山田養蜂場の社会貢献活動 人の手を加えずに持続可能な「自然林」を増やす
[19/04/25]
提供元:PRTIMES
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中国広東省韶関(しょうかん)市にて植樹祭を実施
株式会社 山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生、以下「山田養蜂場」)は、5月18日(土)に、中国広東省韶関(しょうかん)市にある鉱山跡地にて植樹祭を実施し、アラカシやホルトノキなど9種類の苗木約5,000本を植樹します。植樹祭には日本と中国から約70名が参加します。また、植樹祭以外の日程でも中国で植樹を行い、年内に25,000本の木を植える予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-582728-0.jpg ]
今回は、鉄鉱石をとるために森林伐採が行われた鉱山跡地で、むき出しの地面が広がる荒地を緑化していきます。
山田養蜂場は、土地本来の樹種に基づく植樹(宮脇式)を実践する、横浜国立大学名誉教授・宮脇 昭(みやわき あきら)氏の指導のもと、植樹を行っています。養蜂業を原点とする弊社では、「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考え、1999年より国内外にて植樹活動を続けています。
広東省で植樹されている木は「ユーカリ」ばかり ――山田養蜂場が「自然林」を育てる理由
今回植樹をする広東省では、外来種であるユーカリがたくさん植えられています。ユーカリは成長がとても早く、建築材やパルプ製造などに適しているため、緑化と原料生産を目的としてユーカリの植林が好まれています。
しかし、ユーカリから分泌される精油は、土壌を豊かにしてくれる微生物を殺してしまいます。ユーカリの単一林は他の植物にも悪影響を与え、森にはユーカリを好む生き物しか住めなくなり、生物多様性が失われます。また、土壌中の栄養分が乏しくなるため、土壌の劣化を招きます。
山田養蜂場が行っている宮脇式の植樹は、多数の樹種を混ぜながら間隔を開けずに密に植える方法です。この宮脇式で植樹した木は、数年手入れをした後、人が手をかけなくても自立して育ちます。多種多様な植物が共生する「自然林」を増やすことは、豊かな土壌をつくり、多様な生態系を守ることにつながると考えています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-159991-5.png ]
植樹祭実施概要
・実 施 日:2019年5月18日(土)10時〜12時(10時30分〜セレモニー)
※終了時間は前後する可能性があります。
・場 所:中国広東省韶関市にある鉄鉱石の鉱山跡地
・参加者数:約70名 (弊社社員・約20名、鉱山会社の社員など中国現地関係者・約50名)
・指 導 者:藤原 一繪(ふじわら かずえ)先生(横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授)
・植樹本数:約5,000本(アラカシ、ホルトノキなどの広葉樹)※植樹祭の分も併せて年間25,000本の植樹を計画
山田養蜂場の植樹活動について
[画像3: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-500860-2.png ]
山田養蜂場における植樹活動の始まりは1998年にさかのぼります。弊社代表である山田英生が、ネパールで開催された国際養蜂会議に出席した際、ネパールで森林が大量に伐採されていること、それに伴う大規模な土砂崩れが発生している実態を知ったことがきっかけです。
山田養蜂場の原点は、自然とともに生きる養蜂業です。「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考えています。
そこで、ネパールでも自分たちに何かできることはないかと考え、まず衣類等の送付を行いました。しかし、「ただ物やお金を送るだけの活動では、かえって彼らの自立を妨げることになるのでは?本当の意味での自立支援活動に繋げたい」と考えて、翌1999年にネパールで700本植樹したことが植樹活動の始まりです。
その後、ネパールだけに留まらず、2001年には砂漠化が進む中国で、横浜国立大学と共同で植生調査を開始し、2004年より植樹活動を続けています。
植樹は、植物生態学の権威である横浜国立大学名誉教授・宮脇 昭先生と、同大学名誉教授・藤原 一繪先生にご指導いただきながら、宮脇式植樹で現地の植生に合った木々を密植・混植しています。
今後も植樹活動を続け、植えた木で自然を回復し、人々の命を守る本物の森になることを願っています。
※宮脇 昭(みやわき あきら)先生 プロフィール
[画像4: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-811890-3.jpg ]
1928年、岡山県生まれ。横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略研究機関 国際生態学名誉センター長。ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、世界を舞台に国内外1,700ヶ所以上に、合計4,000万本を超える植樹を行ってきた。その土地本来の樹種「潜在自然植生」に基づく植樹を実践、指導。また、東日本大震災を受けて、植樹による緑の堤防づくりを提唱。
※藤原 一繪(ふじわら かずえ)先生 プロフィール
[画像5: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-787807-4.jpg ]
1944年生まれ。横浜国立大学卒業。CNRSフランス中央研究機関給費研究員(リール大学)、横浜国立大学環境科学研究センター助手などの経歴をもつ。現在、横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授。宮脇 昭先生と共に国内外での森作りを指導。著書に「混源 植物」「環境問題を考える」(共著)「東南アジアの植物と農林業」(共著)「日本植生誌」全10巻(共著)など。
