【セミナーレポート】6/26(水)開催「CDPセミナー 〜顧客ドリブンマーケティングのために必要なデータを改めて紐解く〜 」(主催:オプト)
[19/07/16]
提供元:PRTIMES
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マーケティング領域でテクノロジー提供を行う株式会社EVERRISE(本社:東京都港区、代表取締役:倉田宏昌)は、株式会社オプト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:金澤大輔)が2019年6月26日(水)にオプト大ホールにて主催した「CDPセミナー〜顧客ドリブンマーケティングのために必要なデータを改めて紐解く〜」に登壇いたしました。データ活用のヒントになる講演、パネルディスカッションを、米国CDP協会に加盟する3社が行い、多くのお客様にご来場いただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13249/68/resize/d13249-68-495553-0.png ]
セミナー開催の背景
WEBサイト、メール、アプリ、SNS、実店舗など、複数のチャネルで顧客と接点を持てるようになり、爆発的に企業の持つデータ量は増加する一方、チャネルごとにデータが分断され、一人ひとりに合わせたコミュニケーションは難しくなっています。
そんな中、データを統合し、顧客ごとにパーソナライズされたコミュニケーション戦略を立てることができるツール、CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)への関心が高まっていることから、いち早くCDPの活用支援に携わるオプト、ベンダーのトレジャーデータ、当社の3社が、CDPの基本的特徴や、それぞれが経験した事例を語りました。
講演レポート
3社による講演内容の一部を簡単に紹介します。
下記内容のほかにも、3社が携わる具体企業の取り組み事例を挙げながらの講演になりました。
(1)開催のごあいさつ:CX(顧客経験価値)に必要なデータとは
株式会社オプト 伴大二郎 氏
マーケティングではチャネル、ツールがどんどんと増えている。マーケティングがサイロ化し、お客さんはどこにいても同じように企業側に理解して欲しいのに、それができない。大きな課題が生まれている。
CDPの大きな目的は、顧客のデータをとってCX(顧客体験)が良くなるようにアウトプットする、ということ。今までのDMPのような広告主導の流れではなく、顧客主導の流れであるというのが一番の肝。CDPとは、CXをつくるもの、OMO(Online Merges with Offline)で使われるもの、カスタマーサクセスにつながるものだ。
(2)顧客理解に必要なカスタマーデータプラットフォーム
トレジャーデータ株式会社 堀内健后 氏
私たちの製品では、デモグラ情報ではわからない、「興味関心」「何を買っているのか」などをデータから分析することをメインにしている。
顧客理解が進むと、セグメント化をして適切なタイミング、コンテンツ、頻度でコミュニケーションする。たとえばデータをもとにして「このユーザーには朝LINEでコミュニケーションをとるといいよ」ということが出来る。さらに「そのメッセージが開かれたか」や「実際に商品を買ったか」などは計測できる。こういうステップを実践できるようにCDPが必要。
分断されたデータをいかに統合して、認知から最終的な理解につなげていくかということをやっている。複数のデータソースから、大量にデータをためて、ストレスなく分析できる、というのが我々のバリュー。部署間、ツール間、企業間でのデータの分断解消の取り組みをしている。
(3)失敗しない顧客データ活用
株式会社EVERRISE 伊藤孝
顧客データを活用するのは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」のためだと思っている。DXとは、ビジネスモデルを変えて、顧客体験を変えて、タスクを変えるということ。これらにはすべて、顧客データが必要になる。
データ活用を失敗しないためにはどうするか。顧客データの活用目的を決めること。その後にまずは必要なデータを統合する。あとは匿名顧客データも活用することを意識すること。データ活用は一発でうまくいくことはないので、PDCAが大事。
活用目的をどうやって決めればいいのか、よくご相談いただく。「デジタル化で得られるメリットはなにか」逆に聞いている。デジタル化で得られるのは、見える化、細分化、ナレッジ化、リアルタイム化、自動化。たとえば「顧客データの見える化で改善できることはあるか?」というように具体的に聞いていく。そうするとみなさん「これならできそう」という話が出てくる。小さなDXの例はみなさんの会社でもたくさんあると思うので、ぜひ挑戦してほしい。
