〜新型コロナウイルスの影響による働き方の変更に伴う実態を調査〜睡眠の質は下がり、後ろ倒しの夜型傾向に…睡眠専門医西野精治から免疫力アップのアドバイス
[20/04/27]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
株式会社ブレインスリープ(本社:東京都千代田区、代表取締役:西野精治・道端孝助以下「ブレインスリープ」)は新型コロナウイルスの影響により人々の働き方がどのように変化しているか、またそれによりどのような影響がでているかを緊急事態宣言が早期に出された7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)の有職者1,000人(性別・年齢で割当した1,000名)を対象に調査を実施しました。
その結果、働き方に変化があった人の多くで、睡眠の質は下がり、起床・就寝それぞれの時間が後ろ倒しの夜型に移行していることがわかりました。
■意識はしているものの実際の睡眠の質は下がり、後ろ倒しの夜型傾向に
全体の32.8%の人が、新型コロナウイルスの影響を受ける前後で睡眠時間の変化があったと回答していますが、特に働き方に変化があった人は44.3%の人が睡眠時間に変化があったことが分かりました。
働き方に変化があった人の多くで、睡眠時間は長くなっていますが、就寝時間・起床時間が遅くなり、夜型に移行している傾向がありました。特に、起床時間が遅くなる傾向が顕著でした。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-209391-15.jpg ]
また新型コロナウイルスの影響を受ける前後での睡眠の質の変化については、全体の11.1%で主観的な睡眠の質が悪化していることが分かりました。とりわけ、働き方に変化があった人は、働き方に変化がなかった人に比べて、睡眠の質が下がったと感じている割合が有意に多いことがわかりました。
働き方に変化があった人は、睡眠時間は長くなっているものの、急な環境の変化により、夜型の生活になり、生体リズムが後ろにずれ、睡眠の質も低下している可能性があります。
その他、新型コロナウイルスの影響を受ける前にはなく、影響を受けた現在現れた症状として、「よく眠れない」以外に、「めまいがする」、「首筋や肩がこる」、「目が疲れる」、「食慾がない」、「脳が疲れる」などの回答があり、不眠以外の不定愁訴も多く、これらが相互に悪影響を与えている可能性もあります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-891453-10.jpg ]
〜睡眠を活かした免疫力アップアドバイス〜
睡眠中には起きているときにできないような体の修復が行われていて、眠気や、疲れを取る以外に、自律神経やホルモンバランスを整えられ体が整備されます。
さらには、睡眠には、免疫を増強する、記憶の定着や整理を行う、脳の老廃物を除去するという多様な役割があり、不適切な睡眠により種々の病気のリスクがあがることが明らかになっています。
睡眠不足では、風邪や、インフルエンザの罹患率も高まり、インフルエンザのワクチンを接種しても睡眠を取らないと抗体ができにくいといった報告もあります。
睡眠と覚醒は表裏一体で、良い睡眠は朝からすでに始まっていて、良い目覚めが、日中のパフォーマンスを高め結果的に良い睡眠をもたらすことが可能となります。 緊急事態宣言下では、家族ぐるみで、規則正しい生活を心がけ、生活リズムを保ち、良質な睡眠を得ることにより、免疫力をアップさせることが大切です。(スタンフォード大学 西野精治)
■コロナ対策活動:YouTubeチャンネル「最高の睡眠をgiftするスリーペディア」を開設いたします。
ブレインスリープは設立して11ヶ月、「睡眠革命で脱・睡眠負債」をビジョンに、「最高の睡眠」を実現することで、人々に「最幸の人生」を送っていただくことを目指し活動してまいりました。そんな中、COVID-19のパンデミックにより、生活様式の急激な変化が強いられるという状況になり、 より良い睡眠が以前にまして必要とされるようになりました。
より早く、正しい情報をお届けしたいと願い、スタンフォード大学があるアメリカ西海岸から、またスタンフォード大学に在籍されていた研究者・医学従事者の協力を得て、この度YouTubeチャンネル「最高の睡眠をgiftするスリーペディア」を立ち上げることとなりました。
睡眠研究を行っている研究者・医学従事者の中には精神科、神経内科、循環器内科、耳鼻科、歯科、スポーツ医学、眼科、免疫学、脳神経外科、産業医学など様々な専門家がいます。それぞれの専門的な視点から動画を制作しております。ぜひ情報を活用いただき、一緒にこの状況を乗り越えましょう。(西野精治)
[画像3: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-884674-8.jpg ]
【緊急独占取材】公開日:2020年4月27日(月)
1.~プロローグ〜世界的権威が伝えるコロナを生き抜く8つの感染対策「睡眠×運動×食事」
https://www.youtube.com/watch?v=_2W7KpKZ8KA
