りんご農家59.5%、いちご農家77.1%が「農薬不使用」を希望、理由として「環境や人体に優しい作物を作りたい」など
[22/07/01]
提供元:PRTIMES
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〜「作物の品質は土で決まる」と、園地の土壌にいる微生物の数に興味の声多数〜
微生物の活性によって土を発酵させる新しい土づくりの農法ブランド「八百結び農法(R)」(やおむすびのうほう)(https://www.yaomusubi.com/)を企画開発する、株式会社ユナイテッドスマイルズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役専務 佐分利 清博)は、栽培時にこれまで慣行農法(農薬を主に使用)を取り入れてきた、りんご農家84名といちご農家61名 に対し、りんご農家/いちご農家の農作物に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
調査結果ダイジェスト
[画像1: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-c3788a972460a9701b8b-9.jpg ]
意識調査サマリー
農林水産省のデータ[※]によると、日本は温暖多雨な気候であり、病害虫が発生しやすいため、欧州各国よりも多くの農薬が使用されている実態があります。世界ではSDGsが注目を集め、日本でも2050年に有機農業用の農地を100万ヘクタール(全体の約25%)に増やす目標を盛り込んだ「みどりの食料システム戦略」が示される中、今回、農薬使用に関する農家の方々の意識を明らかにすべく、栽培時にこれまで慣行農法(農薬を主に使用)を取り入れてきた、りんご農家84名といちご農家61名に対し、調査を行いました。
りんごといちごを作る上で農薬を使用する理由として、「病気や病害虫を防ぐため」や「品質の維持のため」などが挙がる一方で、59.5%のりんご農家、77.1%のいちご農家が「農薬不使用」にしたいと回答する結果となりました。農薬不使用での育成は困難であるものの、本音としては、多くの農家の方々が「農薬の使用」に対して危機意識を感じている実態が伺えます。
また、農薬を使いたくない理由では、りんご農家/いちご農家ともに1位・2位は「環境への負荷軽減」・「人体へのリスク軽減」となっており、6割前後が回答しています。他にも「農薬不使用」により「人にやさしく健康的で美味しい作物を作りたい」との声が挙がりました。
さらに、園地の土壌に関して伺うと、りんご農家/いちご農家ともに、7割以上が「自身の園地の土壌にいる微生物を把握していない」と回答しており、6割以上が「土壌にどの程度の微生物がいるか」興味を示しています。微生物量に興味を示す理由として、約8割が「微生物は土壌環境を整えてくれるから」と回答し、他にも「作物の品質は土で決まる」と考える意見や、「土壌の改善にどのくらい役立つか知りたい」との声が多数挙がりました。
最近では世界的に見て日本の農薬の使用率が高いと話題になったこともあり、農薬の使用有無に関心を持つ消費者が増加しています。農薬の使用率については、国の耕地面積や作物の種類によって変動はありますが、消費者からのイメージが良くないことは変わりありません。また、SDGsへの関心も高まりも相まっていることも少なからず影響していると考えられます。今後は、自然本来の力に注目する農家の関心と、「土壌環境」を整える微生物の力が合わさることで、日本の作物の品質が更に高まるのはもちろんのこと、世界基準でもより安心安全なイメージが定着するのではないでしょうか。
※農薬をめぐる情勢, 農林水産省:
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/noyaku/attach/pdf/index-1.pdf#page=9
調査概要
調査概要:りんご農家/いちご農家の農作物に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月16日〜同年6月18日
有効回答:栽培時にこれまで慣行農法(農薬を主に使用)を取り入れてきた、りんご農家84名といちご農家61名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
農薬を使用する理由、「病気や病害虫を防ぐため」や「品質の維持のため」など
「Q1.栽培で農薬を使用している理由を教えてください。(自由回答)」と質問したところ、りんご農家(n=84)からは「病気や病害虫を防ぐため」や「農薬を使用しないと、食べられるものにならない」、いちご農家(n=61)からは「害虫対策のため」や「色がよくなる」などの回答を得ることができました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-fe851e674dd5d69ece2f-3.jpg ]
<りんご農家:自由回答・一部抜粋(n=84)>
・27歳:病気や病害虫を防ぐため。
・66歳:農薬を使用しないと、食べられるものにならない。
・60歳:以前よりも臭いが少ない農薬があるから。
・47歳:無農薬では困難。
