1位は東大。JAMSTEC、北大が続く。「海洋資源開発・深海探査」市場における科研費獲得金額ランキングTOP50
[16/05/09]
提供元:PRTIMES
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〜総投資額約151億円、全大学/研究機関182、1,168テーマから注目の研究テーマをご紹介〜
ビジネスを創る要素が、有形資産(タンジブル・アセット)から無形資産(インタンジブル・アセット)へと移行しつつある中、各企業がどのようなビジョンに沿って、人材・技術・ネットワークを獲得し、将来の新しい価値を生み出していくかが注目されています。この状況下で、アスタミューゼ株式会社(以下、アスタミューゼ)は、世界80ヵ国の研究/技術/特許/アイデアの情報とそれに関わるプレイヤー(ベンチャー、中小企業、大企業)情報を集め、各先端分野に精通した専門アナリストが分析、「2025年の180有望成長市場」という将来ビジョンを独自に定義しています。今回は、基礎から応用までのあらゆる学術研究を発展させることを目的とする競争的研究資金「科研費」(※1)に着目。将来ビジョンの有望成長市場180のうちのひとつであり、総額約151億円の科研費を獲得している「59. 海洋資源開発・深海探査」市場における大学・研究機関別の科研費獲得金額ランキングを発表、さらに注目すべき研究テーマをご紹介します。
(※1)科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)
※今後、 科研費獲得ランキング発表予定の市場
・155. 介護/生活支援ロボット
・ 60. リモートセンシング
・ 55. 車載電子機器/コンピュータ
全大学/研究機機関182、1,168テーマ中、「59. 海洋資源開発・深海探査」市場における大学・研究機関別(※2)の科研費獲得金額ランキングTOP50(※3)
(※2)研究代表者が所属する大学・研究機関
(※3) 2006〜2015年の交付分。2016年4月時点でデータ取得
[画像: http://prtimes.jp/i/7141/32/resize/d7141-32-974675-1.jpg ]
※50位までのランキングは未来を創る有望成長市場・有望企業情報メディア『astavision』上でご覧になれます。
URL: http://astavision.com/contents/news/1998?from=pt160509_1
注目すべき研究テーマをご紹介
(※)敬称略
◆海の鉱物資源の科学と工学の新展開(東京大学 加藤泰浩教授 他 / 1億2688万円)
この研究では、太平洋の海底に生成された鉱物資源を世界的規模な環境・物質循環変動をはじめとする地球システム進化の中に位置づけ、従来にはない包括的かつ統一的な鉱物資源成因論を構築することを目的とされている。この研究が遂行されることにより、海底鉱物資源分布の支配因子が解明され、海底鉱物資源と陸上鉱物資源の両方を含めた日本の資源確保戦略に重要な指針が提示されるようになることが期待される。
◆深海調査で迫るプレート境界浅部すべりの謎〜その過去・現在(東北大学 日野亮太教授 他 / 3億1967万円)
2011年に起きた東北地方太平洋沖地震でのプレート境界断層すべりは50mを超える巨大なものであり甚大な被害をもたらした巨大津波の成因になったとされているが、大規模なプレート浅部すべりの発生は数百年に一度と低頻度であるためその実態はほとんど未解明である。この研究が遂行されることにより深海における地質・地球物理学的調査観測から日本海溝における浅部すべりの発生履歴などが明らかにされ、巨大地震の発生サイクルや発生機構が解明されることが期待される。
◆流出重油・ガスの自動追跡システムの確立と革新的海洋防災システムへの展開(大阪大学 加藤直三教授 他 / 1億8031万円)
船舶からの重油流出や海底からの油流出、ガス噴出などの事故に際し、海上・海中における正確な重油・ガスの移流、拡散情報が得られると自然環境へのダメージや航行中の船舶などへの被害を抑えることができる。この研究では、海中ロボットや浮遊式ブイロボットを用いた重油やガスの自動追跡システムの確立や、ロボットから得られたデータを基に重油やガスの拡散シミュレーションの精度向上を図り、革新的海洋防災システムへの展開に取り組んだ。
※50位までのランキングは未来を創る有望成長市場・有望企業情報メディア『astavision』上でご覧になれます。
URL: http://astavision.com/contents/news/1998?from=pt160509_2
「59. 海洋資源開発・深海探査」市場について
アスタミューゼでは企業情報・特許情報などのビッグデータ分析により、今後成長が見込まれる有望市場を「180の有望成長市場」として分類しており、そのひとつが「59. 海洋資源開発・深海探査」市場です。
内閣府・総合科学技術会議において、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の研究課題 の一つとして「次世代海洋資源調査技術」が位置づけられており、海洋資源の成因、海洋資源調査技術、生態系観測と変動予測などが実施項目に挙げられています。また、2014年4月に閣議決定された「第四次エネルギー基本計画」においても、メタンハイドレートを含む国産海洋資源の開発の必要性に言及しています。資源・エネルギーや地球環境・生態系はもとより、安全保障や自然災害にも重要な影響ある分野であり、基礎科学としては生命の起源や進化のメカニズム解明、新規機能性高分子の探索などにも繋がる有望分野です。
