WOWOWプレミア バーン・アップ 石油利権の闇
[09/06/24]
提供元:PRTIMES
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8月9日(日) 午後3:00 前編・後編 [二カ国語版][HV]
『スラムドッグ$ミリオネア』の脚本家が環境問題を取り上げた、
壮大なスケールの骨太サスペンスを前後編一挙放送!
話題作をどこよりも早く日本初公開する《WOWOWプレミア》。8月は、08年7月に全英BBCで放送された骨太サスペンス「バーン・アップ 石油利権の闇」前後編を一挙放送。
ポスト京都議定書の環境保護への取り組みをめぐる各国の思惑が入り乱れた熾烈なロビイ活動と、企業内部の血生臭い抗争に巻き込まれていく青年の運命を緊迫感溢れる描写で描いた骨太サスペンスの傑作だ。脚本を担当したのが『フル・モンティ』や『スラムドッグ$ミリオネア』(第81回アカデミー賞で脚色賞受賞)のサイモン・ボーフォイなのは映画ファンも要注目。
世界的な資源開発会社《アロー石油》の会長に就任したトム(映画『サハラに舞う羽根』やTV「英国諜報機関 MI-5」のルパート・ペンリー=ジョーンズ)はやがて、長年の親友にして部下でもあるロビイスト、マック(TV「ザ・ホワイトハウス」でエミー賞に輝くブラッドリー・ホイットフォード)が主導する不正や陰謀に不信を抱くようになる。
同社の油田調査がもたらした環境調査の意外なデータをめぐってアロー石油や各国の政界・財界の間で丁々発止のかけひきが繰り広げられていくさなか、トムはマックの不正を暴くために共に危険を冒して逆陰謀を仕掛ける勝負に出るのだが…。他にも映画「スクリーム」シリーズのネーヴ・キャンベルやTV「メサイア 血塗られた救世主」や映画『ウォンテッド』のマーク・ウォーレンも出演。
全編さながらニュース番組かと見まがうほどの圧倒的なリアリティに満ちた描写で、資源メジャー・カンパニーがその権益保護のために繰り出す執拗な陰謀やロビイ活動を描き、英国にて高い評価受けた本作。
圧巻はクライマックスの国際会議のシーン。各国政府を買収し、ひたすら開発と経済的利益を追求する陣営を仕切るのが件の資源会社という設定には思わず戦慄を覚えるほどだ。また石油資本に支持された当時のブッシュ政権をモデルとしたかのような、環境保護に消極的なアメリカ、そして今や国際舞台で重要なキャスティングボードを握る中国とが織り成すスリリングな駆け引きが描かるなど、環境破壊が全世界的な問題として認識される現代社会の縮図までもが反映された極めて同時代的なサスペンスの傑作といえる。