日本の大学として初めて 東京電機大学シーサートがFIRSTに加盟!
[24/05/31]
提供元:PRTIMES
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東京電機大学(学長 射場本忠彦)のコンピューターセキュリティインシデント対応チーム「東京電機大学シーサート(略称:TDU- CSIRT)」は4月17日、日本の大学として初めて※1、FIRST(The Forum of Incident Response and Security Teams)※2への加盟が認められました。
これまで本学は、国内のみならず海外の機関ともセキュリティに対する取り組みについて連携を図るため、JPCERT/CC※3およびHIRT※4の協力を得て、グローバルなCSIRT※5のフォーラムであるFIRSTへの加盟を目指してきました。このたびの加盟承認は、TDU-CSIRTにおける組織体制、およびこれまでの活動が加盟基準を満たしたことによるものです。
本学は今回の加盟を機に、他のFIRST加盟団体とも連携して、マルウェア感染や不正アクセス、情報漏えいといったインシデントへの対応だけではなく、人材育成などを含めて、今後のサイバーセキュリティの取り組みをさらに強化していきます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/128963/51/128963-51-16cb837bb4f65eea404814d276cb5b6a-898x594.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京千住キャンパス
※1:2024年4月17日時点
※2:FIRST(The Forum of Incident Response and Security Teams)
信頼関係に結ばれたグローバルなCSIRTフォーラムであり、世界各国の政府機関、法執行機関、学術機関、企業のCSIRTが加盟している。CSIRT同士の情報交換やインシデント対応業務の協力関係を構築する目的で1990年に設置された。2024年5月時点で、110ヵ国、計735チームが加盟しており、日本からは本学を含む45チームが加盟している。
URL:https://www.first.org/
※3:JPCERT/CC(Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center)
国内初のCSIRTで、国際連携CSIRTにあたる。日本で初めてFIRSTに加盟したCSIRTでもある。
URL:https://www.jpcert.or.jp/※4:HIRT(Hitachi Incident Response Team)
国内初の企業系CSIRTで、日立グループの組織内CSIRTにあたる。
URL:https://www.hitachi.co.jp/hirt/
※5:CSIRT(Computer Security Incident Response Team、シーサート)
セキュリティインシデントに対処する組織の総称。サイバーセキュリティについての関連情報や脆弱性に関する情報、サイバー攻撃の情報を収集・分析し、対応方針や手順の策定などを行う。
【参考】TDU- CSIRTは2016年6月、一般社団法人日本シーサート協議会※6に、日本の大学組織として初めて加盟しました。
ニュースリリース「大学初!東京電機大学が日本シーサート協議会へ加盟」(2016年7月1日報道発表)
URL https://www.dendai.ac.jp/news/2016/20160701-02.html
※6:一般社団法人日本シーサート協議会
サイバー攻撃が複雑かつ巧妙になってきたことを受けて、単独のCSIRTでは対処が難しくなってきたことを背景に、異なる団体におけるCSIRT間で連携して、セキュリティインシデントについての情報共有を行い、共通の課題を解決するために設立された組織。