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生成AI活用でメニューベースエンジニアリングサービスを強化

設計業務を約50%効率化した実績を生かし生成AIでサービス品質を向上、高度化・複雑化する開発・設計のエンジニア不足の課題解決を加速




[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69738/22/69738-22-5a42ca75105d2e6c79d237ef2a8cdce7-1474x1187.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
メニューベースエンジニアリングサービスに生成AI活用

 株式会社日立情報通信エンジニアリング(以下、当社)は、このたび、長年培ってきた豊富な開発・設計業務ノウハウに、生成AIを掛け合わせることで、お客さまの要望に合わせて高信頼で最適なサービスをスピーディーに提供する「メニューベースエンジニアリングサービス」を強化しました。
 ソフトウェアやハードウェアの開発は、機能エンハンス、リユーザビリティの改善、使用部品のEOL*1対応、原価低減、規制(セキュリティ、環境など)への対応など、再設計が必要となるさまざまなケースがあります。
 当社では、開発・設計に関わるニーズに対応するエンジニアリングサービスをメニュー化し「メニューベースエンジニアリングサービス」としてソフトウェア、ハードウェアの両面でサポートを行うことにより、スピーディーにお客さまへサービスを提供してきました。
 このたび、当社のネットワークインテグレーション(以下、NI)業務を約50%効率化した生成AI活用実績をこのサービスにも生かし、サービス品質を向上させました。
*1 EOL:End of Life
■背景・当社の生成AIへの取り組みの実績
 近年、ソフトウェア、ハードウェアの開発・設計業務は高度化・複雑化しており、開発にかかる工数・リソースが増加していることから、多くの企業でエンジニアが不足しています。これを受け、当社は、業務の高効率化・サービスの高品質化により、この課題解決への貢献をめざし、社内向けの生成AI利用環境を構築して生成AIの使いこなし技術の確立に取り組み、当社のネットワーキング事業、エンジニアリング事業への活用を開始しました。
 ネットワーキング事業では、社会インフラ基盤のミッションクリティカルなネットワークにおいてNI業務も高度化・複雑化する中、生成AIを活用しNI業務効率化に取り組んでいます。具体的には、見積ツールで見積書作成の一部を生成AIで自動化し、業務の効率化を行い、見積書作成の品質を向上することで、平均的に見積業務にかかっていた工数の約50%の効率化を実現しました。さらに、現在は、基本設計書からネットワーク機器設定パラメータの作成にも生成AIを活用することを試行中であり、ネットワーク設計業務の約50%を効率化することを目標に掲げ、お客さまへ高品質なネットワーク環境を短期間で提供できるように取り組んでいます。今回、当社のエンジニアリング業務にもこの実績を生かし、生成AIの活用を開始しました。
■生成AI活用によるエンジニアリング業務のサービス強化
 当社は長年にわたるIT製品の受託開発の知見と先進のテクノロジーを駆使した、すべての開発・設計工程に対応するエンジニアリング力と実績を有しています。多くのお客さまに共通する課題への解決策をメニュー化し、「メニューベースエンジニアリングサービス」としてご提案することで、高信頼で最適なサービスをスピーディーに提供しています。この「メニューベースエンジニアリングサービス」に当社が培った開発・設計業務ノウハウを学習させた生成AIを活用し、技術者の知識と生成AIを掛け合わせ、さらなる設計ナレッジの蓄積やサービス品質の向上に努めお客さまの製品開発の期間短縮、信頼性の向上に貢献します。

(1) 「部品EOL向けリメイクサービス」への生成AIの活用
 本サービスでは、代替部品の選定だけでなく、部品置き換えに伴う基板の再設計や試作製造、性能評価まで、お客さまのニーズに合わせて幅広く対応します。
 お客さまに最適な代替部品をご提案するため、調査・選定に生成AIを活用しています。

(2) 「FPGA*2向けリターゲティングサービス」への生成AIの活用
 本サービスでは、使用しているLSIやFPGAのEOL対応、原価低減などを目的とした新たなFPGAへの置き換えニーズに対し、デバイス選定から設計・検証・評価まで対応します。
 数百種あるFPGAの中から、お客さまの課題解決に最適なFPGAをスピーディーに選定するために生成AIを活用しています。
*2 FPGA:Field Programmable Gate Array
■今後の展開
 「メニューベースエンジニアリングサービス」では、多様な分野で培った設計資産を引き続き当社独自の生成AI基盤に学習させ、それをこれからますます高度化・複雑化するソフトウェア開発コードの作成、さらにモデルベース開発サービスにおけるハードウェア機能モデルの作成やHDL*3コードの作成にも活用し、高性能・高品質な設計でサービス向上を図っていきます。
 また、生成AIの活用の取り組みを強化し、今後も最新の技術と豊富な経験を生かし、お客さまのニーズに応えるサービスを提供していくとともに、エンジニア不足への課題解決の加速にさらに取り組んでまいります。
*3 HDL:Hardware Description Language 主に論理回路を記述するためのハードウェア記述言語。FPGAやASICの設計に使用される。
■「メニューベースエンジニアリングサービス」について
https://www.hitachi-ite.co.jp/lineup/engineering/service/index.html
■日立情報通信エンジニアリングについて
 株式会社日立情報通信エンジニアリングは、公共・企業、産業、ヘルスケア、自動車関連の分野において、ネットワーク機器や関連するソフトウェア・サービスを駆使したネットワーキングとカスタマイズやローカライズへ最適化するエンジニアリングと要素技術を提供します。詳しくは、日立情報通信エンジニアリングのウェブサイト(https://www.hitachi-ite.co.jp/index.html)をご覧ください。
■商標に関する表示
記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
■お問い合わせ先
株式会社日立情報通信エンジニアリング 営業統括本部 ビジネス開発本部
〒220-6122 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB 25階
お問い合わせフォーム:https://www.hitachi-ite.co.jp/inquiry/newsrelease.html

以上

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このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、
お問い合わせ先、URL 等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と
情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
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