サステナビリティ分野のパイオニア企業、アルカンターラ2015年度業績、売上高33.5%増の1億6,500万ユーロで過去最高達成
[16/06/17]
提供元:PRTIMES
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COP21による「2050年までのカーボン・ニュートラル」目標は2009年に達成済
イタリアの高級カバーリング・メーカー、アルカンターラ社(本社:イタリア・ミラノ市)は、この度2015年度の業績を発表しました。2015年の売上高は前年比33.5パーセントの増加で、1億6,500万ユーロに達しました。これは、アルカンターラ社が設立して以来最高となりました。また事業地域もいっそうグローバル化を進めています。サステナビリティに真摯に取り組んできた同社は、COP21による「2050年までのカーボン・ニュートラル」目標を2009年にすでにクリアしており、好業績は、サステナビリティ分野への取り組みにあることが実証されました。
危機に対する答えは、コスト削減や短期的な効率性向上、応急措置などではなく、しっかりとした戦略的ビジョンにある――これが2008年から2009年にかけて国際的な景気後退のもっとも深刻だった時期に、アルカンターラ社が考えたことでした。守りを固めるのではなくサステナビリティに投資し、このテーマを競争戦略の軸に据えたのです。こうしてパリ会議(COP21*1)が2050年を目途として定めた目標、つまりカーボン・ニュートラルという条件を2009年に早くもクリアしました。
アルカンターラが意識的に行ったカーボン・ニュートラルという経営・事業上の選択は、現実にも成果をもたらしており、同社はメイド・イン・イタリアの高級製品を世界に広める存在として、国際的な景気回復の最初の波にうまく乗ることができました。受身で、過剰に保守的な会社経営方針のために多数の企業が苦戦する中、アルカンターラは上昇の兆しをつかみ、結果としてブランド及び市場におけるプレゼンスにおいて価値を増大させてきた戦略がさらに力となっています。
2015年の売上高は33.5パーセントの増加で1億6,500万ユーロに達し、さらに事業地域もいっそうグローバル化を進行させています。2015年には特に中国と米国の市場が成長、両国はそれぞれ会社全体の売上の13.7パーセント、13.3パーセントを占めています。一方ヨーロッパは従来からの中心的な役割(66.3パーセント)を維持、また日本でも製品普及の兆候が出てきています。重要市場でのシェア獲得、そして事業とブランド双方のグローバル化を果たした後も、生産は常にイタリアでのみ行ってきました。ブランド価値の増大につながったこの選択はサステナビリティへの取り組みとも一致しており、さらに雇用の面でもきわめて良好な影響を生んでいます――事実、従業員数は昨年度の468人から518人に増大、2016年の目標570人も達成の見込みです。
これらの数字は、2009年以来アルカンターラが競争戦略の軸としてきたサステナビリティへの取り組みが、企業のエコファイナンス上の目的と対立するものではなく、むしろそれに貢献するものであることを証明しています。アルカンターラS.p.A.の会長兼CEOアンドレア・ボラーニョは次のように述べています。「最終ユーザー、企業担当者の両方から、サステナブルな企業活動を求める声があり、これは今後さらに強まっていくはずです」。環境に対するサステナビリティは、企業価値のひとつの要素になったのです。ボラーニョ会長兼CEOはこう表現しました。「それはアルカンターラの事業の進め方と、市場ポジションにも影響を与える可能性があります。2009年の方針転換には組織全体による強力な取り組みが必要でした――工場から研究開発センター、最上層の本社機能までです。全部門がただちにこの大きなプロジェクトに参加し、以来サステナビリティは当社の競争戦略のひとつの柱となりました」
最近のパリ気候変動枠組条約締結国会議(COP21)では、交渉のテーブルに着いた200か国の重要目標として、2050年までにカーボン・ニュートラルの実現を定めています。この野心的な目標、カーボン・ニュートラル状態を、アルカンターラは2009年にイタリア企業として初めて達成しています。アルカンターラは誠実性と先見性を合わせ持った数少ない企業であるといえます。
アルカンターラは2009年に企業活動から発生するCO2排出量を測定した後、さまざまな方策によって環境への影響を大幅に減らし、CO2排出量を49パーセント削減することができました。特に重要な方策は生産構造、生産機器、エネルギー調達システムなどの近代化、産業廃棄物の回収、及び納入業者をトレースの明確な欧州地域に限定することでした。
現在の技術では、2009年に大きく削減した排出量をこれ以上減らすことはできません。アルカンターラでは排出量ゼロを実現するために、は毎年、国連が後援する国際的な相殺プロジェクトに参加することにより、残りの削減不可能な排出量を相殺しています。これらプロジェクトの目的は、世界の特に貧しく問題の多い地域に再生可能エネルギーの利用を広めることです。それだけではありません――これらプロジェクトはまた、もっとも開発が遅れている貧しい地域、また気候変動の影響を最初に受ける地域において雇用の創出、電力の普及、教育の推進など生活条件全般の改善に役だっています。
今や国際政治の中心的議題となっているカーボン・ニュートラルという目標は、すでに6年前からアルカンターラの歴史の一部となっています。それ以来、同社は事業活動から発生する排出量をさらに減らすよう常に取り組んでいます。2015年には総投資額の64パーセントがサステナビリティ関連の活動に向けられました(2014年の数字は約74パーセントでした)。
(*1)COP21=国連気候変動枠組条約第21回締約国会議
*この発表はグローバルのものです。
