5年で1人あたりGDP10%上昇を目指す“離島発”の事業承継会社、「宗像大島創生合同会社」が誕生
[23/05/23]
提供元:PRTIMES
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地域資本によるビジネスで産業消滅を阻止 ! 福岡県宗像市大島の経済活性化図る新たな担い手に
宗像大島のさまざまな課題解決に向けて、ローカルツーリズム社は事業承継を主目的とした新会社である「宗像大島創生合同会社」を設立しました。島内に利益が循環する仕組みを構築し、サステナブルな地域経済圏の確立を図っていきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-602a6d2a9b577fb07ef4-5.jpg ]
「地域循環経済圏の拡充」をビジョンに掲げて地域投資を行うローカルツーリズム株式会社(代表取締役:糀屋総一朗)は、このたび事業承継会社「宗像大島創生合同会社」(本社:福岡県宗像市)を設立しました。新会社では後継者不足をはじめとした宗像大島における「産業消滅」に関わる諸問題の解決を図っていきます。
宗像市の北西部に位置する離島、宗像大島では古くから漁業が基幹産業で、多くの島民が従事してきました。しかしながら、高齢化と後継者不足によって産業衰退が喫緊の課題になっています。宗像市が刊行する「宗像市統計書」によると、2021年末時点の宗像大島の人口は569人と、過去5年間で約14%減に。他方、高齢化率(65歳以上人口の割合)は同期間で46.1%から48.9%に上昇しています。
また、宗像大島には現在、民宿が10軒ほどありますが、大半が高齢の経営者であるため、急な病気や怪我などで休業せざるを得ないケースが散見されています。
そうした深刻な状況の中にあって、ローカルツーリズム社では、以前から宗像大島で新しい産業づくりに力を入れてきました。宿泊施設運営に関する事業では、一日一組限定の高級ヴィラ「VILLA MINAWA」(https://minawa.jp)を2019年8月にオープン。これまでに累計1100人の宿泊がありました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-0519b46ad1b39d852287-3.jpg ]
地産商品開発事業では、「島素材」ブランドと銘打って、宗像大島の害獣であるイノシシを使った犬向けの高級おやつを販売するほか、宗像市のローカルキャラクターである「むなかたのテンちゃん」とコラボレーションしたはりこの制作・販売、島に群生する植物を活用した新しい化粧品ブランドの開発など、多岐にわたるビジネスを進めています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-632a67542d516fec5136-4.jpg ]
こうした事業は地元住民の雇用にもつながっています。ローカルツーリズム社ではこれらの経済活動を通じて、宗像大島の1人あたりGDPを5年間で10%アップさせたいと考えています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-8259b4f58396e20d86f0-6.png ]
ただし、このような取り組みをさらに加速させ、よりサステイナブルなものにするためには、地域の人たちの主体的な参画が不可欠です。そうした考えに至って、宗像大島創生合同会社を立ち上げました。
宗像大島創生合同会社では、廃業を余儀なくされる事業の承継に加えて、地域資源を活用した新たなビジネスの創出に取り組んでいきます。それらによって今まで以上に島民の雇用の受け皿を増やすなどして、地域経済の活性化を目指します。
[画像5: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-9e9bc657c556c474cc81-1.jpg ]
宗像大島創生合同会社の特徴は、地域住民などが出資して地域資産(不動産や商標権)を保有する仕組みを構築していくことです。これによって事業で得た収益が地域内に落ちるだけでなく、地域住民たちのシビックプライドの醸成につながると考えています。
まずは、ローカルツーリズム社が宗像大島で既に展開するビジネスの商標権や不動産を宗像大島創生合同会社に譲渡するとともに、ライセンス契約を締結。そこで発生するロイヤリティを出資者に対する配当原資にします。なお、ロイヤリティは年間売り上げの5〜10%程度とし、投資家への配当は年間2〜5%を想定しています。
譲渡する事業と内訳は以下の通りです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-5b6ac379564f48e9e755-0.jpg ]
今後は、地域の廃業事業を買い取るなどして同様のスキームを適用していきます。 地域資本が厚くなるほど利益が域内に循環、蓄積し、それが再投資へとつながります。結果、将来的に持続可能な経済圏が拡充していくことになるでしょう。
今回の新会社において中心的な役割を果たすのは、あくまでも地域であり、地域の人たちにこそ利益を得てほしいと考えています。そこで宗像市の住民や企業、さらには宗像市出身者などに対して、社員権の保有をしてもらうよう広く呼びかけていきます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-4da97eb24eb3882ca1a3-2.jpg ]
