ヒューマンタッチ 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)4月を発表
[15/04/15]
提供元:PRTIMES
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人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシングのヒューマンタッチまとめ
ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也)の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:高本和幸)は、このたび、最新の人材市場に関する公的データをまとめたレポート 『ヒューマンタッチ総研〜Monthly Report 2015年4月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
1.建設業界のトピックス
◆現在、建設業全体においては「縁故」での転職比率が高い傾向にある
[画像1: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-833052-6.jpg ]
最新(2013年)の「雇用動向調査」の結果から転職者数の入職経路別の比率を見ると下記のグラフのようになり、建設業においては「縁故」の比率が50.8%となり全産業の25.0%の2倍以上に達していることが特徴として指摘できる。
建設業における「縁故」での転職の比率は2011年の40.1%から2012年には37.6%に低下しており、深刻な人材不足を背景に2013年は更に低下するのではないかと考えていたが、やや意外な結果となった。
一方、民営職業紹介所からの転職者数の比率は2.3%と、産業全体の3.4%よりも低くなっている。建設業と同じく人手不足が深刻な業界である情報通信業を見ると、民営職業紹介所からの転職者数の比率が13.6%と非常に高くなっているが、建設業界においては、深刻な人手不足の状況ではあるが、まだまだ民営職業紹介所の利用は進んでいないことが分かる。また、「広告」からの転職者数の比率も8.6%と全産業の32.9%と比較して非常に低くなっている。
◆今後は、若手人材確保に向けて幅広いチャネルを活用した転職が広まると予測される
このように、現在の建設業界において「縁故」の比率が高い原因の一つとして、年齢層の高い転職者が多いことが考えられる。同じく雇用動向調査から建設業界の転職者を年齢層別に見ると、縁故に頼ることが多い55歳以上の転職者の比率が25.1%(情報通信業では8.1%)と高く、民間職業紹介所を最も活用していると考えられる25〜34歳の比率は24.2%(情報通信業は38.9%)と低くなっている。建設業各社では人材の高齢化が課題になっており、今後は若手人材の確保に注力すると考えられることから、若手人材をターゲットとして、「縁故」中心の採用から「広告」や「民間職業紹介所」を活用した採用にシフトしていくのではないかと考えられる。
また、求職者においても若手人材を中心に、「広告」や「民間職業紹介所」を活用した転職でキャリア・アップを図ろうとする人が増加するのではないかと考えられる。例えば、建設・採掘従事者の25〜29歳の入職者の入職経路を見ると、「職業安定所」が42.5%、「縁故」が17.9%、「民間職業紹介所」が6.0%となっており、自ら情報を集めて転職するスタイルに変わりつつあることが見て取れる。
<入職経路別の転職者数の比率(2013年)>
[画像2: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-946486-3.jpg ]
出典:厚生労働省「2013年雇用動向調査」より作成
2.建設業界の最新雇用関連データ(2015年3月27日公表)
(1) 就業者数と雇用者数
◆建設業の2015年2月の就業者数は479万人(前年同月比96.2%)、雇用者数は387万人(同96.0%)と、いずれも前年割れとなった。
[画像3: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-651489-0.jpg ]
出典:総務省「労働力調査」より作成
(2) 建設業の新規求人数
◆建設業の2015年2月の新規求人数は56,118人(前年同月比92.6%)と、7カ月連続で前年割れとなった。
[画像4: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-861910-1.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(3) 建設専門職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の2015年2月の有効求人倍率は4.23倍(対前年同月と同じ)となり、依然として人手不足の状況が続いている。
<実績(常用・除くパート)>
[画像5: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-333067-4.jpg ]
<対前年同月比>
[画像6: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-366229-5.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(4) 建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の2015年2月の有効求人倍率は3.04倍(対前年同月比▲0.01ポイント)と、わずかに前年割れとなったが依然として人手不足の状況である。
<実績(常用・除くパート)>
[画像7: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-552961-7.jpg ]
<対前年同月比>
[画像8: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-214452-2.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2015年4月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201504.pdf
※ヒューマンタッチ(株)は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 -----------------