・56歳:農協の指導要領に基づいて使用している。
・69歳:リンゴの収穫をよくするため。
・47歳:品質の維持。
・52歳:効率が良い。
<いちご農家:自由回答・一部抜粋(n=61)>
・51歳:害虫対策のため。
・28歳:色がよくなる。
・42歳:病気に弱いから。
・39歳:露地栽培のため虫が付くのを防ぐため。
・47歳:無農薬では作れない。
・48歳:甘く育てる為。
59.5%のりんご農家、77.1%のいちご農家が「農薬不使用にしたい」と回答
「Q2.あなたは、できることなら「農薬不使用」での栽培を行いたいと思いますか。」と質問したところ、りんご農家(n=84)からは「非常にそう思う」が26.2%、「ややそう思う」が33.3%、いちご農家(n=61)からは「非常にそう思う」が27.9%、「ややそう思う」が49.2%という回答となりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-bfdd5a3138e399a8c850-1.jpg ]
<りんご農家(n=84)>
・非常にそう思う:26.2%
・ややそう思う:33.3%
・どちらともいえない:19.0%
・あまりそう思わない:11.9%
・全くそう思わない:8.3%
・わからない/答えられない:1.2%
<いちご農家(n=61)>
・非常にそう思う:27.9%
・ややそう思う:49.2%
・どちらともいえない:16.4%
・あまりそう思わない:3.3%
・全くそう思わない:3.3%
・わからない/答えられない:0.0%
農薬不使用にしたい理由、りんご農家の第1位「環境への負荷軽減」、いちご農家の第1位「人体へのリスク軽減」
Q2で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q3.「農薬不使用」での栽培を行いたいと思う理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、りんご農家(n=50)からは「環境への負荷を減らすことができるから」が66.0%、「人体へのリスクを減らすことができるから」が56.0%、「農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから」が42.0%、いちご農家(n=47)からは「環境への負荷を減らすことができるから」が59.6%、「人体へのリスクを減らすことができるから」が61.7%、「農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから」が40.4%という回答となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-d5c7ef2705829fb674c6-6.jpg ]
<りんご農家(n=50)>
・環境への負荷を減らすことができるから:66.0%
・人体へのリスクを減らすことができるから:56.0%
・農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから:42.0%
・作物のブランディングにつながるから:34.0%
・農薬不使用作物の方が高く売れるから:24.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<いちご農家(n=47)>
・人体へのリスクを減らすことができるから:61.7%
・環境への負荷を減らすことができるから:59.6%
・農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから:40.4%
・作物のブランディングにつながるから:34.0%
・農薬不使用の作物の方が高く売れるから:23.4%
・その他:4.3%
・わからない/答えられない:0.0%
他にも、りんご農家/いちご農家ともに「農薬不使用」により「人にやさしく健康的で美味しい作物を作りたい」との声
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、「農薬不使用」での栽培を行いたいと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」と質問したところ、りんご農家(n=50)からは「人にやさしい食品を提供したいから」や「農薬代や機械代がかかる」、いちご農家(n=47)からは「健康的でおいしいいちごを栽培したい」や「洗わずにそのまま食べたいから」などの回答を得ることができました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-5b8d503a8f1b0954b989-5.jpg ]
<りんご農家:自由回答・一部抜粋(n=50)>
・64歳:人にやさしい食品を提供したいから。
・51歳:農薬代や機械代がかかるので。
・60歳:本来は農薬は必要ないと考えている。あまりにも、自然から離れた作物になってしまい、その分脆弱だ。今後の気候変動に備え、もっと頑丈な作物にしたい。
・41歳:農薬散布の手間がなければもっと作れる。
・51歳:付加価値をあげるため。
・47歳:農薬を使うと近隣の住宅に迷惑なので。
・48歳:環境保護。
