【調査報告】21時30分以降に就寝する幼児は男児が52.4%、女児が47.1%、生活習慣の改善には外あそびや運動の充実から
[23/02/28]
提供元:PRTIMES
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「鳥羽市の幼児・児童の生活習慣調査」の結果について鳥羽市長へ報告致しました
特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会(三重県津市、理事長 竹田昌平)理事長の竹田昌平(鈴鹿大学 国際地域学部講師)は、2023年2月28日に三重県鳥羽市の中村欣一郎市長を表敬訪問し、2022年7月に実施した「鳥羽市の幼児・児童の生活習慣調査」の結果報告を行いましたのでお知らせします。
近年の幼児・児童の生活習慣に関する先行研究では、幼児・児童の生活リズムの乱れが多数報告されており、鳥羽市においても、同様の状況があると考えられ、生活習慣調査を実施しました。そして、得られた回答を分析し、幼児・児童の生活習慣の実態を把握するとともに、健康管理上の課題を抽出し、それらの改善策を検討しました。以下に結果の一部を抜粋してご報告申し上げます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-a84cfc30112c9c0b3ac8-0.jpg ]
【調査概要】
2022年7月、鳥羽市にある全ての幼稚園、保育園、小学校に通う年少児〜小学6年生、合計899名に対し、アンケート調査を実施し、198名(回収率22.0%)から回答を得た。
調査手法は、株式会社マクロミルのクエスタントのシステムを活用したインターネット調査とした。
質問の内容は、幼児・児童の属性、普段の就寝時刻や起床時刻などの生活習慣、外あそび時間や外あそびの場所、朝の排便状況、メディア利用時間、視力など、合計25問であった。
本調査は、鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部研究倫理委員会(承認番号2022-002)の承認を得て実施した。
【主な調査結果(幼児)】
〇21時30分以降に就寝する幼児は、男児が52.4%、女児が47.1%であった。
〇睡眠時間が10時間未満の幼児は、男児が60.5%、女児が57.6%であった。
〇19時以降に夕食を開始している幼児は、男児が21.4%、女児が32.3%であった。
〇外あそび・運動時間の平均が30分以内の幼児は、男児が41.5%、女児が52.9%であった。
〇メディア利用時間が2時間を超える幼児は、男児が14.3%、女児が17.7%であった。
〇降園後の幼児の主なあそび場は、男児が公園(40.5%)であった。
【主な調査結果(児童)】
〇1・2年生男児の12.5%、3・4年生男児の50.0%、5・6年生男児の54.6%、5・6年生女児の35.2%は、22時以降に就寝していた。
〇1・2年生男児の4.0%、3・4年生男児の5.0%、5・6年生男児の4.8%、女児の11.1%は、8時間未満の睡眠時間であった。
〇夕食開始時刻が19時以降の人数割合は、小学1・2年生の男児が12.0%、女児は20.0%、小学3・4年生の男児が25.0%、女児は31.3%、小学5・6年生の男児が36.3%、女児は38.9%であった。
〇朝食を「毎日食べる」とした小学5・6年生の男児は77.3%、女児は77.8%であり、5・6年生女児の11.1%は「あまり食べていない」と答えた。
〇外あそび・運動時間が30分以内の人数割合は、小学1・2年生男児が36.0%、女児は55.0%、小学3・4年生男児が50.0%、女児は56.2%、小学5・6年生男児が54.5%、女児は66.7%であった。
〇メディア利用時間が5時間以上は、小学1・2年生男児が4.0%、女児は5.0%、小学3・4年生男児が5.0%、小学5・6年生男児が13.6%、女児は5.6%であった。
〇視力がC(0.3〜0.6)以下の人数割合は、小学1・2年生では、男児が4.0%、女児は5.0%、小学3・4年生の男児が10.5%、女児は25.1%、小学5・6年生の男児が31.8%、女児は44.5%であった。
〇下校後の児童の主なあそび場は、男女ともに公園(男児46.3%・女児31.6%)であった。
【本調査により提案された主な改善策】
本調査により、幼児・児童の生活習慣とその生活リズムの乱れが確認された。そこで、生活リズムの健全化を目指す方策として、少なくとも1日1時間は、汗をかくくらいの強度で日中の外あそびや運動を実施し、疲れを誘発することで、就寝時刻を早め、外あそびや運動を契機として、一点突破生活リズムの改善を目指すことが推奨された。
