ゲーマーのVTuberに対する現在の認識を調査_年齢層が下がるほど「好きなVTuberがいる」と回答
[21/10/26]
提供元:PRTIMES
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動画の視聴がメインで、イベントやコラボへの意向は限定的
昨今、VTuberの活躍が注目されています。VTuberは「バーチャルYouTuber」として、2Dや3Dなどの様々なアバターでYouTubeをメインとして活動していましたが、現在ではVTuberの人数や活躍の場を更に拡大しています。最近では某県警が交通安全の動画に女性VTuberを起用したところ、視聴者からの「性的対象物として描写されている」という趣旨の抗議を受け動画を削除し、それに対して反対する多くの抗議の声があがるという炎上騒動がニュースになりました。
そこで、今回はゲーマーがどのようにVTuberというコンテンツを受け止め、楽しみ、考えているのかを調べてみました。
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。そのため、改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施していきます。
昨今、VTuberの活躍が注目されています。VTuberは「バーチャルYouTuber」として、2Dや3Dなどの様々なアバターでYouTubeをメインとして活動していましたが、現在ではVTuberの人数や活躍の場を更に拡大しています。最近では某県警が交通安全の動画に女性VTuberを起用したところ、視聴者からの「性的対象物として描写されている」という趣旨の抗議を受け動画を削除し、それに対して反対する多くの抗議の声があがるという炎上騒動がニュースになりました。
そこで、今回はゲーマーがどのようにVTuberというコンテンツを受け止め、楽しみ、考えているのかを調べてみました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-ed2a445d2aa9fcdd9444-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-21a2dd5183b742f50038-1.png ]
■ 10代では3割以上が好きなVTuberがいると回答
初めに、好きなVTuberがいるかどうかを聞いたところ、「いる」と回答したゲーマーは5.2%でした。ゲーム実況をすることが多いVTuberとゲーマーの親和性は高いと思われたのですが、意外に少ないという印象です。【グラフ1.】
「好きなVTuberがいる」と答えたゲーマーを年齢別に見てみると、10代が34.8%と最も高く、次いで20代は21.5%。一方で50代では10.8%と最も低くなっており、年代が低いほどVTuberファンが多く、「好きなVTuberがいる」という傾向が見られました。【グラフ2.】
[画像3: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-4b6196174ec4cba3e9fe-2.png ]
具体的に好きなVTuber名を聞くと、「キズナアイ」の回答が多く、その理由も、「新しいジャパニーズカルチャーを生み出したから(女性/24歳)」「マルチに活動しているから(女性/22歳)」「好きなゲームの実況を見られるから(男性/12歳)」など、様々な活躍が評価されてファンを増やしていることがわかります。また、「葛葉」については「気取らない少年な感じが好き(女性/32歳)」「ゲームしている姿が見てて楽しいから(女性/22歳)」や、「兎田ぺこら」については、「ゲーム配信が面白いから(男性/31歳)」など、ゲーム実況を中心にVTuberを楽しんでいるゲーマーが多いようです。
■ チャンネル視聴はするが、イベントやコラボ施策に対する参加意向は限定的
では、VTuberの活動に対する傾向はどうでしょうか。
[画像4: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-54781f5035f24f1043b6-3.png ]
「よく見るVTuberのチャンネルがある」という回答では、「とてもあてはまる」と答えたゲーマーは27.2%、「ややあてはまる」とあわせると70.2%がよく見るVTuberのチャンネルがあると回答しました。【グラフ3.】
一方で、「好きなVTuberが出演するイベント等は参加(鑑賞)したい」と回答したのは、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計で35.4%という結果でした。【グラフ4.】
また、「好きなVTuberとコラボしたゲームをプレイする」と回答したゲーマーは、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計で26%に留まりました。【グラフ5.】
VTuberのメイン活動である「チャンネル」の視聴意向は高いものの、活動の幅を広げたイベント等への興味度は低下し、VTuberとのコラボレーション施策に対する参加意向は限定的であることがわかります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-f010b2151d3e2d56fc9e-4.png ]
■5割以上が、VTuberが異なる性別を演じてもいいと思うと回答
では次に、ゲーマーはVTuberの中の人(演者)についてどう考えているのでしょうか。
「VTuberの中の人(演者)の性別が気になる」という回答では、「とてもあてはまる」と答えたゲーマーは5.7%、「ややあてはまる」とあわせると26.6%という結果でした。【グラフ6.】
しかしながら、演者の性別が気になるゲーマーが4分の1を超える一方で、「VTuberの中の人(演者)が異なる性別を演じていても良いと思う」という回答では、「とてもあてはまる」と答えたゲーマーは22.8%、「ややあてはまる」とあわせると57%と過半数を占める結果となりました。【グラフ7.】
性別は気になるものの、男性が女性を演じる、または、女性が男性を演じることに対して、半数以上は違和感がなく肯定的であることがわかります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-d32dec6e0f6eff620253-5.png ]
アバターを使ってキャラクターを演じるからこそ様々な表現ができるのがVTuberです。今後もVTuberがさらに増え、活躍の場もさらに広がっていくことでしょう。
今回の調査結果では、現在のゲーマーはVTuberとの接点は動画視聴がメインとなっているようですが、最近よく話題になる「演者の性別」については、男性が女性を演じること、または女性が男性を演じることに対する肯定的な意見が多く見られました。このことから、今後ゲーマーの中で、VTuberは性別を超えたひとりのキャラクターとして活躍の幅を広げることが期待されます。弊社では、今後もVTuberに対する認識がどのように変化するのか注目していきたいと思います。