アルカンターラとは:
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリアの品質を誇る最高級素材を提供しています。アルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であり、独自技術により生み出されたアルカンターラ(R) (Alcantara(R))は、他にはない優れた感覚性、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的な素材です。驚くべき多様性を持つアルカンターラは、ファッションおよびアクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、コンシューマ・エレクトロニクスなどさまざまな分野で一流ブランドに選ばれています。こうした特性、またサステナビリティ(持続可能性)についての真摯な取り組みや認証取得によって、アルカンターラは現代的なライフスタイルの象徴となっています――それは環境を尊重しながら、毎日使うもののよさを追求したい人のためのライフスタイルです。アルカンターラは企業活動全般からの二酸化炭素排出量について、全量の測定・削減・相殺に成功し、2009年に「カーボン・ニュートラル」認証を取得しました。またサステナビリティ分野における企業の取組みを示すために、国際機関であるテュフズード(TUV SUD)の認証を受けた独自の『サステナビリティ・レポート』を毎年公表しています(同社ウェブサイトからもダウンロードできます)。本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の代表的な街であるネラ・モントロにあります。
アルカンターラホームページ(日本語): http://www.alcantara.com/ja/index.do
アルカンターラホームページ(日本語・サイトマップ): http://www.alcantara.com/ja/sitemap/index.do
アルカンターラホームページ(イタリア語):www.alcantara.com
アルカンターラ You Tube チャンネル(日本語):http://www.youtube.com/user/AlcantaraJapan
国際規格の取得認証:
UNI EN ISO 9001:2008年取得認証 品質マネージメントシステムの国際規格
ISO/TS 16949:2009年取得認証 自動車産業に特化した品質マネージメントシステムの国際規格
UNI EN ISO 14001:2004年取得認証 環境マネージメントシステムの国際規格適合を示す認証
エコテックススタンダード100:1994年取得認証 製品との接触が人体に害を与えないことを保証
Authenticity認証: インテリアデザイン業界で制定された正規品であることを保証する認証
SA8000認証:2008年3月認証取得 社会的説明責任へのコミットを実証する国際規格
カーボン・ニュートラル認証:2010年取得認証 二酸化炭素排出を環境プロジェクト支援によりゼロ化
イタリアの高級カバーリング・メーカー、アルカンターラ社(本社:イタリア・ミラノ市)は、この度2015年度の業績を発表しました。2015年の売上高は前年比33.5パーセントの増加で、1億6,500万ユーロに達しました。これは、アルカンターラ社が設立して以来最高となりました。また事業地域もいっそうグローバル化を進めています。サステナビリティに真摯に取り組んできた同社は、COP21による「2050年までのカーボン・ニュートラル」目標を2009年にすでにクリアしており、好業績は、サステナビリティ分野への取り組みにあることが実証されました。
危機に対する答えは、コスト削減や短期的な効率性向上、応急措置などではなく、しっかりとした戦略的ビジョンにある――これが2008年から2009年にかけて国際的な景気後退のもっとも深刻だった時期に、アルカンターラ社が考えたことでした。守りを固めるのではなくサステナビリティに投資し、このテーマを競争戦略の軸に据えたのです。こうしてパリ会議(COP21*1)が2050年を目途として定めた目標、つまりカーボン・ニュートラルという条件を2009年に早くもクリアしました。
アルカンターラが意識的に行ったカーボン・ニュートラルという経営・事業上の選択は、現実にも成果をもたらしており、同社はメイド・イン・イタリアの高級製品を世界に広める存在として、国際的な景気回復の最初の波にうまく乗ることができました。受身で、過剰に保守的な会社経営方針のために多数の企業が苦戦する中、アルカンターラは上昇の兆しをつかみ、結果としてブランド及び市場におけるプレゼンスにおいて価値を増大させてきた戦略がさらに力となっています。
2015年の売上高は33.5パーセントの増加で1億6,500万ユーロに達し、さらに事業地域もいっそうグローバル化を進行させています。2015年には特に中国と米国の市場が成長、両国はそれぞれ会社全体の売上の13.7パーセント、13.3パーセントを占めています。一方ヨーロッパは従来からの中心的な役割(66.3パーセント)を維持、また日本でも製品普及の兆候が出てきています。重要市場でのシェア獲得、そして事業とブランド双方のグローバル化を果たした後も、生産は常にイタリアでのみ行ってきました。ブランド価値の増大につながったこの選択はサステナビリティへの取り組みとも一致しており、さらに雇用の面でもきわめて良好な影響を生んでいます――事実、従業員数は昨年度の468人から518人に増大、2016年の目標570人も達成の見込みです。