・66歳:りんご栽培は、基本的に農薬を使用しないとできないが、将来の影響(健康被害)を考えると、少しでも農使用を減らしたい。
<いちご農家:自由回答・一部抜粋(n=47)>
・30歳:健康的でおいしいいちごを栽培したい。
・39歳:洗わずにそのまま食べたいから。
・51歳:付加価値をあげるため。
・66歳:人体への影響はほとんど無いと思うが、世の中の流れは、無農薬栽培に人気がある。
・81歳:食の安心・安全を提供したい。
・78歳:直接食べるから。
・57歳:お金がかからない。
・40歳:体に優しいから。
りんご農家/いちご農家ともに、7割以上が「自身の園地の土壌にいる微生物を把握していない」と回答
「Q5.あなたは、ご自身の園地の土壌に、大体どの程度の微生物がいるか知っていますか。」と質問したところ、りんご農家(n=84)からは「知らない」が71.4%、「知っている」が28.6%、いちご農家(n=61)からは「知らない」が82.0%、「知っている」が18.0%という回答となりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-928df47354655e796130-7.jpg ]
<りんご農家(n=84)>
・知らない:71.4%
・知っている:28.6%
<いちご農家(n=61)>
・知らない:82.0%
・知っている:18.0%
りんご農家/いちご農家ともに、7割以上が土壌にどの程度の微生物がいるか「興味あり」
Q5で「知らない」と回答した方に、「Q6.ご自身の園地の土壌にどの程度の微生物がいるか、興味はありますか。」と質問したところ、りんご農家(n=60)からは「かなり興味がある」が26.7%、「やや興味がある」が46.7%、いちご農家(n=50)からは「かなり興味がある」が28.0%、「やや興味がある」が52.0%という回答となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-757a2874d4a601e3e805-8.jpg ]
<りんご農家(n=60)>
・かなり興味がある:26.7%
・やや興味がある:46.7%
・あまり興味がない:25.0%
・全く興味がない:1.7%
・わからない/答えられない:0.0%
<いちご農家(n=50)>
・かなり興味がある:28.0%
・やや興味がある:52.0%
・あまり興味がない:16.0%
・全く興味がない:0.0%
・わからない/答えられない:4.0%
微生物量に興味がある理由、約8割が「微生物は土壌環境を整えてくれるから」と回答
Q6で「かなり興味がある」「やや興味がある」と回答した方に、「Q7.ご自身の園地の土壌に、どの程度の微生物がいるか興味がある理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、りんご農家(n=44)からは「微生物は土壌環境を整えてくれるから」が77.3%、「どのくらいの数がいるのか想像がつかないから」が47.7%、「持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから」が43.2%、いちご農家(n=40)からは「微生物は土壌環境を整えてくれるから」が75.0%、「どのくらいの数がいるのか想像がつかないから」が57.5%、「持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから」が40.0%という回答となりました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-d28869aa79ed107cbac5-2.jpg ]
<りんご農家(n=44)>
・微生物は土壌環境を整えてくれるから:77.3%
・持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから:47.7%
・どのくらいの数がいるのか想像がつかないから:43.2%
・作物を病原菌から守ってくれる微生物もいるから:34.1%
・これまで考えたことがなかったから:22.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<いちご農家(n=40)>
・微生物は土壌環境を整えてくれるから:75.0%
・持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから:57.5%
・どのくらいの数がいるのか想像がつかないから:40.0%
・作物を病原菌から守ってくれる微生物もいるから:27.5%
・これまで考えたことがなかったから:17.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
他にも「作物の品質は土で決まる」という声多数
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、ご自身の園地の土壌に、どの程度の微生物がいるか興味を持った理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」と質問したところ、りんご農家(n=44)からは「りんごの品質は土から始まる」や「良い作物を作るのに必要不可欠だから」、いちご農家(n=40)からは「作物をおいしくするのに必要だから」や「土作りが、基本である」などの回答を得ることができました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-8ad04058ff96626bb269-0.jpg ]
