11月8日は「いい歯の日」グラクソ・スミスクライン社FDI(国際歯科連盟)で“酸蝕歯”に関する大規模調査を報告〜酸の多い現代の食生活が、歯のエナメル質の摩耗の原因になることが判明〜
[13/11/08]
提供元:PRTIMES
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英国系製薬企業グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区)は、“酸蝕歯”に関する世の中の認知度・理解度向上のための啓発活動を行っています。この度、FDI(World Dental Federation:国際歯科連盟※)が発表した“酸蝕歯”に関する調査を報告いたします。
※FDI・・・WHOにより公式に認められた歯科医師会組織の国際歯科連盟(World Dental Federation)。全世界の歯科医師の情報交換の促進や口腔ケアの啓発を目的としており、毎年世界各地で会議を開催するなどの活動を行なっている。
■欧州における“酸蝕歯”の大規模疫学調査「ESCARCEL」
2013年8月にトルコのイスタンブールで開催されたFDIの世界会議において、食べ物や飲み物に含まれる“酸”によって歯の表面のエナメル質が摩耗する“酸蝕歯”に関する、ESCARCEL(汎ヨーロッパ非う蝕性歯頸部病変及び関連損耗に関する疫学調査)が発表されました。英国グラクソ・スミスクライン社の支援を受けて行われたESCARCELは、欧州地域における“酸蝕歯”に関する調査としては初めて且つ最大規模の疫学調査となります。世界7カ国(英国、イタリア、フランス、スペイン、フィンランド、ラトビア、エストニア)の18歳から35歳の男女3,187名を対象に実施されました。
【主要な調査結果】
●調査対象の酸蝕罹患率は29.4%、3人に1人が“酸蝕歯”
●酸蝕罹患率は18歳から25歳よりも、26歳から35歳の年齢層の方が高く、年齢を重ねるとともにエナメル質の摩耗が進む
●頻繁に酸性度の高いものを摂取している人は、酸蝕のリスクが高い
●胸やけ、逆流性胃炎等で頻繁に嘔吐を繰り返している人は、酸蝕のリスクが高い
3人に1人が“酸蝕歯”
今回の調査によって、調査対象者の29.4%、3人に1人が“酸蝕歯”ということがわかりました。また、18歳から25歳よりも、26歳から35歳の人の方が酸蝕罹患率は高いということがわかり、年齢を重ねるとともにエナメル質の摩耗が進むことが判明しました。
酸の多い現代の食生活が歯のエナメル質の摩耗の原因になることが明らかに
“酸蝕歯”の主な原因のひとつは、酸性度の高い食べ物や飲料の頻繁な摂取にあります。今回の調査では、酸性度の高い食事を多く摂る人は、エナメル質の摩耗の度合いがより高いことがわかりました。また、胸やけ、胃食道逆流症(逆流性食道炎)により、繰り返し嘔吐する人もエナメル質の摩耗の度合いが高いこともわかりました。
果物やフルーツジュース、サラダドレッシング、レモンを浮かべたスパークリングウォーター、ワイン、炭酸飲料など、健康的といわれる飲食物には酸が多く含まれる傾向があります。同調査では、1日2回果物を摂取するだけで、エナメル質にとってリスクであることもわかりました。
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【あなたは大丈夫?“酸蝕歯”をご存知ですか?】
“酸蝕歯”とは、歯のエナメル質が次第にやわらかくなって、溶けやすくなったり、削れやすくなったりすることで、その原因の多くは現代の食生活に含まれる酸です。また胸やけや逆流性食道炎などによる胃酸の逆流などでも起こります。“酸蝕歯”によって失われたエナメル質や象牙質は、元には戻りません。さらに、“酸蝕歯”は時間とともに進行するので、毎日の食物や飲料に入っている酸から歯を守り、早くから歯のエナメル質のケアをする必要があります。
“酸蝕歯”の初期の兆候として、歯がもろくなる、薄くなる、透けて見える、黄ばんで見える、くすむ、などがありますが、自分では判断しにくいため、歯科医への相談をおすすめします。
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■日本初の“酸蝕歯” を含むToothWear※に関する調査を報告!
