医療データ利活用のYuimedi、4.5億円を調達、日本人チームとして3例目のAlchemist Accelerator採択
[22/11/30]
提供元:PRTIMES
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医療データ利活用プラットフォームを開発する株式会社Yuimedi(本社:東京都港区、代表取締役:グライムス英美里、以下「Yuimedi」)は、プレシリーズAの第三者割当増資を実施し、総額4.5億円を資金調達したことをお知らせします。本ラウンドでは千葉道場ファンド、Nissay Capital、D4V、Coral Capital、DG Daiwa Venturesに加え、既存株主であるIncubate Fundを引受先としております。
また、シリコンバレー有数のアクセラレータであるAlchemist Accelerator(以下「Alchemist」)が提供するアクセラレーション・プログラムに採択されました。日本人チームとしては3例目の採択となり、これを受けて今後本格的に米国進出する予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/81576/11/resize/d81576-11-81c39644a3caf2fa7d97-2.png ]
近年、医療データの利活用に対する社会からの要請が高まっています。電子カルテを代表とする日常の診療行為等で取得される医療データ(以下「RWD」=リアルワールドデータ)は、より適した治療の提供や医薬品開発といった患者さんへの価値提供にとどまらず、医療費の削減等にも寄与するポテンシャルを持つと言われており、国や自治体においてもRWDの利活用が重要視されはじめています。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大で明らかとなったように、日本ではRWDの利活用が進んでいない実態があります。RWD利活用の普及を妨げている原因のひとつとして、電子カルテ等のRWDはデータ解析を目的とされておらず、多くが形式の整った「構造化データ」になっていないことがあげられます。現状、こうしたデータをきれいにするデータクレンジングと呼ばれる工程は人手による膨大な工数をかけて行われています。
この課題に対しYuimediは、データクレンジングをプログラミングの知識なく、ノーコードで簡便に行えるソフトウエア「Yuicleaner」を開発・提供しています。クレンジングされたRWDが生み出されることで、RWDの保有者である病院とそれを利活用する製薬企業等の間で、より活発にRWDのやり取りが行われることが可能になり、患者さんへの価値提供につながると考えています。
Yuimediは「Yuicleaner」の開発・提供に加えて、病院への医療データベース構築支援、製薬会社への医療データ活用コンサルテーションを提供しており、データ保有者と利活用者間でのRWDのやり取りを促進するプラットフォームの構築を目指しています。この実現に向けて、国立病院等との共同研究を4件計画している他、取引先は約10社に上ります。
なお、米国における医療データ利活用関連市場は日本と比べ成熟している領域が一部存在すると考えています。そこで将来的な事業の逆輸入を視野に入れ、国内事業と同時に米国事業を展開することとし、Alchemistの採択を受けて日米両国での事業推進を決定いたしました。今回の調達資金は人材採用に加え、日本におけるプラットフォーム開発および米国展開の基盤構築に充当してまいります。
【採用について】
Yuimediは共に「データを通じて必要な医療を必要な患者さんに届ける」ことに挑戦してくださる方を募集しています。各自が「得意なこと」「挑戦してみたいこと」に積極的にコミットして、日米で同時に事業を展開していきます。個人のキャリアビジョン、ライフスタイルにあった業務および成長機会を提供することを大事にしている会社です。新しい時代の会社を一緒に作りましょう!