<りんご農家:自由回答・一部抜粋(n=44)>
・41歳:りんごの品質は土から始まる。
・51歳:良い作物を作るのに必要不可欠だから。
・28歳:土壌作りには時間がかかる。
・66歳:これからの農業で作物を無農薬でつくるためには、土壌改良を含めて研究する必要がある。
・52歳:土壌診断をしたが、微生物までの結果は出ないので、興味深いところです。
・56歳:どんな土壌なのか興味深い。
・30歳:微生物の働きを確認したい。
<いちご農家:自由回答・一部抜粋(n=40)>
・51歳:作物をおいしくするのに必要だから。
・66歳:土作りが、基本である。
・39歳:肥料の量の目安になりそうだから。
・30歳:微生物の世界を覗いてみたい。
・64歳:人を含め動植物に影響があるか知りたい。
・26歳:土壌の活性化。
「八百結び農法(R)」のめざすもの
「八百結び農法(R)」では引き続き全国各地の農家さまと「土本来のあるべきチカラから産まれる農作物本来のあるべきチカラ」を追求しながら、〜「おいしい」と「あんしん」のその先に「地球の未来」をちゃんと考える〜をモットーに、1gあたりの土壌微生物活性量測定など全国各地での実証実験を基に地域循環づくりの提案を実施しております。また「Sony Startup Acceleration Program (SSAP)」の支援プログラムを経て、新たに持続可能なビジネスモデル構築を推進しており、農業・畜産業・水産業・環境SDGs・地方創生・健康食材・食品流通など、アライアンスパートナーづくりに向けたOPEN INNOVATIONな協議の機会をお待ちしております。
八百結び(R)プロジェクトでは、2050年カーボンニュートラル宣言(2020年10月26日)を受けて農林水産省より発表された「みどりの食料システム戦略(2021年5月)」内で掲げられた「土壌微生物機能の完全解明とフル活用による減農薬・肥料栽培の拡大」・「耕畜連携による環境負荷軽減技術の導入」・「バイオスティミュラントを活用した革新的作物保護技術の開発」目標への貢献をめざして参ります。
<アライアンスパートナーに関するお問い合わせはこちら>
https://www.yaomusubi.com/
[画像10: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-cee5e09828966e6ea675-4.png ]
会社概要
会社名 :株式会社ユナイテッドスマイルズ
所在地 :東京都渋谷区神山町31-2
代表者 :代表取締役 高橋 雅史 佐分利 清博
事業内容:マーケティング事業戦略立案・調査、ブランディング・プロモーション企画ほか
ビジネスプロジェクトの開発
URL :https://unitedsmiles.jp
微生物の活性によって土を発酵させる新しい土づくりの農法ブランド「八百結び農法(R)」(やおむすびのうほう)(https://www.yaomusubi.com/)を企画開発する、株式会社ユナイテッドスマイルズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役専務 佐分利 清博)は、栽培時にこれまで慣行農法(農薬を主に使用)を取り入れてきた、りんご農家84名といちご農家61名 に対し、りんご農家/いちご農家の農作物に関する意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
調査結果ダイジェスト
[画像1: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-c3788a972460a9701b8b-9.jpg ]
意識調査サマリー
農林水産省のデータ[※]によると、日本は温暖多雨な気候であり、病害虫が発生しやすいため、欧州各国よりも多くの農薬が使用されている実態があります。世界ではSDGsが注目を集め、日本でも2050年に有機農業用の農地を100万ヘクタール(全体の約25%)に増やす目標を盛り込んだ「みどりの食料システム戦略」が示される中、今回、農薬使用に関する農家の方々の意識を明らかにすべく、栽培時にこれまで慣行農法(農薬を主に使用)を取り入れてきた、りんご農家84名といちご農家61名に対し、調査を行いました。
りんごといちごを作る上で農薬を使用する理由として、「病気や病害虫を防ぐため」や「品質の維持のため」などが挙がる一方で、59.5%のりんご農家、77.1%のいちご農家が「農薬不使用」にしたいと回答する結果となりました。農薬不使用での育成は困難であるものの、本音としては、多くの農家の方々が「農薬の使用」に対して危機意識を感じている実態が伺えます。
また、農薬を使いたくない理由では、りんご農家/いちご農家ともに1位・2位は「環境への負荷軽減」・「人体へのリスク軽減」となっており、6割前後が回答しています。他にも「農薬不使用」により「人にやさしく健康的で美味しい作物を作りたい」との声が挙がりました。