宗像大島創生合同会社の設立にあたり、以下の方々から応援メッセージをいただいております。
谷口竜平様(宗像市出身のデザイナー・プロデューサー)
ローカルツーリズム社代表の糀屋さんとは8年前に出会ってから、「VILLA MINAWA」のプロデュースをはじめ、宗像大島でさまざまなアクションを共にしてきました。宗像大島は人口減少していく日本のさらに先を進むような地域ですが、糀屋さんは常に島への貢献を考えていて、今回の事業承継会社設立に関しても、そこまでこの島に魅力と可能性を感じてのめり込んでくれたのかと、宗像市民として本当にありがたく思います。このたび出資を決めたのはそうした理由もあります。このプロジェクトをきっかけに、島に雇用が生まれて、若い子たちが島で仕事ができる場所が増えることを期待しています。
林直人様(リライアンス株式会社・代表取締役会長)
当社グループは宗像の地で不動産事業をベースに、飲食や民泊、古民家再生などの事業を手がけ、地域活性化の一翼を担いたいと頑張っている会社です。かつて当社の保養所だった建物(現MINAWA)に突然やってきて、「この物件を買いたい」と現れたのがローカルツーリズム社の糀屋社長でした。話を聞くうちに宗像大島の魅力に一番気付いている方だとわかり、すぐに話を進めることにしました。今回のプロジェクトにもぜひ参加させていただきたいと考えています。
西永智代様(宗像大島在住)
地域循環経済圏の拡張システム、素晴らしいです。初めての試みなので、きっと島民の方々からは不安の声が上がるのではと思います。けれども、ローカルツーリズム社がこれからも宗像大島の人々や自然、歴史に寄り添うことができれば、きっと日本最先端の島づくりが叶うはず。その日が来るのを楽しみにしています。
そのほかにも、宗像市役所や地元企業との連携協定などを検討しています。
新会社を通じて事業承継問題の解決などに取り組むことで、今後もローカルツーリズム社は宗像大島の発展を推し進めていきます。
<新会社概要>
名称:宗像大島創生合同会社
設立日:2023年4月12日
本社所在地:福岡県宗像市大島1011(大島村時代の村役場)
役員構成:代表社員 糀屋総一朗
資本金:100万円
運営会社概要
■会社名
ローカルツーリズム株式会社
■代表取締役
糀屋総一朗
■設立
2021年
■業務内容
1. 地域名産品開発、観光・アクティビティの開発、料理メニューの開発、スタイリング
2. エリアリノベーションファンドによる地域への投資
3. 人材教育の支援・事業を起こせる人材(ローカルエリートの育成)
4. コンサルティング・地域の経済循環のデータ分析、宿泊施設・飲食業などの事業設計
5. アートファンドΩ事業部によるアーティスト支援活動
■ホームページ
https://localtourism.jp
■運営メディア 「ローカルツーリズムマガジン」
https://note.com/localtourism
宗像大島のさまざまな課題解決に向けて、ローカルツーリズム社は事業承継を主目的とした新会社である「宗像大島創生合同会社」を設立しました。島内に利益が循環する仕組みを構築し、サステナブルな地域経済圏の確立を図っていきます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-602a6d2a9b577fb07ef4-5.jpg ]
「地域循環経済圏の拡充」をビジョンに掲げて地域投資を行うローカルツーリズム株式会社(代表取締役:糀屋総一朗)は、このたび事業承継会社「宗像大島創生合同会社」(本社:福岡県宗像市)を設立しました。新会社では後継者不足をはじめとした宗像大島における「産業消滅」に関わる諸問題の解決を図っていきます。
宗像市の北西部に位置する離島、宗像大島では古くから漁業が基幹産業で、多くの島民が従事してきました。しかしながら、高齢化と後継者不足によって産業衰退が喫緊の課題になっています。宗像市が刊行する「宗像市統計書」によると、2021年末時点の宗像大島の人口は569人と、過去5年間で約14%減に。他方、高齢化率(65歳以上人口の割合)は同期間で46.1%から48.9%に上昇しています。
また、宗像大島には現在、民宿が10軒ほどありますが、大半が高齢の経営者であるため、急な病気や怪我などで休業せざるを得ないケースが散見されています。
そうした深刻な状況の中にあって、ローカルツーリズム社では、以前から宗像大島で新しい産業づくりに力を入れてきました。宿泊施設運営に関する事業では、一日一組限定の高級ヴィラ「VILLA MINAWA」(https://minawa.jp)を2019年8月にオープン。これまでに累計1100人の宿泊がありました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-0519b46ad1b39d852287-3.jpg ]
地産商品開発事業では、「島素材」ブランドと銘打って、宗像大島の害獣であるイノシシを使った犬向けの高級おやつを販売するほか、宗像市のローカルキャラクターである「むなかたのテンちゃん」とコラボレーションしたはりこの制作・販売、島に群生する植物を活用した新しい化粧品ブランドの開発など、多岐にわたるビジネスを進めています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-632a67542d516fec5136-4.jpg ]