採用ページ:https://onl.tw/Ybnwimx
エンジニア採用ページ:https://onl.sc/XCXi7iv
【引受先からのコメント(順不同)】
千葉功太郎氏 (千葉道場ファンド ジェネラルパートナー)
千葉道場ファンドからリード投資家として医療データ利活用プラットフォームを開発するYuimediに出資させて頂きました。医療データという領域でもっと日本の経済を良くしていくためにグローバルで戦える会社を作りたいというグライムス 英美里さんの想いを千葉道場としても全力で応援させて頂きたいと思います。日本ではまだまだ医療データの活用進んでいない中で当社のプロダクトがある事で、データを提供する患者さんがよりより医療体験、価値提供につながるという強い信念をもったYuimediのチームの展開がこれからも楽しみです。千葉道場ファンドとしても今まで以上に女性起業家を応援していきたいと思います。
笠井智之氏(ニッセイ・キャピタル株式会社 投資部 チーフキャピタリスト)
医療データは日々膨大な量が蓄積されているにもかかわらず、法規制やコストの問題から有効に活用されているとは言い難い状況にあります。プロダクト開発経験豊富なフルスタックエンジニアと医療に関する専門知識が豊富な専門家が集う当社は、これらの課題を解決し、より正確なデータや情報が患者や医療従事者に届く世界を実現します。Yuimedi 社であれば、当社がミッションとして掲げる「データを通じて必要な医療を必要な患者さんに届ける」ことが可能であると信じています。
永瀬史章氏 (D4V(Design for Ventures) プリンシパル)
確かなニーズと最適なソリューション、技術力を持った心強いチーム。初ミーティングから心を揺さぶられる魅力が、Yuimediにはありました。医療産業は臨床データのより効率的な利活用を待ち望んでおり、その実現は患者への最適な医療の提供に大きく貢献します。特に、現在ボトルネックとなっているデータクレンジングを自動化する「Yuicleaner」は、業界必須ツールになると期待しています。D4Vとしてもさらなる事業成長を支えるべく、デザインをはじめとする多方面のサポートに取り組み始めました。海外展開も見据える同社と共に歩んでいくのを楽しみにしています。
James Riney氏 (Coral Capital 創業パートナー兼CEO)
医療業界では、医療記録のデジタル化が進んでいますが、データベースはまだバラバラで、相互運用性に欠けています。このデータを活用することで得られる潜在的なメリットの多くは、それを有用なものにするための適切なクレンジングなしには実現しません。Yuimediは、ヘルスケアとエンジニアリングの交差する場で強力なチームを結集し、この複雑な課題を克服するソリューションを構築することで時代をリードしています。私たちは、この野心的で重要な取り組みに微力ながら参加できることを嬉しく思っています。
眞田雄太氏(株式会社DG Daiwa Ventures 国内投資統括)、西川由真氏(同社 アソシエイト)
Yuimediが提供する医療データクレンジングソリューションおよびデータ活用インサイトは、新治療薬・治療法の研究開発を効率化し、グローバルにて課題となっている医療費削減に向けて大きく貢献できる可能性があると考えており、今回出資させていただいたことを光栄に思います。医療データクレンジングを入口としてプラットフォーマーを目指すアプローチは、グローバルでも新規性を有しており、当社は Yuimediが医療データ活用・研究の在り方の変革者として、日本のみならず世界で活躍できるチームであると確信し、全力で応援して参ります。
村田祐介氏 (インキュベイトファンド 代表パートナー)
Yuimediは医療ビッグデータに特化したデータクレンジング、いわゆるETLツールを提供し、蓄積したデータウェアハウスを介してリアルワールドデータとして活用できる仕組みを作っています。
Yuimediは何と言ってもチーム。詳しくは是非採用ページを見て頂きたいですが、世界で戦える素晴らしいチームが結集しています。グライムスさんと創業前から一緒に事業仮説とチーム作りを進めてきましたが、漸く形となり満を持して本ラウンドに至りました。医療情報が本来あるべき形で社会実装されることを期待しています。
【代表取締役CEOグライムス英美里のコメント】
私も大学院時代、医療データを扱う疫学研究を行っていました。その際に感じていた課題が、必要なデータをリアルワールドから簡単にきれいな状態で入手できれば、より研究活動を迅速に行えるのにということでした。こうした課題を打開し、データを活用した医学研究が盛んになる世界を作りたいと考え、立ち上げたのがYuimediです。
この世界は、医療データの保有者と利活用者の両ステークホルダーと共に作り上げていく必要があります。今回の調達を通じてより多くのステークホルダーを束ね、ミッションである「データを通じて必要な医療を必要な患者さんに届ける」の実現に向け邁進してまいります。
グライムス英美里のプロフィール
京都大学薬学部卒業。薬剤師免許取得後、武田薬品株式会社にて臨床開発に従事。産官学を通じた日本の医療システムの改善に興味を持ち、スイスチューリヒ工科大学で医学産業薬学のマスターを取得。その後、マッキンゼーアンドカンパニーにて、コンサルタントとして経営的視点を学ぶ。医療×データに関するデジタルソリューションを開発するため、2020年11月に株式会社Yuimediを創業。
【Yuicleanerについて】