さらに、園地の土壌に関して伺うと、りんご農家/いちご農家ともに、7割以上が「自身の園地の土壌にいる微生物を把握していない」と回答しており、6割以上が「土壌にどの程度の微生物がいるか」興味を示しています。微生物量に興味を示す理由として、約8割が「微生物は土壌環境を整えてくれるから」と回答し、他にも「作物の品質は土で決まる」と考える意見や、「土壌の改善にどのくらい役立つか知りたい」との声が多数挙がりました。
最近では世界的に見て日本の農薬の使用率が高いと話題になったこともあり、農薬の使用有無に関心を持つ消費者が増加しています。農薬の使用率については、国の耕地面積や作物の種類によって変動はありますが、消費者からのイメージが良くないことは変わりありません。また、SDGsへの関心も高まりも相まっていることも少なからず影響していると考えられます。今後は、自然本来の力に注目する農家の関心と、「土壌環境」を整える微生物の力が合わさることで、日本の作物の品質が更に高まるのはもちろんのこと、世界基準でもより安心安全なイメージが定着するのではないでしょうか。
※農薬をめぐる情勢, 農林水産省:
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/noyaku/attach/pdf/index-1.pdf#page=9
調査概要
調査概要:りんご農家/いちご農家の農作物に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月16日〜同年6月18日
有効回答:栽培時にこれまで慣行農法(農薬を主に使用)を取り入れてきた、りんご農家84名といちご農家61名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
農薬を使用する理由、「病気や病害虫を防ぐため」や「品質の維持のため」など
「Q1.栽培で農薬を使用している理由を教えてください。(自由回答)」と質問したところ、りんご農家(n=84)からは「病気や病害虫を防ぐため」や「農薬を使用しないと、食べられるものにならない」、いちご農家(n=61)からは「害虫対策のため」や「色がよくなる」などの回答を得ることができました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-fe851e674dd5d69ece2f-3.jpg ]
<りんご農家:自由回答・一部抜粋(n=84)>
・27歳:病気や病害虫を防ぐため。
・66歳:農薬を使用しないと、食べられるものにならない。
・60歳:以前よりも臭いが少ない農薬があるから。
・47歳:無農薬では困難。
・56歳:農協の指導要領に基づいて使用している。
・69歳:リンゴの収穫をよくするため。
・47歳:品質の維持。
・52歳:効率が良い。
<いちご農家:自由回答・一部抜粋(n=61)>
・51歳:害虫対策のため。
・28歳:色がよくなる。
・42歳:病気に弱いから。
・39歳:露地栽培のため虫が付くのを防ぐため。
・47歳:無農薬では作れない。
・48歳:甘く育てる為。
59.5%のりんご農家、77.1%のいちご農家が「農薬不使用にしたい」と回答
「Q2.あなたは、できることなら「農薬不使用」での栽培を行いたいと思いますか。」と質問したところ、りんご農家(n=84)からは「非常にそう思う」が26.2%、「ややそう思う」が33.3%、いちご農家(n=61)からは「非常にそう思う」が27.9%、「ややそう思う」が49.2%という回答となりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-bfdd5a3138e399a8c850-1.jpg ]
<りんご農家(n=84)>
・非常にそう思う:26.2%
・ややそう思う:33.3%
・どちらともいえない:19.0%
・あまりそう思わない:11.9%
・全くそう思わない:8.3%
・わからない/答えられない:1.2%
<いちご農家(n=61)>
・非常にそう思う:27.9%
・ややそう思う:49.2%
・どちらともいえない:16.4%
・あまりそう思わない:3.3%
・全くそう思わない:3.3%
・わからない/答えられない:0.0%
農薬不使用にしたい理由、りんご農家の第1位「環境への負荷軽減」、いちご農家の第1位「人体へのリスク軽減」
Q2で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q3.「農薬不使用」での栽培を行いたいと思う理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、りんご農家(n=50)からは「環境への負荷を減らすことができるから」が66.0%、「人体へのリスクを減らすことができるから」が56.0%、「農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから」が42.0%、いちご農家(n=47)からは「環境への負荷を減らすことができるから」が59.6%、「人体へのリスクを減らすことができるから」が61.7%、「農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから」が40.4%という回答となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-d5c7ef2705829fb674c6-6.jpg ]
