最小の機器構成で最大の発電量を実現する、「完全自家消費」対応の太陽光発電用パワーコンディショナー「KPW-A-2」発売
[20/03/30]
提供元:PRTIMES
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オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長CEO: 山田義仁)は、事業者が太陽光で発電した電力を売電することなく自身で全て消費する、完全自家消費に対応したパワーコンディショナー(パワコン)「KPW-A-2」を6月より発売します。業界初、コントローラーなど、完全自家消費を実現するために必要な機能を内蔵することで、システム構成の最小化*?を実現しました。さらに、消費電力に対して発電電力を99%程度の高精度で追従して高速に制御する*?技術をパワコンに搭載することで、従来は抑制して設定していた発電電力を最大化*?します。オムロンは、本パワコンの提供によって、太陽光発電の完全自家消費を推進し、送電網(電力系統)に負担をかけない再生エネルギー(再エネ)の普及を進め、持続可能な社会づくりに貢献します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-544448-5.png ]
近年、事業運営に必要なエネルギーを100%再エネで賄うことを目標とするRE100*?の取り組みや、ESG投資を通じた事業機会の増加により、再エネを活用する企業が増えています。このような中、全量売電型の太陽光発電の普及により、売電した電力を受け入れる電力の送電網(電力系統)の空き容量がなくなってきていることが再エネ活用の課題となっており、送電網に空き容量がなくても太陽光発電システムが設置可能な完全自家消費型が注目されています。一方、一般的な完全自家消費の発電システムは、発電電力が消費電力を超えて電力系統に流出することを防ぐため、消費電力に対して発電電力を約10%以上抑制するように設定することが一般的です。そのため、発電した電力を最大限活用することが困難でした。また、完全自家消費の発電システムは必要な機器点数が多く、配線も複雑なため、設置コストが大きくなることがシステム導入の障壁でした。
今回発売する「KPW-A-2」は、消費電力に高速・高精度に追従して発電電力を制御することで、従来抑制していた発電電力の上限を、消費電力に対して最大で99%程度まで高めることが可能となりました。また、RPR*?やコントローラなどの周辺機器の機能を内蔵したことで、機器構成を最小化し、配線・設定工数などの設置コストの削減が可能となります。加えて、同時に発売する自家消費用ゲートウェイボックス「KP-GWSC-A」と接続することにより、パワコンの稼働状況や異常要因を遠隔監視でき、専門技術者が設置現場に駆け付ける回数を減らすことができるため、メンテナンスコストの低減が見込まれます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-547394-3.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-809053-2.jpg ]
オムロンは、出資企業、株式会社NTTスマイルエナジーと協業し、需要家の初期投資が不要なPPAモデル*?での本パワコンの活用も見込んでいます。NTTスマイルエナジーを通じた本パワコンによるPPAビジネスの仕組みも提供してまいります。
オムロンは、パワコンや蓄電池などの商品を通じて、太陽光発電の自家消費推進や再エネ活用に取り組み、持続可能な社会づくりに貢献します。
<主な特長>
● 最小構成での完全自家消費の実現:RPR機能や負荷追従制御機能をパワコン本体に搭載することで、RPRとコントローラが不要に。機器構成が最小限になるため、設計・配線・設置が簡素化できます。
● 高速制御による最大発電の実現:消費電力を超えないように発電電力を高速に制御するので、逆潮流によるRPRが作動せず、復旧作業や面倒なパラメータ設定は不要になります。この追従制御技術により、送電網(電力系統)への流出を防ぐためのRPR作動による発電停止を回避し、電気技術資格者の対応が必要な復旧コストの抑制が期待できます。
● 多様な自家消費システムの実現:低圧受電から高圧受電での単相負荷に加え、三相負荷に対する負荷追従制御が可能で、太陽光パネル容量で10-100kWまでの多様な自家消費システムに対応できます。
※低圧受電の単相線または高圧受電二次側・単相線にCT接続する場合の、高速・高精度負荷追従技術や、RPR機能・負荷追従制御をパワーコンディショナー本体に搭載する構成などについては、特許出願中です。
*¹最小化:2020年3月現在、オムロン調べ(低圧又は高圧受電で単相負荷に対して負荷追従制御を行う完全自家消費システムを構成する機器点数)
*²追従して制御:発電可能電力が消費電力を超えるときに、消費電力に合わせて発電電力を抑制すること
*³最大化:2020年3月現在、オムロン調べ(太陽光パネル搭載容量・設置場所・電力消費パターンが同一の条件で完全自家消費をする場合の発電電力量))
*?RE100:Renewable Energy 100%の略で、事業者が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的な構想
*?RPR:発電電力の送電網(電力系統)への流出を検知し、流出を止める逆電力保護継電器
*?PPAモデル:Power Purchase Agreement(需要家と発電事業者の間で締結する電力購入契約)の略で、発電事業者が太陽光発電システムを無償設置し、需要家は発電した電気の電気代等を支払って消費するビジネスモデル
製品仕様
完全自家消費対応パワーコンディショナー
[画像4: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-762682-6.png ]
自家消費用ゲートウェイボックス
[画像5: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-631901-7.png ]
※仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります。
オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、社会システム、ヘルスケア、環境など多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約30,000名の社員を擁し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、 https://www.omron.co.jp/ をご参照ください。
