アクティブ・セーフティ、生体情報、高速データ通信規格LTEを融合 フリースケール、新しいドライバ・アシスト・システムをレーシングカーに実装
[12/03/29]
提供元:PRTIMES
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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ、以下 フリースケール)は、今後、本格的な普及が見込まれるアクティブ・セーフティ、また心拍数/心電図などのバイオメトリクス(生体情報)データのリアルタイム取得/発信を可能とする、新コンセプトのドライバ・アシスト・システムを、本年度中にレーシングカーに実装する計画を発表致します。
より過酷な環境下で走ることを余議なくされるレーシングカーにおいて、ドライバ・アシスト・システムの安定的な稼働を成功させることにより、フリースケールではモータースポーツ分野での新たなパラダイムの創出を図ると共に、その技術をより早く一般自動車へ普及させるべく研究開発の促進に努めていきます。
フリースケールの代表取締役社長ディビッド M. ユーゼは次のように述べています。「ポルシェ カレラカップに参加し、そしてその中でフリースケールの技術を通じて差別化されたソリューションをアピールできることに大変期待しています。モータースポーツは、新しい技術の開発、そして車載アプリケーションの各分野におけるイノベーションの実装において先陣を切っています。フリースケールは業界の最先端技術を車載分野に提供してきた長年にわたる豊富な実績を持っており、我々は主要なモータースポーツを評価し、我々の新しい技術の実装をチャレンジするうえで、ポルシェ カレラカップが最適なレースであると考えました。今回のスポンサーシップがレースおよび車載エレクトロニクス分野への取り組みの次のステップの一つであると考えています。」
フリースケールでは、まずこの3月31日、および4月1日に岡山国際サーキットにおいて行われる「ポルシェ カレラカップ ジャパン2012」第1・2戦において、実装確認試験を行います。
そして本年度中には、
【ドライバ・モニタリング】:1.心拍数、2.心電図、3.身体各部骨格筋動作モニタ
【車体モニタリング】:
4.360度モニタ・デジタル画像処理カメラ、5.タイヤ・スリップ角検出、6.重力加速度、7.ステアリングアングル、8.ホイール・スピード、9.エンジン回転数
【コンソール・クラスタ】:
10.フルグラフィックス・クラスタ(バイオメトリックス情報の統合を含む)
など、合計10個に渡るシステムの融合を行い、来年以降のレーシングマシンにおける更なる技術革新、一般自動車への普及に向けた取り組みを行っていきます。
■新しいコンセプトのドライバ・アシスト・システムを実現するフリースケールの技術
新しいコンセプトのドライバ・アシスト・システムを実現するフリースケールの先進技術には、以下が活用されています。
「アクティブ・セーフティ」:
高性能な組込みプロセッサi.MX 6シリーズを搭載した画像処理システムを使い、360度をカバーする複数のデジタル・カメラのHD画像を統合して処理します。また、各種センサからの車両データの計測情報をもとに最適な車両制御を支援します。
「生体情報」:
現システムでは、特殊なセンサを組み込んだレーシング・スーツを着用し、各種計測情報を有線/無線で車載システムに転送し、リアルタイムでドライバの生理状況をモニタしメータ・クラスタ上とパドックに表示します。
「高速データ通信規格LTE」:
フリースケールのQorIQマルチコア・プロセッサやDSPが採用されているLTE通信インフラを経由して、285km以上の速度で走行する車両からHD画像をふくむ上記各情報を、リアルタイムで転送します。
■レース開催者からの賛同コメント
◇ポルシェジャパン株式会社 代表取締役 社長 黒坂登志明氏
「市販車をベースとしたレース車両にも関わらず、スーパーGTのマシンに勝るとも劣らないパフォーマンスを誇る911 GT3 Cupでコンペティティブなシリーズを繰り広げるポルシェ カレラカップ ジャパンにおいて、フリースケールがシリーズ・スポンサーおよびエントラントとして次世代のテクノロジ開発を進めていることをポルシェ ジャパンは歓迎します。このたびのフリースケールによるカレラカップ ジャパンへの参戦が、ポルシェが追及する“インテリジェント パフォーマンス”に寄与するオートモーティブ・エレクトロニクス技術の開発に繋がれば幸いです。」
フリースケールでは、今後ともモータースポーツ活動を通じて、エコシステム・パートナーと連携し次世代のイノベーティブなソリューションの開発に取り組み、コンポーネント・サプライヤからソリューション・サプライヤへの進化を図っていきます。フリースケールのモータースポーツ活動に関する詳細については、http://www.freescale.co.jp/event/fslracingのwebサイトをご覧ください。
■ご参考:ポルシェ カレラカップ ジャパン2012開催スケジュール
3月31日〜4月1日 【岡山国際サーキット】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第1、2戦
5月3日〜4日 【富士スピードウェイ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第3戦
6月9日〜10日 【富士スピードウェイ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第4、5戦
7月28日〜29日 【スポーツランドSUGO】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第6、7戦
9月8日〜9日 【富士スピードウェイ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第8戦
10月5日〜7日 【鈴鹿サーキット】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第9戦
