パフォーマンスマテリアルズ、総額10万ユーロのCommunity Involvement Initiative(コミュニティ参画イニシアチブ)を立ち上げ
[20/08/06]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
・アジア、アフリカ、米国で従業員がチャリティプロジェクトに参加
・世界各国でコミュニティを支援する4つのソーシャルプロジェクトに10万ユーロの資金を提供
2020年7月22日付、ドイツ・ダルムシュタット発、世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下、メルク)は、総額10万ユーロのCommunity Involvement Initiative(コミュニティ参画イニシアチブ)を立ち上げることを発表しました。同社のパフォーマンスマテリアルズ事業部門は、今後、4つのチャリティプロジェクトにそれぞれ25,000ユーロの資金を提供し、社会的、経済的に不利な立場にある人たちがデジタル変革に参加できるよう支援していきます。この取り組みは、ヴェルサムマテリアルズおよびインターモレキュラーの買収に連なる統合プログラムの一環として行われるもので、対象となるプロジェクトは従業員の提案から採用されました。
メルクの経営執行委員兼パフォーマンスマテリアルズ・ビジネスCEOであるカイ・ベックマン(Kai Beckmann)は、今回のイニシアチブについて次のように述べています。「私たちは事業を展開する地域の人たちやコミュニティのことを常に大切に考えています。私たちには製品だけでなく、周辺の環境や人々に対する責任があり、倫理的、社会的な成果をあげることは経済的な成功と同様に重要なことです」と述べています。今回、支援の候補として、世界各国の非営利組織が行う30のプロジェクトが、従業員によって推薦されました。提案された内容は、メルクが実施している企業の社会的責任(CSR)活動との一貫性や社会への影響力、デジタルリビングの進化への貢献度、さらに、グローバルヘルスや環境、サスティナビリティ、教育の分野で、メルクの従業員がこれまでどの程度関わってきたのかといった明確な基準に基づいて慎重に検討して評価が行われました。
選ばれた4つのプロジェクトにはそれぞれ25,000ユーロが寄付され、アジア、アフリカおよび米国での活動支援に充てられます。この資金によって世界中の何千もの人たちを支援できるようになります。これらのプロジェクトは今後、テクノロジー基盤を強化してデジタル教育を促進するなど、さまざまな方法でコミュニティを支援して行きます。また、本イニシアチブからの資金に加えて、メルクファミリーファンデーションからの支援を求めることもできます。メルクファミリーファンデーションはメルクの創業ファミリーのみの出資によって設立されたドイツのチャリティ団体で、メルクの従業員の慈善活動への参画を支援することによって、持続可能な方法でより良い社会への貢献を図っていくことを目指しています。
4つの支援対象プロジェクト
「Loving Neighbors」-韓国における教育プロジェクト
韓国・安山にある多文化チャイルドケアセンターは、恵まれない子どもたちやさまざまな文化を背景に持つ学生に安定した環境を提供し、マルチメディアをベースとしたコンピュータ教育を通じてデジタルライフを送れるように支援しています。すでに、四半期ごとに26人のパフォーマンスマテリアルズの従業員がボランティアを行っており、今回の資金は韓国語の教師、コンピュータルームやマルチメディア施設などの費用に充てられます。Loving Neighborsのディレクター、ユンギ・キム(Youngji Kim)氏は次のように述べています。「パフォーマンスマテリアルズの皆さんがLoving Neighborsに関心を寄せてくださっていることに、本当に感謝しています。今回のメルクの従業員の皆さんからの寄付は、この地域の恵まれない多文化の子どもたちに新たな挑戦と大きな勇気を与えてくれるでしょう。この資金で、私たちは子どもたちが韓国社会にもっとうまく溶け込めるよう韓国語のレッスンを続けると同時に、マルチメディア施設を整え、子どもたちに安定した健康的な環境を提供できるようになります。」
「Shanghai Jinqiao Biyun Charity Fund(上海金橋碧雲チャリティファンド)」-中国におけるデジタル教育
経済的に困難な状況にある家庭の子どもたちにサイエンスやデジタルのアイデアを伝えること目的とする組織で、400人を超える学生への支援が期待されています。すでに40人以上のパフォーマンスマテリアルズの従業員がこの活動に参加しており、Shanghai Jinqiao Biyun Charity Foundationの事務長、ヴィヴィ・チェン(Vivi Chen)氏は、「メルクのプログラムによる財政的支援を受けて、当面、早急に必要なIT機器を購入できるようになりました。この恩恵を受けることになる学生たちを代弁して、お礼を申し上げます」と述べています。