Yuicleanerは、医療データに特化した、AIによるノーコードのデータクレンジングソフトウエアです。オフラインで動作可能で機密性の高い医療データのクレンジングに適しています。また、データ変換の証跡をたどることができ、データ品質の管理を可能としています。
HP:https://yuimedi.com/yuicleaner
【Alchemist Acceleratorについて】
シード期にあるB to Bスタートアップに特化したトップクラスのアクセラレータ(本社:米国)です。2020年9月時点で300社超がプログラムに参加しており、150社以上が50万ドル以上の投資を受けることに成功、35社以上がM&A Exitされています。
HP:https://www.alchemistaccelerator.com/
【会社概要】
会社名:株式会社Yuimedi
事業内容:医療データ特化型クレンジングソフトウエアの開発・提供、医療データ利活用プラットフォームの開発・提供
代表取締役:グライムス英美里
創業:2020年11月
会社HP:https://yuimedi.com/
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また、シリコンバレー有数のアクセラレータであるAlchemist Accelerator(以下「Alchemist」)が提供するアクセラレーション・プログラムに採択されました。日本人チームとしては3例目の採択となり、これを受けて今後本格的に米国進出する予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/81576/11/resize/d81576-11-81c39644a3caf2fa7d97-2.png ]
近年、医療データの利活用に対する社会からの要請が高まっています。電子カルテを代表とする日常の診療行為等で取得される医療データ(以下「RWD」=リアルワールドデータ)は、より適した治療の提供や医薬品開発といった患者さんへの価値提供にとどまらず、医療費の削減等にも寄与するポテンシャルを持つと言われており、国や自治体においてもRWDの利活用が重要視されはじめています。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大で明らかとなったように、日本ではRWDの利活用が進んでいない実態があります。RWD利活用の普及を妨げている原因のひとつとして、電子カルテ等のRWDはデータ解析を目的とされておらず、多くが形式の整った「構造化データ」になっていないことがあげられます。現状、こうしたデータをきれいにするデータクレンジングと呼ばれる工程は人手による膨大な工数をかけて行われています。
この課題に対しYuimediは、データクレンジングをプログラミングの知識なく、ノーコードで簡便に行えるソフトウエア「Yuicleaner」を開発・提供しています。クレンジングされたRWDが生み出されることで、RWDの保有者である病院とそれを利活用する製薬企業等の間で、より活発にRWDのやり取りが行われることが可能になり、患者さんへの価値提供につながると考えています。
Yuimediは「Yuicleaner」の開発・提供に加えて、病院への医療データベース構築支援、製薬会社への医療データ活用コンサルテーションを提供しており、データ保有者と利活用者間でのRWDのやり取りを促進するプラットフォームの構築を目指しています。この実現に向けて、国立病院等との共同研究を4件計画している他、取引先は約10社に上ります。
なお、米国における医療データ利活用関連市場は日本と比べ成熟している領域が一部存在すると考えています。そこで将来的な事業の逆輸入を視野に入れ、国内事業と同時に米国事業を展開することとし、Alchemistの採択を受けて日米両国での事業推進を決定いたしました。今回の調達資金は人材採用に加え、日本におけるプラットフォーム開発および米国展開の基盤構築に充当してまいります。
【採用について】
Yuimediは共に「データを通じて必要な医療を必要な患者さんに届ける」ことに挑戦してくださる方を募集しています。各自が「得意なこと」「挑戦してみたいこと」に積極的にコミットして、日米で同時に事業を展開していきます。個人のキャリアビジョン、ライフスタイルにあった業務および成長機会を提供することを大事にしている会社です。新しい時代の会社を一緒に作りましょう!
採用ページ:https://onl.tw/Ybnwimx
エンジニア採用ページ:https://onl.sc/XCXi7iv
【引受先からのコメント(順不同)】
千葉功太郎氏 (千葉道場ファンド ジェネラルパートナー)
千葉道場ファンドからリード投資家として医療データ利活用プラットフォームを開発するYuimediに出資させて頂きました。医療データという領域でもっと日本の経済を良くしていくためにグローバルで戦える会社を作りたいというグライムス 英美里さんの想いを千葉道場としても全力で応援させて頂きたいと思います。日本ではまだまだ医療データの活用進んでいない中で当社のプロダクトがある事で、データを提供する患者さんがよりより医療体験、価値提供につながるという強い信念をもったYuimediのチームの展開がこれからも楽しみです。千葉道場ファンドとしても今まで以上に女性起業家を応援していきたいと思います。
笠井智之氏(ニッセイ・キャピタル株式会社 投資部 チーフキャピタリスト)
