2018年度厚生労働省社会福祉推進事業採択団体「シルバーサービス振興会」の調査研究事業において、ClipLineが非対面講習の有効性を実証
[19/06/18]
提供元:PRTIMES
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〜対面型の集合研修に加えWeb講習導入を推進〜
サービス産業の生産性を双方向動画で改善するOJT変革システム「ClipLine(クリップライン)」を提供するClipLine株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:高橋 勇人、以下「当社」)は、介護技能実習評価試験実施機関の一般社団法人シルバーサービス振興会(所在地:東京都港区、理事長:水田邦雄、以下「シルバーサービス振興会」)の調査研究事業において、外国人技能実習制度の介護職種における「試験評価者」の資質向上のための支援として、非対面講習であるWebツールの活用が有効であることを受講者へのアンケートにより実証しました。その結果を受け、2019年度はClipLineを活用した試験評価者の養成を本格的に進めていくことをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11390/61/resize/d11390-61-577598-0.png ]
■概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/11390/table/61_1.jpg ]
外国人技能実習制度初となる対人サービスである「介護職種」の技能実習生受け入れが、2017年から始まりました。技能実習生は各号の実習修了時に、技能が適切に身についているか確認するため、「技能実習評価試験」を受検することとなります。
技能実習生の受け入れは全国各地の事業所・施設等で行われ、試験は技能実習生の入国時期や在留資格の期限等に合わせて随時実施されることから、評価の公平性と均質性を確保するため、試験を評価する者(試験評価者)への継続的な支援が求められています。
今回の調査研究事業では、試験評価者の資質向上のための総合的な支援ツールを開発することを目的とし、そのための評価スキルの均質化や資質の維持向上実現のための支援の在り方について検討を行い、モデルツールとしてClipLineを活用した検証を行いました。
外国人技能実習制度及び介護技能実習評価試験の仕組みについては、
http://www.espa.or.jp/internship/ をご参照ください。
■検証内容
<フェーズ1>集合講習「試験評価者養成講習」において、実技試験を再現した動画を視聴し本番の評価基準を学習、実際に評価を行う。
例)座位での上衣の着脱の介助、車いすでの移動の介助
<フェーズ2>集合講習「試験評価者養成講習」をClipLineに置き換えて非対面講習として実施
‐資料や講義の視聴
・外国人技能実習制度の理解
・介護技能実習評価試験の仕組み
・試験評価者の役割と業務 など
‐再現動画を視聴し評価基準を学習、Webフォームで回答を送信する模擬評価学習
・座位での上衣の着脱の介助
・車いすでの移動の介助
■検証結果
<フェーズ1>
講習実施後、内容や形式についてのアンケートを実施しました。実技試験の評価において、講義に加えて再現動画の視聴を実施したところ、92%の受講者が「わかりやすかった」と回答。別の設問では「実技試験の評価方法をもっと詳しく聞きたかった」という要望が過半数あったものの、これは動画のテーマ選定や本数でカバーされる範囲と想定されます。動画教育について関心の高さがうかがえる結果となり、再現動画の有効性が証明されました。
講習に求める内容については4割が「いつでも見返せるテキストが欲しい」と回答し、次に「映像等を用いた学習をしたい」「受講日を複数から選択したい」が続きました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11390/61/resize/d11390-61-867041-1.jpg ]
※フェーズ1における受講者は計444名、有効回答率は100%
<フェーズ2>
フェーズ1に続き、講習修了後アンケートを実施しました。講習の理解度を問う設問に対してはすべてのカテゴリで約90%が「十分理解できた」「だいたい理解できた」と回答しており、WebツールであるClipLineの講習でも集合講習と変わらず必要な学習環境を提供できていると言えます。
また、「集合講習と比較したときの理解度」について、理解が深まったとの回答は68%にのぼり、「具体的イメージがついた」「復習が可能である」という意見がみられました。
