小松精練×日興テキスタイル共同開発新感覚ウール調合繊素材「Karl Karl-KSTM」
[15/10/26]
提供元:PRTIMES
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小松精練株式会社(本社:石川県能美市 社長:池田 哲夫 以下、小松精練)と、株式会社日興テキスタイル(本社:岐阜県羽島市 社長:水野 洋一以下、日興テキスタイル)は共同で、新感覚のウール調合繊素材を開発し、このたび、ブランド名「Karl Karl-KS TM(カール・カール ケーエス)」の素材ブランドで本格的に販売を開始致します。
[画像1: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-622766-4.jpg ]
開発の経緯
合成繊維を中心に、高感性・高機能素材の開発に長ける小松精練と、ウール・綿といった天然繊維から合成繊維まで様々な原料を使用し、高品質な糸・生地製品を展開する日興テキスタイルは、相互に市場に新しい価値を生み出す新商品開発に取り組んでおりました。
昨年の夏、日興テキスタイルが既にウール素材の差別化商品として販売展開するエアリー特殊素材「Karl Karl(R)(カール・カール)」の更なる用途開発を視野に入れ、ポリエステル版の開発を進めている中、新たな差別化合繊素材の開発に向けて糸段階からの開発を模索していた小松精練との目論見と合致し、両社の強みを活かした共同開発をスタートさせました。
日興テキスタイルの紡績技術と小松精練の高次後加工技術を融合させ、試行錯誤を繰り返し、合繊でありながら、まるでウールを思わせる質感と風合いを兼ね備えたプロトタイプが完成。このプロトタイプの評価を得るために、小松精練が2015年7月にフランス・パリで開催した個展や9月に同地で開催された「プルミエール・ヴィジョン」で覆面出展しました。ウール素材の本場である欧州市場での反応は極めて高く、世界的に有名なトップメゾンやアウトドアブランドから量産契約や大型契約の引き合いを取り付けるなど、予想を上回る高い評価に確かな手応えを得ました。この評価を受け、量産体制に向けての準備が整い、この度、新ブランド「Karl Karl-KS」を立ち上げ、国内外に2016-17年秋冬シーズンをターゲットに、本格販売を開始し、両社の新しい事業モデルとして展開いたします。また、小松精練では既に島精機製作所の最新ホールガーメントの設備も導入し、差別化製品染めである「染料役者」との組み合わせで、テキスタイル販売のみならず最終製品販売の拡充も図っていきます。
■『Karl Karl-KSTM』の商品特長
日興テキスタイルが独自に開発し販売展開するエアリー特殊素材「カール・カール」は、ウール原料を特殊紡績技術により糸の構造を大きく膨らませることで、ボリューム感があり、風合いが柔らかく、従来のウール素材と比べ30%の軽量化を実現した画期的な紡績技術です。その基礎技術を応用し、ウール原料からポリエステル原料使用での技術確立に成功。小松精練の加工技術と融合することによって従来の「カール・カール」の特長を活かした新感覚のウール調合繊素材「Karl Karl-KS TM」が誕生しました。
1.軽量&ボリューム感
ウール素材の「カール・カール」と同様に、「Karl Karl-KSTM」は従来のポリエステルと比べ約3割の軽量化に成功。合繊でありながらまるでウールのような温かみのあるボリューム感とふんわりとした柔らかい風合いが特長です。
●参考資料(カール・カールと通常紡績糸(ウール糸)との比較)
[画像2: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-375808-1.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-526099-2.jpg ]
2.暖かさ
構造上、糸の内部に多くの空気層を含みます。これにより「非常に軽量でありながら暖かい」という現在のトレンドに合致したアイテムを実現できます。
3.ソフト感&スポンジーな弾力性
糸が持ちあわせる適度な伸縮性と空気を含む構造から、スポンジーな弾力性を持ち、とても柔らかい風合いの生地を作り出すことができます。
4.イージーケア
合成繊維を使用することから従来の「カール・カール」と比べ、寸法安定性に優れ「家庭洗濯が可能」、「速乾性」、「防シワ性」という特 長があります。ファッション分野のみならず、今後、ウール素材で展開しきれていなかったスポーツ分野や、リビング・寝装分野への導入が期待されます。
5.多様な付帯加工が可能
小松精練が保有する様々な高次後加工技術の応用が可能です。
[画像4: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-684737-5.jpg ]
<後加工例>
・光沢加工 ・透湿防水加工・プリーツ加工 ・形状保持加工
・撥水加工 ・吸水加工
・蓄熱保温加工 ・抗菌・防臭加工
etc
■ブランドロゴ
[画像5: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-658213-3.jpg ]
■用途展開
ファッション衣料、スポーツ衣料、インテリア全般、鞄、etc
■特許
紡績技術における特許は日興テキスタイルにおいて取得済(関連特許は4件取得済)
■販売計画
3年後 10億円
小松精練株式会社 / 株式会社日興テキスタイル 会社概要
小松精練は、1943年の設立以来『モノ』ではなく『技術を売る』企業として、積極的な研究開発とマーケットの開拓に取り組み、現在では主力の繊維・高分子技術をもとに、ファッション、スポーツ、インテリア、生活資材、医療・福祉、エレクトロニクス、車両内装材、環境関連事業など、多彩な事業領域をカバーするファブリック&環境共生素材メーカーです。
■会社名:小松精練株式会社
■設立:1943年(昭和18年)10月
■代表取締役社長:池田 哲夫
