口の拡大が見込まれています。加えて、女性の労働参加も加速しており、経済成長と拡大する中産階級層により購買力が高まることが予測されています。2012年には6,360米ドルだった一人当たりの消費量は、この先75%増加し、2020年には11,143米ドルに達すると見込まれています。
日本は非常に肯定的に受け取られている
中南米市場において日本は、ロボット、ゲーム、自動車などハイテク産業における革新的な製品、健康的な食品、アニメ、高品質な美容品などで知られています。こうした肯定的な認識により、中南米市場で成功を続ける日本のある化粧品ブランドは、2020年までに収益を2億米ドルまで伸ばすだろうと予測されています。プレミアム製品に関するニールセンの最新調査によると、中南米では87%の消費者がプレミアム製品の購入に対し肯定的であり、服飾品(44%)、個人向け電化製品(42%)、食肉・海産食品(35%)、ヘアケア(32%)、乳製品(32%)、家庭用電化製品(32%)、ボディケア(29%)、化粧品(29%)の購入に積極的であることが分かっています。
ニールセン・カンパニー合同会社 社長 ルーク・バーウェイは「中南米は経済的・政治的に不安定な時期を経験しましたが、この市場がさらなる可能性と共に成長を続けていることは明らかです。小売ではトラディショナルトレードが主流ですが、モバイル端末の普及率も高まっており、2018年には4.7%だったオンライン小売業者別収益は、2023年には7.4%に拡大すると見込まれています。現地のeコマース大手であるメルカドリブレのみならず、アマゾン、アリババ、イーベイなど大手グローバル企業もさらなる収益の拡大に向けて投資を続けています」と述べています。
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ニールセンについて
Nielsen Holdings plc(NYSE: NLSN)は世界最大級のマーケティング調査&データ分析の会社として、世界規模の消費者と市場における最も完全で信頼されたインサイトを提供しています。私たちのアプローチは独自のニールセンデータと他のデータソースを結び付けることで、今何が起こり、今後何が起こるのか、そしてこの知識に基づいてどの様に行動するのがベストなのかを世界中の顧客が見出すお手伝いをします。ニールセンはメディア、広告、小売りそして日用消費財産業が直面する最も重要な問いに答えるための新しい方法を開発し続けながら、90年以上に渡り科学的な正確性と革新性に基づくデータと分析を提供してきました。S&P 500企業として、世界人口の90%を網羅する100ヵ国以上に拠点を有しています。詳細は当社ウェブサイトをご覧ください:www.nielsen.com
※本プレスリリースのウェブページはこちらをご覧ください。
https://www.nielsen.com/jp/ja/press-releases/2019/20190820-go-global-latin-america/