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ジョンソンコントロールズ、廃熱をクリーン燃料に転換する新技術を中国の住宅および商業施設に導入

中国におけるサスティナブルな都市化と大気浄化ニーズに貢献

ジョンソンコントロールズは、有害物質を排出しないセントラヒーティング(集中暖房)システムの需要の高まりに対応する新たなテクノロジーを中国で発表しました。




【2014年11月5日 ジョンソンコントロールズ上海現地法人より発表】

ジョンソンコントロールズ(ニューヨーク証券取引所略号:JCI、以下ジョンソンコントロールズ)は本日、有害物質を排出しないセントラヒーティング(集中暖房)システムの需要の高まりに対応する新たなテクノロジーを中国で発表しました。YORKデュアルスチームタービンヒートポンプ(YDST)は工場や発電所から出る廃熱を回収して高温水を生成することで、大規模なセントラルヒーティングシステムの運転に利用します。同じ規模の暖房設備に熱源を供給する場合、YDSTは従来のボイラーシステムに比べて石炭の消費量を最大30%削減できます。

ジョンソンコントロールズ ビルディングシステムズ アジア、バイスプレジデント兼マネージングディレクター ソーレン・ビヤーグは「都市化の波に加え、サスティナブルな開発を推進する政府の取り組みによって、中国国内ではより省エネ性能の高いテクノロジーやソリューションの需要が高まっています。当社のノウハウとイノベーションを活用して有害物質の排出削減ニーズに応えることで、中国という重要な市場でプレゼンスを拡大できる絶好の機会となります」と述べました。

中国政府は化石燃料の燃焼による大気汚染削減に向けた5ヵ年計画において本格的な取り組みを発表しており、今回導入したテクノロジーは中国市場にとって重要なイノベーションと言えます。計画では、産業施設の排熱を都市暖房の主要エネルギー源として使用する予定です。

YDSTは大規模なセントラルヒーティング施設に理想的な容量と汎用性を備えています。

・YDSTは電気ではなくスチームタービンを動力としたターボ圧縮機を使用したヒートポンプで、システム1基あたりの出力は100メガワットを越え、従来の2倍の容量が可能になります。
・10℃〜48.9℃(50?〜120?)の低温廃水を回収でき、水温は60℃〜93.3℃(140?〜200?)以上の高温に上げることができます。

中国では北部を中心に急激な都市化が進んでおり、今後5年間で大幅にセントラルヒーティングシステムの需要が拡大すると推測されています。多角的にビジネスを展開するグローバル企業であるジョンソンコントロールズは、すでに中国北東部の大都市で暖房設備への排熱回収ソリューションの導入を成功させており、昨年の暖房期には120万ドルのコストを削減すると同時に石炭燃料の需要を9,200トン削減しました。これは年間4,000台の乗用車の排気ガス排出量に相当します。

ジョンソンコントロールズでは先頃、中国・無錫で3,500万ドルを投じて製造工場および研究開発センターを拡張しました。この施設は現在、ジョンソンコントロールズのビルディングソリューションの研究開発センターとしては世界最大級の規模であり、産業用冷凍ソリューションのほか、HVAC (冷暖房空調) 関連システムの研究開発を行っています。また、熱回収ソリューションについても引き続き、世界市場向けに最先端のイノベーションを推進していきます。


米国ジョンソンコントロールズ インクについて
ジョンソンコントロールズは、世界150ヵ国以上のお客様に多様なテクノロジーを提供する、業界トップクラスのグローバル企業です。17万人の従業員が、ビルのエネルギー効率や運用効率を最適化する質の高い製品、サービス、ソリューションをはじめ、自動車用鉛酸バッテリーおよびハイブリッド車・電気自動車用先進バッテリー、自動車用内装システムの開発に取り組んでいます。ジョンソンコントロールズのサスティナビリティへの取り組みは、創業のきっかけとなった初の電気式室内サーモスタットが発明された1885年にまでさかのぼります。成長戦略とマーケットシェアの拡大によって、ジョンソンコントロールズは、株主への価値の提供と、顧客の成功の支援に取り組んでいます。また、2014年にコーポレート・レスポンシビリティ誌(Corporate Responsibility Magazine)の「企業市民100社」で、当社は第12位に選定されました。詳細は http://www.johnsoncontrols.comをご覧ください。

ジョンソンコントロールズ株式会社 ビルディングシステムズについて
ジョンソンコントロールズ株式会社 ビルディングシステムズは、米国ジョンソンコントロールズ インク(Johnson Controls, Inc.)の日本法人(本社: 東京都渋谷区、 代表取締役社長: マーク・カトラー/ Mark Cutler)です。空調制御用機器、ビル管理システム、自動制御機器、産業・舶用冷凍機器および装置、およびセキュリティシステム全般の設計、製造、販売、施工、サービス、エネルギーソリューション、ならびに統合ファシリティマネジメント事業を提供しています。
国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細は http://www.johnsoncontrols.co.jp/be をご覧ください。


≪報道関係の方々からのお問い合わせ先≫
ジョンソンコントロールズ株式会社
ビルディングシステムズ 広報グループ 村井(むらい)、平野(ひらの)
TEL: 03-5738-6054  FAX: 03-5738-6508 mailto:jp.pr@jci.com
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