〇提案された具体的な指標として、
・幼児は、21時までの就寝、7時までの起床、10時間以上の睡眠時間を確保し、児童は、21時30分までの就寝、6時30分までの起床、9時間以上の睡眠時間を確保する。
・遅くとも18時30分までには、夕食を開始する。
・朝食は必ず食べる。
・幼児は、園内で2時間以上の屋外活動を実施し、その内1時間以上の外あそびや運動を実施する。児童は、体育以外の時間で1日60分以上の外あそびや運動を実施する。
・朝の排便習慣を身につける。
・1日のメディア利用時間を2時間以内とする。
[画像2: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-302f5a610f19ef547dff-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-2ffe70c94154a5d2fcba-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-f6544ad587858fe6f614-3.jpg ]
●三重県生涯スポーツ協会について
団体名:特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会
所在地:三重県津市寿町18-15 CSビル6F
代表者:理事長 竹田昌平
設 立:2012年1月26日
TEL:059-273-5300
FAX:059-273-5303
H P:https://lifelong-sport.jp
設立趣旨:
この法人の事業は、民・官・学及び各種団体との有効な連携をとりつつ、スポーツ教室やトレーニング教室を通してスポーツ振興、競技力の向上、健全な情報化社会の発展、国民の健康の増進、地域の活性化と発展に寄与することを方針とする。
事業内容:
・スクール事業
津市や四日市市、桑名市、松阪市、亀山市、東員町、朝日町、菰野町、川越町の5市4町でサッカーやフットサル、忍者ナイン、プログラミング、ドッジボール、ストリートダンスなどの教室(スクール)を運営。
・指定管理者事業
津球場公園内野球場や海浜公園内陸上競技場、安濃中央総合公園内体育館、津市民テニスコートなどの公共スポーツ施設を三幸株式会社とのJVで管理・運営。
・イベント事業
スポーツイベントやプログラミングイベント、地域活性化、SDGs関連イベントを年間50件以上開催。
・その他事業
健康経営サポート事業やパーソナルトレーニング事業、調査・研究事業など。
特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会(三重県津市、理事長 竹田昌平)理事長の竹田昌平(鈴鹿大学 国際地域学部講師)は、2023年2月28日に三重県鳥羽市の中村欣一郎市長を表敬訪問し、2022年7月に実施した「鳥羽市の幼児・児童の生活習慣調査」の結果報告を行いましたのでお知らせします。
近年の幼児・児童の生活習慣に関する先行研究では、幼児・児童の生活リズムの乱れが多数報告されており、鳥羽市においても、同様の状況があると考えられ、生活習慣調査を実施しました。そして、得られた回答を分析し、幼児・児童の生活習慣の実態を把握するとともに、健康管理上の課題を抽出し、それらの改善策を検討しました。以下に結果の一部を抜粋してご報告申し上げます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-a84cfc30112c9c0b3ac8-0.jpg ]
【調査概要】
2022年7月、鳥羽市にある全ての幼稚園、保育園、小学校に通う年少児〜小学6年生、合計899名に対し、アンケート調査を実施し、198名(回収率22.0%)から回答を得た。
調査手法は、株式会社マクロミルのクエスタントのシステムを活用したインターネット調査とした。
質問の内容は、幼児・児童の属性、普段の就寝時刻や起床時刻などの生活習慣、外あそび時間や外あそびの場所、朝の排便状況、メディア利用時間、視力など、合計25問であった。
本調査は、鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部研究倫理委員会(承認番号2022-002)の承認を得て実施した。
【主な調査結果(幼児)】
〇21時30分以降に就寝する幼児は、男児が52.4%、女児が47.1%であった。
〇睡眠時間が10時間未満の幼児は、男児が60.5%、女児が57.6%であった。
〇19時以降に夕食を開始している幼児は、男児が21.4%、女児が32.3%であった。