1.スタンフォード大学 西野精治教授による「睡眠と免疫の意外な関係性」
https://www.youtube.com/watch?v=uTm32Z_4avc
[画像4: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-227374-6.jpg ]
西野 精治(にしの せいじ)
医学博士、スタンフォード大学医学部精神科教授、
同大学睡眠生体リズム研究所所長
株式会社ブレインスリープ 最高経営責任者 兼 最高医療責任者
認定資格 精神保健指定医、日本睡眠学会専門医
【調査概要】 ※ブレインスリープでは本調査に関する様々な情報提供が可能です。
調査名:「生活に関するアンケート」に関する調査
調査対象:緊急事態宣言が早期に出された7都道府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)の有職者人1000名(男女・20歳〜69歳)
調査日:2020年04月17日(金) 〜 2020年04月20日(月)
調査方法:インターネット調査
※今回、パーセントで比較した数値においてはその出現頻度にχ2(カイ二乗)検定を、集団間の平均値の比較においてはt-検定を、それぞれ行い、有意水準5%以下を統計的に有意な差と判定し記載しました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-372810-7.png ]
【株式会社ブレインスリープ】
ブレインスリープは、スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治を代表取締役・最高医学責任者として「最高の睡眠で、最幸の人生を。」をスローガンに、令和元年5月に設立しました。主に睡眠に特化した企業への睡眠コンサルティングやITを活用したサービス、医学的根拠がある睡眠情報の発信などを行っています。世界一睡眠時間が短い日本人の睡眠負債をなくし、生活向上に導くことを目指します。※予防医学のアンファー株式会社が出資するベンチャー企業です。
設立: 2019年5月 代表取締役: 西野 精治、道端 孝助
所在地: 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー26F
HP:https://brain-sleep.com/
▼参考資料
■「リモートワーク(在宅勤務を含む)」や「時差出勤」を中心に働き方に変化があった人は全体の56.4%
働き方の変化で一番多かったのはリモートワーク(在宅勤務を含む)で32.7%、続いて多かったのが時差出勤で26.2%でした。休職/一時的解雇となった人も7.6%いました。何らかの働き方の変化があった人は全体の56.4%、逆に働き方の変化がなかったと回答した方は全体の43.6%でした。
県の中で働き方が変化したと回答した方の割合が最も多かったのは東京都で、64.9%でした。
[画像6: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-407580-11.jpg ]
■働き方の変化により生産性が低下傾向
働き方の変化に伴い、起きていることとして「生産性の低下」が見られました。全体的にコロナウイルスの影響を受ける前と後で生産性が大きく減少していることが明らかになりました。特に働き方に変化があった人の生産性の低下が著しく、影響を受ける前後で25.4点減少する結果となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-665548-12.jpg ]
■環境の変化により規則正しい生活を送れていない人は28.5%
規則正しい生活を送ることが推奨されていますが、実際には急な環境の変化でなかなか難しいのが現状のようです。
働き方の変化の有無に係わらず、全体の28.5%の人が規則正しい生活が送れていないと答えています。
その中でも特に、働き方に変化があった人で規則正しい生活が送れていないと回答した方は31.7%となり、働き方に変化がなかった人の24.0%に比べて有意に高い結果となりました。働き方の変化が、生活リズムに影響を与えていることが示唆されます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-745411-14.jpg ]
■免疫力向上対策の1位は「しっかり睡眠をとること」
コロナウイルス対策として免疫力の向上は非常に重要です。規則正しい生活を送ることが難しくなっている中でも、自宅でできる免疫力向上対策を、全体の81.5%の人が実施していることがわかりました。実施策として一番行われていることは「しっかり睡眠をとる」で全体の63.0%(複数回答可)、続いて、「健康的な食生活を送る」が60.3%(複数回答可)、「適度な運動を行う」が31.1%(複数解答可)でした。その他、少数意見ではあったものの「サプリメントを摂取する」などの意見も見られました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-745411-14.jpg ]