現在フェーズでは成熟前夜、近未来フェーズ(5-10年以内)では成長開始、未来フェーズ(10年以上)では成長継続が期待されています。
主な技術要素としては「自律型無人潜水機 (AUV)」「衛星を活用した高速通信」「ケーブル式観測システム」などがあり、主な技術・製品・サービスの例としては「蛍光観測法を用いた海底熱水鉱床の現場観測技術の開発」(海上技術安全研究所、海洋研究開発機構)、有人深海探査艇「しんかい 6500」・深海巡航自律型無人潜水機「ゆめいるか」(海洋研究開発機構、 三菱重工業株式会社)などがあります。
また、この市場の主なプレイヤーとしては、三菱重工業株式会社、岡部株式会社、三井造船株式会社などがあり、180の有望成長市場における主な関連市場としては、「60. リモートセンシング」「97. 海洋生物資源・海洋生態系」「100. 地震対策」などがあります。
アスタミューゼでは、この市場の2015年世界市場規模を2,700億米ドルと推定、2025年世界市場規模を4,400億米ドルと推定しています。
「59. 海洋資源開発・深海探査市場」に関するベンチャー・最先端技術などの情報配信サービス
アスタミューゼでは、新規事業・オープンイノベーションのためのデータのご提供および実行支援を行っており、大手メーカーの経営企画/CVC部門、R&D/知財部門、新規事業部門をはじめ、金融・VCなど100社以上ご利用いただいています。
その中でも情報配信サービスでは、国内700大学/研究機関・約500万テーマの研究テーマ、全世界100万社の有望イノベーター(ベンチャー・大学発VB等)情報、全世界1200サイト・30万プロジェクトのクラウドファンディング情報を180の有望成長市場毎に分類し、「注目すべき企業」「注目すべき研究テーマ」「注目すべき製品・サービスアイデア」「プレイヤー毎の競合状況」といった切り口で、タイムリーな情報をピンポイントでお届けします。
月額9万円から、新規事業アイデアの探索、新規事業実行のための投資・提携先の探索といった用途にご利用いただけます。
※本プレスリリースのファイル内に、参考資料として「アスタミューゼが定義する180の有望成長市場」一覧を記載しております。
【お問い合わせ・サンプルご請求はこちら】
◆Webからのお問合せ
http://www.astamuse.co.jp/contact/corporation/content?from=pt160509
◆お電話でのお問合せ
03-5148-7392
アスタミューゼ株式会社について
世界中の課題を解決し、未来を創るプラットフォーム『astamuse.com』 を提供すると共に、法人向けサービスとして、自社の課題を解決するためのイノベーションに関わるコンサルティングサービスを展開しています。
・代表者:代表取締役 永井 歩
・設立:2005 年 9 月
・所在地:東京都中央区築地四丁目1番1号 東劇ビル7階
・URL: http://www.astamuse.co.jp/
ビジネスを創る要素が、有形資産(タンジブル・アセット)から無形資産(インタンジブル・アセット)へと移行しつつある中、各企業がどのようなビジョンに沿って、人材・技術・ネットワークを獲得し、将来の新しい価値を生み出していくかが注目されています。この状況下で、アスタミューゼ株式会社(以下、アスタミューゼ)は、世界80ヵ国の研究/技術/特許/アイデアの情報とそれに関わるプレイヤー(ベンチャー、中小企業、大企業)情報を集め、各先端分野に精通した専門アナリストが分析、「2025年の180有望成長市場」という将来ビジョンを独自に定義しています。今回は、基礎から応用までのあらゆる学術研究を発展させることを目的とする競争的研究資金「科研費」(※1)に着目。将来ビジョンの有望成長市場180のうちのひとつであり、総額約151億円の科研費を獲得している「59. 海洋資源開発・深海探査」市場における大学・研究機関別の科研費獲得金額ランキングを発表、さらに注目すべき研究テーマをご紹介します。
(※1)科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)
※今後、 科研費獲得ランキング発表予定の市場
・155. 介護/生活支援ロボット
・ 60. リモートセンシング
・ 55. 車載電子機器/コンピュータ
全大学/研究機機関182、1,168テーマ中、「59. 海洋資源開発・深海探査」市場における大学・研究機関別(※2)の科研費獲得金額ランキングTOP50(※3)
(※2)研究代表者が所属する大学・研究機関
(※3) 2006〜2015年の交付分。2016年4月時点でデータ取得
[画像: http://prtimes.jp/i/7141/32/resize/d7141-32-974675-1.jpg ]
※50位までのランキングは未来を創る有望成長市場・有望企業情報メディア『astavision』上でご覧になれます。
URL: http://astavision.com/contents/news/1998?from=pt160509_1
注目すべき研究テーマをご紹介
(※)敬称略
◆海の鉱物資源の科学と工学の新展開(東京大学 加藤泰浩教授 他 / 1億2688万円)
この研究では、太平洋の海底に生成された鉱物資源を世界的規模な環境・物質循環変動をはじめとする地球システム進化の中に位置づけ、従来にはない包括的かつ統一的な鉱物資源成因論を構築することを目的とされている。この研究が遂行されることにより、海底鉱物資源分布の支配因子が解明され、海底鉱物資源と陸上鉱物資源の両方を含めた日本の資源確保戦略に重要な指針が提示されるようになることが期待される。
