福沢一郎の生誕120年を記念して、パリ時代から晩年まで多摩美術大学所蔵の全作品を一堂に展示
[18/12/07]
提供元:PRTIMES
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12月15日より多摩美術大学美術館で開催
多摩美術大学(東京都世田谷区 学長:建畠晢)では、今年、生誕120周年を迎えた洋画家で文化勲章受章者・福沢一郎の大規模な展覧会を12月15日(土)から2019年2月24日(日)まで、同大美術館(東京都多摩市)にて開催します。本展では昭和の日本美術界をリードした福沢一郎のパリ時代から晩年まで、同大が所蔵する全作品44点を展示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-817452-4.jpg ]
福沢一郎(1898〜1992)は群馬県北甘楽郡富岡町(現在の富岡市)に生まれました。1918年(大正7)旧制第二高等学校を卒業した後、東京帝国大学(現在の東京大学)文学部に進学しますが、彫刻家朝倉文夫に師事します。そして1923年(大正12)の関東大震災を機にフランス留学を思い立ち1924年(大正13)から1931年(昭和6)までの7年間をパリで過ごしました。1924年(大正13)9月にはアンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表し、福沢も大きく刺激を受けます。福沢はパリ到着後、彫刻から絵画へ制作が変化し、サロン・ドートンヌ展への出品、1930年協会展への参加、第16回二科展や第1回独立美術協会展の特別陳列など精力的に創作活動を展開しました。帰国後、1939年(昭和14)に美術文化協会を結成。そして、旺盛な活動の最中であった1941年(昭和16)4月5日に治安維持法違反の疑いにより6ヶ月間逮捕拘束されます。しかし、戦後はすぐに持ち前の行動力を軌道に乗せ、盛んな活動と創作を国内外に示し続け、無所属となった1957年(昭和32)以降も人間や社会をテーマに旺盛な制作活動を展開しました。また、主題を如何に表現するかということを追求し続け、その一貫した制作姿勢と豊かな構想力に裏打ちされた作品は日本の画壇に異彩を放つとともに、常に美術界のリーダーとして活躍しました。これらの功績が高く評価され、1978年(昭和53)に文化功労者、1991年(平成3)には文化勲章を受章しました。また、多摩美術大学や女子美術大学では長期にわたって学生を指導し、教育者としても大きな足跡を残しています。本展では福沢一郎の生誕120年を記念して、パリ時代から晩年までの多摩美術大学が所蔵する全作品を展示いたします。
開催概要
会期◎2018年12月15日(土)〜2019年2月24日(日)
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日◎火曜日・年末年始(12月25日[火]〜1月5日[土])
入館料◎一般300円(200円) 大・高校生200円(100円)
※( )は20名以上の団体料金 障がい者および付添者、中学生以下は無料
会場◎多摩美術大学美術館
〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
Tel. 042-357-1251
交通◎多摩センター駅 徒歩7分(京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレール)
関連イベント
シンポジウム「121年目の福沢一郎」
モデレーター:
伊藤佳之(福沢一郎記念館)
パネラー:
大谷省吾(東京国立近代美術館)
谷口英理(国立新美術館)
弘中智子(板橋区立美術館)
小林宏道(多摩美術大学美術館)
日時◎2019年1月19日(土)13:30〜15:30
参加費無料(ただし、入館料が必要です)
会場◎多摩美術大学美術館 B1階多目的室
学芸員によるギャラリートーク
日程◎2018年12月22日(土)
2019年2月2日(土)
2019年2月23日(土)
時間◎各回15:00〜16:00
参加費無料(ただし、入館料が必要です)
会場◎多摩美術大学美術館 展示室
福沢一郎(1898―1992) 略歴
1898年 群馬県生まれ
1918年 東京大学文学部入学、のちに彫刻に興味をいだき退学、朝倉文夫に弟子入り
1924年 渡仏(1931年に帰国)
1930年 独立美術協会結成に参加
1939年 女性を対象とした美術学校「美術工芸学院」開校、独立美術協会を脱会、美術文化協会結成
1941年 治安維持法違反の嫌疑により逮捕され、世田谷署に拘置される
1951年 サンパウロ・ビエンナーレに出品
1957年 美術文化協会を脱退
1958年 ヴェネツィア・ビエンナーレに日本副代表として参加
1960年 多摩美術大学客員教授
1964年 女子美術大学の教授を兼任
1968年 多摩美術大学学長事務取扱
1969年 多摩美術大学学長事務取扱及び理事、教授を辞職
1978年 文化功労者
1991年 文化勲章受章
1992年 逝去
チラシデータ:
https://prtimes.jp/a/?f=d34331-20181205-1153.pdf
[画像2: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-231066-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-320389-0.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-253100-7.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-112465-8.jpg ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-345223-2.jpg ]
