みんなのコード、宮城教育大学教育学部「コンピュータサイエンス(CS)教育」の実践的なカリキュラム策定を支援
[21/09/22]
提供元:PRTIMES
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NPO法人みんなのコードは、本年10月より、国立大学法人宮城教育大学教育学部が同校の学生向けに開講する「情報機器の活用」にて、「コンピュータサイエンス(CS)教育」に関する実践的なカリキュラム策定支援を行ったことを発表。
NPO法人みんなのコード(東京都渋谷区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、本年10月より、国立大学法人宮城教育大学教育学部が同校の学生向けに開講する「情報機器の活用」にて、「コンピュータサイエンス(CS)教育」に関する実践的なカリキュラム策定支援を行ったことをお知らせいたします。
あわせて、講師として長年学校現場にて情報教育を実践してきた、みんなのコード 学校教育支援部 主任講師 竹谷 正明(元東京都公立小学校教員)、同講師 千石 一朗(元東京都公立中学校技術・家庭科 技術分野 教員)の2名と、授業設計サポートとして同じくみんなのコード 講師 永野 直(元千葉県教育委員会指導主事、元千葉県立高等学校教員)が学生の指導にあたります。
[画像: https://prtimes.jp/i/15742/53/resize/d15742-53-29e2d5332913abd67b03-0.jpg ]
本講座は、宮城教育大学教育学部の学生、同大学にて開講する教員免許状更新講習を受講する学生及び教員を対象に、学校現場で行われる情報教育について、コンピュータサイエンスの視点を持って児童・生徒に適切に指導できるよう、基礎的な理解を深める目的で開講されます。
新学習指導要領に基づく、2020年小学校プログラミング教育必須化、2021年中学校、2022年高等学校でのプログラミング教育の本格化、2025年大学入学共通テストへの新教科「情報」の登場など、学校現場での情報活用能力の重要性が高まりつつあります。
特に、GIGAスクール構想で児童・生徒が1人1台の端末を扱うようになった今こそ、情報機器を活用するために「コンピュータはどのようなものであるか」を理解することが求められます。
そこで、宮城教育大学とみんなのコードが、現在、宮城教育大学附属小学校で進めているコンピュータサイエンス教育の実績やノウハウのもとにカリキュラム策定を行いました。義務教育段階におけるコンピュータサイエンス教育に焦点をあて、将来の学校現場での指導に役立つ実践的な情報教育の講座を、大学の教員養成課程にて提供する取組みは、全国でもユニークかつ先進的な取り組みとなります。
本講座の提供にあたっては、日本財団(東京都港区、会長:笹川 陽平)より、「教員養成課程でのコンピュータ・サイエンス講座の開設」事業として、助成いただいています。
実施の背景
みんなのコードは、「子どもたちがデジタルの価値創造者となることで、次の世界を創っていく」をミッションに掲げ、2015年の設立以来、公教育におけるプログラミング教育の普及活動を行ってきました。
プログラミング教育の指導が未経験の教員が効果的な授業を実施できるよう、現役小学校教員向けに「プログラミング教育指導教員養成塾」を開講し、過去3年間でのべ2,100名超が参加。近年は、IT分野のジェンダーギャップの解消を目指し、一般社団法人Waffleと協働で小学校女性教員向けに特化した養成プログラム「SteP」も開設。プログラミング教育にとどまらず、新たな情報教育やコンピュータサイエンス教育のあり方を実践しています。
宮城教育大学は、東北唯一の国立系教員養成大学として、全国に多くの教員を輩出してきました。同校の附属研究機関である宮城教育大学附属小学校では、「コンピュータサイエンスの時間」を設置し、コンピュータについての理解やプログラミング扱う授業を実践するなど、先進的かつ実践的な情報教育を研究・実施しております。
2020年からは、みんなのコードと宮城教育大学附属小学校は、「コンピュータサイエンス(CS)教育」の授業の実践・研究・カリキュラム開発を行う実証研究プロジェクトを実施してきました。同中学校では、技術科を中心にしてコンピュータサイエンスがどのように応用されて問題解決に活かされているのか、指導内容とカリキュラムの検討を始めました。