(4)CXを前提としたデータ活用の実践
株式会社オプト 吉川大揮 氏
データをためるだけのDMPではなく、顧客特性をふまえたデータをリアルタイムで保持してそれぞれの顧客体験を変えていくべきだと考えているので、いまはCDPをクライアントに対して提案している。
あるクライアントでは、顧客特性のフラグにあわせて「直近3ヶ月以内でどれくらい情報接触しているか」のデータを見た。週3本接触がある人には週3本をMAXにしてメールなどを配信。最近見ていない人については、週1本までにおさえる。そんな風に配信料を自動的にコントロールできるようにCDPでデータを持たせた。
データは力があるものだが、データはあくまでデータ。意味のあるデータを使っていくことが重要。そのためには右脳と左脳を使う。マーケター視点で仮説をつくる右脳と、その仮説が正しいのか定量化して考える左脳。CDPは魔法の杖ではない。どんなデータを活用するかまで考えて、顧客体験を変えることに取り組んでもらえたら幸い。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13249/68/resize/d13249-68-887178-1.jpg ]
後半のパネルディスカッション「データ活用と超えるべきハードル」では、「リテールでの画像や音声データ活用はどうなっていく?」「データ活用でよくある壁は?」などの質問に、3社が具体例をまじえながらお話ししました。
会場からも質問が出るなど、みなさん真剣に耳を傾けてくださいました。
※弊社ブログでもセミナーレポートを公開しています。
https://cdp-integral.com/blog/report_cdpseminar-190626
株式会社EVERRISEについて
当社は、マーケティングの土台となる様々なテクノロジーをソフトウェアや情報システムなどの形で提供しています。この分野はハイトラフィック、ビッグデータを扱いながら高可用性を実現する高度な技術を必要とし、対応できる企業が国内でも限られています。収集した大量のデータをユーザーに紐づけ活用し、購買などに結びつけるための知見も合わせて提供しています。
社名:株式会社EVERRISE(エバーライズ)
代表者:代表取締役 倉田宏昌
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木4-11-13 ランディック六本木ビル3F
設立:2006年7月
URL:https://www.ever-rise.co.jp/
問い合わせ先
株式会社EVERRISE
広報担当:船崎(ふなざき)
MAIL:sakura.funazaki@ever-rise.co.jp
TEL:03-5772-3346(平日 9:00-18:00)
[画像1: https://prtimes.jp/i/13249/68/resize/d13249-68-495553-0.png ]
セミナー開催の背景
WEBサイト、メール、アプリ、SNS、実店舗など、複数のチャネルで顧客と接点を持てるようになり、爆発的に企業の持つデータ量は増加する一方、チャネルごとにデータが分断され、一人ひとりに合わせたコミュニケーションは難しくなっています。
そんな中、データを統合し、顧客ごとにパーソナライズされたコミュニケーション戦略を立てることができるツール、CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)への関心が高まっていることから、いち早くCDPの活用支援に携わるオプト、ベンダーのトレジャーデータ、当社の3社が、CDPの基本的特徴や、それぞれが経験した事例を語りました。
講演レポート
3社による講演内容の一部を簡単に紹介します。
下記内容のほかにも、3社が携わる具体企業の取り組み事例を挙げながらの講演になりました。
(1)開催のごあいさつ:CX(顧客経験価値)に必要なデータとは
株式会社オプト 伴大二郎 氏
マーケティングではチャネル、ツールがどんどんと増えている。マーケティングがサイロ化し、お客さんはどこにいても同じように企業側に理解して欲しいのに、それができない。大きな課題が生まれている。
CDPの大きな目的は、顧客のデータをとってCX(顧客体験)が良くなるようにアウトプットする、ということ。今までのDMPのような広告主導の流れではなく、顧客主導の流れであるというのが一番の肝。CDPとは、CXをつくるもの、OMO(Online Merges with Offline)で使われるもの、カスタマーサクセスにつながるものだ。
(2)顧客理解に必要なカスタマーデータプラットフォーム
トレジャーデータ株式会社 堀内健后 氏