一方、働き方の変化の有無別にみると、働き方に変化がなかった人では25.7%の人が免疫力対策を行っていないと回答しています。反対に、働き方に変化があった人の対策を行っていない人の割合は13.3%に留まっており、働き方に変化があった人は、より意識的に免疫力向上のための対策を取っていることが分かりました。
その結果、働き方に変化があった人の多くで、睡眠の質は下がり、起床・就寝それぞれの時間が後ろ倒しの夜型に移行していることがわかりました。
■意識はしているものの実際の睡眠の質は下がり、後ろ倒しの夜型傾向に
全体の32.8%の人が、新型コロナウイルスの影響を受ける前後で睡眠時間の変化があったと回答していますが、特に働き方に変化があった人は44.3%の人が睡眠時間に変化があったことが分かりました。
働き方に変化があった人の多くで、睡眠時間は長くなっていますが、就寝時間・起床時間が遅くなり、夜型に移行している傾向がありました。特に、起床時間が遅くなる傾向が顕著でした。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-209391-15.jpg ]
また新型コロナウイルスの影響を受ける前後での睡眠の質の変化については、全体の11.1%で主観的な睡眠の質が悪化していることが分かりました。とりわけ、働き方に変化があった人は、働き方に変化がなかった人に比べて、睡眠の質が下がったと感じている割合が有意に多いことがわかりました。
働き方に変化があった人は、睡眠時間は長くなっているものの、急な環境の変化により、夜型の生活になり、生体リズムが後ろにずれ、睡眠の質も低下している可能性があります。
その他、新型コロナウイルスの影響を受ける前にはなく、影響を受けた現在現れた症状として、「よく眠れない」以外に、「めまいがする」、「首筋や肩がこる」、「目が疲れる」、「食慾がない」、「脳が疲れる」などの回答があり、不眠以外の不定愁訴も多く、これらが相互に悪影響を与えている可能性もあります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-891453-10.jpg ]
〜睡眠を活かした免疫力アップアドバイス〜
睡眠中には起きているときにできないような体の修復が行われていて、眠気や、疲れを取る以外に、自律神経やホルモンバランスを整えられ体が整備されます。
さらには、睡眠には、免疫を増強する、記憶の定着や整理を行う、脳の老廃物を除去するという多様な役割があり、不適切な睡眠により種々の病気のリスクがあがることが明らかになっています。
睡眠不足では、風邪や、インフルエンザの罹患率も高まり、インフルエンザのワクチンを接種しても睡眠を取らないと抗体ができにくいといった報告もあります。
睡眠と覚醒は表裏一体で、良い睡眠は朝からすでに始まっていて、良い目覚めが、日中のパフォーマンスを高め結果的に良い睡眠をもたらすことが可能となります。 緊急事態宣言下では、家族ぐるみで、規則正しい生活を心がけ、生活リズムを保ち、良質な睡眠を得ることにより、免疫力をアップさせることが大切です。(スタンフォード大学 西野精治)
■コロナ対策活動:YouTubeチャンネル「最高の睡眠をgiftするスリーペディア」を開設いたします。
ブレインスリープは設立して11ヶ月、「睡眠革命で脱・睡眠負債」をビジョンに、「最高の睡眠」を実現することで、人々に「最幸の人生」を送っていただくことを目指し活動してまいりました。そんな中、COVID-19のパンデミックにより、生活様式の急激な変化が強いられるという状況になり、 より良い睡眠が以前にまして必要とされるようになりました。
より早く、正しい情報をお届けしたいと願い、スタンフォード大学があるアメリカ西海岸から、またスタンフォード大学に在籍されていた研究者・医学従事者の協力を得て、この度YouTubeチャンネル「最高の睡眠をgiftするスリーペディア」を立ち上げることとなりました。
睡眠研究を行っている研究者・医学従事者の中には精神科、神経内科、循環器内科、耳鼻科、歯科、スポーツ医学、眼科、免疫学、脳神経外科、産業医学など様々な専門家がいます。それぞれの専門的な視点から動画を制作しております。ぜひ情報を活用いただき、一緒にこの状況を乗り越えましょう。(西野精治)
[画像3: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-884674-8.jpg ]
【緊急独占取材】公開日:2020年4月27日(月)
1.~プロローグ〜世界的権威が伝えるコロナを生き抜く8つの感染対策「睡眠×運動×食事」
https://www.youtube.com/watch?v=_2W7KpKZ8KA
1.スタンフォード大学 西野精治教授による「睡眠と免疫の意外な関係性」
https://www.youtube.com/watch?v=uTm32Z_4avc
[画像4: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-227374-6.jpg ]
西野 精治(にしの せいじ)