今回のコミュニティ参画イニシアチブは中国全体を通じて数多くの学校を支援することになり、主としてタブレットやプロジェクター、ラボ機器といったマルチメディア機器の整備が行われます。
「ソーシャルイノベーション・アカデミー(SINA)」-アフリカにおけるソーシャルソリューション
このイニシアチブは、地域における雇用創出を見据え、困難な社会環境で育った若者たちが社会的企業を開始できるよう支援を行うものです。今回の支援は、コンゴ民主共和国やウガンダにある複数の難民コミュニティの技術インフラの改善に役立てられます。このプログラムでは2023年までに約250人に奨学金を支給する計画です。パフォーマンスマテリアルズの従業員はすでに、AMPION East Africaの画期的なバスツアーの立ち上げを通じてSINAと協力した実績があり、SINAの創設者であるエティエンヌ・サルボーン(Etienne Salborn)氏は次のように述べています。「過去にメルクの従業員の皆さんと協力した経験から、今回、このような危機を迎えている時期に支援していただけることを非常にうれしく思います。この取り組みを通じて若い人たちの持つ潜在能力を解き放ち、社会的企業という形でそれぞれが独自のソリューションを生み出してくれるでしょう。」
「A New Leaf」 – 米国におけるコミュニティ支援
A New Leafは経済的に困難な状況にある家庭や経済的に困窮し、危機的な状況に置かれている個人への支援を使命としています。ファイナンシャルウェルネス、安定した住居、健康を目標の中核に据え、米国アリゾナ州フェニックス都市圏で年間28,000人の住民を支援しています。メルクの従業員はこれまでA New Leafの支援だけで200時間をボランティア活動に費やしてミッションの実現に携わってきました。さらに、自分たちの専門知識を活かして、十分な仕事が得られないでいる人たちとデジタル業界やIT業界での有意義なキャリア機会とをつなぐためのインサイトも提供しています。A New LeafのCEOであるマイケル・ヒューズ(Michael Hughes)氏は、活動について次のように述べています。「メルクによる実際的なサポートや財政的支援を得て、私たちが支援するコミュニティの健康や福祉に大きな貢献を果たすと同時に、他の地域でも真似できるようなモデルを確立することができます。今回、私たちのプロジェクトが対象に選ばれたことは非常に光栄であり、メルクの支援から最大限の成果が上げられるよう、大いに意欲を高めています。」
背景情報: ヴァルサムマテリアルズおよびインターモレキュラーの買収について
メルクは電子材料業界の有力サプライヤーとしての地位を強化するため、2018年にパフォーマンスマテリアルズ事業部門の事業変革プログラム「Bright Future」を立ち上げました。また、2019年10月7日に、アリゾナを拠点とする半導体材料の有力サプライヤーであるヴェルサムマテリアルズを58億ユーロで買収したことを発表しました。同社の2018年度の年間売上高は約12億ユーロ(14億米ドル)で、約2,300名の従業員を擁し、アジアおよび北米に15カ所の製造拠点と7カ所の研究開発施設を持っています。メルクは事業統合によって、半導体およびディスプレイ業界をターゲットとする大手電子材料企業となることを目指しています。2019年9月20日には、カリフォルニアを拠点に革新的な先進材料を提供するインターモレキュラーの買収完了を発表しました。総額6,200万米ドルのこの買収によって、メルクは電子材料業界における今後の革新を推進し、加速します。
全文リリースはウェブサイト上の英文資料をご参照ください。
https://www.merckgroup.com/en/news/pm-launches-community-involvement-initiative-22-07-2020.html
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症のためのバイオ医薬品を用いた治療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約59,000人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2019年は66カ国で162億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社について
メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社はパフォーマンスマテリアルズ・ビジネスの日本法人です。2017年1月に設立、液晶材料などのディスプレイ向け材料や半導体製造用材料、顔料、特殊化学品・機能性材料などの研究開発、製造・輸出入・販売を行っています。メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社の詳細については