みんなのコードと宮城教育大学、附属小学校・中学校では、先進的な取り組みを行う一方で、将来教壇を目指す教員養成課程の学生の情報活用能力の習得や、児童・生徒への指導力育成が、将来的な全国の情報教育の底上げにつながると考え、今回、本講座を提供するに至りました。
本講座開始にあたって、宮城教育大学及びみんなのコードのプロジェクトメンバーからのコメント
●宮城教育大学 安藤 明伸 教授
これまでみんなのコードのご支援で宮城教育大学教育学部附属小学校で実践してきたコンピュータサイエンスの授業は、中学校での技術科、高校での情報科で学習する内容につながる貴重な原体験を児童に与えてくれています。学校の先生とみんなのコードのスタッフとでミーティングを重ね、教材や指導方法の研究を続けることで、小学生であってもコンピュータとはどのようなものなのか楽しみながら学べることが明らかになりました。そうした知見を将来教員になる学生たちにも共有し、ICTを単に使わせるだけでなく、コンピュータの特性や、セキュリティなど情報の科学的な理解の上に、指導できる教員になって欲しいと願っています。
●みんなのコード パートナー事業部 プロジェクトリーダー 釜野 由里佳
昨今デジタル化が加速する中で、私たちはコンピュータといかに共存していくかの判断が問われることが多くなりました。そのため、社会に出てからではなく、公教育において、コンピュータとの付き合い方を学ぶことが非常に大切なこととなります。今回、この授業を受講する方々にもその重要性を実感していただき、この先の情報教育の在り方を考えるきっかけにしていただけるよう、尽力いたします。
●みんなのコード 学校教育支援部 主任講師 竹谷 正明
昨年度から宮城教育大学附属小学校でのCS教育をお手伝いする中で、その必要性と可能性を実感していました。今回さらに教員養成段階にも関わる機会をいただき、全国でも先陣を切ったこの取り組みを、実りあるものにできるよう力を尽くしていきたいと思います。
●みんなのコード 学校教育支援部 講師 千石 一朗
これまでコンピュータについての学習は中学校の技術・家庭科 技術分野で主に行われてきましたが、GIGAスクール端末やプログラミング教育の広がりにより、中学技術だけでは指導しきれない部分が増えてきました。校種・教科に関わらず、教壇に立つ多くの先生方にコンピュータの持つ素晴らしさを理解していただき、子どもたちへの指導に活かしていただきたいと思います。
NPO法人みんなのコード(東京都渋谷区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、本年10月より、国立大学法人宮城教育大学教育学部が同校の学生向けに開講する「情報機器の活用」にて、「コンピュータサイエンス(CS)教育」に関する実践的なカリキュラム策定支援を行ったことをお知らせいたします。
あわせて、講師として長年学校現場にて情報教育を実践してきた、みんなのコード 学校教育支援部 主任講師 竹谷 正明(元東京都公立小学校教員)、同講師 千石 一朗(元東京都公立中学校技術・家庭科 技術分野 教員)の2名と、授業設計サポートとして同じくみんなのコード 講師 永野 直(元千葉県教育委員会指導主事、元千葉県立高等学校教員)が学生の指導にあたります。
[画像: https://prtimes.jp/i/15742/53/resize/d15742-53-29e2d5332913abd67b03-0.jpg ]
本講座は、宮城教育大学教育学部の学生、同大学にて開講する教員免許状更新講習を受講する学生及び教員を対象に、学校現場で行われる情報教育について、コンピュータサイエンスの視点を持って児童・生徒に適切に指導できるよう、基礎的な理解を深める目的で開講されます。
新学習指導要領に基づく、2020年小学校プログラミング教育必須化、2021年中学校、2022年高等学校でのプログラミング教育の本格化、2025年大学入学共通テストへの新教科「情報」の登場など、学校現場での情報活用能力の重要性が高まりつつあります。
特に、GIGAスクール構想で児童・生徒が1人1台の端末を扱うようになった今こそ、情報機器を活用するために「コンピュータはどのようなものであるか」を理解することが求められます。