<りんご農家(n=50)>
・環境への負荷を減らすことができるから:66.0%
・人体へのリスクを減らすことができるから:56.0%
・農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから:42.0%
・作物のブランディングにつながるから:34.0%
・農薬不使用作物の方が高く売れるから:24.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<いちご農家(n=47)>
・人体へのリスクを減らすことができるから:61.7%
・環境への負荷を減らすことができるから:59.6%
・農薬を使用した場合の残留農薬が気になるから:40.4%
・作物のブランディングにつながるから:34.0%
・農薬不使用の作物の方が高く売れるから:23.4%
・その他:4.3%
・わからない/答えられない:0.0%
他にも、りんご農家/いちご農家ともに「農薬不使用」により「人にやさしく健康的で美味しい作物を作りたい」との声
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、「農薬不使用」での栽培を行いたいと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」と質問したところ、りんご農家(n=50)からは「人にやさしい食品を提供したいから」や「農薬代や機械代がかかる」、いちご農家(n=47)からは「健康的でおいしいいちごを栽培したい」や「洗わずにそのまま食べたいから」などの回答を得ることができました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-5b8d503a8f1b0954b989-5.jpg ]
<りんご農家:自由回答・一部抜粋(n=50)>
・64歳:人にやさしい食品を提供したいから。
・51歳:農薬代や機械代がかかるので。
・60歳:本来は農薬は必要ないと考えている。あまりにも、自然から離れた作物になってしまい、その分脆弱だ。今後の気候変動に備え、もっと頑丈な作物にしたい。
・41歳:農薬散布の手間がなければもっと作れる。
・51歳:付加価値をあげるため。
・47歳:農薬を使うと近隣の住宅に迷惑なので。
・48歳:環境保護。
・66歳:りんご栽培は、基本的に農薬を使用しないとできないが、将来の影響(健康被害)を考えると、少しでも農使用を減らしたい。
<いちご農家:自由回答・一部抜粋(n=47)>
・30歳:健康的でおいしいいちごを栽培したい。
・39歳:洗わずにそのまま食べたいから。
・51歳:付加価値をあげるため。
・66歳:人体への影響はほとんど無いと思うが、世の中の流れは、無農薬栽培に人気がある。
・81歳:食の安心・安全を提供したい。
・78歳:直接食べるから。
・57歳:お金がかからない。
・40歳:体に優しいから。
りんご農家/いちご農家ともに、7割以上が「自身の園地の土壌にいる微生物を把握していない」と回答
「Q5.あなたは、ご自身の園地の土壌に、大体どの程度の微生物がいるか知っていますか。」と質問したところ、りんご農家(n=84)からは「知らない」が71.4%、「知っている」が28.6%、いちご農家(n=61)からは「知らない」が82.0%、「知っている」が18.0%という回答となりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-928df47354655e796130-7.jpg ]
<りんご農家(n=84)>
・知らない:71.4%
・知っている:28.6%
<いちご農家(n=61)>
・知らない:82.0%
・知っている:18.0%
りんご農家/いちご農家ともに、7割以上が土壌にどの程度の微生物がいるか「興味あり」
Q5で「知らない」と回答した方に、「Q6.ご自身の園地の土壌にどの程度の微生物がいるか、興味はありますか。」と質問したところ、りんご農家(n=60)からは「かなり興味がある」が26.7%、「やや興味がある」が46.7%、いちご農家(n=50)からは「かなり興味がある」が28.0%、「やや興味がある」が52.0%という回答となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-757a2874d4a601e3e805-8.jpg ]
<りんご農家(n=60)>
・かなり興味がある:26.7%
・やや興味がある:46.7%
・あまり興味がない:25.0%
・全く興味がない:1.7%
・わからない/答えられない:0.0%
<いちご農家(n=50)>
・かなり興味がある:28.0%
・やや興味がある:52.0%
・あまり興味がない:16.0%
・全く興味がない:0.0%
・わからない/答えられない:4.0%
微生物量に興味がある理由、約8割が「微生物は土壌環境を整えてくれるから」と回答
