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テクノロジーによる知の出会いで社会課題を解決するKnowledge Techカンパニー (株)エッセンスとの出資契約を締結

〜「組合型株式会社」という新しい形態でのゼブラ企業経営に取り組む〜

株式会社Zebras and Company(ヨミ:ゼブラ アンド カンパニー、本社:東京都港区麻布十番、代表取締役:阿座上陽平、陶山祐司、田淵良敬、以下Z&C)は、「知」による出会いを生むSNS機能も搭載した次世代メディア「esse-sense」を運営する株式会社エッセンス(本社:沖縄県国頭郡恩納村、代表取締役:西村 勇哉、以下エッセンス)に対し、テクノロジーによる社会的インパクトの創出及び、組合型株式会社という経営形態によるゼブラ企業経営の体系化への学びを期待し、Z&Cから出資契約を締結した事をご報告致します。本出資でZ&Cとして3社目のゼブラ企業投資となります。

 また、本件における西村氏と阿座上の対談記事を自社サイトに掲載しております。
 https://www.zebrasand.co.jp/1534





[画像1: https://prtimes.jp/i/81881/13/resize/d81881-13-cdcf05463f5867be136c-0.jpg ]

※写真左:エッセンス代表 西村氏、写真右:Z&C共同創業者 阿座上


Z&Cがエッセンスに出資する背景

 ゼブラ企業とは「社会課題の解決と、自律的な経営を継続するための経済性の両立」を実現する会社です。2016年にアメリカ西海岸の女性起業家から発したこの「Zebras」というコンセプトを、2019年に「ゼブラ企業」として日本でも提唱し始めました。
 活動する中で日本の多くの起業家や経営者から、「自分達もゼブラ企業である」という反応を得てきました。私たちZ&Cでは、その様な多くのゼブラ企業の事例となる会社に出資・経営支援を行っています。

今回出資するエッセンスには下記4点の社会的インパクト及びZ&Cのセオリー・オブ・チェンジ(TOC)への重なりを期待しています。

1:Knowledge Techが叶えるテクノロジーによる社会課題解決の事例
 (株)エッセンスはメディア「esse-sense( https://esse-sense.com )」が持つ研究者取材によるメディアのコンテンツと読者、研究者とのつながり、それらをつなげるアルゴリズムにより、研究者の専門知へ誰もがアクセスし、研究者への知のフィードバックの流れを作り、分野ごとに分かれた研究者をつなげ、新たな知が生まれ続ける知のプラットフォームを実現し、研究者がストレスなく知を広げられる社会を実現することを目指しています。
 このビジョンが実現されることで、日本の研究者が社会から孤立し、知の活用や評価がされないことで日本の才能が眠ったままにならず、世界に解放される可能性を持っています。
 代表である西村氏自身が、今も大学・研究機関での職務にも携わり、研究者と共に歩んできたからこその視点で作られた「esse-sense」がテクノロジーによる課題解決の事例になることに期待しています。

2:「コンテンツ+SNS機能+人と情報をつなぐアルゴリズム」というシステムによるウェブメディアの進化
 2000年代から紙媒体からウェブメディアの移行、SNSの台頭、オウンドメディアの一般化というウェブメディアの流れがある中で、コンテンツパブリッシュ、コンテンツデリバリー、ユーザープロフィール、ユーザー行動履歴がそれぞれ別のプラットフォームに依存し、「ウェブメディア」はコンテンツを置く場所以上の価値を作れずにいました。「esse-sense」が専門知へのアクセスの実現を挑戦する中で作られたシステムは、研究者と知や人をつなげることに留まらず、良質なコンテンツを多くの抱えるウェブメディアにとっても知と人をつなげるコミュニティ作りに繋がると捉えています。
 企業活動において共感者の応援が欠かせなくなっている中で、「esse-sense」のシステムがCMSとして他社にも導入されることで、属人性の高かったコミュニティマネジメントをシステムによって補完できる可能性を持ち、オンラインコミュニティマネジメントの新しい一手となりうることを期待しています。