医学博士、スタンフォード大学医学部精神科教授、
同大学睡眠生体リズム研究所所長
株式会社ブレインスリープ 最高経営責任者 兼 最高医療責任者
認定資格 精神保健指定医、日本睡眠学会専門医
【調査概要】 ※ブレインスリープでは本調査に関する様々な情報提供が可能です。
調査名:「生活に関するアンケート」に関する調査
調査対象:緊急事態宣言が早期に出された7都道府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)の有職者人1000名(男女・20歳〜69歳)
調査日:2020年04月17日(金) 〜 2020年04月20日(月)
調査方法:インターネット調査
※今回、パーセントで比較した数値においてはその出現頻度にχ2(カイ二乗)検定を、集団間の平均値の比較においてはt-検定を、それぞれ行い、有意水準5%以下を統計的に有意な差と判定し記載しました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-372810-7.png ]
【株式会社ブレインスリープ】
ブレインスリープは、スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治を代表取締役・最高医学責任者として「最高の睡眠で、最幸の人生を。」をスローガンに、令和元年5月に設立しました。主に睡眠に特化した企業への睡眠コンサルティングやITを活用したサービス、医学的根拠がある睡眠情報の発信などを行っています。世界一睡眠時間が短い日本人の睡眠負債をなくし、生活向上に導くことを目指します。※予防医学のアンファー株式会社が出資するベンチャー企業です。
設立: 2019年5月 代表取締役: 西野 精治、道端 孝助
所在地: 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー26F
HP:https://brain-sleep.com/
▼参考資料
■「リモートワーク(在宅勤務を含む)」や「時差出勤」を中心に働き方に変化があった人は全体の56.4%
働き方の変化で一番多かったのはリモートワーク(在宅勤務を含む)で32.7%、続いて多かったのが時差出勤で26.2%でした。休職/一時的解雇となった人も7.6%いました。何らかの働き方の変化があった人は全体の56.4%、逆に働き方の変化がなかったと回答した方は全体の43.6%でした。
県の中で働き方が変化したと回答した方の割合が最も多かったのは東京都で、64.9%でした。
[画像6: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-407580-11.jpg ]
■働き方の変化により生産性が低下傾向
働き方の変化に伴い、起きていることとして「生産性の低下」が見られました。全体的にコロナウイルスの影響を受ける前と後で生産性が大きく減少していることが明らかになりました。特に働き方に変化があった人の生産性の低下が著しく、影響を受ける前後で25.4点減少する結果となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-665548-12.jpg ]
■環境の変化により規則正しい生活を送れていない人は28.5%
規則正しい生活を送ることが推奨されていますが、実際には急な環境の変化でなかなか難しいのが現状のようです。
働き方の変化の有無に係わらず、全体の28.5%の人が規則正しい生活が送れていないと答えています。
その中でも特に、働き方に変化があった人で規則正しい生活が送れていないと回答した方は31.7%となり、働き方に変化がなかった人の24.0%に比べて有意に高い結果となりました。働き方の変化が、生活リズムに影響を与えていることが示唆されます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-745411-14.jpg ]
■免疫力向上対策の1位は「しっかり睡眠をとること」
コロナウイルス対策として免疫力の向上は非常に重要です。規則正しい生活を送ることが難しくなっている中でも、自宅でできる免疫力向上対策を、全体の81.5%の人が実施していることがわかりました。実施策として一番行われていることは「しっかり睡眠をとる」で全体の63.0%(複数回答可)、続いて、「健康的な食生活を送る」が60.3%(複数回答可)、「適度な運動を行う」が31.1%(複数解答可)でした。その他、少数意見ではあったものの「サプリメントを摂取する」などの意見も見られました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/46684/11/resize/d46684-11-745411-14.jpg ]
一方、働き方の変化の有無別にみると、働き方に変化がなかった人では25.7%の人が免疫力対策を行っていないと回答しています。反対に、働き方に変化があった人の対策を行っていない人の割合は13.3%に留まっており、働き方に変化があった人は、より意識的に免疫力向上のための対策を取っていることが分かりました。