◆深海調査で迫るプレート境界浅部すべりの謎〜その過去・現在(東北大学 日野亮太教授 他 / 3億1967万円)
2011年に起きた東北地方太平洋沖地震でのプレート境界断層すべりは50mを超える巨大なものであり甚大な被害をもたらした巨大津波の成因になったとされているが、大規模なプレート浅部すべりの発生は数百年に一度と低頻度であるためその実態はほとんど未解明である。この研究が遂行されることにより深海における地質・地球物理学的調査観測から日本海溝における浅部すべりの発生履歴などが明らかにされ、巨大地震の発生サイクルや発生機構が解明されることが期待される。
◆流出重油・ガスの自動追跡システムの確立と革新的海洋防災システムへの展開(大阪大学 加藤直三教授 他 / 1億8031万円)
船舶からの重油流出や海底からの油流出、ガス噴出などの事故に際し、海上・海中における正確な重油・ガスの移流、拡散情報が得られると自然環境へのダメージや航行中の船舶などへの被害を抑えることができる。この研究では、海中ロボットや浮遊式ブイロボットを用いた重油やガスの自動追跡システムの確立や、ロボットから得られたデータを基に重油やガスの拡散シミュレーションの精度向上を図り、革新的海洋防災システムへの展開に取り組んだ。
※50位までのランキングは未来を創る有望成長市場・有望企業情報メディア『astavision』上でご覧になれます。
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「59. 海洋資源開発・深海探査」市場について
アスタミューゼでは企業情報・特許情報などのビッグデータ分析により、今後成長が見込まれる有望市場を「180の有望成長市場」として分類しており、そのひとつが「59. 海洋資源開発・深海探査」市場です。
内閣府・総合科学技術会議において、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の研究課題 の一つとして「次世代海洋資源調査技術」が位置づけられており、海洋資源の成因、海洋資源調査技術、生態系観測と変動予測などが実施項目に挙げられています。また、2014年4月に閣議決定された「第四次エネルギー基本計画」においても、メタンハイドレートを含む国産海洋資源の開発の必要性に言及しています。資源・エネルギーや地球環境・生態系はもとより、安全保障や自然災害にも重要な影響ある分野であり、基礎科学としては生命の起源や進化のメカニズム解明、新規機能性高分子の探索などにも繋がる有望分野です。
現在フェーズでは成熟前夜、近未来フェーズ(5-10年以内)では成長開始、未来フェーズ(10年以上)では成長継続が期待されています。
主な技術要素としては「自律型無人潜水機 (AUV)」「衛星を活用した高速通信」「ケーブル式観測システム」などがあり、主な技術・製品・サービスの例としては「蛍光観測法を用いた海底熱水鉱床の現場観測技術の開発」(海上技術安全研究所、海洋研究開発機構)、有人深海探査艇「しんかい 6500」・深海巡航自律型無人潜水機「ゆめいるか」(海洋研究開発機構、 三菱重工業株式会社)などがあります。
また、この市場の主なプレイヤーとしては、三菱重工業株式会社、岡部株式会社、三井造船株式会社などがあり、180の有望成長市場における主な関連市場としては、「60. リモートセンシング」「97. 海洋生物資源・海洋生態系」「100. 地震対策」などがあります。
アスタミューゼでは、この市場の2015年世界市場規模を2,700億米ドルと推定、2025年世界市場規模を4,400億米ドルと推定しています。
「59. 海洋資源開発・深海探査市場」に関するベンチャー・最先端技術などの情報配信サービス
アスタミューゼでは、新規事業・オープンイノベーションのためのデータのご提供および実行支援を行っており、大手メーカーの経営企画/CVC部門、R&D/知財部門、新規事業部門をはじめ、金融・VCなど100社以上ご利用いただいています。
その中でも情報配信サービスでは、国内700大学/研究機関・約500万テーマの研究テーマ、全世界100万社の有望イノベーター(ベンチャー・大学発VB等)情報、全世界1200サイト・30万プロジェクトのクラウドファンディング情報を180の有望成長市場毎に分類し、「注目すべき企業」「注目すべき研究テーマ」「注目すべき製品・サービスアイデア」「プレイヤー毎の競合状況」といった切り口で、タイムリーな情報をピンポイントでお届けします。
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※本プレスリリースのファイル内に、参考資料として「アスタミューゼが定義する180の有望成長市場」一覧を記載しております。
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アスタミューゼ株式会社について
世界中の課題を解決し、未来を創るプラットフォーム『astamuse.com』 を提供すると共に、法人向けサービスとして、自社の課題を解決するためのイノベーションに関わるコンサルティングサービスを展開しています。
・代表者:代表取締役 永井 歩
・設立:2005 年 9 月
・所在地:東京都中央区築地四丁目1番1号 東劇ビル7階
・URL: http://www.astamuse.co.jp/