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動作温度150℃でのモータ制御を実現する初の高温・高感度トライアックを発表

画期的性能を備えたトライアック(最大10A)が、
部品点数/ヒートシンク・サイズ/消費電力の低減を通して低コスト化を実現


サイリスタおよびトライアックの主要サプライヤである
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、動作温度
最高150℃においてディレーティングなしの動作を保証する初のトライアック
(ゲート感度10mA)を発表しました。同製品は、ヒートシンク、ゲート駆動回路、
およびスナバ回路の簡素化を通して、ヒータ、モータ、その他の小型電気製品
向けの低コスト・ソリューションを実現します。

発表された新製品は、T410H(最大電流定格4A)、T610H(同6A)、T810H(同8A)
およびT1010H(同10A)です。10mAという低いゲート電流が、トライアックの
ロジック・レベル・スイッチングを可能にし、部品点数の低減と電源サイズの
小型化ならびに低コスト化を実現します。さらに、低いゲート電流が、高い
動的性能を維持し、最高150℃までの温度において規定の最小整流および75V/μS
のノイズ耐性を維持します。この最大接合部温度(Tj)の高さにより、
低コスト化が要求される設計において、ヒートシンクの小型化または除去、
電力密度の増大、高い周囲温度での信頼性向上を可能にしています。

これらの新製品は、電気ヒータ、IH機器、中出力モータ、およびその他小型電気
製品におけるAC負荷の制御に最適です。通常の動作温度において、これらは最大
Tjの定格が125℃の同等製品の性能を上回ります。また、全ての新製品の最大
定格が600Vで、主電源給電システムにおける高信頼性動作が可能です。

新製品は、業界標準のTO-220ABパッケージ(スルーホール型)で提供され、
T810HとT1010HはD2PAKパッケージ(表面実装型)でも提供されます。

これらの低ゲート電流デバイスのリリースは、ゲート感度35mA/50mA、最大電流
定格20AのHiTjトライアックのラインアップ(2008年3月発表)を拡充します。

T410H、T610H、T810H、およびT1010Hは、現在量産中で、単価は、約1万個
購入時に約0.40ドル以上です。

また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2314d.html

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使すること
により、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションに
おいて他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。
2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
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