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[画像8: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-150778-3.jpg ]
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多摩美術大学(東京都世田谷区 学長:建畠晢)では、今年、生誕120周年を迎えた洋画家で文化勲章受章者・福沢一郎の大規模な展覧会を12月15日(土)から2019年2月24日(日)まで、同大美術館(東京都多摩市)にて開催します。本展では昭和の日本美術界をリードした福沢一郎のパリ時代から晩年まで、同大が所蔵する全作品44点を展示します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-817452-4.jpg ]
福沢一郎(1898〜1992)は群馬県北甘楽郡富岡町(現在の富岡市)に生まれました。1918年(大正7)旧制第二高等学校を卒業した後、東京帝国大学(現在の東京大学)文学部に進学しますが、彫刻家朝倉文夫に師事します。そして1923年(大正12)の関東大震災を機にフランス留学を思い立ち1924年(大正13)から1931年(昭和6)までの7年間をパリで過ごしました。1924年(大正13)9月にはアンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表し、福沢も大きく刺激を受けます。福沢はパリ到着後、彫刻から絵画へ制作が変化し、サロン・ドートンヌ展への出品、1930年協会展への参加、第16回二科展や第1回独立美術協会展の特別陳列など精力的に創作活動を展開しました。帰国後、1939年(昭和14)に美術文化協会を結成。そして、旺盛な活動の最中であった1941年(昭和16)4月5日に治安維持法違反の疑いにより6ヶ月間逮捕拘束されます。しかし、戦後はすぐに持ち前の行動力を軌道に乗せ、盛んな活動と創作を国内外に示し続け、無所属となった1957年(昭和32)以降も人間や社会をテーマに旺盛な制作活動を展開しました。また、主題を如何に表現するかということを追求し続け、その一貫した制作姿勢と豊かな構想力に裏打ちされた作品は日本の画壇に異彩を放つとともに、常に美術界のリーダーとして活躍しました。これらの功績が高く評価され、1978年(昭和53)に文化功労者、1991年(平成3)には文化勲章を受章しました。また、多摩美術大学や女子美術大学では長期にわたって学生を指導し、教育者としても大きな足跡を残しています。本展では福沢一郎の生誕120年を記念して、パリ時代から晩年までの多摩美術大学が所蔵する全作品を展示いたします。
開催概要
会期◎2018年12月15日(土)〜2019年2月24日(日)
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日◎火曜日・年末年始(12月25日[火]〜1月5日[土])
入館料◎一般300円(200円) 大・高校生200円(100円)
※( )は20名以上の団体料金 障がい者および付添者、中学生以下は無料
会場◎多摩美術大学美術館
〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
Tel. 042-357-1251
交通◎多摩センター駅 徒歩7分(京王相模原線・小田急多摩線・多摩モノレール)
関連イベント
シンポジウム「121年目の福沢一郎」
モデレーター:
伊藤佳之(福沢一郎記念館)
パネラー:
大谷省吾(東京国立近代美術館)
谷口英理(国立新美術館)
弘中智子(板橋区立美術館)
小林宏道(多摩美術大学美術館)
日時◎2019年1月19日(土)13:30〜15:30
参加費無料(ただし、入館料が必要です)
会場◎多摩美術大学美術館 B1階多目的室
学芸員によるギャラリートーク
日程◎2018年12月22日(土)
2019年2月2日(土)
2019年2月23日(土)
時間◎各回15:00〜16:00
参加費無料(ただし、入館料が必要です)
会場◎多摩美術大学美術館 展示室
福沢一郎(1898―1992) 略歴
1898年 群馬県生まれ
1918年 東京大学文学部入学、のちに彫刻に興味をいだき退学、朝倉文夫に弟子入り
1924年 渡仏(1931年に帰国)
1930年 独立美術協会結成に参加
1939年 女性を対象とした美術学校「美術工芸学院」開校、独立美術協会を脱会、美術文化協会結成
1941年 治安維持法違反の嫌疑により逮捕され、世田谷署に拘置される
1951年 サンパウロ・ビエンナーレに出品
1957年 美術文化協会を脱退
1958年 ヴェネツィア・ビエンナーレに日本副代表として参加
1960年 多摩美術大学客員教授
1964年 女子美術大学の教授を兼任
1968年 多摩美術大学学長事務取扱
1969年 多摩美術大学学長事務取扱及び理事、教授を辞職
1978年 文化功労者
1991年 文化勲章受章
1992年 逝去
チラシデータ:
https://prtimes.jp/a/?f=d34331-20181205-1153.pdf
[画像2: https://prtimes.jp/i/34331/12/resize/d34331-12-231066-1.jpg ]
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