禁煙治療領域で世界初、「治療アプリ(R)?」の公的医療保険適用を中医協が了承
[20/11/11]
提供元:PRTIMES
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〜12月1日に保険収載、院外でのソフトウェアによる治療介入が可能に〜
報道関係各位
2020年11月11日
[画像1: https://prtimes.jp/i/15777/47/resize/d15777-47-668989-1.png ]
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株式会社CureApp(本社:東京都中央区 代表取締役社長兼医師:佐竹 晃太)は、ニコチン依存症を対象とした治療用アプリである「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」(以下,CureApp SC)が中央社会保険医療協議会(中医協)より了承を得て、2020年12月1日より保険収載される運びとなったことをお知らせいたします。治療用アプリ・デジタル療法の保険収載は国内で初めての事例となり、禁煙治療領域に限っては世界でも初となります。
CureApp SCの発売開始は同日12月1日を予定しており、2014年の創業時より掲げておりました当社のビジョン「アプリで治療する未来を創造する」への大きな一歩が実現しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15777/47/resize/d15777-47-882679-2.png ]
※当製品は禁煙外来で医師の診断のもと処方され、患者様にご使用いただく医療機器です。
保険適用決定区分と準用技術料について
決定区分
・C2(新技術)
準用技術料
・在宅療養指導管理料のC110-2の注2 導入期加算を準用して算定 140点(1,400円)
・在宅療養指導管理材料加算のC167を準用(4回分)して算定 2400点(24,000円)
<準用技術料に関する補足>
「技術料」とは、新医療機器の保険収載において適用される保険適用区分の一つです。治療用アプリは新しい治療法であるため保険適用においては新たな分類が必要となりますが、現状は既存の最も類似する技術区分を暫定的に準用し、次回の診療報酬改定において正式な技術区分が創設されることになります。
今回のCureApp SCの保険適用における「在宅療養指導管理料のC110-2の注2導入期加算を準用」とは、医療従事者が行うCureApp SCの適性使用を促す患者への導入教育に対して算定される保険点数を指します。また「在宅療養指導管理材料加算のC167を準用(4回分)」とは、当社の製品そのものに対して算定される保険点数を指します。
患者様には医学的に治療効果が認められた最新治療である治療用アプリを、保険適用(3割負担など)でご使用いただくことが可能になります。
株式会社CureApp 代表取締役社長兼医師 佐竹晃太のコメント
常に手元にあるというスマートフォンの特徴を活かした、ニコチン依存症の「心理的依存」に対してのデジタル療法という新しい治療法の普及において、今回の保険適用の決定は大きな第一歩となります。これまでアプリの価格は数百円と言われている中、今回の保険点数がついたことは「ソフトウェアが創出する治療効果」を適切にご評価いただいた結果だと感じております。今後も、より多くの患者様のお役に立てるよう、様々な疾患領域に対応する「治療アプリ(R)?」の研究・開発を進めていき、国内外でのデジタル療法の普及に尽力してまいります。
CureApp SCについて
CureApp SCは、禁煙外来で治療を受ける患者様の院外での治療補助するために医師から処方される医療機器です。
本製品は患者アプリ・医師アプリ・COチェッカーの3つから成り立ちます。
患者アプリは常に患者様の側にあるスマートフォンの特性をいかし、個々の患者様の治療状況や体調などに合わせて個別化したガイダンスを適時提供します。在宅や勤務中など医療者の介入が難しい「治療空白」期間をアプリが支援することで、禁煙継続率が向上します。また、患者用アプリへの入力内容から前回の診察以降の患者様の日常の様子を医師が詳細に把握することできるため、より効率的で質の高い禁煙治療を可能にします。
疾患治療のために医師が患者様へ処方する治療用アプリは新しい治療法(デジタル療法)として国内外で注目されており、すでに欧米では国の承認を得て保険償還されるかたちで実際に患者様へ処方され始めています。CureApp SCも治験によって安全性と有効性が確認されており、薬事承認取得および今回の保険収載に致りました。なお、ニコチン依存症への治療効果に対し国から薬事承認、保険収載を受けた治療用アプリは、本製品が世界で初めてとなります。
・医療関係者の本製品に関する問い合わせ先(CureApp SCティザーサイト)
https://sc.cureapp.com/d
・本品の治験概要(CureAppブログ)
https://cureapp.blogspot.com/2019/05/2019.html
・治療用アプリブランドサイト
https://cureapp.com/
販売名:CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー
一般的名:禁煙治療補助システム
医療機器承認番号:30200BZX00271000
製造販売認証取得日:2020年8月21日
使用目的又は効果:ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の治療補助
製造販売業者:株式会社CureApp
ニコチン依存症について