医療データは日々膨大な量が蓄積されているにもかかわらず、法規制やコストの問題から有効に活用されているとは言い難い状況にあります。プロダクト開発経験豊富なフルスタックエンジニアと医療に関する専門知識が豊富な専門家が集う当社は、これらの課題を解決し、より正確なデータや情報が患者や医療従事者に届く世界を実現します。Yuimedi 社であれば、当社がミッションとして掲げる「データを通じて必要な医療を必要な患者さんに届ける」ことが可能であると信じています。
永瀬史章氏 (D4V(Design for Ventures) プリンシパル)
確かなニーズと最適なソリューション、技術力を持った心強いチーム。初ミーティングから心を揺さぶられる魅力が、Yuimediにはありました。医療産業は臨床データのより効率的な利活用を待ち望んでおり、その実現は患者への最適な医療の提供に大きく貢献します。特に、現在ボトルネックとなっているデータクレンジングを自動化する「Yuicleaner」は、業界必須ツールになると期待しています。D4Vとしてもさらなる事業成長を支えるべく、デザインをはじめとする多方面のサポートに取り組み始めました。海外展開も見据える同社と共に歩んでいくのを楽しみにしています。
James Riney氏 (Coral Capital 創業パートナー兼CEO)
医療業界では、医療記録のデジタル化が進んでいますが、データベースはまだバラバラで、相互運用性に欠けています。このデータを活用することで得られる潜在的なメリットの多くは、それを有用なものにするための適切なクレンジングなしには実現しません。Yuimediは、ヘルスケアとエンジニアリングの交差する場で強力なチームを結集し、この複雑な課題を克服するソリューションを構築することで時代をリードしています。私たちは、この野心的で重要な取り組みに微力ながら参加できることを嬉しく思っています。
眞田雄太氏(株式会社DG Daiwa Ventures 国内投資統括)、西川由真氏(同社 アソシエイト)
Yuimediが提供する医療データクレンジングソリューションおよびデータ活用インサイトは、新治療薬・治療法の研究開発を効率化し、グローバルにて課題となっている医療費削減に向けて大きく貢献できる可能性があると考えており、今回出資させていただいたことを光栄に思います。医療データクレンジングを入口としてプラットフォーマーを目指すアプローチは、グローバルでも新規性を有しており、当社は Yuimediが医療データ活用・研究の在り方の変革者として、日本のみならず世界で活躍できるチームであると確信し、全力で応援して参ります。
村田祐介氏 (インキュベイトファンド 代表パートナー)
Yuimediは医療ビッグデータに特化したデータクレンジング、いわゆるETLツールを提供し、蓄積したデータウェアハウスを介してリアルワールドデータとして活用できる仕組みを作っています。
Yuimediは何と言ってもチーム。詳しくは是非採用ページを見て頂きたいですが、世界で戦える素晴らしいチームが結集しています。グライムスさんと創業前から一緒に事業仮説とチーム作りを進めてきましたが、漸く形となり満を持して本ラウンドに至りました。医療情報が本来あるべき形で社会実装されることを期待しています。
【代表取締役CEOグライムス英美里のコメント】
私も大学院時代、医療データを扱う疫学研究を行っていました。その際に感じていた課題が、必要なデータをリアルワールドから簡単にきれいな状態で入手できれば、より研究活動を迅速に行えるのにということでした。こうした課題を打開し、データを活用した医学研究が盛んになる世界を作りたいと考え、立ち上げたのがYuimediです。
この世界は、医療データの保有者と利活用者の両ステークホルダーと共に作り上げていく必要があります。今回の調達を通じてより多くのステークホルダーを束ね、ミッションである「データを通じて必要な医療を必要な患者さんに届ける」の実現に向け邁進してまいります。
グライムス英美里のプロフィール
京都大学薬学部卒業。薬剤師免許取得後、武田薬品株式会社にて臨床開発に従事。産官学を通じた日本の医療システムの改善に興味を持ち、スイスチューリヒ工科大学で医学産業薬学のマスターを取得。その後、マッキンゼーアンドカンパニーにて、コンサルタントとして経営的視点を学ぶ。医療×データに関するデジタルソリューションを開発するため、2020年11月に株式会社Yuimediを創業。
【Yuicleanerについて】
Yuicleanerは、医療データに特化した、AIによるノーコードのデータクレンジングソフトウエアです。オフラインで動作可能で機密性の高い医療データのクレンジングに適しています。また、データ変換の証跡をたどることができ、データ品質の管理を可能としています。
HP:https://yuimedi.com/yuicleaner
【Alchemist Acceleratorについて】
シード期にあるB to Bスタートアップに特化したトップクラスのアクセラレータ(本社:米国)です。2020年9月時点で300社超がプログラムに参加しており、150社以上が50万ドル以上の投資を受けることに成功、35社以上がM&A Exitされています。
HP:https://www.alchemistaccelerator.com/
【会社概要】
会社名:株式会社Yuimedi
事業内容:医療データ特化型クレンジングソフトウエアの開発・提供、医療データ利活用プラットフォームの開発・提供
代表取締役:グライムス英美里
創業:2020年11月
会社HP:https://yuimedi.com/
[画像2: https://prtimes.jp/i/81576/11/resize/d81576-11-01e098d8da156644f69e-1.jpg ]