近年の歯科予防意識の高まりで、日本人の残存歯数は増加傾向にある一方、新たな問題点として“酸蝕歯”が挙げられています。日本では“酸蝕歯”についての大規模な調査データが存在していませんでした。2013年10月に開催された日本歯科保存学会において、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野の北迫勇一先生が、日本初の“酸蝕歯” を含むToothWearに関する疫学調査結果を報告しました。この調査は平均年齢48.3歳の1,012人(男性497人,女性515人)を対象に実施されました。
※ToothWear・・・酸蝕歯や歯の咬耗・摩耗など、ムシ歯以外の歯が溶けたり欠けたりする状態のこと。
【主要な調査結果】
●本調査における酸蝕罹患率は25.7%、4人に1人が“酸蝕歯”
●歯種・歯面によってエナメル質のすり減りの状態が異なる
4人に1人が“酸蝕歯”
今回の調査では、調査対象者の25.7%、4人に1人が“酸蝕歯”であるということがわかりました。また、年齢別の罹患率では、10代から20代で約30%を示し、その後経年的に減少しますが、60代で一度増加する傾向を認めました。
一方、咬耗・摩耗も含めたTooth Wear罹患状況では、歯種別比較において下顎前歯部に、歯面別比較では切縁・咬合面に多く確認され、歯種及び歯面によってエナメル質のすり減りの状態が異なることもわかりました。
さらに、酸蝕と他の疾患との混在について、歯面別に観察した結果、歯頚部では酸蝕とう蝕との混在および酸蝕と咬耗・摩耗との混在、頬側・唇側では酸蝕と摩耗との混在、切縁・咬合面では酸蝕と咬耗・摩耗との混在が認められました。なお、舌側・口蓋側では、半数を超える症例で逆流性食道炎との関連所見が認められました。
【用語一覧】
咬耗…歯と歯がかみ合う摩擦により、歯の一部が消耗すること。
摩耗…すり減ること。
歯種…切歯(上顎と下顎の歯並びの中央部(最前部)にある2対の歯)や犬歯などの歯の種類。
下顎前歯部…下顎の前歯部分。
歯面…歯の外側や内側などの面。
切縁…前歯の先のこと。主に物を噛み切る機能を担う。
咬合面…上下の歯が咬み合う面。咬合面の上下の歯を咬合させて咀嚼する。
歯頚部…歯の歯冠と歯根の境目。
う蝕…ムシ歯。
口蓋…口腔の上壁。
◆「PROエナメル」製品概要◆-------------------------------------------------
毎日の食生活に含まれる酸による歯のダメージ(=酸蝕歯)に着目した歯磨剤「PROエナメル」は、毎日のハミガキで酸のリスクからエナメル質を守ります。独自のエナメルプロテクション処方で、エナメル質を強く硬くし、ムシ歯を予防。知覚過敏で歯がシミるのも防ぎます。
商品名:
「PROエナメル デイリーエナメルケア」 (医薬部外品)
「PROエナメル やさしくホワイトニングエナメルケア」 (医薬部外品)
販売名:
シュミテクトPE
シュミテクトPW
効能・効果: ムシ歯を防ぐ。歯がシミるのを防ぐ。歯を白くする。
製造販売元: グラクソ・スミスクライン株式会社
発売元: アース製薬株式会社
希望小売価格: オープン価格(90g)/消費税別
販売先: 全国の薬局・薬店、スーパー、ホームセンターなど
製品サイト: http://pro-enamel.jp
お問い合わせ窓口: 03-6672-6202
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参考文献
i. Bourgeois, D. et al. Is Dental Erosion and Dentine Hypersensitivity a Public Health Problem: Rationale of the European Collaborative Study. Presented at 101st FDI Annual World Dental Congress, 28 ? 31st August 2013, Istanbul, Turkey.