ニコチン依存症は薬物依存症の一つで、ニコチンに対し「身体的依存」と「心理的依存」を有します。離脱症状を伴う身体的依存には禁煙補助薬が有効ですが、心理的依存には従来の禁煙治療では診療時以外に医療者が治療介入することは難しく、患者様は孤独な戦いを強いられるという課題がありました。禁煙外来の禁煙成功率は治療開始後1年では30%未満にとどまっており(*1)、より有効な治療法の登場が待たれていました。
また、本邦での医療費高騰は大きな社会的問題として認識されています。喫煙に起因する超過医療費や労働力損失等による経済損失は約4.3兆円と概算され(*2)、本治療アプリを通じて効果的な禁煙治療を行うことによる喫煙者の減少は、将来の医療費抑制につながると考えています。
*1:ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における 禁煙成功率の実態調査 報告書(平成21年度調査より)
*2:喫煙と健康 - 厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/000550455.pdf)
株式会社CureAppについて
株式会社CureAppは、高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器創出に向け、研究開発を行い、製造販売を目指すMedTechベンチャーです。「アプリが病気を治療する効果を持つ」という新しい医療サービスを日本で初めて実現するために、病気を治療するアプリである「治療アプリ(R)?」の開発に取り組んでいます。2020年8月には、疾患治療用アプリとして国内初となる、ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー「CureApp SC」の薬事承認を取得しました。
現在、研究開発中の治療アプリは慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器)教室と共同開発のニコチン依存症治療アプリ、東京大学医学部附属病院と共同開発・臨床試験中の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療アプリ、自治医科大学内科学講座循環器内科学部門と共同開発・治験中の高血圧治療アプリ、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターと共同研究中の減酒支援アプリがあります。
加えて、これら医療機関向け治療アプリの開発で蓄積した知見を活用し、民間法人向けモバイルヘルスプログラムの「ascure卒煙プログラム」、「特定保健指導対応型ascure卒煙プログラム」を提供し、180を超える多くの企業、健康保険組合などに導入をいただいています。
さらには、日本で生み出したモデルをベースに「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、順次グローバルにも展開していく予定です。
※「治療アプリ」は株式会社CureAppの登録商標です。
報道関係各位
2020年11月11日
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[画像2: https://prtimes.jp/i/15777/47/resize/d15777-47-618067-0.png ]
株式会社CureApp(本社:東京都中央区 代表取締役社長兼医師:佐竹 晃太)は、ニコチン依存症を対象とした治療用アプリである「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」(以下,CureApp SC)が中央社会保険医療協議会(中医協)より了承を得て、2020年12月1日より保険収載される運びとなったことをお知らせいたします。治療用アプリ・デジタル療法の保険収載は国内で初めての事例となり、禁煙治療領域に限っては世界でも初となります。
CureApp SCの発売開始は同日12月1日を予定しており、2014年の創業時より掲げておりました当社のビジョン「アプリで治療する未来を創造する」への大きな一歩が実現しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15777/47/resize/d15777-47-882679-2.png ]
※当製品は禁煙外来で医師の診断のもと処方され、患者様にご使用いただく医療機器です。
保険適用決定区分と準用技術料について
決定区分
・C2(新技術)
準用技術料
・在宅療養指導管理料のC110-2の注2 導入期加算を準用して算定 140点(1,400円)
・在宅療養指導管理材料加算のC167を準用(4回分)して算定 2400点(24,000円)
<準用技術料に関する補足>
「技術料」とは、新医療機器の保険収載において適用される保険適用区分の一つです。治療用アプリは新しい治療法であるため保険適用においては新たな分類が必要となりますが、現状は既存の最も類似する技術区分を暫定的に準用し、次回の診療報酬改定において正式な技術区分が創設されることになります。
今回のCureApp SCの保険適用における「在宅療養指導管理料のC110-2の注2導入期加算を準用」とは、医療従事者が行うCureApp SCの適性使用を促す患者への導入教育に対して算定される保険点数を指します。また「在宅療養指導管理材料加算のC167を準用(4回分)」とは、当社の製品そのものに対して算定される保険点数を指します。
患者様には医学的に治療効果が認められた最新治療である治療用アプリを、保険適用(3割負担など)でご使用いただくことが可能になります。
株式会社CureApp 代表取締役社長兼医師 佐竹晃太のコメント