■資本金:46億8,042万円
■従業員数:1,268名(2015年3月期:連結)
<株式会社日興テキスタイル>
■会社名:株式会社日興テキスタイル
■本社所在地:岐阜県羽島市
■設立:2013年4月(新会社として)
■代表取締役社長:水野 洋一
■資本金:10億500万円
■従業員数:54名
[画像1: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-622766-4.jpg ]
開発の経緯
合成繊維を中心に、高感性・高機能素材の開発に長ける小松精練と、ウール・綿といった天然繊維から合成繊維まで様々な原料を使用し、高品質な糸・生地製品を展開する日興テキスタイルは、相互に市場に新しい価値を生み出す新商品開発に取り組んでおりました。
昨年の夏、日興テキスタイルが既にウール素材の差別化商品として販売展開するエアリー特殊素材「Karl Karl(R)(カール・カール)」の更なる用途開発を視野に入れ、ポリエステル版の開発を進めている中、新たな差別化合繊素材の開発に向けて糸段階からの開発を模索していた小松精練との目論見と合致し、両社の強みを活かした共同開発をスタートさせました。
日興テキスタイルの紡績技術と小松精練の高次後加工技術を融合させ、試行錯誤を繰り返し、合繊でありながら、まるでウールを思わせる質感と風合いを兼ね備えたプロトタイプが完成。このプロトタイプの評価を得るために、小松精練が2015年7月にフランス・パリで開催した個展や9月に同地で開催された「プルミエール・ヴィジョン」で覆面出展しました。ウール素材の本場である欧州市場での反応は極めて高く、世界的に有名なトップメゾンやアウトドアブランドから量産契約や大型契約の引き合いを取り付けるなど、予想を上回る高い評価に確かな手応えを得ました。この評価を受け、量産体制に向けての準備が整い、この度、新ブランド「Karl Karl-KS」を立ち上げ、国内外に2016-17年秋冬シーズンをターゲットに、本格販売を開始し、両社の新しい事業モデルとして展開いたします。また、小松精練では既に島精機製作所の最新ホールガーメントの設備も導入し、差別化製品染めである「染料役者」との組み合わせで、テキスタイル販売のみならず最終製品販売の拡充も図っていきます。
■『Karl Karl-KSTM』の商品特長
日興テキスタイルが独自に開発し販売展開するエアリー特殊素材「カール・カール」は、ウール原料を特殊紡績技術により糸の構造を大きく膨らませることで、ボリューム感があり、風合いが柔らかく、従来のウール素材と比べ30%の軽量化を実現した画期的な紡績技術です。その基礎技術を応用し、ウール原料からポリエステル原料使用での技術確立に成功。小松精練の加工技術と融合することによって従来の「カール・カール」の特長を活かした新感覚のウール調合繊素材「Karl Karl-KS TM」が誕生しました。
1.軽量&ボリューム感
ウール素材の「カール・カール」と同様に、「Karl Karl-KSTM」は従来のポリエステルと比べ約3割の軽量化に成功。合繊でありながらまるでウールのような温かみのあるボリューム感とふんわりとした柔らかい風合いが特長です。
●参考資料(カール・カールと通常紡績糸(ウール糸)との比較)
[画像2: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-375808-1.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-526099-2.jpg ]
2.暖かさ
構造上、糸の内部に多くの空気層を含みます。これにより「非常に軽量でありながら暖かい」という現在のトレンドに合致したアイテムを実現できます。
3.ソフト感&スポンジーな弾力性
糸が持ちあわせる適度な伸縮性と空気を含む構造から、スポンジーな弾力性を持ち、とても柔らかい風合いの生地を作り出すことができます。
4.イージーケア
合成繊維を使用することから従来の「カール・カール」と比べ、寸法安定性に優れ「家庭洗濯が可能」、「速乾性」、「防シワ性」という特 長があります。ファッション分野のみならず、今後、ウール素材で展開しきれていなかったスポーツ分野や、リビング・寝装分野への導入が期待されます。
5.多様な付帯加工が可能
小松精練が保有する様々な高次後加工技術の応用が可能です。
[画像4: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-684737-5.jpg ]
<後加工例>
・光沢加工 ・透湿防水加工・プリーツ加工 ・形状保持加工
・撥水加工 ・吸水加工
・蓄熱保温加工 ・抗菌・防臭加工
etc
■ブランドロゴ
[画像5: http://prtimes.jp/i/11928/12/resize/d11928-12-658213-3.jpg ]
■用途展開
ファッション衣料、スポーツ衣料、インテリア全般、鞄、etc
■特許
紡績技術における特許は日興テキスタイルにおいて取得済(関連特許は4件取得済)
■販売計画
3年後 10億円
小松精練株式会社 / 株式会社日興テキスタイル 会社概要
小松精練は、1943年の設立以来『モノ』ではなく『技術を売る』企業として、積極的な研究開発とマーケットの開拓に取り組み、現在では主力の繊維・高分子技術をもとに、ファッション、スポーツ、インテリア、生活資材、医療・福祉、エレクトロニクス、車両内装材、環境関連事業など、多彩な事業領域をカバーするファブリック&環境共生素材メーカーです。
■会社名:小松精練株式会社
■設立:1943年(昭和18年)10月
■代表取締役社長:池田 哲夫
■資本金:46億8,042万円
■従業員数:1,268名(2015年3月期:連結)
<株式会社日興テキスタイル>
■会社名:株式会社日興テキスタイル
■本社所在地:岐阜県羽島市
■設立:2013年4月(新会社として)
■代表取締役社長:水野 洋一
■資本金:10億500万円
■従業員数:54名