化粧品OEM(オリジナル化粧品受託製造)CSラボ社がナチュラルコスメ情報を発信
[10/12/02]
提供元:PRTIMES
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ナチュラルコスメの人気が続いている。
明確な定義は無いが、化学物質をできるだけ使わず、自然に近い成分を追求した化粧品のくくりがナチュラルコスメと言えそうだ。
そこで今回は、いつナチュラルコスメ人気に火がつき、その顔ぶれはどのように変わってきたのかを探ってみた。
■無添加コスメの時代■
ナチュラルコスメが台頭してきたのは80年代半ば以降。
当時の薬事法で定められていた表示成分を添加していない無添加化粧品が
ナチュラルコスメブームの礎を築いた。
■アロマティックコスメの時代■
90年代に人気を得たのが、アロマセラピーの考え方をベースにし、
植物のエッセンスを用いたアロマティックコスメ群。
無添加コスメの時代とは異なり、自然の香りを好む女性が急増。
「癒し」という言葉が流行ったのもこの時代。植物の香りに「癒されたい」女性がアロマティックコスメブームの担い手。
■オーガニックコスメの時代■
2000年代に入ると環境問題への関心が高まり、「ロハス」という言葉が浸透する。
この流れを受けて、有機農法で作られた植物を使用したオーガニックコスメの存在感が急速に高まった。
植物をベースにしたアロマティックコスメと異なるのは、「原料は何なのか」「環境に負荷を与えていないか」
といったレベルにまでこだわっている点。
単なる「無添加」や「植物の香り」では飽きたらず、女性たちは「お肌の環境問題」にまで踏み込むようになった。
敏感肌用コスメからオーガニックコスメに乗り換える女性も少なくない。
肌に優しく、使っていて癒され、さらに原料も厳選されている・・。
オーガニックコスメが人気を集める所以。
もっとも、日本には「オーガニック」の明確な定義がないため、
いまのところ、早くから有機農産物に取り組み、様々な団体や機関が
認証マークを発行しているフランス、ドイツやオーストラリアの化粧品ブランドが
オーガニックコスメ人気を支えている。
ではこれから、ナチュラルコスメはどのような方向に向かうのか?
すでにその兆候はいくつか出ている。
■ハイテク&ハイパワーコスメの時代到来■
使っていて安心・安全・・だけでは女性はけして満足できない。
いまナチュラルコスメに求められているのは、高度なテクノロジーを駆使した具体的な効果も持つこと。
肌にハリを与える、美白に効果的、保湿力が高い、シワ・シミを改善する。
こうした効果を持ち、なおかつ自然で環境にも優しいコスメの開発は日進月歩で進んでいる。
ハイテク&ハイパワーなナチュラルコスメの時代はすぐそこまで近づいているといっても過言ではない。
■ドメスティックコスメの増加■
国産の白樺、ゆず、ヒバ、炭など、ドメスティックな素材を生かした化粧品が増えてきた。
ご当地コスメによく見られる商品設計。
いまのところ、小さなブランドしかなく、大きなうねりにはなっていないが、
日本ならではの素材を用いたナチュラルコスメがさらに増えていくことは確実であろう。
■メイクもナチュラル化する■
ミネラルファンデーションの人気が高まったのは、肌に優しい基礎化粧品を使っても、
メイクが肌に優しくなければ意味がないーと考える女性が多かったから。
メイクアップ化粧品に求められる色のバリエーションを、自然素材だけで
どれだけ実現できるかは、まだ未知数だが、研究は確実に進んでいる。
ナチュラルコスメだけを使いたいという自然派志向の強い女性に応える
ナチュラルメイクアップコスメの出現が待たれるところだ。