3:「組合型株式会社」という経営形態からの学び
 エッセンスは株主の出資金額に拠らず、出資者一名に対し議決権のある普通株を1株を配分し全株主が1票を持ち全員で経営判断を行う組合型株式会社という経営形態を採用しています。普通株価格以上の出資金額にはそれに応じた優先株を渡し、利益が出た場合はそれに応じた配当を分配することで、出資というリスクテイクに応じた金銭的リターンも設計しています。
 Z&Cのパートナーであり「Zebras」の理念を唱えるZebras Uniteも協同組合として、ステークホルダーが一人一票を持つ形で経営しています。我々もゼブラ企業経営におけるステークホルダーとともに経営する手法の一つとして組合型株式会社に注目しており、今回の出資によってその経営に実際参加することで、ゼブラ経営の体系化に繋がることを期待しています。

4:連続起業家というゼブラ起業の可能性
 社会課題の解決と自律的な経営のための経済性の両立は、どちらか一つを達成することも難しいことであり、さらにそれらを共存させた一つのビジネスモデルを作ることは多くの知識や経験、仲間が必要になってきます。
 Z&Cとして1年ほど活動する中で見えてきたのは、連続起業家の可能性です。何度も会社や事業を立ち上げ、失敗した経験、一定の規模まで成長させた経験を持つ経営者がゼブラ企業を起業することは経済性の成功確率が高い状態になるため、ゼブラ起業の成功確率を上げることに繋がると考えています。
 西村氏も、2011年にミラツクというオープンイノベーションを組織に実装するNPO団体を立ち上げ、10年来にわたって組織を経営してきた経験と仲間という下地があることでテクノロジーによる社会課題解決という事業に挑戦しています。
 起業家が個人の能力資本により起業し、そこから生まれた関係資本をベースに、資金調達をすることで金融資本に転換し、新しいゼブラ起業をすることで、更なる社会資本を作っていくという流れが、一つのゼブラ起業のスタイルになることを期待しています。


株式会社エッセンスとは


[画像2: https://prtimes.jp/i/81881/13/resize/d81881-13-b90a585fdfea75dcdc97-3.png ]

 知のアクセスの実現に取り組む「Knowledge Tech」領域スタートアップ。自然科学・人文社会学・社会科学など多様な研究者への取材記事に加え、「知」による出会いを生むSNS機能も搭載した次世代メディア「esse-sense」を運営。科学と社会の隔絶を解決し、豊かな知と共にある社会の実現を目指す。

会社名 :株式会社エッセンス
所在地 :沖縄県国頭郡恩納村字谷茶1919-1 OISTインキュベーションスクエア・インキュベータ
代表者 :西村 勇哉
設立  :2021年3月
会社概要:https://esse-sense.com/company


「知」による出会いを生み出す次世代型メディア「esse-sense」とは


[画像3: https://prtimes.jp/i/81881/13/resize/d81881-13-93b77b7ea67426a247b4-5.png ]

URL:https://esse-sense.com

 「esse-sense」は、基礎・応用、自然科学・人文社会学・社会科学の多様な領域の研究者が持つ、専門分野としての深みと、独自のものの見方・捉え方の2面を伝えることを目指して2021年9月16日にサービス開始した「研究者の思考と視点に出会うWEBメディア」です。
 質の高い情報を発信するために、論文の質ランキング上位の沖縄科学技術大学院大学など、14の大学・研究機関・関連組織との連携していること。また、東北大学大学院情報科学研究科 情報基礎科学専攻 教授大学大関真之氏を技術顧問 に、シグマアイ社と共同開発した独自アルゴリズムと機械学習システム、Freewill(フリーウィル)社と共同開発したデータ形成システムを通じて、「いつもと少し違うけどもしかしたら感覚が合うかもしれない記事」を抽出して推薦していることを強みとしています。


Z&CのTOCとの重なり


[画像4: https://prtimes.jp/i/81881/13/resize/d81881-13-242fe47d36ee59fae8a9-1.jpg ]