10月27日〜28日 【ツインリンクもてぎ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第10、11戦
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.co.jp/をご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク
より過酷な環境下で走ることを余議なくされるレーシングカーにおいて、ドライバ・アシスト・システムの安定的な稼働を成功させることにより、フリースケールではモータースポーツ分野での新たなパラダイムの創出を図ると共に、その技術をより早く一般自動車へ普及させるべく研究開発の促進に努めていきます。
フリースケールの代表取締役社長ディビッド M. ユーゼは次のように述べています。「ポルシェ カレラカップに参加し、そしてその中でフリースケールの技術を通じて差別化されたソリューションをアピールできることに大変期待しています。モータースポーツは、新しい技術の開発、そして車載アプリケーションの各分野におけるイノベーションの実装において先陣を切っています。フリースケールは業界の最先端技術を車載分野に提供してきた長年にわたる豊富な実績を持っており、我々は主要なモータースポーツを評価し、我々の新しい技術の実装をチャレンジするうえで、ポルシェ カレラカップが最適なレースであると考えました。今回のスポンサーシップがレースおよび車載エレクトロニクス分野への取り組みの次のステップの一つであると考えています。」
フリースケールでは、まずこの3月31日、および4月1日に岡山国際サーキットにおいて行われる「ポルシェ カレラカップ ジャパン2012」第1・2戦において、実装確認試験を行います。
そして本年度中には、
【ドライバ・モニタリング】:1.心拍数、2.心電図、3.身体各部骨格筋動作モニタ
【車体モニタリング】:
4.360度モニタ・デジタル画像処理カメラ、5.タイヤ・スリップ角検出、6.重力加速度、7.ステアリングアングル、8.ホイール・スピード、9.エンジン回転数
【コンソール・クラスタ】:
10.フルグラフィックス・クラスタ(バイオメトリックス情報の統合を含む)
など、合計10個に渡るシステムの融合を行い、来年以降のレーシングマシンにおける更なる技術革新、一般自動車への普及に向けた取り組みを行っていきます。
■新しいコンセプトのドライバ・アシスト・システムを実現するフリースケールの技術
新しいコンセプトのドライバ・アシスト・システムを実現するフリースケールの先進技術には、以下が活用されています。
「アクティブ・セーフティ」:
高性能な組込みプロセッサi.MX 6シリーズを搭載した画像処理システムを使い、360度をカバーする複数のデジタル・カメラのHD画像を統合して処理します。また、各種センサからの車両データの計測情報をもとに最適な車両制御を支援します。
「生体情報」:
現システムでは、特殊なセンサを組み込んだレーシング・スーツを着用し、各種計測情報を有線/無線で車載システムに転送し、リアルタイムでドライバの生理状況をモニタしメータ・クラスタ上とパドックに表示します。
「高速データ通信規格LTE」:
フリースケールのQorIQマルチコア・プロセッサやDSPが採用されているLTE通信インフラを経由して、285km以上の速度で走行する車両からHD画像をふくむ上記各情報を、リアルタイムで転送します。
■レース開催者からの賛同コメント
◇ポルシェジャパン株式会社 代表取締役 社長 黒坂登志明氏
「市販車をベースとしたレース車両にも関わらず、スーパーGTのマシンに勝るとも劣らないパフォーマンスを誇る911 GT3 Cupでコンペティティブなシリーズを繰り広げるポルシェ カレラカップ ジャパンにおいて、フリースケールがシリーズ・スポンサーおよびエントラントとして次世代のテクノロジ開発を進めていることをポルシェ ジャパンは歓迎します。このたびのフリースケールによるカレラカップ ジャパンへの参戦が、ポルシェが追及する“インテリジェント パフォーマンス”に寄与するオートモーティブ・エレクトロニクス技術の開発に繋がれば幸いです。」
フリースケールでは、今後ともモータースポーツ活動を通じて、エコシステム・パートナーと連携し次世代のイノベーティブなソリューションの開発に取り組み、コンポーネント・サプライヤからソリューション・サプライヤへの進化を図っていきます。フリースケールのモータースポーツ活動に関する詳細については、http://www.freescale.co.jp/event/fslracingのwebサイトをご覧ください。
■ご参考:ポルシェ カレラカップ ジャパン2012開催スケジュール
3月31日〜4月1日 【岡山国際サーキット】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第1、2戦
5月3日〜4日 【富士スピードウェイ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第3戦
6月9日〜10日 【富士スピードウェイ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第4、5戦
7月28日〜29日 【スポーツランドSUGO】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第6、7戦
9月8日〜9日 【富士スピードウェイ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第8戦
10月5日〜7日 【鈴鹿サーキット】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第9戦
10月27日〜28日 【ツインリンクもてぎ】
ポルシェ カレラカップ ジャパン2012/ 第10、11戦
フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.co.jp/をご覧ください。
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク