香港のスタンダードチャータード銀行、都市再開発の一環として築30年のビルをデジタル化
[19/10/25]
提供元:PRTIMES
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ジョンソンコントロールズとCBREが共同でスマートビル技術と商業用不動産サービスを提供
(上海、2019年10月23日) - ジョンソンコントロールズとCBREは、香港九龍東地区にあるスタンダードチャータード銀行(SCB)ビルに入居する同行のオフィス向けに、カスタマイズした統合デジタルソリューションを開発しました。本開発は、CBRE JCIビルディングイノベーションラボが主導し、クラウドベースのジョンソンコントロールズ エンタープライズマネジメント(JEM)プラットフォームとCBRE Vantage を統合して試験導入を実施。ビルの非効率部分を特定して解消するとともに、スマートモニタリングや設備機器の予防保全を通じて執務環境の運営効率を改善します。このプロジェクトは、スマートシティの開発に向けて政府が九龍東地域で進める都市再開発の一環として行われるものです。
1992年に建設された33階建てのビル内のオフィス活性化において、省エネ化は重要な役割を担います。本プロジェクトを通じて最適運用を実現することで、オフィスの年間エネルギーコストは7%削減されます。さらに、過去のエネルギー消費傾向をベースに算出すると、今後数年間でエネルギーコストおよび運営コストは5〜7%削減される予定です。
このような総合ソリューションは、ビルの利用者や従業員の室内環境への知見を深め合理的な制御への積極的な関わりを促します。また、均一に暖房されないなど機器類の不具合は警報で知らされるので、先を見越したメンテナンスニーズにも確実に対処することができます。
スタンダードチャータード銀行では、大幅な経費削減に向けて同様の改修をアジア各地にある113ヵ所の拠点でも実施する予定です。すでにシンガポール、中国、韓国、日本、インドでは、オフィスの管理運営状況の把握と事前情報や予測データを取り入れたHVACアセットマネジメント戦略により、エネルギーコストは年間5〜15%、修繕維持費は年間5〜10%の削減を見込んでいます。
スタンダードチャータード銀行のエンジニアリング、エネルギーおよび環境部門の統括責任者であるダレン・シアー(Darren Sear)氏は、「省エネと経費削減による改善は、期待以上の効果を上げており、内装も現代的に改装することで古典的なビルが活性化しました。テクノロジーによってオフィス空間は、さらにスマートでコネクテッドかつサスティナブルになりました。今後こうした取り組みをアジア太平洋地域のより多くの都市で展開し、当行のオフィスビル間であらゆる情報がつながり、効率運営、省エネオペレーションを実現していけるものと期待しています」と述べています。
CBRE JCIビルディングイノベーションラボは、ジョンソンコントロールズが持つスマートビル技術の専門知識とCBREが持つ商業用不動産サービスの専門的ノウハウの両方を活用することによって、統合・分析技術を導入し、設備のモニタリングや運用、メンテナンス効率を改善します。クラウドベースのデータプラットフォームであるJEMでは、人工知能(AI)や機械学習を活用してエンタープライズ全体のビルに関するあらゆるデータを活発に分析することで、経費の削減やオペレーションの合理化が進められるポイントを見つけ出します。これらの情報やご提案内容は自動的にCBRE Vantageに転送され、ビルの持続的かつ安定した管理運営に活用されます。
ジョンソンコントロールズのエネルギー最適化およびコネクテッド機器担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるテリル・ロートン(Terrill Laughton)は「ジョンソンコントロールズはスマートビルやスマートシティの開発において最先端の企業であり、都市再開発を全面的にサポートしています。CBREとの共同ソリューションは、両社の強みが活かされており、世界中に展開する複数のビルや工業団地に適応することができます。運用、メンテナンス、管理などシームレスなビル関連ソリューションを実現、あらゆるタイプの建物の省エネやオペレーション効率、スペース活用を大幅に改善します」と述べています。
CBREのアジア太平洋地域エンタープライズアカウント担当マネージングディレクター、テレサ・ライナード(Theresa Rynard)氏は「当社はジョンソンコントロールズとの戦略的提携を通じて、これまで見落とされていた課題や、ビルの運用中に検知することが困難だった問題を正確に把握できるようになりました。私たちは今後も引き続き協力してお客様に価値を提供し、業界のイノベーションを推進して行く所存です」と述べています。
CBRE JCIビルディングイノベーションラボは、ジョンソンコントロールズとCBREの広範囲にわたる戦略的パートナーシップの一環として設立されました。業界のリーダーシップカンパニーである両社がそれぞれに持つ専門的ノウハウを一体化して、HVAC、セキュリティ、防火、安全などの機能からメンテナンスやオペレーションまで、革新的かつ実用的な執務環境の最適化、リテールの活用、ソフトサービスを実現しています。
ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズは、建物のパフォーマンスを最適化するだけでなく安全性を向上し、快適性を高め、最も重要な成果に結びつけることで人々の生活空間や職場、文教施設からエンタメ施設まであらゆる環境を変革しています。このような当社のソリューションはヘルスケア、教育、データセンター、製造など多様な業界に導入されています。130年以上にわたるイノベーションの歴史とともに、全世界150ヵ国以上、10万5,000人のエキスパートで構成されるグローバルチームがお客様のミッション達成をサポートします。当社の業界をリードするビルテクノロジーとソリューションは、Tyco(R)、York(R)、Metasys(R)、Ruskin(R)、Titus(R)、Frick(R)、Penn(R)、Sabroe(R)、Simplex(R)、 Ansul(R)、Grinnell(R)といったブランド名でも認知され信頼を得ています。
CBREグループについて
CBREグループ(NYSE:CBRE)は、「フォーチュン500」や「S&P 500」にランクされ、ロサンゼルスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社です(2018年の売上ベース)。全世界で70,000 人を超える従業員、約400ヵ所以上の拠点(系列会社および提携先は除く)を有し、投資家、オキュパイアーに対し、幅広いサービスを提供しています。不動産売買・賃貸借の取引業務、プロパティマネジメント、ファシリティマネジメント、プロジェクトマネジメント、事業用不動産ローン、不動産鑑定評価、不動産開発サービス、不動産投資マネジメント、戦略的コンサルティングを主要業務としています。
(上海、2019年10月23日) - ジョンソンコントロールズとCBREは、香港九龍東地区にあるスタンダードチャータード銀行(SCB)ビルに入居する同行のオフィス向けに、カスタマイズした統合デジタルソリューションを開発しました。本開発は、CBRE JCIビルディングイノベーションラボが主導し、クラウドベースのジョンソンコントロールズ エンタープライズマネジメント(JEM)プラットフォームとCBRE Vantage を統合して試験導入を実施。ビルの非効率部分を特定して解消するとともに、スマートモニタリングや設備機器の予防保全を通じて執務環境の運営効率を改善します。このプロジェクトは、スマートシティの開発に向けて政府が九龍東地域で進める都市再開発の一環として行われるものです。
1992年に建設された33階建てのビル内のオフィス活性化において、省エネ化は重要な役割を担います。本プロジェクトを通じて最適運用を実現することで、オフィスの年間エネルギーコストは7%削減されます。さらに、過去のエネルギー消費傾向をベースに算出すると、今後数年間でエネルギーコストおよび運営コストは5〜7%削減される予定です。
このような総合ソリューションは、ビルの利用者や従業員の室内環境への知見を深め合理的な制御への積極的な関わりを促します。また、均一に暖房されないなど機器類の不具合は警報で知らされるので、先を見越したメンテナンスニーズにも確実に対処することができます。
スタンダードチャータード銀行では、大幅な経費削減に向けて同様の改修をアジア各地にある113ヵ所の拠点でも実施する予定です。すでにシンガポール、中国、韓国、日本、インドでは、オフィスの管理運営状況の把握と事前情報や予測データを取り入れたHVACアセットマネジメント戦略により、エネルギーコストは年間5〜15%、修繕維持費は年間5〜10%の削減を見込んでいます。
スタンダードチャータード銀行のエンジニアリング、エネルギーおよび環境部門の統括責任者であるダレン・シアー(Darren Sear)氏は、「省エネと経費削減による改善は、期待以上の効果を上げており、内装も現代的に改装することで古典的なビルが活性化しました。テクノロジーによってオフィス空間は、さらにスマートでコネクテッドかつサスティナブルになりました。今後こうした取り組みをアジア太平洋地域のより多くの都市で展開し、当行のオフィスビル間であらゆる情報がつながり、効率運営、省エネオペレーションを実現していけるものと期待しています」と述べています。
CBRE JCIビルディングイノベーションラボは、ジョンソンコントロールズが持つスマートビル技術の専門知識とCBREが持つ商業用不動産サービスの専門的ノウハウの両方を活用することによって、統合・分析技術を導入し、設備のモニタリングや運用、メンテナンス効率を改善します。クラウドベースのデータプラットフォームであるJEMでは、人工知能(AI)や機械学習を活用してエンタープライズ全体のビルに関するあらゆるデータを活発に分析することで、経費の削減やオペレーションの合理化が進められるポイントを見つけ出します。これらの情報やご提案内容は自動的にCBRE Vantageに転送され、ビルの持続的かつ安定した管理運営に活用されます。
ジョンソンコントロールズのエネルギー最適化およびコネクテッド機器担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるテリル・ロートン(Terrill Laughton)は「ジョンソンコントロールズはスマートビルやスマートシティの開発において最先端の企業であり、都市再開発を全面的にサポートしています。CBREとの共同ソリューションは、両社の強みが活かされており、世界中に展開する複数のビルや工業団地に適応することができます。運用、メンテナンス、管理などシームレスなビル関連ソリューションを実現、あらゆるタイプの建物の省エネやオペレーション効率、スペース活用を大幅に改善します」と述べています。
CBREのアジア太平洋地域エンタープライズアカウント担当マネージングディレクター、テレサ・ライナード(Theresa Rynard)氏は「当社はジョンソンコントロールズとの戦略的提携を通じて、これまで見落とされていた課題や、ビルの運用中に検知することが困難だった問題を正確に把握できるようになりました。私たちは今後も引き続き協力してお客様に価値を提供し、業界のイノベーションを推進して行く所存です」と述べています。
CBRE JCIビルディングイノベーションラボは、ジョンソンコントロールズとCBREの広範囲にわたる戦略的パートナーシップの一環として設立されました。業界のリーダーシップカンパニーである両社がそれぞれに持つ専門的ノウハウを一体化して、HVAC、セキュリティ、防火、安全などの機能からメンテナンスやオペレーションまで、革新的かつ実用的な執務環境の最適化、リテールの活用、ソフトサービスを実現しています。
ジョンソンコントロールズ インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズは、建物のパフォーマンスを最適化するだけでなく安全性を向上し、快適性を高め、最も重要な成果に結びつけることで人々の生活空間や職場、文教施設からエンタメ施設まであらゆる環境を変革しています。このような当社のソリューションはヘルスケア、教育、データセンター、製造など多様な業界に導入されています。130年以上にわたるイノベーションの歴史とともに、全世界150ヵ国以上、10万5,000人のエキスパートで構成されるグローバルチームがお客様のミッション達成をサポートします。当社の業界をリードするビルテクノロジーとソリューションは、Tyco(R)、York(R)、Metasys(R)、Ruskin(R)、Titus(R)、Frick(R)、Penn(R)、Sabroe(R)、Simplex(R)、 Ansul(R)、Grinnell(R)といったブランド名でも認知され信頼を得ています。
CBREグループについて
CBREグループ(NYSE:CBRE)は、「フォーチュン500」や「S&P 500」にランクされ、ロサンゼルスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社です(2018年の売上ベース)。全世界で70,000 人を超える従業員、約400ヵ所以上の拠点(系列会社および提携先は除く)を有し、投資家、オキュパイアーに対し、幅広いサービスを提供しています。不動産売買・賃貸借の取引業務、プロパティマネジメント、ファシリティマネジメント、プロジェクトマネジメント、事業用不動産ローン、不動産鑑定評価、不動産開発サービス、不動産投資マネジメント、戦略的コンサルティングを主要業務としています。