こうした事業は地元住民の雇用にもつながっています。ローカルツーリズム社ではこれらの経済活動を通じて、宗像大島の1人あたりGDPを5年間で10%アップさせたいと考えています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-8259b4f58396e20d86f0-6.png ]
ただし、このような取り組みをさらに加速させ、よりサステイナブルなものにするためには、地域の人たちの主体的な参画が不可欠です。そうした考えに至って、宗像大島創生合同会社を立ち上げました。
宗像大島創生合同会社では、廃業を余儀なくされる事業の承継に加えて、地域資源を活用した新たなビジネスの創出に取り組んでいきます。それらによって今まで以上に島民の雇用の受け皿を増やすなどして、地域経済の活性化を目指します。
[画像5: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-9e9bc657c556c474cc81-1.jpg ]
宗像大島創生合同会社の特徴は、地域住民などが出資して地域資産(不動産や商標権)を保有する仕組みを構築していくことです。これによって事業で得た収益が地域内に落ちるだけでなく、地域住民たちのシビックプライドの醸成につながると考えています。
まずは、ローカルツーリズム社が宗像大島で既に展開するビジネスの商標権や不動産を宗像大島創生合同会社に譲渡するとともに、ライセンス契約を締結。そこで発生するロイヤリティを出資者に対する配当原資にします。なお、ロイヤリティは年間売り上げの5〜10%程度とし、投資家への配当は年間2〜5%を想定しています。
譲渡する事業と内訳は以下の通りです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-5b6ac379564f48e9e755-0.jpg ]
今後は、地域の廃業事業を買い取るなどして同様のスキームを適用していきます。 地域資本が厚くなるほど利益が域内に循環、蓄積し、それが再投資へとつながります。結果、将来的に持続可能な経済圏が拡充していくことになるでしょう。
今回の新会社において中心的な役割を果たすのは、あくまでも地域であり、地域の人たちにこそ利益を得てほしいと考えています。そこで宗像市の住民や企業、さらには宗像市出身者などに対して、社員権の保有をしてもらうよう広く呼びかけていきます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/90035/42/resize/d90035-42-4da97eb24eb3882ca1a3-2.jpg ]
宗像大島創生合同会社の設立にあたり、以下の方々から応援メッセージをいただいております。
谷口竜平様(宗像市出身のデザイナー・プロデューサー)
ローカルツーリズム社代表の糀屋さんとは8年前に出会ってから、「VILLA MINAWA」のプロデュースをはじめ、宗像大島でさまざまなアクションを共にしてきました。宗像大島は人口減少していく日本のさらに先を進むような地域ですが、糀屋さんは常に島への貢献を考えていて、今回の事業承継会社設立に関しても、そこまでこの島に魅力と可能性を感じてのめり込んでくれたのかと、宗像市民として本当にありがたく思います。このたび出資を決めたのはそうした理由もあります。このプロジェクトをきっかけに、島に雇用が生まれて、若い子たちが島で仕事ができる場所が増えることを期待しています。
林直人様(リライアンス株式会社・代表取締役会長)
当社グループは宗像の地で不動産事業をベースに、飲食や民泊、古民家再生などの事業を手がけ、地域活性化の一翼を担いたいと頑張っている会社です。かつて当社の保養所だった建物(現MINAWA)に突然やってきて、「この物件を買いたい」と現れたのがローカルツーリズム社の糀屋社長でした。話を聞くうちに宗像大島の魅力に一番気付いている方だとわかり、すぐに話を進めることにしました。今回のプロジェクトにもぜひ参加させていただきたいと考えています。
西永智代様(宗像大島在住)
地域循環経済圏の拡張システム、素晴らしいです。初めての試みなので、きっと島民の方々からは不安の声が上がるのではと思います。けれども、ローカルツーリズム社がこれからも宗像大島の人々や自然、歴史に寄り添うことができれば、きっと日本最先端の島づくりが叶うはず。その日が来るのを楽しみにしています。
そのほかにも、宗像市役所や地元企業との連携協定などを検討しています。
新会社を通じて事業承継問題の解決などに取り組むことで、今後もローカルツーリズム社は宗像大島の発展を推し進めていきます。
<新会社概要>
名称:宗像大島創生合同会社
設立日:2023年4月12日
本社所在地:福岡県宗像市大島1011(大島村時代の村役場)
役員構成:代表社員 糀屋総一朗
資本金:100万円
運営会社概要
■会社名
ローカルツーリズム株式会社
■代表取締役
糀屋総一朗
■設立
2021年
■業務内容
1. 地域名産品開発、観光・アクティビティの開発、料理メニューの開発、スタイリング
2. エリアリノベーションファンドによる地域への投資
3. 人材教育の支援・事業を起こせる人材(ローカルエリートの育成)
4. コンサルティング・地域の経済循環のデータ分析、宿泊施設・飲食業などの事業設計
5. アートファンドΩ事業部によるアーティスト支援活動
■ホームページ
https://localtourism.jp
■運営メディア 「ローカルツーリズムマガジン」
https://note.com/localtourism