https://www.merckgroup.com/jp-ja/company/performance-materials.html をご覧ください。
・世界各国でコミュニティを支援する4つのソーシャルプロジェクトに10万ユーロの資金を提供
2020年7月22日付、ドイツ・ダルムシュタット発、世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下、メルク)は、総額10万ユーロのCommunity Involvement Initiative(コミュニティ参画イニシアチブ)を立ち上げることを発表しました。同社のパフォーマンスマテリアルズ事業部門は、今後、4つのチャリティプロジェクトにそれぞれ25,000ユーロの資金を提供し、社会的、経済的に不利な立場にある人たちがデジタル変革に参加できるよう支援していきます。この取り組みは、ヴェルサムマテリアルズおよびインターモレキュラーの買収に連なる統合プログラムの一環として行われるもので、対象となるプロジェクトは従業員の提案から採用されました。
メルクの経営執行委員兼パフォーマンスマテリアルズ・ビジネスCEOであるカイ・ベックマン(Kai Beckmann)は、今回のイニシアチブについて次のように述べています。「私たちは事業を展開する地域の人たちやコミュニティのことを常に大切に考えています。私たちには製品だけでなく、周辺の環境や人々に対する責任があり、倫理的、社会的な成果をあげることは経済的な成功と同様に重要なことです」と述べています。今回、支援の候補として、世界各国の非営利組織が行う30のプロジェクトが、従業員によって推薦されました。提案された内容は、メルクが実施している企業の社会的責任(CSR)活動との一貫性や社会への影響力、デジタルリビングの進化への貢献度、さらに、グローバルヘルスや環境、サスティナビリティ、教育の分野で、メルクの従業員がこれまでどの程度関わってきたのかといった明確な基準に基づいて慎重に検討して評価が行われました。
選ばれた4つのプロジェクトにはそれぞれ25,000ユーロが寄付され、アジア、アフリカおよび米国での活動支援に充てられます。この資金によって世界中の何千もの人たちを支援できるようになります。これらのプロジェクトは今後、テクノロジー基盤を強化してデジタル教育を促進するなど、さまざまな方法でコミュニティを支援して行きます。また、本イニシアチブからの資金に加えて、メルクファミリーファンデーションからの支援を求めることもできます。メルクファミリーファンデーションはメルクの創業ファミリーのみの出資によって設立されたドイツのチャリティ団体で、メルクの従業員の慈善活動への参画を支援することによって、持続可能な方法でより良い社会への貢献を図っていくことを目指しています。
4つの支援対象プロジェクト
「Loving Neighbors」-韓国における教育プロジェクト
韓国・安山にある多文化チャイルドケアセンターは、恵まれない子どもたちやさまざまな文化を背景に持つ学生に安定した環境を提供し、マルチメディアをベースとしたコンピュータ教育を通じてデジタルライフを送れるように支援しています。すでに、四半期ごとに26人のパフォーマンスマテリアルズの従業員がボランティアを行っており、今回の資金は韓国語の教師、コンピュータルームやマルチメディア施設などの費用に充てられます。Loving Neighborsのディレクター、ユンギ・キム(Youngji Kim)氏は次のように述べています。「パフォーマンスマテリアルズの皆さんがLoving Neighborsに関心を寄せてくださっていることに、本当に感謝しています。今回のメルクの従業員の皆さんからの寄付は、この地域の恵まれない多文化の子どもたちに新たな挑戦と大きな勇気を与えてくれるでしょう。この資金で、私たちは子どもたちが韓国社会にもっとうまく溶け込めるよう韓国語のレッスンを続けると同時に、マルチメディア施設を整え、子どもたちに安定した健康的な環境を提供できるようになります。」
「Shanghai Jinqiao Biyun Charity Fund(上海金橋碧雲チャリティファンド)」-中国におけるデジタル教育
経済的に困難な状況にある家庭の子どもたちにサイエンスやデジタルのアイデアを伝えること目的とする組織で、400人を超える学生への支援が期待されています。すでに40人以上のパフォーマンスマテリアルズの従業員がこの活動に参加しており、Shanghai Jinqiao Biyun Charity Foundationの事務長、ヴィヴィ・チェン(Vivi Chen)氏は、「メルクのプログラムによる財政的支援を受けて、当面、早急に必要なIT機器を購入できるようになりました。この恩恵を受けることになる学生たちを代弁して、お礼を申し上げます」と述べています。
今回のコミュニティ参画イニシアチブは中国全体を通じて数多くの学校を支援することになり、主としてタブレットやプロジェクター、ラボ機器といったマルチメディア機器の整備が行われます。
「ソーシャルイノベーション・アカデミー(SINA)」-アフリカにおけるソーシャルソリューション