[画像7: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-79cd9aa3430a9c282c8b-6.png ]
昨今、VTuberの活躍が注目されています。VTuberは「バーチャルYouTuber」として、2Dや3Dなどの様々なアバターでYouTubeをメインとして活動していましたが、現在ではVTuberの人数や活躍の場を更に拡大しています。最近では某県警が交通安全の動画に女性VTuberを起用したところ、視聴者からの「性的対象物として描写されている」という趣旨の抗議を受け動画を削除し、それに対して反対する多くの抗議の声があがるという炎上騒動がニュースになりました。
そこで、今回はゲーマーがどのようにVTuberというコンテンツを受け止め、楽しみ、考えているのかを調べてみました。
株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。そのため、改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施していきます。
昨今、VTuberの活躍が注目されています。VTuberは「バーチャルYouTuber」として、2Dや3Dなどの様々なアバターでYouTubeをメインとして活動していましたが、現在ではVTuberの人数や活躍の場を更に拡大しています。最近では某県警が交通安全の動画に女性VTuberを起用したところ、視聴者からの「性的対象物として描写されている」という趣旨の抗議を受け動画を削除し、それに対して反対する多くの抗議の声があがるという炎上騒動がニュースになりました。
そこで、今回はゲーマーがどのようにVTuberというコンテンツを受け止め、楽しみ、考えているのかを調べてみました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-ed2a445d2aa9fcdd9444-0.png ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-21a2dd5183b742f50038-1.png ]
■ 10代では3割以上が好きなVTuberがいると回答
初めに、好きなVTuberがいるかどうかを聞いたところ、「いる」と回答したゲーマーは5.2%でした。ゲーム実況をすることが多いVTuberとゲーマーの親和性は高いと思われたのですが、意外に少ないという印象です。【グラフ1.】
「好きなVTuberがいる」と答えたゲーマーを年齢別に見てみると、10代が34.8%と最も高く、次いで20代は21.5%。一方で50代では10.8%と最も低くなっており、年代が低いほどVTuberファンが多く、「好きなVTuberがいる」という傾向が見られました。【グラフ2.】
[画像3: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-4b6196174ec4cba3e9fe-2.png ]
具体的に好きなVTuber名を聞くと、「キズナアイ」の回答が多く、その理由も、「新しいジャパニーズカルチャーを生み出したから(女性/24歳)」「マルチに活動しているから(女性/22歳)」「好きなゲームの実況を見られるから(男性/12歳)」など、様々な活躍が評価されてファンを増やしていることがわかります。また、「葛葉」については「気取らない少年な感じが好き(女性/32歳)」「ゲームしている姿が見てて楽しいから(女性/22歳)」や、「兎田ぺこら」については、「ゲーム配信が面白いから(男性/31歳)」など、ゲーム実況を中心にVTuberを楽しんでいるゲーマーが多いようです。
■ チャンネル視聴はするが、イベントやコラボ施策に対する参加意向は限定的
では、VTuberの活動に対する傾向はどうでしょうか。
[画像4: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-54781f5035f24f1043b6-3.png ]
「よく見るVTuberのチャンネルがある」という回答では、「とてもあてはまる」と答えたゲーマーは27.2%、「ややあてはまる」とあわせると70.2%がよく見るVTuberのチャンネルがあると回答しました。【グラフ3.】
一方で、「好きなVTuberが出演するイベント等は参加(鑑賞)したい」と回答したのは、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計で35.4%という結果でした。【グラフ4.】
また、「好きなVTuberとコラボしたゲームをプレイする」と回答したゲーマーは、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計で26%に留まりました。【グラフ5.】
VTuberのメイン活動である「チャンネル」の視聴意向は高いものの、活動の幅を広げたイベント等への興味度は低下し、VTuberとのコラボレーション施策に対する参加意向は限定的であることがわかります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-f010b2151d3e2d56fc9e-4.png ]
■5割以上が、VTuberが異なる性別を演じてもいいと思うと回答
では次に、ゲーマーはVTuberの中の人(演者)についてどう考えているのでしょうか。
「VTuberの中の人(演者)の性別が気になる」という回答では、「とてもあてはまる」と答えたゲーマーは5.7%、「ややあてはまる」とあわせると26.6%という結果でした。【グラフ6.】
しかしながら、演者の性別が気になるゲーマーが4分の1を超える一方で、「VTuberの中の人(演者)が異なる性別を演じていても良いと思う」という回答では、「とてもあてはまる」と答えたゲーマーは22.8%、「ややあてはまる」とあわせると57%と過半数を占める結果となりました。【グラフ7.】
性別は気になるものの、男性が女性を演じる、または、女性が男性を演じることに対して、半数以上は違和感がなく肯定的であることがわかります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-d32dec6e0f6eff620253-5.png ]
アバターを使ってキャラクターを演じるからこそ様々な表現ができるのがVTuberです。今後もVTuberがさらに増え、活躍の場もさらに広がっていくことでしょう。
今回の調査結果では、現在のゲーマーはVTuberとの接点は動画視聴がメインとなっているようですが、最近よく話題になる「演者の性別」については、男性が女性を演じること、または女性が男性を演じることに対する肯定的な意見が多く見られました。このことから、今後ゲーマーの中で、VTuberは性別を超えたひとりのキャラクターとして活躍の幅を広げることが期待されます。弊社では、今後もVTuberに対する認識がどのように変化するのか注目していきたいと思います。
[画像7: https://prtimes.jp/i/39514/83/resize/d39514-83-79cd9aa3430a9c282c8b-6.png ]