〇外あそび・運動時間の平均が30分以内の幼児は、男児が41.5%、女児が52.9%であった。
〇メディア利用時間が2時間を超える幼児は、男児が14.3%、女児が17.7%であった。
〇降園後の幼児の主なあそび場は、男児が公園(40.5%)であった。
【主な調査結果(児童)】
〇1・2年生男児の12.5%、3・4年生男児の50.0%、5・6年生男児の54.6%、5・6年生女児の35.2%は、22時以降に就寝していた。
〇1・2年生男児の4.0%、3・4年生男児の5.0%、5・6年生男児の4.8%、女児の11.1%は、8時間未満の睡眠時間であった。
〇夕食開始時刻が19時以降の人数割合は、小学1・2年生の男児が12.0%、女児は20.0%、小学3・4年生の男児が25.0%、女児は31.3%、小学5・6年生の男児が36.3%、女児は38.9%であった。
〇朝食を「毎日食べる」とした小学5・6年生の男児は77.3%、女児は77.8%であり、5・6年生女児の11.1%は「あまり食べていない」と答えた。
〇外あそび・運動時間が30分以内の人数割合は、小学1・2年生男児が36.0%、女児は55.0%、小学3・4年生男児が50.0%、女児は56.2%、小学5・6年生男児が54.5%、女児は66.7%であった。
〇メディア利用時間が5時間以上は、小学1・2年生男児が4.0%、女児は5.0%、小学3・4年生男児が5.0%、小学5・6年生男児が13.6%、女児は5.6%であった。
〇視力がC(0.3〜0.6)以下の人数割合は、小学1・2年生では、男児が4.0%、女児は5.0%、小学3・4年生の男児が10.5%、女児は25.1%、小学5・6年生の男児が31.8%、女児は44.5%であった。
〇下校後の児童の主なあそび場は、男女ともに公園(男児46.3%・女児31.6%)であった。
【本調査により提案された主な改善策】
本調査により、幼児・児童の生活習慣とその生活リズムの乱れが確認された。そこで、生活リズムの健全化を目指す方策として、少なくとも1日1時間は、汗をかくくらいの強度で日中の外あそびや運動を実施し、疲れを誘発することで、就寝時刻を早め、外あそびや運動を契機として、一点突破生活リズムの改善を目指すことが推奨された。
〇提案された具体的な指標として、
・幼児は、21時までの就寝、7時までの起床、10時間以上の睡眠時間を確保し、児童は、21時30分までの就寝、6時30分までの起床、9時間以上の睡眠時間を確保する。
・遅くとも18時30分までには、夕食を開始する。
・朝食は必ず食べる。
・幼児は、園内で2時間以上の屋外活動を実施し、その内1時間以上の外あそびや運動を実施する。児童は、体育以外の時間で1日60分以上の外あそびや運動を実施する。
・朝の排便習慣を身につける。
・1日のメディア利用時間を2時間以内とする。
[画像2: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-302f5a610f19ef547dff-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/113789/29/resize/d113789-29-2ffe70c94154a5d2fcba-2.jpg ]
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●三重県生涯スポーツ協会について
団体名:特定非営利活動法人三重県生涯スポーツ協会
所在地:三重県津市寿町18-15 CSビル6F
代表者:理事長 竹田昌平
設 立:2012年1月26日
TEL:059-273-5300
FAX:059-273-5303
H P:https://lifelong-sport.jp
設立趣旨:
この法人の事業は、民・官・学及び各種団体との有効な連携をとりつつ、スポーツ教室やトレーニング教室を通してスポーツ振興、競技力の向上、健全な情報化社会の発展、国民の健康の増進、地域の活性化と発展に寄与することを方針とする。
事業内容:
・スクール事業
津市や四日市市、桑名市、松阪市、亀山市、東員町、朝日町、菰野町、川越町の5市4町でサッカーやフットサル、忍者ナイン、プログラミング、ドッジボール、ストリートダンスなどの教室(スクール)を運営。
・指定管理者事業
津球場公園内野球場や海浜公園内陸上競技場、安濃中央総合公園内体育館、津市民テニスコートなどの公共スポーツ施設を三幸株式会社とのJVで管理・運営。
・イベント事業
スポーツイベントやプログラミングイベント、地域活性化、SDGs関連イベントを年間50件以上開催。
・その他事業
健康経営サポート事業やパーソナルトレーニング事業、調査・研究事業など。