このイニシアチブは、地域における雇用創出を見据え、困難な社会環境で育った若者たちが社会的企業を開始できるよう支援を行うものです。今回の支援は、コンゴ民主共和国やウガンダにある複数の難民コミュニティの技術インフラの改善に役立てられます。このプログラムでは2023年までに約250人に奨学金を支給する計画です。パフォーマンスマテリアルズの従業員はすでに、AMPION East Africaの画期的なバスツアーの立ち上げを通じてSINAと協力した実績があり、SINAの創設者であるエティエンヌ・サルボーン(Etienne Salborn)氏は次のように述べています。「過去にメルクの従業員の皆さんと協力した経験から、今回、このような危機を迎えている時期に支援していただけることを非常にうれしく思います。この取り組みを通じて若い人たちの持つ潜在能力を解き放ち、社会的企業という形でそれぞれが独自のソリューションを生み出してくれるでしょう。」
「A New Leaf」 – 米国におけるコミュニティ支援
A New Leafは経済的に困難な状況にある家庭や経済的に困窮し、危機的な状況に置かれている個人への支援を使命としています。ファイナンシャルウェルネス、安定した住居、健康を目標の中核に据え、米国アリゾナ州フェニックス都市圏で年間28,000人の住民を支援しています。メルクの従業員はこれまでA New Leafの支援だけで200時間をボランティア活動に費やしてミッションの実現に携わってきました。さらに、自分たちの専門知識を活かして、十分な仕事が得られないでいる人たちとデジタル業界やIT業界での有意義なキャリア機会とをつなぐためのインサイトも提供しています。A New LeafのCEOであるマイケル・ヒューズ(Michael Hughes)氏は、活動について次のように述べています。「メルクによる実際的なサポートや財政的支援を得て、私たちが支援するコミュニティの健康や福祉に大きな貢献を果たすと同時に、他の地域でも真似できるようなモデルを確立することができます。今回、私たちのプロジェクトが対象に選ばれたことは非常に光栄であり、メルクの支援から最大限の成果が上げられるよう、大いに意欲を高めています。」
背景情報: ヴァルサムマテリアルズおよびインターモレキュラーの買収について
メルクは電子材料業界の有力サプライヤーとしての地位を強化するため、2018年にパフォーマンスマテリアルズ事業部門の事業変革プログラム「Bright Future」を立ち上げました。また、2019年10月7日に、アリゾナを拠点とする半導体材料の有力サプライヤーであるヴェルサムマテリアルズを58億ユーロで買収したことを発表しました。同社の2018年度の年間売上高は約12億ユーロ(14億米ドル)で、約2,300名の従業員を擁し、アジアおよび北米に15カ所の製造拠点と7カ所の研究開発施設を持っています。メルクは事業統合によって、半導体およびディスプレイ業界をターゲットとする大手電子材料企業となることを目指しています。2019年9月20日には、カリフォルニアを拠点に革新的な先進材料を提供するインターモレキュラーの買収完了を発表しました。総額6,200万米ドルのこの買収によって、メルクは電子材料業界における今後の革新を推進し、加速します。
全文リリースはウェブサイト上の英文資料をご参照ください。
https://www.merckgroup.com/en/news/pm-launches-community-involvement-initiative-22-07-2020.html
メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。がんや多発性硬化症のためのバイオ医薬品を用いた治療法から、科学研究と生産に関する最先端システム、スマートフォンや液晶テレビ向けの液晶材料にいたるまで、約59,000人の従業員が人々の暮らしをより良くする技術の一層の進歩を目指しています。2019年は66カ国で162億ユーロの売上高を計上しました。
メルクは1668年に創業された世界で最も歴史の長い医薬・化学品会社で、創業家が今でも、上場企業が率いるグループの株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。
メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社について
メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社はパフォーマンスマテリアルズ・ビジネスの日本法人です。2017年1月に設立、液晶材料などのディスプレイ向け材料や半導体製造用材料、顔料、特殊化学品・機能性材料などの研究開発、製造・輸出入・販売を行っています。メルクパフォーマンスマテリアルズ株式会社の詳細については
https://www.merckgroup.com/jp-ja/company/performance-materials.html をご覧ください。