 2019年からTokyo Zebras Uniteで行ってきた「ムーブメント・コミュニティ作り」に加えて、Z&Cとして投資・経営支援、ゼブラ経営の理論化、パートナーシップ連携を通して「ゼブラ経営の社会実装」を行っています。
 それにより、個々のゼブラ企業の成長と繁栄、社会課題の見える化・解決、ゼブラ企業・サポーターの増加、ゼブラ企業を支援する資金の増加を起こしていきたいと考えています。
 長期的な視野としては、ゼブラ経営が社会に普及していくことで、社会課題解決の加速、長期的かつインクルーシブな経営の普及、挑戦機会の拡大を促し、優しく健やかで楽しい社会を作っていきます。
 今回の出資では、ゼブラ企業への投資による実例を見せること、組合型株式会社という経営形態に参加することでゼブラ経営の理論化に結びつけることに繋がると考えています。


エッセンス西村氏からのメッセージ

 今回、Z&Cから出資いただいたことはエッセンスにとって大きな意味を持ちます。エッセンスは、組合型株式会社であり、かつメディア運営において広告と課金を行わないことを創業当初から明言してきました。そして、科学と社会をつなげることに取り組んでいます。組織として、事業形態として、事業領域として、社会インパクトを重視するエッセンスは、投資家にとってとても理解しにくい存在です。Z&Cは、密度の高い対話とハイレベルな読解力でエッセンスの事業体としての可能性を感じ、投資会社としてリスクある選択を行ってくれました。
 すでに、出資にとどまらない伴走も始まり、方向性の一致した投資会社と事業会社の相乗効果が生み出すインパクトの加速を体験しています。Z&Cという新しい投資のあり方、エッセンスという新しい会社のあり方、この相乗効果が高い社会インパクトを起こせること、そして同時に出資関係を結べる事業性が可能であることを示し、社会に新しい可能性を実現していきます。


Z&C阿座上のメッセージ

 今回、西村さんとはZ&Cの監査役である三尾さんのご紹介でお会いしたことをきっかけに出資させていただく事とになりました。ご紹介以前からも「ミラツクの西村さん」として存じ上げておりましたが、何だか楽しそうな人という印象でした。西村さんとエッセンス社の活動を伺い、西村さんの聡明さ、企業運営や目指すことがとてもゼブラ企業的であること、また私個人がウェブ業界に関わってきた経験からシステムが持つ可能性を感じたことで、Z&Cが関わることが両者にとって相乗効果があると確信し今回の出資に至りました。
 出資に留まらず、さまざまな形で伴走し社会課題の解決と自律的な事業作りを共に実現して参ります。


株式会社Zebras and Company(ゼブラ アンド カンパニー)とは


[画像5: https://prtimes.jp/i/81881/13/resize/d81881-13-6232472196dea36c176d-2.jpg ]

 「Different scale, Different future」をテーマに、誰もが社会課題解決と持続的で健康的な企業経営に挑戦できる「優しく健やかで楽しい社会」を目指し、投資と経営支援を行う会社です。投資・経営支援、行政や金融企業との連携、「ゼブラ企業」に関するリサーチと情報発信を通してゼブラ的経営を体系化し、「ゼブラ企業」という概念が全ての企業にインストールされる世界を目指しています。
※「Zebra」という概念はZebras Uniteが提唱している概念です。Z&Cは本概念に賛同しパートナーとして「Zebra」の日本社会への実装を行っていきます。

▼株式会社Zebras and Company 会社概要
社 名:株式会社Zebras and Company
設 立:令和3年3月12日
事 業:「ゼブラ企業」という概念の認知拡大のためのムーブメント・コミュニティづくり、及び、社会実装のための投資や経営支援の実行
代表取締役:阿座上陽平、陶山祐司、田淵良敬
監査役:三尾徹

公式サイト:https://www.zebrasand.co.jp
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/zebrasandco/
公式instagram:https://www.instagram.com/zebrasandco/公式Twitter:https://twitter.com/zebrasandco
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