被災地でのマイカー点検サーヒ゛ス、62.9%に不具合発見〜被災地域の粉じん、冠水の影響による不具合が多数〜
[11/05/31]
提供元:PRTIMES
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JAF(一般社団法人日本自動車連盟、会長田中節夫)は、東日本大震災で被災した車両の救援活動を行うため、「JAFロードサービス特別支援隊」を編成し、被災地(おもに被害の大きい宮城県・岩手県)に派遣しています。被災地では、地震・津波により動けなくなった車両の移動作業などを行っていますが、5月13日から5月28日の間は、被災者が所有する車両に不具合が無いかどうか、無料点検サービスも実施しました。このサービスは、JAF東北本部、石巻基地および宮城県内の施設駐車場等の会場で開催し、期間中に延べ334台を点検いたしました。
点検の結果、不具合が認められた車両は210台(62.9%)にのぼりました。整備の必要があった箇所は通常はそれほど多くはないワイパーゴムが比較的多く54件(不具合全件の15.1%)でした。これは、被災地域の粉じんによる影響が大きいと考えられます。同じく粉じんによりエアフィルターが汚れているケースも見られました。また、津波により海水をかぶったり、冠水した道路を通行したことにより、センサー関係が故障し、エンジンやエアバックの警告灯が点灯しているケースや、海水の塩分でさびが発生し、車体やベアリング関係から異音が発生している車両も見受けられました。
JAFでは、被災地において生活に必要不可欠な車を安心して利用していただけるよう様々な活動に取組んでまいります。
【添付資料】無料点検サービス実施結果集計表