ESCARCEL研究情報
2010年にグラクソ・スミスクライン社の支援を受け、「汎ヨーロッパ非う蝕性歯頸部病変及び関連損耗に関する疫学調査」が行われました。
本研究「ESCARCEL」は、この種の研究としては初めて且つ最大規模のものです。対象はヨーロッパ7ヶ国の成人で、標準化した臨床上の指標を用い、下記について理解を深める目的で行われました。
・歯の損耗の出現率
・象牙質知覚過敏症の罹患率
・歯の損耗に至るリスクを増やす要因
・歯の損耗と象牙質知覚過敏症の関係
18歳から35歳までの男女合計3,187人が、歯の損耗、象牙質知覚過敏、歯茎の健康に関する調査のため、英国、イタリア、フランス、スペイン、フィンランド、ラトビア、エストニアで参加登録をしました。リスク要因に関するデータは、アンケートによって収集されました。
本研究は、ヨーロッパ第一線の専門家からなる学術委員会により設計されたものです。
・Denis Bourgeois 教授(研究代表者)公衆衛生、疫学研究専門家(フランス)
・Adrian Lussi 教授 酸蝕歯専門家(スイス)
・David Bartlett 教授 酸蝕歯専門家(英国)
・Nicola West 教授 象牙質知覚過敏症専門家(英国)
・Mariano Sanz教授 歯茎の健康の専門家(スペイン)
・Philippe Bouchard教授 歯茎の健康の専門家(フランス)
※FDI・・・WHOにより公式に認められた歯科医師会組織の国際歯科連盟(World Dental Federation)。全世界の歯科医師の情報交換の促進や口腔ケアの啓発を目的としており、毎年世界各地で会議を開催するなどの活動を行なっている。
■欧州における“酸蝕歯”の大規模疫学調査「ESCARCEL」
2013年8月にトルコのイスタンブールで開催されたFDIの世界会議において、食べ物や飲み物に含まれる“酸”によって歯の表面のエナメル質が摩耗する“酸蝕歯”に関する、ESCARCEL(汎ヨーロッパ非う蝕性歯頸部病変及び関連損耗に関する疫学調査)が発表されました。英国グラクソ・スミスクライン社の支援を受けて行われたESCARCELは、欧州地域における“酸蝕歯”に関する調査としては初めて且つ最大規模の疫学調査となります。世界7カ国(英国、イタリア、フランス、スペイン、フィンランド、ラトビア、エストニア)の18歳から35歳の男女3,187名を対象に実施されました。
【主要な調査結果】
●調査対象の酸蝕罹患率は29.4%、3人に1人が“酸蝕歯”
●酸蝕罹患率は18歳から25歳よりも、26歳から35歳の年齢層の方が高く、年齢を重ねるとともにエナメル質の摩耗が進む
●頻繁に酸性度の高いものを摂取している人は、酸蝕のリスクが高い
●胸やけ、逆流性胃炎等で頻繁に嘔吐を繰り返している人は、酸蝕のリスクが高い
3人に1人が“酸蝕歯”
今回の調査によって、調査対象者の29.4%、3人に1人が“酸蝕歯”ということがわかりました。また、18歳から25歳よりも、26歳から35歳の人の方が酸蝕罹患率は高いということがわかり、年齢を重ねるとともにエナメル質の摩耗が進むことが判明しました。
酸の多い現代の食生活が歯のエナメル質の摩耗の原因になることが明らかに
“酸蝕歯”の主な原因のひとつは、酸性度の高い食べ物や飲料の頻繁な摂取にあります。今回の調査では、酸性度の高い食事を多く摂る人は、エナメル質の摩耗の度合いがより高いことがわかりました。また、胸やけ、胃食道逆流症(逆流性食道炎)により、繰り返し嘔吐する人もエナメル質の摩耗の度合いが高いこともわかりました。
果物やフルーツジュース、サラダドレッシング、レモンを浮かべたスパークリングウォーター、ワイン、炭酸飲料など、健康的といわれる飲食物には酸が多く含まれる傾向があります。同調査では、1日2回果物を摂取するだけで、エナメル質にとってリスクであることもわかりました。
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【あなたは大丈夫?“酸蝕歯”をご存知ですか?】
“酸蝕歯”とは、歯のエナメル質が次第にやわらかくなって、溶けやすくなったり、削れやすくなったりすることで、その原因の多くは現代の食生活に含まれる酸です。また胸やけや逆流性食道炎などによる胃酸の逆流などでも起こります。“酸蝕歯”によって失われたエナメル質や象牙質は、元には戻りません。さらに、“酸蝕歯”は時間とともに進行するので、毎日の食物や飲料に入っている酸から歯を守り、早くから歯のエナメル質のケアをする必要があります。
“酸蝕歯”の初期の兆候として、歯がもろくなる、薄くなる、透けて見える、黄ばんで見える、くすむ、などがありますが、自分では判断しにくいため、歯科医への相談をおすすめします。
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■日本初の“酸蝕歯” を含むToothWear※に関する調査を報告!