また、ClipLineをはじめとするWebツールの特徴として、何度も学習できるという利点が挙げられますが、98%が自己学習の手助けになると回答しています。「いいえ」と回答した受講者の理由も「資料で確認可能なため、Webツールでは確認したいところのみできると便利」という回答であったことから、Webでの学習自体は自己学習に有効であることは明らかであると言えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/11390/61/resize/d11390-61-113162-2.jpg ]
※フェーズ2における受講者は計100名、有効回答率は70%、模擬評価については64%
■今後の展開
今回の調査では、集合講習のフォローアップとしてClipLineを利用することの有効性が高いことが明らかになりましたが、一方で集合講習と比較した場合は、まだ課題が残されています。介護技能実習評価試験は、試験評価者が技能実習生の働いている事業所・施設等に出向いて実施することから、同一都道府県内の同一地域等で実施できるよう、全国に万遍なく試験評価者を養成する必要があります。そのためにはすべての学習者に時間や場所等に限らず、均質な学習機会を与えることが重要であり、集合講習以外の方法も検討する必要があります。
外国人技能実習制度の趣旨・目的に則り、技能実習生への適切な技能移転を通して国際貢献に寄与できるよう、試験評価者に対するより効率的で効果的な支援体制を模索してまいります。
■シルバーサービス振興会について
シルバーサービス振興会は、本格的な超高齢社会を迎え、高齢者をはじめ国民すべてが安心して暮らせる社会づくりを民間の立場から支えるため、高齢者向けサービスの質の向上とその健全な発展を図ることを目的に、昭和62年3月に設立された公益法人です。
高齢者向けサービスの質の向上に係る諸施策を推進するとともに、民間事業者の積極的参入の支援、行政や利用者とのパイプ役など、多様な活動を展開しています。
シルバーサービス振興会HP http://www.espa.or.jp/
■ClipLineについて
ClipLineはサービス産業の生産性を双方向動画で改善し、OJT改革へ導くサービスです。OJTを1対1ではなく、1対多人数へ拡張し、24時間いつでもどこでも新人がひとりでトレーニングできる環境を構築し、指導者の拘束時間を削減します。
一橋大学の野中郁次郎名誉教授が提唱した「SECIモデル」を基本概念として開発され、現場のベストプラクティス(暗黙知)を形式知として全店舗に水平展開することが可能です。この仕組みは「映像音声クリップを利用した自律的学習システム」として特許を取得しています(特許第6140375号)。2014年10月にサービスを開始し、吉野家、日本ケンタッキー・フライドチキン、高島屋といった外食・小売企業の導入から始まり、現在では介護福祉・薬局・美容など幅広い分野で活用されるようになりました。財務効果実績として、基礎教育の均質化による顧客満足度向上を反映した売り上げアップ、離職率を3分の1に削減、新人教育の時間短縮などがあります。2019年4月末現在、約7,000店舗、12万人以上に利用されています。
▼「ClipLine」の詳細はこちらをご覧下さい
サービス紹介サイト: https://clipline.com/service
サービス紹介動画: https://vimeo.com/107560372
■ClipLineのミッション
「できる」をふやす
・私たちの存在意義
私たちは世界中で、人の手によるサービスや、人の顔が見えるサービスの現場で、「できる」をふやすプラットフォームを提供します。
・私たちが目指す姿
「知っている」から、「できる」へ。
「できる」をサービスの品質基準にしましょう。「できる」が増えれば、はたらく人、企業とその先のお客様の幸せを最大化できるはずです。
■ClipLine株式会社について
代表者 :代表取締役社長 高橋 勇人
設立 :2013年7月11日
所在地 :〒108-0014 東京都港区芝4-13-3 PMO田町東5F
資本金 :10億5,300万円(2018年11月30日現在。資本準備金含む)
主要株主 :経営陣、インキュベイトファンド、株式会社INCJ(旧:株式会社産業革新機構)、株式会社アニヴェルセルHOLDINGS、キャナルベンチャーズ株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、DBJキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社 他
企業URL :https://corp.clipline.com/
事業内容 :「ClipLine(クリップライン)」の開発・運営、及び経営コンサルティング