常に手元にあるというスマートフォンの特徴を活かした、ニコチン依存症の「心理的依存」に対してのデジタル療法という新しい治療法の普及において、今回の保険適用の決定は大きな第一歩となります。これまでアプリの価格は数百円と言われている中、今回の保険点数がついたことは「ソフトウェアが創出する治療効果」を適切にご評価いただいた結果だと感じております。今後も、より多くの患者様のお役に立てるよう、様々な疾患領域に対応する「治療アプリ(R)?」の研究・開発を進めていき、国内外でのデジタル療法の普及に尽力してまいります。
CureApp SCについて
CureApp SCは、禁煙外来で治療を受ける患者様の院外での治療補助するために医師から処方される医療機器です。
本製品は患者アプリ・医師アプリ・COチェッカーの3つから成り立ちます。
患者アプリは常に患者様の側にあるスマートフォンの特性をいかし、個々の患者様の治療状況や体調などに合わせて個別化したガイダンスを適時提供します。在宅や勤務中など医療者の介入が難しい「治療空白」期間をアプリが支援することで、禁煙継続率が向上します。また、患者用アプリへの入力内容から前回の診察以降の患者様の日常の様子を医師が詳細に把握することできるため、より効率的で質の高い禁煙治療を可能にします。
疾患治療のために医師が患者様へ処方する治療用アプリは新しい治療法(デジタル療法)として国内外で注目されており、すでに欧米では国の承認を得て保険償還されるかたちで実際に患者様へ処方され始めています。CureApp SCも治験によって安全性と有効性が確認されており、薬事承認取得および今回の保険収載に致りました。なお、ニコチン依存症への治療効果に対し国から薬事承認、保険収載を受けた治療用アプリは、本製品が世界で初めてとなります。
・医療関係者の本製品に関する問い合わせ先(CureApp SCティザーサイト)
https://sc.cureapp.com/d
・本品の治験概要(CureAppブログ)
https://cureapp.blogspot.com/2019/05/2019.html
・治療用アプリブランドサイト
https://cureapp.com/
販売名:CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー
一般的名:禁煙治療補助システム
医療機器承認番号:30200BZX00271000
製造販売認証取得日:2020年8月21日
使用目的又は効果:ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の治療補助
製造販売業者:株式会社CureApp
ニコチン依存症について
ニコチン依存症は薬物依存症の一つで、ニコチンに対し「身体的依存」と「心理的依存」を有します。離脱症状を伴う身体的依存には禁煙補助薬が有効ですが、心理的依存には従来の禁煙治療では診療時以外に医療者が治療介入することは難しく、患者様は孤独な戦いを強いられるという課題がありました。禁煙外来の禁煙成功率は治療開始後1年では30%未満にとどまっており(*1)、より有効な治療法の登場が待たれていました。
また、本邦での医療費高騰は大きな社会的問題として認識されています。喫煙に起因する超過医療費や労働力損失等による経済損失は約4.3兆円と概算され(*2)、本治療アプリを通じて効果的な禁煙治療を行うことによる喫煙者の減少は、将来の医療費抑制につながると考えています。
*1:ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における 禁煙成功率の実態調査 報告書(平成21年度調査より)
*2:喫煙と健康 - 厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/000550455.pdf)
株式会社CureAppについて
株式会社CureAppは、高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器創出に向け、研究開発を行い、製造販売を目指すMedTechベンチャーです。「アプリが病気を治療する効果を持つ」という新しい医療サービスを日本で初めて実現するために、病気を治療するアプリである「治療アプリ(R)?」の開発に取り組んでいます。2020年8月には、疾患治療用アプリとして国内初となる、ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー「CureApp SC」の薬事承認を取得しました。
現在、研究開発中の治療アプリは慶應義塾大学医学部内科学(呼吸器)教室と共同開発のニコチン依存症治療アプリ、東京大学医学部附属病院と共同開発・臨床試験中の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療アプリ、自治医科大学内科学講座循環器内科学部門と共同開発・治験中の高血圧治療アプリ、独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターと共同研究中の減酒支援アプリがあります。
加えて、これら医療機関向け治療アプリの開発で蓄積した知見を活用し、民間法人向けモバイルヘルスプログラムの「ascure卒煙プログラム」、「特定保健指導対応型ascure卒煙プログラム」を提供し、180を超える多くの企業、健康保険組合などに導入をいただいています。
さらには、日本で生み出したモデルをベースに「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、順次グローバルにも展開していく予定です。
※「治療アプリ」は株式会社CureAppの登録商標です。