近年の歯科予防意識の高まりで、日本人の残存歯数は増加傾向にある一方、新たな問題点として“酸蝕歯”が挙げられています。日本では“酸蝕歯”についての大規模な調査データが存在していませんでした。2013年10月に開催された日本歯科保存学会において、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学分野の北迫勇一先生が、日本初の“酸蝕歯” を含むToothWearに関する疫学調査結果を報告しました。この調査は平均年齢48.3歳の1,012人(男性497人,女性515人)を対象に実施されました。
※ToothWear・・・酸蝕歯や歯の咬耗・摩耗など、ムシ歯以外の歯が溶けたり欠けたりする状態のこと。
【主要な調査結果】
●本調査における酸蝕罹患率は25.7%、4人に1人が“酸蝕歯”
●歯種・歯面によってエナメル質のすり減りの状態が異なる
4人に1人が“酸蝕歯”
今回の調査では、調査対象者の25.7%、4人に1人が“酸蝕歯”であるということがわかりました。また、年齢別の罹患率では、10代から20代で約30%を示し、その後経年的に減少しますが、60代で一度増加する傾向を認めました。
一方、咬耗・摩耗も含めたTooth Wear罹患状況では、歯種別比較において下顎前歯部に、歯面別比較では切縁・咬合面に多く確認され、歯種及び歯面によってエナメル質のすり減りの状態が異なることもわかりました。
さらに、酸蝕と他の疾患との混在について、歯面別に観察した結果、歯頚部では酸蝕とう蝕との混在および酸蝕と咬耗・摩耗との混在、頬側・唇側では酸蝕と摩耗との混在、切縁・咬合面では酸蝕と咬耗・摩耗との混在が認められました。なお、舌側・口蓋側では、半数を超える症例で逆流性食道炎との関連所見が認められました。
【用語一覧】
咬耗…歯と歯がかみ合う摩擦により、歯の一部が消耗すること。
摩耗…すり減ること。
歯種…切歯(上顎と下顎の歯並びの中央部(最前部)にある2対の歯)や犬歯などの歯の種類。
下顎前歯部…下顎の前歯部分。
歯面…歯の外側や内側などの面。
切縁…前歯の先のこと。主に物を噛み切る機能を担う。
咬合面…上下の歯が咬み合う面。咬合面の上下の歯を咬合させて咀嚼する。
歯頚部…歯の歯冠と歯根の境目。
う蝕…ムシ歯。
口蓋…口腔の上壁。
◆「PROエナメル」製品概要◆-------------------------------------------------
毎日の食生活に含まれる酸による歯のダメージ(=酸蝕歯)に着目した歯磨剤「PROエナメル」は、毎日のハミガキで酸のリスクからエナメル質を守ります。独自のエナメルプロテクション処方で、エナメル質を強く硬くし、ムシ歯を予防。知覚過敏で歯がシミるのも防ぎます。
商品名:
「PROエナメル デイリーエナメルケア」 (医薬部外品)
「PROエナメル やさしくホワイトニングエナメルケア」 (医薬部外品)
販売名:
シュミテクトPE
シュミテクトPW
効能・効果: ムシ歯を防ぐ。歯がシミるのを防ぐ。歯を白くする。
製造販売元: グラクソ・スミスクライン株式会社
発売元: アース製薬株式会社
希望小売価格: オープン価格(90g)/消費税別
販売先: 全国の薬局・薬店、スーパー、ホームセンターなど
製品サイト: http://pro-enamel.jp
お問い合わせ窓口: 03-6672-6202
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参考文献
i. Bourgeois, D. et al. Is Dental Erosion and Dentine Hypersensitivity a Public Health Problem: Rationale of the European Collaborative Study. Presented at 101st FDI Annual World Dental Congress, 28 ? 31st August 2013, Istanbul, Turkey.
ESCARCEL研究情報
2010年にグラクソ・スミスクライン社の支援を受け、「汎ヨーロッパ非う蝕性歯頸部病変及び関連損耗に関する疫学調査」が行われました。
本研究「ESCARCEL」は、この種の研究としては初めて且つ最大規模のものです。対象はヨーロッパ7ヶ国の成人で、標準化した臨床上の指標を用い、下記について理解を深める目的で行われました。
・歯の損耗の出現率
・象牙質知覚過敏症の罹患率
・歯の損耗に至るリスクを増やす要因
・歯の損耗と象牙質知覚過敏症の関係
18歳から35歳までの男女合計3,187人が、歯の損耗、象牙質知覚過敏、歯茎の健康に関する調査のため、英国、イタリア、フランス、スペイン、フィンランド、ラトビア、エストニアで参加登録をしました。リスク要因に関するデータは、アンケートによって収集されました。
本研究は、ヨーロッパ第一線の専門家からなる学術委員会により設計されたものです。
・Denis Bourgeois 教授(研究代表者)公衆衛生、疫学研究専門家(フランス)
・Adrian Lussi 教授 酸蝕歯専門家(スイス)
・David Bartlett 教授 酸蝕歯専門家(英国)
・Nicola West 教授 象牙質知覚過敏症専門家(英国)
・Mariano Sanz教授 歯茎の健康の専門家(スペイン)
・Philippe Bouchard教授 歯茎の健康の専門家(フランス)