■本件に関する報道関係者お問い合わせ
ClipLine株式会社
広報担当:井上
TEL:03-6809-3305 Email: pr@clipline.jp
サービス産業の生産性を双方向動画で改善するOJT変革システム「ClipLine(クリップライン)」を提供するClipLine株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:高橋 勇人、以下「当社」)は、介護技能実習評価試験実施機関の一般社団法人シルバーサービス振興会(所在地:東京都港区、理事長:水田邦雄、以下「シルバーサービス振興会」)の調査研究事業において、外国人技能実習制度の介護職種における「試験評価者」の資質向上のための支援として、非対面講習であるWebツールの活用が有効であることを受講者へのアンケートにより実証しました。その結果を受け、2019年度はClipLineを活用した試験評価者の養成を本格的に進めていくことをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/11390/61/resize/d11390-61-577598-0.png ]
■概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/11390/table/61_1.jpg ]
外国人技能実習制度初となる対人サービスである「介護職種」の技能実習生受け入れが、2017年から始まりました。技能実習生は各号の実習修了時に、技能が適切に身についているか確認するため、「技能実習評価試験」を受検することとなります。
技能実習生の受け入れは全国各地の事業所・施設等で行われ、試験は技能実習生の入国時期や在留資格の期限等に合わせて随時実施されることから、評価の公平性と均質性を確保するため、試験を評価する者(試験評価者)への継続的な支援が求められています。
今回の調査研究事業では、試験評価者の資質向上のための総合的な支援ツールを開発することを目的とし、そのための評価スキルの均質化や資質の維持向上実現のための支援の在り方について検討を行い、モデルツールとしてClipLineを活用した検証を行いました。
外国人技能実習制度及び介護技能実習評価試験の仕組みについては、
http://www.espa.or.jp/internship/ をご参照ください。
■検証内容
<フェーズ1>集合講習「試験評価者養成講習」において、実技試験を再現した動画を視聴し本番の評価基準を学習、実際に評価を行う。
例)座位での上衣の着脱の介助、車いすでの移動の介助
<フェーズ2>集合講習「試験評価者養成講習」をClipLineに置き換えて非対面講習として実施
‐資料や講義の視聴
・外国人技能実習制度の理解
・介護技能実習評価試験の仕組み
・試験評価者の役割と業務 など
‐再現動画を視聴し評価基準を学習、Webフォームで回答を送信する模擬評価学習
・座位での上衣の着脱の介助
・車いすでの移動の介助
■検証結果
<フェーズ1>
講習実施後、内容や形式についてのアンケートを実施しました。実技試験の評価において、講義に加えて再現動画の視聴を実施したところ、92%の受講者が「わかりやすかった」と回答。別の設問では「実技試験の評価方法をもっと詳しく聞きたかった」という要望が過半数あったものの、これは動画のテーマ選定や本数でカバーされる範囲と想定されます。動画教育について関心の高さがうかがえる結果となり、再現動画の有効性が証明されました。
講習に求める内容については4割が「いつでも見返せるテキストが欲しい」と回答し、次に「映像等を用いた学習をしたい」「受講日を複数から選択したい」が続きました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11390/61/resize/d11390-61-867041-1.jpg ]
※フェーズ1における受講者は計444名、有効回答率は100%
<フェーズ2>
フェーズ1に続き、講習修了後アンケートを実施しました。講習の理解度を問う設問に対してはすべてのカテゴリで約90%が「十分理解できた」「だいたい理解できた」と回答しており、WebツールであるClipLineの講習でも集合講習と変わらず必要な学習環境を提供できていると言えます。
また、「集合講習と比較したときの理解度」について、理解が深まったとの回答は68%にのぼり、「具体的イメージがついた」「復習が可能である」という意見がみられました。