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
オムロン株式会社
ブランドコミュニケーション部
TEL: 075-344-7175
■お客様からのお問合せ先
オムロン株式会社
環境事業本部
TEL:077-565-6910
[画像1: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-544448-5.png ]
近年、事業運営に必要なエネルギーを100%再エネで賄うことを目標とするRE100*?の取り組みや、ESG投資を通じた事業機会の増加により、再エネを活用する企業が増えています。このような中、全量売電型の太陽光発電の普及により、売電した電力を受け入れる電力の送電網(電力系統)の空き容量がなくなってきていることが再エネ活用の課題となっており、送電網に空き容量がなくても太陽光発電システムが設置可能な完全自家消費型が注目されています。一方、一般的な完全自家消費の発電システムは、発電電力が消費電力を超えて電力系統に流出することを防ぐため、消費電力に対して発電電力を約10%以上抑制するように設定することが一般的です。そのため、発電した電力を最大限活用することが困難でした。また、完全自家消費の発電システムは必要な機器点数が多く、配線も複雑なため、設置コストが大きくなることがシステム導入の障壁でした。
今回発売する「KPW-A-2」は、消費電力に高速・高精度に追従して発電電力を制御することで、従来抑制していた発電電力の上限を、消費電力に対して最大で99%程度まで高めることが可能となりました。また、RPR*?やコントローラなどの周辺機器の機能を内蔵したことで、機器構成を最小化し、配線・設定工数などの設置コストの削減が可能となります。加えて、同時に発売する自家消費用ゲートウェイボックス「KP-GWSC-A」と接続することにより、パワコンの稼働状況や異常要因を遠隔監視でき、専門技術者が設置現場に駆け付ける回数を減らすことができるため、メンテナンスコストの低減が見込まれます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-547394-3.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-809053-2.jpg ]
オムロンは、出資企業、株式会社NTTスマイルエナジーと協業し、需要家の初期投資が不要なPPAモデル*?での本パワコンの活用も見込んでいます。NTTスマイルエナジーを通じた本パワコンによるPPAビジネスの仕組みも提供してまいります。
オムロンは、パワコンや蓄電池などの商品を通じて、太陽光発電の自家消費推進や再エネ活用に取り組み、持続可能な社会づくりに貢献します。
<主な特長>
● 最小構成での完全自家消費の実現:RPR機能や負荷追従制御機能をパワコン本体に搭載することで、RPRとコントローラが不要に。機器構成が最小限になるため、設計・配線・設置が簡素化できます。
● 高速制御による最大発電の実現:消費電力を超えないように発電電力を高速に制御するので、逆潮流によるRPRが作動せず、復旧作業や面倒なパラメータ設定は不要になります。この追従制御技術により、送電網(電力系統)への流出を防ぐためのRPR作動による発電停止を回避し、電気技術資格者の対応が必要な復旧コストの抑制が期待できます。
● 多様な自家消費システムの実現:低圧受電から高圧受電での単相負荷に加え、三相負荷に対する負荷追従制御が可能で、太陽光パネル容量で10-100kWまでの多様な自家消費システムに対応できます。
※低圧受電の単相線または高圧受電二次側・単相線にCT接続する場合の、高速・高精度負荷追従技術や、RPR機能・負荷追従制御をパワーコンディショナー本体に搭載する構成などについては、特許出願中です。
*¹最小化:2020年3月現在、オムロン調べ(低圧又は高圧受電で単相負荷に対して負荷追従制御を行う完全自家消費システムを構成する機器点数)
*²追従して制御:発電可能電力が消費電力を超えるときに、消費電力に合わせて発電電力を抑制すること
*³最大化:2020年3月現在、オムロン調べ(太陽光パネル搭載容量・設置場所・電力消費パターンが同一の条件で完全自家消費をする場合の発電電力量))
*?RE100:Renewable Energy 100%の略で、事業者が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的な構想
*?RPR:発電電力の送電網(電力系統)への流出を検知し、流出を止める逆電力保護継電器
*?PPAモデル:Power Purchase Agreement(需要家と発電事業者の間で締結する電力購入契約)の略で、発電事業者が太陽光発電システムを無償設置し、需要家は発電した電気の電気代等を支払って消費するビジネスモデル
製品仕様
完全自家消費対応パワーコンディショナー
[画像4: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-762682-6.png ]
自家消費用ゲートウェイボックス
[画像5: https://prtimes.jp/i/765/60/resize/d765-60-631901-7.png ]
※仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります。
オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、社会システム、ヘルスケア、環境など多岐にわたる事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約30,000名の社員を擁し、約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、 https://www.omron.co.jp/ をご参照ください。
■本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
オムロン株式会社
ブランドコミュニケーション部
TEL: 075-344-7175
■お客様からのお問合せ先
オムロン株式会社
環境事業本部
TEL:077-565-6910