これらの数字は、2009年以来アルカンターラが競争戦略の軸としてきたサステナビリティへの取り組みが、企業のエコファイナンス上の目的と対立するものではなく、むしろそれに貢献するものであることを証明しています。アルカンターラS.p.A.の会長兼CEOアンドレア・ボラーニョは次のように述べています。「最終ユーザー、企業担当者の両方から、サステナブルな企業活動を求める声があり、これは今後さらに強まっていくはずです」。環境に対するサステナビリティは、企業価値のひとつの要素になったのです。ボラーニョ会長兼CEOはこう表現しました。「それはアルカンターラの事業の進め方と、市場ポジションにも影響を与える可能性があります。2009年の方針転換には組織全体による強力な取り組みが必要でした――工場から研究開発センター、最上層の本社機能までです。全部門がただちにこの大きなプロジェクトに参加し、以来サステナビリティは当社の競争戦略のひとつの柱となりました」
最近のパリ気候変動枠組条約締結国会議(COP21)では、交渉のテーブルに着いた200か国の重要目標として、2050年までにカーボン・ニュートラルの実現を定めています。この野心的な目標、カーボン・ニュートラル状態を、アルカンターラは2009年にイタリア企業として初めて達成しています。アルカンターラは誠実性と先見性を合わせ持った数少ない企業であるといえます。
アルカンターラは2009年に企業活動から発生するCO2排出量を測定した後、さまざまな方策によって環境への影響を大幅に減らし、CO2排出量を49パーセント削減することができました。特に重要な方策は生産構造、生産機器、エネルギー調達システムなどの近代化、産業廃棄物の回収、及び納入業者をトレースの明確な欧州地域に限定することでした。
現在の技術では、2009年に大きく削減した排出量をこれ以上減らすことはできません。アルカンターラでは排出量ゼロを実現するために、は毎年、国連が後援する国際的な相殺プロジェクトに参加することにより、残りの削減不可能な排出量を相殺しています。これらプロジェクトの目的は、世界の特に貧しく問題の多い地域に再生可能エネルギーの利用を広めることです。それだけではありません――これらプロジェクトはまた、もっとも開発が遅れている貧しい地域、また気候変動の影響を最初に受ける地域において雇用の創出、電力の普及、教育の推進など生活条件全般の改善に役だっています。
今や国際政治の中心的議題となっているカーボン・ニュートラルという目標は、すでに6年前からアルカンターラの歴史の一部となっています。それ以来、同社は事業活動から発生する排出量をさらに減らすよう常に取り組んでいます。2015年には総投資額の64パーセントがサステナビリティ関連の活動に向けられました(2014年の数字は約74パーセントでした)。
(*1)COP21=国連気候変動枠組条約第21回締約国会議
*この発表はグローバルのものです。
アルカンターラとは:
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリアの品質を誇る最高級素材を提供しています。アルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であり、独自技術により生み出されたアルカンターラ(R) (Alcantara(R))は、他にはない優れた感覚性、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的な素材です。驚くべき多様性を持つアルカンターラは、ファッションおよびアクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、コンシューマ・エレクトロニクスなどさまざまな分野で一流ブランドに選ばれています。こうした特性、またサステナビリティ(持続可能性)についての真摯な取り組みや認証取得によって、アルカンターラは現代的なライフスタイルの象徴となっています――それは環境を尊重しながら、毎日使うもののよさを追求したい人のためのライフスタイルです。アルカンターラは企業活動全般からの二酸化炭素排出量について、全量の測定・削減・相殺に成功し、2009年に「カーボン・ニュートラル」認証を取得しました。またサステナビリティ分野における企業の取組みを示すために、国際機関であるテュフズード(TUV SUD)の認証を受けた独自の『サステナビリティ・レポート』を毎年公表しています(同社ウェブサイトからもダウンロードできます)。本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の代表的な街であるネラ・モントロにあります。
アルカンターラホームページ(日本語): http://www.alcantara.com/ja/index.do
アルカンターラホームページ(日本語・サイトマップ): http://www.alcantara.com/ja/sitemap/index.do
アルカンターラホームページ(イタリア語):www.alcantara.com
アルカンターラ You Tube チャンネル(日本語):http://www.youtube.com/user/AlcantaraJapan
国際規格の取得認証:
UNI EN ISO 9001:2008年取得認証 品質マネージメントシステムの国際規格
ISO/TS 16949:2009年取得認証 自動車産業に特化した品質マネージメントシステムの国際規格
UNI EN ISO 14001:2004年取得認証 環境マネージメントシステムの国際規格適合を示す認証
エコテックススタンダード100:1994年取得認証 製品との接触が人体に害を与えないことを保証
Authenticity認証: インテリアデザイン業界で制定された正規品であることを保証する認証
SA8000認証:2008年3月認証取得 社会的説明責任へのコミットを実証する国際規格
カーボン・ニュートラル認証:2010年取得認証 二酸化炭素排出を環境プロジェクト支援によりゼロ化