脱炭素化支援プラットフォームCARBONIX TOPPAN株式会社の「SmartLCA-CO2(R)」との連携を開始
[24/04/26]
提供元:PRTIMES
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株式会社Sustech(代表取締役:丹野裕介・飯田祐一郎 本社:東京都港区/以下、Sustech)は、このたび、Sustechの運営する脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」に、TOPPAN株式会社(代表取締役社長:齊藤昌典 本社:東京都文京区/以下、TOPPAN)のパッケージCO2排出量算定クラウドサービス「SmartLCA-CO2(R)」とのシステム連携を行い、5月よりサービスメニューとして追加致します。この連携によりCARBONIXをご利用いただくお客様には、各製品を構成する素材や部品、製造の各プロセスに加えて、商品の“顔”であるパッケージに係る原料調達から廃棄・リサイクルまでのGHG排出量の効率的な可視化と削減に貢献します。Sustechは今後も、カーボンニュートラル社会の実装に向けて、企業や団体のGX(グリーントランスフォーメーション)の効率化を加速して参ります。
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「SmartLCA-CO2(R)」との連携の背景について
昨今の脱炭素の潮流の中、GHG排出量の削減は重要な経営課題の1つに位置付けられています。社会全体のGHG排出に対する取り組みの中、GHG排出量を把握することが、世界全体の企業においての課題となっております。特にものづくりにおいては製品単位でのGHG排出量を精度高く把握し、情報開示を行うことが様々なステークホルダーから求められております。これまでもCARBONIXは膨大な業務負荷がかかる製品単位算定の効率化を図る「製品単位GHG排出量算定機能」や、サプライチェーン全体でのGHG排出量の精緻な可視化や削減努力の反映に要する膨大な業務負荷の軽減を図る「一次データ連携機能」を開発・実装して参りました。経営戦略として脱炭素化に取り組むお客様からは、より具体的な脱炭素化ソリューションの提供を求められており、「SmartLCA-CO2(R)」との連携により、ものづくり特有の様々な課題があるなか、商品の“顔”であるパッケージの脱炭素化に効率的に取り組んでいただくことが可能となります。
「SmartLCA-CO2(R)」について
TOPPAN株式会社では1998年から、軟包装・紙器・プラスチック成型品を中心とする主要パッケージ製品の多くで、原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクルを通したGHG排出量の定量評価と削減に取り組まれています。
「SmartLCA-CO2(R)」はこの経験を活かし、的確な算定方法と必要な情報が実装されており、専門知識をお持ちでない方でも簡単にパッケージの排出量算定を行うことができます。
「SmartLCA-CO2(R)」の主な特長は次のとおりです。
- パッケージのCFP※1算定
パッケージの仕様情報(材料や加工工程など)を入力することで、GHG排出量やプラスチック重量の算定が可能です。算定結果は製品のCFP削減の取り組みの指標として活用することできます。
- 入力権限の委譲が可能
クラウド型システムなので、ブランドオーナーから製造を委託しているメーカー、包材等のサプライヤ-に入力権限を委譲することができ、スムーズな情報収集が可能です。
- 算定に必要な排出量原単位を標準装備
LCIデータベース※2 IDEA(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEAラボ)の一部を含む排出量原単位を標準搭載しており、申し込み後すぐにパッケージのCFP算定が可能です。また、長年パッケージのLCA※3に取り組んでいるTOPPANのノウハウを活かした独自の算定ロジックにより、より精緻な排出量算定が可能となります。
- 使いやすい入力インターフェース
入力項目をパッケージのCFP算定に必要な情報に限定し、入力作業時の負荷を出来るだけ少なくし、使いやすい入力インターフェースとなっています。
※1 カーボンフットプリント
LCAに基づき、製品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクルを通して排出されるGHG排出量をCO2排出量相当に換算したもの。
※2 LCIデータベース
LCIはLife Cycle Inventoryの略。ライフサイクルを通じたGHG排出量把握のベースとなるインベントリデータベース。
※3 LCA
LCAはLife Cycle Assessment(ライフサイクルアセスメント)の略。原材料(資源採取から原材料製造)から製品の製造・使用・リサイクル・廃棄など、製品のライフサイクルにおける投入資源や排出する環境負荷を定量的に評価する手法。
脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」について
「CARBONIX」は、企業のGHG排出量算定をクラウド上で行うことができる脱炭素化支援プラットフォームです。GHG排出量算定には企業活動およびサプライチェーン全体における膨大なデータの収集・分析が必要になりますが、「CARBONIX」の活用によってTCFD提言に則したGHG排出量の算定、及び排出量削減目標の設計から進捗管理まで、一気通貫で行うことが可能になります。
株式会社Sustech
代表取締役:丹野裕介・飯田祐一郎
本社所在地:東京都港区芝3-1-14 芝公園阪神ビル5階
URL:https://www.sustech-inc.co.jp/Sustechは、「テクノロジーを活用し、企業と社会のGXに貢献する」を経営理念に掲げ、脱炭素化支援プラットフォーム「CARBONIX」や分散型電力運用プラットフォーム「ELIC」など、カーボンニュートラル化支援事業を複数展開している企業です。