Q6で「かなり興味がある」「やや興味がある」と回答した方に、「Q7.ご自身の園地の土壌に、どの程度の微生物がいるか興味がある理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、りんご農家(n=44)からは「微生物は土壌環境を整えてくれるから」が77.3%、「どのくらいの数がいるのか想像がつかないから」が47.7%、「持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから」が43.2%、いちご農家(n=40)からは「微生物は土壌環境を整えてくれるから」が75.0%、「どのくらいの数がいるのか想像がつかないから」が57.5%、「持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから」が40.0%という回答となりました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-d28869aa79ed107cbac5-2.jpg ]
<りんご農家(n=44)>
・微生物は土壌環境を整えてくれるから:77.3%
・持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから:47.7%
・どのくらいの数がいるのか想像がつかないから:43.2%
・作物を病原菌から守ってくれる微生物もいるから:34.1%
・これまで考えたことがなかったから:22.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
<いちご農家(n=40)>
・微生物は土壌環境を整えてくれるから:75.0%
・持続可能な農業を実現するには微生物が重要だと思うから:57.5%
・どのくらいの数がいるのか想像がつかないから:40.0%
・作物を病原菌から守ってくれる微生物もいるから:27.5%
・これまで考えたことがなかったから:17.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
他にも「作物の品質は土で決まる」という声多数
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、ご自身の園地の土壌に、どの程度の微生物がいるか興味を持った理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」と質問したところ、りんご農家(n=44)からは「りんごの品質は土から始まる」や「良い作物を作るのに必要不可欠だから」、いちご農家(n=40)からは「作物をおいしくするのに必要だから」や「土作りが、基本である」などの回答を得ることができました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/33290/22/resize/d33290-22-8ad04058ff96626bb269-0.jpg ]
<りんご農家:自由回答・一部抜粋(n=44)>
・41歳:りんごの品質は土から始まる。
・51歳:良い作物を作るのに必要不可欠だから。
・28歳:土壌作りには時間がかかる。
・66歳:これからの農業で作物を無農薬でつくるためには、土壌改良を含めて研究する必要がある。
・52歳:土壌診断をしたが、微生物までの結果は出ないので、興味深いところです。
・56歳:どんな土壌なのか興味深い。
・30歳:微生物の働きを確認したい。
<いちご農家:自由回答・一部抜粋(n=40)>
・51歳:作物をおいしくするのに必要だから。
・66歳:土作りが、基本である。
・39歳:肥料の量の目安になりそうだから。
・30歳:微生物の世界を覗いてみたい。
・64歳:人を含め動植物に影響があるか知りたい。
・26歳:土壌の活性化。
「八百結び農法(R)」のめざすもの
「八百結び農法(R)」では引き続き全国各地の農家さまと「土本来のあるべきチカラから産まれる農作物本来のあるべきチカラ」を追求しながら、〜「おいしい」と「あんしん」のその先に「地球の未来」をちゃんと考える〜をモットーに、1gあたりの土壌微生物活性量測定など全国各地での実証実験を基に地域循環づくりの提案を実施しております。また「Sony Startup Acceleration Program (SSAP)」の支援プログラムを経て、新たに持続可能なビジネスモデル構築を推進しており、農業・畜産業・水産業・環境SDGs・地方創生・健康食材・食品流通など、アライアンスパートナーづくりに向けたOPEN INNOVATIONな協議の機会をお待ちしております。
八百結び(R)プロジェクトでは、2050年カーボンニュートラル宣言(2020年10月26日)を受けて農林水産省より発表された「みどりの食料システム戦略(2021年5月)」内で掲げられた「土壌微生物機能の完全解明とフル活用による減農薬・肥料栽培の拡大」・「耕畜連携による環境負荷軽減技術の導入」・「バイオスティミュラントを活用した革新的作物保護技術の開発」目標への貢献をめざして参ります。
<アライアンスパートナーに関するお問い合わせはこちら>
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会社概要
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