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世代間ギャップと孤立に奮闘するマネジャーの実態調査を発表

約4割のマネジャーは部下の能力把握と育成に悩み、マネジメントの苦労を共有できる「場」が必要だと感じていた

人と組織の変革を支援するコンサルティング会社株式会社ジェイフィール(社長:高橋克徳 本社所在地:東京都渋谷区 以下ジェイフィール)は現役マネジャーへの実態調査を実施いたしました。コロナや世界情勢の悪化による物価高騰など、変化の激しい時代に現役マネジャー達は何に悩み、どんな支援を必要としているのか。最初12名にオンラインによる聞き取り定性調査を行った後、300名以上にアンケート形式による定量調査を実施しました。




ほとんどのマネジャーはプレーヤーとしての業務を兼務しており、マネジメント上最も重要だと考える「部下の育成、メンタルケア」へは全体の業務時間の15%程しかさけていないことが分かりました。又、多くのマネジャーは仕事のテクニカルなマネジメントより人のマネジメントに課題感を持っており、約4割のマネジャーはマネジメントの苦労を共有できる「場」が必要だと感じているようです。今後のマネジャー支援、育成に重要な示唆となる実態調査を発表いたします。

【オンライン面談による定性調査概要】
◆調査形式:オンラインによるインタビュー形式
◆調査地域:全国
◆調査対象者 :
1.従業員数300人以上の民間企業の従業員(上場企業もしくはそれに準ずるような企業)
2.正社員
3.課長職以上
4.人事/労務職(年齢不問、役職の条件あり)
◆サンプル数:合計12s 
◆質問項目:
マネジメントの悩み、マネジメントの魅力、マネジャーに必要な支援、マネジャーの役割の変化
◆実査期間:2022年4月1日(金)〜4月29日(金)

<定性調査のレポートサマリー>
多くの現役マネジャーが「従来型マネジメントが通用しない」という悩みを抱えていた
1.MBO(目標管理)が通用しない
・環境変化が激しく年初の目標が意味を持たず、その場での現場対応が進む。
・ジョブ型で年初に掲げなかったものを、メンバーが進んでやろうとしてくらない。
・情報共有ツールが高度化した結果、情報が階層を超えて共有されるケースが増えており、
大きな意思決定は部長が行うようになり、課長の存在感が薄れていると実感する。
2.上下の価値観の違い
・上からは厳しい成果のプレッシャー、しかしメンバーには優しくしろ、と言われて戸惑う。
・課長に必要なのは、成果とタフネスさとゴルフの腕という認識がいまだにある。
・昇進を目指すことが前提の世代と前提ではない世代、上司の指示は絶対という認識と
 絶対ではない認識などの価値観の違いがあり、マネジメントの難しさが高まっている。
・自らは、上を目指す最後の世代という認識が強い。しかし、若い世代がマネジャーを
 志してくれるかは疑問が残る。マネジャー人材に懸念がある。
3.マネジメントの変化
・これまでの常識:会社の価値観を浸透させること。
・上司は出世をさせることが幸せという考え、メンバーは別のことに幸せを感じていると思う。
・これから(今)の常識:個々の価値観を受け入れること。
・課長がメンバーに1on1を申し入れても、素直に受けてもらえない。

この調査結果を受けて、定量調査を行った
【インターネットによる定量調査概要】
◆調査形式:インターネット調査
◆調査地域:全国
◆調査対象者(1.〜4.and条件):
1. 従業員数300人以上の民間企業の従業員
2. 正社員
3. 入社3年以上
4.-1 営業職、情報システム職、研究開発職のいずれかの54歳以下の課長職


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_1_4e0b80cb6be522f4bc6bba40b37ba55d.jpg ]



4.-2 人事/労務職(年齢不問、役職の条件あり)
◆サンプル数:合計376s 


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_2_02939fdb35b77f35b6a71657f7ef4c0a.jpg ]



◆質問項目
マネジメントの悩み、マネジメントの魅力、マネジャーに必要な支援、マネジャーの役割の変化
◆実査期間:2022年6月6日(月) 〜13日(月)
 マネジャーの苦労―職種別―