そこで、宮城教育大学とみんなのコードが、現在、宮城教育大学附属小学校で進めているコンピュータサイエンス教育の実績やノウハウのもとにカリキュラム策定を行いました。義務教育段階におけるコンピュータサイエンス教育に焦点をあて、将来の学校現場での指導に役立つ実践的な情報教育の講座を、大学の教員養成課程にて提供する取組みは、全国でもユニークかつ先進的な取り組みとなります。
本講座の提供にあたっては、日本財団(東京都港区、会長:笹川 陽平)より、「教員養成課程でのコンピュータ・サイエンス講座の開設」事業として、助成いただいています。
実施の背景
みんなのコードは、「子どもたちがデジタルの価値創造者となることで、次の世界を創っていく」をミッションに掲げ、2015年の設立以来、公教育におけるプログラミング教育の普及活動を行ってきました。
プログラミング教育の指導が未経験の教員が効果的な授業を実施できるよう、現役小学校教員向けに「プログラミング教育指導教員養成塾」を開講し、過去3年間でのべ2,100名超が参加。近年は、IT分野のジェンダーギャップの解消を目指し、一般社団法人Waffleと協働で小学校女性教員向けに特化した養成プログラム「SteP」も開設。プログラミング教育にとどまらず、新たな情報教育やコンピュータサイエンス教育のあり方を実践しています。
宮城教育大学は、東北唯一の国立系教員養成大学として、全国に多くの教員を輩出してきました。同校の附属研究機関である宮城教育大学附属小学校では、「コンピュータサイエンスの時間」を設置し、コンピュータについての理解やプログラミング扱う授業を実践するなど、先進的かつ実践的な情報教育を研究・実施しております。
2020年からは、みんなのコードと宮城教育大学附属小学校は、「コンピュータサイエンス(CS)教育」の授業の実践・研究・カリキュラム開発を行う実証研究プロジェクトを実施してきました。同中学校では、技術科を中心にしてコンピュータサイエンスがどのように応用されて問題解決に活かされているのか、指導内容とカリキュラムの検討を始めました。
みんなのコードと宮城教育大学、附属小学校・中学校では、先進的な取り組みを行う一方で、将来教壇を目指す教員養成課程の学生の情報活用能力の習得や、児童・生徒への指導力育成が、将来的な全国の情報教育の底上げにつながると考え、今回、本講座を提供するに至りました。
本講座開始にあたって、宮城教育大学及びみんなのコードのプロジェクトメンバーからのコメント
●宮城教育大学 安藤 明伸 教授
これまでみんなのコードのご支援で宮城教育大学教育学部附属小学校で実践してきたコンピュータサイエンスの授業は、中学校での技術科、高校での情報科で学習する内容につながる貴重な原体験を児童に与えてくれています。学校の先生とみんなのコードのスタッフとでミーティングを重ね、教材や指導方法の研究を続けることで、小学生であってもコンピュータとはどのようなものなのか楽しみながら学べることが明らかになりました。そうした知見を将来教員になる学生たちにも共有し、ICTを単に使わせるだけでなく、コンピュータの特性や、セキュリティなど情報の科学的な理解の上に、指導できる教員になって欲しいと願っています。
●みんなのコード パートナー事業部 プロジェクトリーダー 釜野 由里佳
昨今デジタル化が加速する中で、私たちはコンピュータといかに共存していくかの判断が問われることが多くなりました。そのため、社会に出てからではなく、公教育において、コンピュータとの付き合い方を学ぶことが非常に大切なこととなります。今回、この授業を受講する方々にもその重要性を実感していただき、この先の情報教育の在り方を考えるきっかけにしていただけるよう、尽力いたします。
●みんなのコード 学校教育支援部 主任講師 竹谷 正明
昨年度から宮城教育大学附属小学校でのCS教育をお手伝いする中で、その必要性と可能性を実感していました。今回さらに教員養成段階にも関わる機会をいただき、全国でも先陣を切ったこの取り組みを、実りあるものにできるよう力を尽くしていきたいと思います。
●みんなのコード 学校教育支援部 講師 千石 一朗
これまでコンピュータについての学習は中学校の技術・家庭科 技術分野で主に行われてきましたが、GIGAスクール端末やプログラミング教育の広がりにより、中学技術だけでは指導しきれない部分が増えてきました。校種・教科に関わらず、教壇に立つ多くの先生方にコンピュータの持つ素晴らしさを理解していただき、子どもたちへの指導に活かしていただきたいと思います。