また、ClipLineをはじめとするWebツールの特徴として、何度も学習できるという利点が挙げられますが、98%が自己学習の手助けになると回答しています。「いいえ」と回答した受講者の理由も「資料で確認可能なため、Webツールでは確認したいところのみできると便利」という回答であったことから、Webでの学習自体は自己学習に有効であることは明らかであると言えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/11390/61/resize/d11390-61-113162-2.jpg ]
※フェーズ2における受講者は計100名、有効回答率は70%、模擬評価については64%
■今後の展開
今回の調査では、集合講習のフォローアップとしてClipLineを利用することの有効性が高いことが明らかになりましたが、一方で集合講習と比較した場合は、まだ課題が残されています。介護技能実習評価試験は、試験評価者が技能実習生の働いている事業所・施設等に出向いて実施することから、同一都道府県内の同一地域等で実施できるよう、全国に万遍なく試験評価者を養成する必要があります。そのためにはすべての学習者に時間や場所等に限らず、均質な学習機会を与えることが重要であり、集合講習以外の方法も検討する必要があります。
外国人技能実習制度の趣旨・目的に則り、技能実習生への適切な技能移転を通して国際貢献に寄与できるよう、試験評価者に対するより効率的で効果的な支援体制を模索してまいります。
■シルバーサービス振興会について
シルバーサービス振興会は、本格的な超高齢社会を迎え、高齢者をはじめ国民すべてが安心して暮らせる社会づくりを民間の立場から支えるため、高齢者向けサービスの質の向上とその健全な発展を図ることを目的に、昭和62年3月に設立された公益法人です。
高齢者向けサービスの質の向上に係る諸施策を推進するとともに、民間事業者の積極的参入の支援、行政や利用者とのパイプ役など、多様な活動を展開しています。
シルバーサービス振興会HP http://www.espa.or.jp/
■ClipLineについて
ClipLineはサービス産業の生産性を双方向動画で改善し、OJT改革へ導くサービスです。OJTを1対1ではなく、1対多人数へ拡張し、24時間いつでもどこでも新人がひとりでトレーニングできる環境を構築し、指導者の拘束時間を削減します。
一橋大学の野中郁次郎名誉教授が提唱した「SECIモデル」を基本概念として開発され、現場のベストプラクティス(暗黙知)を形式知として全店舗に水平展開することが可能です。この仕組みは「映像音声クリップを利用した自律的学習システム」として特許を取得しています(特許第6140375号)。2014年10月にサービスを開始し、吉野家、日本ケンタッキー・フライドチキン、高島屋といった外食・小売企業の導入から始まり、現在では介護福祉・薬局・美容など幅広い分野で活用されるようになりました。財務効果実績として、基礎教育の均質化による顧客満足度向上を反映した売り上げアップ、離職率を3分の1に削減、新人教育の時間短縮などがあります。2019年4月末現在、約7,000店舗、12万人以上に利用されています。
▼「ClipLine」の詳細はこちらをご覧下さい
サービス紹介サイト: https://clipline.com/service
サービス紹介動画: https://vimeo.com/107560372
■ClipLineのミッション
「できる」をふやす
・私たちの存在意義
私たちは世界中で、人の手によるサービスや、人の顔が見えるサービスの現場で、「できる」をふやすプラットフォームを提供します。
・私たちが目指す姿
「知っている」から、「できる」へ。
「できる」をサービスの品質基準にしましょう。「できる」が増えれば、はたらく人、企業とその先のお客様の幸せを最大化できるはずです。
■ClipLine株式会社について
代表者 :代表取締役社長 高橋 勇人
設立 :2013年7月11日
所在地 :〒108-0014 東京都港区芝4-13-3 PMO田町東5F
資本金 :10億5,300万円(2018年11月30日現在。資本準備金含む)
主要株主 :経営陣、インキュベイトファンド、株式会社INCJ(旧:株式会社産業革新機構)、株式会社アニヴェルセルHOLDINGS、キャナルベンチャーズ株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社、DBJキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社 他
企業URL :https://corp.clipline.com/
事業内容 :「ClipLine(クリップライン)」の開発・運営、及び経営コンサルティング
■本件に関する報道関係者お問い合わせ
ClipLine株式会社
広報担当:井上
TEL:03-6809-3305 Email: pr@clipline.jp