[確報-2015年第1四半期]世界の不動産投資額、前年同期比9%増の1,550億ドル 日本は6%増の129億ドル(円建てで23%増の1兆5,400億円)2015年世界の投資額見通しは7,500億ドル
[15/05/11]
提供元:PRTIMES
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総合不動産サービス大手のJLLグループ(本社:イリノイ州シカゴ、社長兼最高経営責任者:コリン・ダイアー、NYSE JLL、以下:JLL)がまとめた投資分析レポートによると、2015年第1四半期の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比9%増の1,550億ドル※1となりました。また、日本の2015年第1四半期の投資額は、前年同期比6%増の129億ドル(円建てでは23%増の1兆5,400億円※2)となりました。JLLは、2015年の世界の商業用不動産投資額の見通しは、7,500億ドルとしています。
なお、当レポートは4月16日に速報をリリースしています。(速報発表値:世界の2015年第1四半期の投資額は1,480億ドル(前年同期比4%増)、日本の2015年第1四半期の投資額は129億ドル(前年同期比6%増)、2015年世界の投資額予測は7,400-7,600億ドル)
?2015年第1四半期の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比9%増の1,550億ドルとなり、12四半期連続で1,000億ドルを突破。第1四半期の取引額としては、2007年第1四半期の1,900億ドル以来の高水準となった。(図表1)
今期も引き続きアメリカ大陸およびEMEAの投資活動は好調で、2015年第1四半期の投資額はそれぞれ730億ドル(前年同期比18%増)、570億ドル(前年同期比1%減)となった。また、アジア太平洋地域の2015年第1四半期の投資額は250億ドル(前年同期比7%増)となった。今般のドル高の影響を受け、ドル建てでみるとユーロ圏の活動は横ばいになっており、同様にアジア太平洋地域の投資活動を牽引している日本およびオーストラリアについても、直近12ヵ月で15%減少している(図表1、2)
日本の2015年第1四半期の投資額は、前年同期比6%増の129億ドル、円建てでは23%増の1兆5,400億円となった。(図表3)
J-REIT市場においては、2月にケネディクス商業リート投資法人が資産規模約808億円で上場するなど新規上場がみられたほか、日本リート投資法人が1月に31物件を約768億円で取得を決定し、保有資産規模が倍増するなどの動きがみられた。また、目黒雅叙園や東京スクエアガーデン、青山ビルディングといった大型オフィスの取引も見受けられ、投資額は前年同期比で大幅な増加となった。海外投資家による投資額が全体投資額の30%を占め、海外投資家によるアセット取得の動きが目立った四半期となった。全体投資額、海外投資家による投資額ともに2008年以来の高水準となっている。
ニューヨークの投資額は130億ドルとなり、8四半期ぶりに最も投資活動が活発な都市1位となった。世界の投資額全体の30%を占めるアメリカの中でも特にニューヨークに投資が集中している。続いて2位ロンドン(104億ドル)、3位日本(85億ドル)となった。また、シリコンバレーが位置するサンフランシスコ湾沿いの都市も投資家の注目を集め、トップテン入りしている。(図表4)
2015年通年の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比約5%増の7,500億ドルとしている。今後の投資額は、世界的な地政学的リスクや急激な金利の動きに影響される可能性がある。(図表5)
JLLリサーチ事業部長赤城威志は次のように述べています。
「今期は、目黒雅叙園や青山ビルディングといった海外投資家による大型物件の取得が市場を賑わせました。セクター別に見ても、オフィス、リテール、物流施設、さらにはホテルと万遍なく取引額が増加しています。また昨年後半以降の投資口価格再上昇を背景にJ-REITによる取引件数は多い状態が継続しています。今後も、J-REIT及び国内私募ファンドに加え、モメンタムを得た海外投資家の活発な投資活動が市場をけん引する状況が続くものと予測されます」
[画像1: http://prtimes.jp/i/6263/75/resize/d6263-75-570584-0.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/6263/75/resize/d6263-75-158314-1.jpg ]
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[画像5: http://prtimes.jp/i/6263/75/resize/d6263-75-166671-4.jpg ]
【補足】
※1:通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドルとします。
※2:2015年第1四半期為替レート:2015年1月1日〜2015年3月31日平均(1ドル119.17円)
この投資分析レポートは、世界における不動産投資マネーの動きを解説するレポートで、四半期ごとに刊行しています。その他世界の最新の不動産データと詳細は、当社ホームページをご覧ください。
http://www.joneslanglasalle.co.jp (レポートは英語のみ)
JLLグループについて
JLLグループ(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。世界80ヵ国、従業員約58,000名、230超拠点で展開し、年間の手数料収入は約47億米ドル、総売上高は54億米ドルに上ります。2014年度は、プロパティ・マネジメント及び企業向けファシリティ・マネジメントにおいて、約3億1,620m2 (約9,486 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、1,180億米ドルの取引を完了しました。JLLグループで不動産投資・運用を担当するラサール インベスト マネジメントは、総553額億米ドルの資産を運用しています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インクの企業呼称及び登録商標です。
JLLのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在16ヵ国、81事業所で30,000名超のスタッフを擁しています。2014年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックでは7ヵ国・地域で「最優秀不動産コンサルタント賞」を受賞、 また2013年ユーロマネー・リアルエステート・アワードにおいては9つの賞を受賞しました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。
なお、当レポートは4月16日に速報をリリースしています。(速報発表値:世界の2015年第1四半期の投資額は1,480億ドル(前年同期比4%増)、日本の2015年第1四半期の投資額は129億ドル(前年同期比6%増)、2015年世界の投資額予測は7,400-7,600億ドル)
?2015年第1四半期の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比9%増の1,550億ドルとなり、12四半期連続で1,000億ドルを突破。第1四半期の取引額としては、2007年第1四半期の1,900億ドル以来の高水準となった。(図表1)
今期も引き続きアメリカ大陸およびEMEAの投資活動は好調で、2015年第1四半期の投資額はそれぞれ730億ドル(前年同期比18%増)、570億ドル(前年同期比1%減)となった。また、アジア太平洋地域の2015年第1四半期の投資額は250億ドル(前年同期比7%増)となった。今般のドル高の影響を受け、ドル建てでみるとユーロ圏の活動は横ばいになっており、同様にアジア太平洋地域の投資活動を牽引している日本およびオーストラリアについても、直近12ヵ月で15%減少している(図表1、2)
日本の2015年第1四半期の投資額は、前年同期比6%増の129億ドル、円建てでは23%増の1兆5,400億円となった。(図表3)
J-REIT市場においては、2月にケネディクス商業リート投資法人が資産規模約808億円で上場するなど新規上場がみられたほか、日本リート投資法人が1月に31物件を約768億円で取得を決定し、保有資産規模が倍増するなどの動きがみられた。また、目黒雅叙園や東京スクエアガーデン、青山ビルディングといった大型オフィスの取引も見受けられ、投資額は前年同期比で大幅な増加となった。海外投資家による投資額が全体投資額の30%を占め、海外投資家によるアセット取得の動きが目立った四半期となった。全体投資額、海外投資家による投資額ともに2008年以来の高水準となっている。
ニューヨークの投資額は130億ドルとなり、8四半期ぶりに最も投資活動が活発な都市1位となった。世界の投資額全体の30%を占めるアメリカの中でも特にニューヨークに投資が集中している。続いて2位ロンドン(104億ドル)、3位日本(85億ドル)となった。また、シリコンバレーが位置するサンフランシスコ湾沿いの都市も投資家の注目を集め、トップテン入りしている。(図表4)
2015年通年の世界の商業用不動産投資額は、前年同期比約5%増の7,500億ドルとしている。今後の投資額は、世界的な地政学的リスクや急激な金利の動きに影響される可能性がある。(図表5)
JLLリサーチ事業部長赤城威志は次のように述べています。
「今期は、目黒雅叙園や青山ビルディングといった海外投資家による大型物件の取得が市場を賑わせました。セクター別に見ても、オフィス、リテール、物流施設、さらにはホテルと万遍なく取引額が増加しています。また昨年後半以降の投資口価格再上昇を背景にJ-REITによる取引件数は多い状態が継続しています。今後も、J-REIT及び国内私募ファンドに加え、モメンタムを得た海外投資家の活発な投資活動が市場をけん引する状況が続くものと予測されます」
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[画像2: http://prtimes.jp/i/6263/75/resize/d6263-75-158314-1.jpg ]
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【補足】
※1:通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドルとします。
※2:2015年第1四半期為替レート:2015年1月1日〜2015年3月31日平均(1ドル119.17円)
この投資分析レポートは、世界における不動産投資マネーの動きを解説するレポートで、四半期ごとに刊行しています。その他世界の最新の不動産データと詳細は、当社ホームページをご覧ください。
http://www.joneslanglasalle.co.jp (レポートは英語のみ)
JLLグループについて
JLLグループ(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、包括的な不動産サービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。世界80ヵ国、従業員約58,000名、230超拠点で展開し、年間の手数料収入は約47億米ドル、総売上高は54億米ドルに上ります。2014年度は、プロパティ・マネジメント及び企業向けファシリティ・マネジメントにおいて、約3億1,620m2 (約9,486 万坪)の不動産ポートフォリオを管理し、1,180億米ドルの取引を完了しました。JLLグループで不動産投資・運用を担当するラサール インベスト マネジメントは、総553額億米ドルの資産を運用しています。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インクの企業呼称及び登録商標です。
JLLのアジア太平洋地域での活動は50年以上にわたり、現在16ヵ国、81事業所で30,000名超のスタッフを擁しています。2014年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィックでは7ヵ国・地域で「最優秀不動産コンサルタント賞」を受賞、 また2013年ユーロマネー・リアルエステート・アワードにおいては9つの賞を受賞しました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。