エフセキュア、Facebookユーザの意識調査を実施
[10/04/23]
提供元:PRTIMES
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勤務先でFacebookを利用するユーザが多数にもかかわらず上司を避ける傾向に(2010年4月22日ヘルシンキ発 - フィンランド本社発表資料抄訳)
エフセキュア・コーポレーションが2010年1月から3月の3ヶ月にかけてFacebookユーザの利用状況について調査したところ、回答者の73%が勤務先でFacebookにせつぞくアクセスしていることが明らかになりました。一方で回答者の多くが、上司とFacobook上で"友達"になるのを避けており、理由として雇用や仕事の評価に否定的な影響があることを上げています。
フィンランド、ヘルシンキ発-2010年4月22日 ―
Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグ (Mark Zuckerberg) 氏は、プライバシーに関する機能を改めるなど、プライバシー処理方針を固めるなか、Facebook利用者の多くも自らのプライバシーを守ることに細心を払っているようです。とりわけ雇用主に対するプライバシーについては特に敏感です。
エフセキュア・コーポレーションがグローバルで行ったFacebookユーザ (※) の調査結果によると、回答者の58%は、少なくとも時折Facebookを利用しており、その内4人の内3人は、上司と"友達"になっていないと回答しています。また、77%の回答者は、同サイトが提供しているプライバシー設定の機能を積極的に利用していることが明らかになりました。
エフセキュアのセキュリティ研究所でセキュリティアドバイザーを務めるショーン・サリバンは、次のように述べています。「今回の調査結果を見ると、既に一部のセキュリティ関係者が指摘しているように、Facebookユーザはプライバシーに対して敏感であることがわかりました。Facebookのユーザが自らの情報を開示すればするほど、自分たちのプライバシーの制御は自分で行わなければならないという危機感を覚えるようです。」
特に、求職中の場合、オンライン上での自分の情報をコントロールすることは、非常に重要となります。国によって若干異なりますが、雇用主はこれまでGoogleを利用して、求職者に関する情報収集を行ってきたものを、近年ではソーシャルネットワーキング上にあるプロフィールなどの情報を閲覧し、人事雇用に役立てているケースもあります。
実際、軍事関係に従事する軍高官を含む従業員が、公的に不適当である、或いは攻撃的なFacebook上の投稿によって叱責される事例も多くあります。
ショーン・サリバンによれば、「回答者の35%が、Facebookへの投稿を後になって後悔したことがあると回答しています。プライバシーの設定にかかわらず、Facebookに一度でも投稿したものは、公になるという意識を持つ必要があります。安全に利用する為の指針としては、『Facebookに何かを投稿する前に、一度見直してみることです。プライバシー設定で公開を制限しているか否かにかかわらず、何かしらの懸念がある場合は、投稿しないことです。』」
また、Facebookユーザの多くは、同サイトへ投稿したデジタル写真を積極的にバックアップしていることがわかりました。2009年にエフセキュア・コーポレーションがコンピュータユーザを対象に行った調査結果によると、56%の回答者がデジタル写真をバックアップしていると回答しましたが、今回の調査結果では、70%の回答者が投稿写真のバックアップを行っていると回答しています。
「Facebookは、無料サービスです」とショーン・サリバンは述べ、こう付け加えています。「ユーザは、Facebookに掲載されている広告を見ること、そしてFacebook上においてユーザが発信している情報をFacebookに提供することで、その対価を支払っているのです。ユーザは、喜んでその対価を支払っていますが、自分が発信している情報を共有する相手などのプライバシー設定に敏感になっており、より強力なコントロール機能をFacebookに対して要求しています。」
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※この調査は、エフセキュア・コーポレーションがSurveyGizmoを通して2010年1月から3月の3ヶ月にかけてFacebookユーザの利用状況について行ったもので、Stumbleupon、Facebook、Twitter、ソーシャルブックマークなどで450人が回答したものをまとめたものです。