[表3: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_3_fa548c847bad5fcf6276119bbcd771f7.jpg ]



[画像1: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-b2b7f68e76eb9e0cb637-3.jpg ]



 1週間あたりの業務割合―職種別―


[表4: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_4_fb07619a84e8d929306ac3ab32039ffd.jpg ]


[画像2: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-d77b300af2e74e186f35-4.jpg ]

マネジメント力向上の課題―職種別―


[表5: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_5_3aacb542ddec076f4e24c4d498d67b51.jpg ]



[画像3: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-790e747300122c66ab13-1.jpg ]

                                                                          


欲しいサポート―職種別―

[表6: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_6_5a96ed7ab5371574c5185d2eea642639.jpg ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-936a58262d9b44c63197-2.jpg ]


マネジャーの魅力―職種別―

[表7: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_7_5269d5083dd4cb713684585da2d531ac.jpg ]



[画像5: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-a92bd51eb0f7b7ada12a-5.jpg ]

未来のマネジャーイメージ

[表8: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_8_4960315559d202f4deea7852d9af3073.jpg ]


[画像6: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-febbfd37e39bd4911ffd-6.jpg ]

未来のマネジャーの役割重要度

[表9: https://prtimes.jp/data/corp/65739/table/15_9_2d03f3d4697acd3da8d57e5b7cfd7434.jpg ]


[画像7: https://prtimes.jp/i/65739/15/resize/d65739-15-2e3030dbaa5a720ca233-0.jpg ]

―本調査からの示唆―


本調査から、長時間労働の中、多様な仕事をこなしているマネジャーの実態がわかった。特に、多くのマネジャーが課題にあげている部下育成やメンタルケアなどの人のマネジメントについては、時間を割きたくてもさけていない実態が見えてきた。
多忙で悩めるマネジャーを救うためには、部下との良好な関係性、チーム力の向上がカギであると推察する。よって、マネジャーが人のマネジメント、特に部下育成やメンタルケアに時間を割けるような環境づくりが急務である。
そのような環境をつくるためにマネジャーへのサポート施策として、以下が必要ではないかと考える。



マネジャー同士の対話の場を設け、悩みを共有できるようにする。
マネジメントの理論をインプットして実践し、経験から学ぶという経験学習の場をセットする。
仲間同士の経験から学ぶ場を設け、ピアラーニングを促進させる。


■総評■
マネジメントには正解がないため、日々マネジャー自身がマネジメントをアップデートし続ける「場」をつくってあげることが企業側の支援として必要ではないだろうか。具体的には先にも述べた通り、マネジャー同士悩みを共有し、仲間同士の経験から学ぶ場を設けることである。これらは多くのマネジャーが求めていることでもあるので、高い効果を発揮することが想定される。
若手社員がマネジャーたちのイキイキと働く姿を見て、またその人たちから適切な関わりをしてもらえることで、マネジャーを希望する次世代マネジャー人材の増加につながるだろう。

■本調査の詳細はコチラ
https://www.j-feel.jp/note/ql12huhm1

■ミドルマネジャーたちが自分達の経験から学び合い成長する場をつくる『リフレクションラウンドテーブル(R)』はコチラ
https://www.j-feel.jp/program/16j5gyvhx7

■株式会社ジェイフィール 
https://www.j-feel.jp/
個人に感情があるように組織全体に波及した感情、気分を「組織感情(R)」と定義し、「組織感情をマネジメント」する企業向け研修を約250社、延べ10,000人に実施。ベストセラー「不機嫌な職場」(講談社現代新書(1926))を始め、「ワクワクする職場をつくる」(実業之日本社)など、組織活性に関する書籍を多数出版。「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と本気で思える人たちが増え、その人たちの知恵や想いが連鎖し、社会全体に波及していくことを目指して活動中。
「リフレクションラウンドテーブル(R)」「組織感情(R)」はジェイフィールの登録商標です。
                                                      
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