私たちの製品では、デモグラ情報ではわからない、「興味関心」「何を買っているのか」などをデータから分析することをメインにしている。
顧客理解が進むと、セグメント化をして適切なタイミング、コンテンツ、頻度でコミュニケーションする。たとえばデータをもとにして「このユーザーには朝LINEでコミュニケーションをとるといいよ」ということが出来る。さらに「そのメッセージが開かれたか」や「実際に商品を買ったか」などは計測できる。こういうステップを実践できるようにCDPが必要。
分断されたデータをいかに統合して、認知から最終的な理解につなげていくかということをやっている。複数のデータソースから、大量にデータをためて、ストレスなく分析できる、というのが我々のバリュー。部署間、ツール間、企業間でのデータの分断解消の取り組みをしている。
(3)失敗しない顧客データ活用
株式会社EVERRISE 伊藤孝
顧客データを活用するのは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」のためだと思っている。DXとは、ビジネスモデルを変えて、顧客体験を変えて、タスクを変えるということ。これらにはすべて、顧客データが必要になる。
データ活用を失敗しないためにはどうするか。顧客データの活用目的を決めること。その後にまずは必要なデータを統合する。あとは匿名顧客データも活用することを意識すること。データ活用は一発でうまくいくことはないので、PDCAが大事。
活用目的をどうやって決めればいいのか、よくご相談いただく。「デジタル化で得られるメリットはなにか」逆に聞いている。デジタル化で得られるのは、見える化、細分化、ナレッジ化、リアルタイム化、自動化。たとえば「顧客データの見える化で改善できることはあるか?」というように具体的に聞いていく。そうするとみなさん「これならできそう」という話が出てくる。小さなDXの例はみなさんの会社でもたくさんあると思うので、ぜひ挑戦してほしい。
(4)CXを前提としたデータ活用の実践
株式会社オプト 吉川大揮 氏
データをためるだけのDMPではなく、顧客特性をふまえたデータをリアルタイムで保持してそれぞれの顧客体験を変えていくべきだと考えているので、いまはCDPをクライアントに対して提案している。
あるクライアントでは、顧客特性のフラグにあわせて「直近3ヶ月以内でどれくらい情報接触しているか」のデータを見た。週3本接触がある人には週3本をMAXにしてメールなどを配信。最近見ていない人については、週1本までにおさえる。そんな風に配信料を自動的にコントロールできるようにCDPでデータを持たせた。
データは力があるものだが、データはあくまでデータ。意味のあるデータを使っていくことが重要。そのためには右脳と左脳を使う。マーケター視点で仮説をつくる右脳と、その仮説が正しいのか定量化して考える左脳。CDPは魔法の杖ではない。どんなデータを活用するかまで考えて、顧客体験を変えることに取り組んでもらえたら幸い。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13249/68/resize/d13249-68-887178-1.jpg ]
後半のパネルディスカッション「データ活用と超えるべきハードル」では、「リテールでの画像や音声データ活用はどうなっていく?」「データ活用でよくある壁は?」などの質問に、3社が具体例をまじえながらお話ししました。
会場からも質問が出るなど、みなさん真剣に耳を傾けてくださいました。
※弊社ブログでもセミナーレポートを公開しています。
https://cdp-integral.com/blog/report_cdpseminar-190626
株式会社EVERRISEについて
当社は、マーケティングの土台となる様々なテクノロジーをソフトウェアや情報システムなどの形で提供しています。この分野はハイトラフィック、ビッグデータを扱いながら高可用性を実現する高度な技術を必要とし、対応できる企業が国内でも限られています。収集した大量のデータをユーザーに紐づけ活用し、購買などに結びつけるための知見も合わせて提供しています。
社名:株式会社EVERRISE(エバーライズ)
代表者:代表取締役 倉田宏昌
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木4-11-13 ランディック六本木ビル3F
設立:2006年7月
URL:https://www.ever-rise.co.jp/
問い合わせ先
株式会社EVERRISE
広報担当:船崎(ふなざき)
MAIL:sakura.funazaki@ever-rise.co.jp
TEL:03-5772-3346(平日 9:00-18:00)