株式会社 山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生、以下「山田養蜂場」)は、5月18日(土)に、中国広東省韶関(しょうかん)市にある鉱山跡地にて植樹祭を実施し、アラカシやホルトノキなど9種類の苗木約5,000本を植樹します。植樹祭には日本と中国から約70名が参加します。また、植樹祭以外の日程でも中国で植樹を行い、年内に25,000本の木を植える予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-582728-0.jpg ]
今回は、鉄鉱石をとるために森林伐採が行われた鉱山跡地で、むき出しの地面が広がる荒地を緑化していきます。
山田養蜂場は、土地本来の樹種に基づく植樹(宮脇式)を実践する、横浜国立大学名誉教授・宮脇 昭(みやわき あきら)氏の指導のもと、植樹を行っています。養蜂業を原点とする弊社では、「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考え、1999年より国内外にて植樹活動を続けています。
広東省で植樹されている木は「ユーカリ」ばかり ――山田養蜂場が「自然林」を育てる理由
今回植樹をする広東省では、外来種であるユーカリがたくさん植えられています。ユーカリは成長がとても早く、建築材やパルプ製造などに適しているため、緑化と原料生産を目的としてユーカリの植林が好まれています。
しかし、ユーカリから分泌される精油は、土壌を豊かにしてくれる微生物を殺してしまいます。ユーカリの単一林は他の植物にも悪影響を与え、森にはユーカリを好む生き物しか住めなくなり、生物多様性が失われます。また、土壌中の栄養分が乏しくなるため、土壌の劣化を招きます。
山田養蜂場が行っている宮脇式の植樹は、多数の樹種を混ぜながら間隔を開けずに密に植える方法です。この宮脇式で植樹した木は、数年手入れをした後、人が手をかけなくても自立して育ちます。多種多様な植物が共生する「自然林」を増やすことは、豊かな土壌をつくり、多様な生態系を守ることにつながると考えています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-159991-5.png ]
植樹祭実施概要
・実 施 日:2019年5月18日(土)10時〜12時(10時30分〜セレモニー)
※終了時間は前後する可能性があります。
・場 所:中国広東省韶関市にある鉄鉱石の鉱山跡地
・参加者数:約70名 (弊社社員・約20名、鉱山会社の社員など中国現地関係者・約50名)
・指 導 者:藤原 一繪(ふじわら かずえ)先生(横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授)
・植樹本数:約5,000本(アラカシ、ホルトノキなどの広葉樹)※植樹祭の分も併せて年間25,000本の植樹を計画
山田養蜂場の植樹活動について
[画像3: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-500860-2.png ]
山田養蜂場における植樹活動の始まりは1998年にさかのぼります。弊社代表である山田英生が、ネパールで開催された国際養蜂会議に出席した際、ネパールで森林が大量に伐採されていること、それに伴う大規模な土砂崩れが発生している実態を知ったことがきっかけです。
山田養蜂場の原点は、自然とともに生きる養蜂業です。「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考えています。
そこで、ネパールでも自分たちに何かできることはないかと考え、まず衣類等の送付を行いました。しかし、「ただ物やお金を送るだけの活動では、かえって彼らの自立を妨げることになるのでは?本当の意味での自立支援活動に繋げたい」と考えて、翌1999年にネパールで700本植樹したことが植樹活動の始まりです。
その後、ネパールだけに留まらず、2001年には砂漠化が進む中国で、横浜国立大学と共同で植生調査を開始し、2004年より植樹活動を続けています。
植樹は、植物生態学の権威である横浜国立大学名誉教授・宮脇 昭先生と、同大学名誉教授・藤原 一繪先生にご指導いただきながら、宮脇式植樹で現地の植生に合った木々を密植・混植しています。
今後も植樹活動を続け、植えた木で自然を回復し、人々の命を守る本物の森になることを願っています。
※宮脇 昭(みやわき あきら)先生 プロフィール
[画像4: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-811890-3.jpg ]
1928年、岡山県生まれ。横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略研究機関 国際生態学名誉センター長。ドイツ国立植生図研究所で潜在自然植生理論を学び、世界を舞台に国内外1,700ヶ所以上に、合計4,000万本を超える植樹を行ってきた。その土地本来の樹種「潜在自然植生」に基づく植樹を実践、指導。また、東日本大震災を受けて、植樹による緑の堤防づくりを提唱。
※藤原 一繪(ふじわら かずえ)先生 プロフィール
[画像5: https://prtimes.jp/i/30748/39/resize/d30748-39-787807-4.jpg ]
1944年生まれ。横浜国立大学卒業。CNRSフランス中央研究機関給費研究員(リール大学)、横浜国立大学環境科学研究センター助手などの経歴をもつ。現在、横浜国立大学名誉教授、横浜市立大学特任教授。宮脇 昭先生と共に国内外での森作りを指導。著書に「混源 植物」「環境問題を考える」(共著)「東南アジアの植物と農林業」(共著)「日本植生誌」全10巻(共著)など。