●代表者 :代表取締役 高本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL:http://human-touch.jp/
ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也)の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:高本和幸)は、このたび、最新の人材市場に関する公的データをまとめたレポート 『ヒューマンタッチ総研〜Monthly Report 2015年4月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
1.建設業界のトピックス
◆現在、建設業全体においては「縁故」での転職比率が高い傾向にある
[画像1: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-833052-6.jpg ]
最新(2013年)の「雇用動向調査」の結果から転職者数の入職経路別の比率を見ると下記のグラフのようになり、建設業においては「縁故」の比率が50.8%となり全産業の25.0%の2倍以上に達していることが特徴として指摘できる。
建設業における「縁故」での転職の比率は2011年の40.1%から2012年には37.6%に低下しており、深刻な人材不足を背景に2013年は更に低下するのではないかと考えていたが、やや意外な結果となった。
一方、民営職業紹介所からの転職者数の比率は2.3%と、産業全体の3.4%よりも低くなっている。建設業と同じく人手不足が深刻な業界である情報通信業を見ると、民営職業紹介所からの転職者数の比率が13.6%と非常に高くなっているが、建設業界においては、深刻な人手不足の状況ではあるが、まだまだ民営職業紹介所の利用は進んでいないことが分かる。また、「広告」からの転職者数の比率も8.6%と全産業の32.9%と比較して非常に低くなっている。
◆今後は、若手人材確保に向けて幅広いチャネルを活用した転職が広まると予測される
このように、現在の建設業界において「縁故」の比率が高い原因の一つとして、年齢層の高い転職者が多いことが考えられる。同じく雇用動向調査から建設業界の転職者を年齢層別に見ると、縁故に頼ることが多い55歳以上の転職者の比率が25.1%(情報通信業では8.1%)と高く、民間職業紹介所を最も活用していると考えられる25〜34歳の比率は24.2%(情報通信業は38.9%)と低くなっている。建設業各社では人材の高齢化が課題になっており、今後は若手人材の確保に注力すると考えられることから、若手人材をターゲットとして、「縁故」中心の採用から「広告」や「民間職業紹介所」を活用した採用にシフトしていくのではないかと考えられる。
また、求職者においても若手人材を中心に、「広告」や「民間職業紹介所」を活用した転職でキャリア・アップを図ろうとする人が増加するのではないかと考えられる。例えば、建設・採掘従事者の25〜29歳の入職者の入職経路を見ると、「職業安定所」が42.5%、「縁故」が17.9%、「民間職業紹介所」が6.0%となっており、自ら情報を集めて転職するスタイルに変わりつつあることが見て取れる。
<入職経路別の転職者数の比率(2013年)>
[画像2: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-946486-3.jpg ]
出典:厚生労働省「2013年雇用動向調査」より作成
2.建設業界の最新雇用関連データ(2015年3月27日公表)
(1) 就業者数と雇用者数
◆建設業の2015年2月の就業者数は479万人(前年同月比96.2%)、雇用者数は387万人(同96.0%)と、いずれも前年割れとなった。
[画像3: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-651489-0.jpg ]
出典:総務省「労働力調査」より作成
(2) 建設業の新規求人数
◆建設業の2015年2月の新規求人数は56,118人(前年同月比92.6%)と、7カ月連続で前年割れとなった。
[画像4: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-861910-1.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(3) 建設専門職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の2015年2月の有効求人倍率は4.23倍(対前年同月と同じ)となり、依然として人手不足の状況が続いている。
<実績(常用・除くパート)>
[画像5: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-333067-4.jpg ]
<対前年同月比>
[画像6: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-366229-5.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
(4) 建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の2015年2月の有効求人倍率は3.04倍(対前年同月比▲0.01ポイント)と、わずかに前年割れとなったが依然として人手不足の状況である。
<実績(常用・除くパート)>
[画像7: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-552961-7.jpg ]
<対前年同月比>
[画像8: http://prtimes.jp/i/5089/47/resize/d5089-47-214452-2.jpg ]
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2015年4月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201504.pdf
※ヒューマンタッチ(株)は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 -----------------
●代表者 :代表取締役 高本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL:http://human-touch.jp/