離職率が低い会社は、本当に「良い会社」?
[19/03/19]
提供元:PRTIMES
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社員の働きやすさと会社の持続性を高めるために、「辞めやすい仕組み」を導入する
3月19日発売の新刊『管理なしで組織を育てる』(著:武井浩三 / 大和書房)から、自律型組織の先駆けとして注目を集めるダイヤモンドメディア株式会社における「雇用」の考え方を紹介します
[画像1: https://prtimes.jp/i/33602/89/resize/d33602-89-320585-1.jpg ]
「ティール組織」や「ホラクラシー」という、従来とは異なる経営スタイルの会社が欧米を中心に広がっています。管理を手放し、各社員に意思決定を任せることで、生産性、創造性、柔軟性、主体性を高め、ステイクホルダー全体の利益を高める経営方法です。Zappos、Airbnb、Evernote などの有名企業が導入したことで日本でも注目が高まっています。
日本でこのような自律型組織を実践する会社として注目を浴びるダイヤモンドメディア株式会社は、「雇用」に対して一般的な企業とは異なる非常にユニークな考え方を持っています。
■離職率が低い会社が本当に「良い会社」?
一般的には離職率が低い会社は「良い会社」だと言われます。しかし、ダイヤモンドメディアでは辞めていく人がいること自体を、悪いことだと考えていません。
入社する人が、その会社で本当に力を発揮できるかどうかを採用段階で見極めることは難しく、実際に仕事をしてみないとわからない部分は多いものです。また、年次を経た社員についても、本人と会社それぞれの状況の変化によって、会社とマッチしなくなることは十分に起こりえます。
社員が長く活躍できる組織が理想ですが、それが難しいなら、早く他の場所を見つけた方が本人にとっても会社にとっても良いと考えるのです。
■入社3ヶ月以内に辞める決断をした人に「転職支援金」を支払う
ダイヤモンドメディアのユニークな仕組みの一つに、「転職支援金」という制度があります。
入社後3ヶ月以内に辞める場合は、1ヶ月分の給料を支援金として支払うのです。
これは、アメリカの靴の通販会社でホラクラシー導入企業としても有名なZapposなどの取り組みにヒントを得た制度です。
一度「正社員」として就職すると、「せっかく就職したのにすぐに辞めるなんて…」という罪悪感を覚えたりして、辞める決断をするのは難しいものです。
しかし、会社と個人のミスマッチはどうしても起こりうるもの。合わない会社でズルズルと無理ながんばりを続けるよりは「転職支援金があることが、次に進んでもらうための後押しになれば」という思いからこの制度は設けらています。
■社員シェアリングサービスを立ち上げ、転職のハードルを下げる
その他にもダイヤモンドメディアは、「Tonashiba」という加盟企業間で人材をシェアできるサービスを提供しています。
この会社では、過去にエンジニアが1ヶ月間、他の企業で勉強をさせてもらったり、社内で能力を発揮できる場所が見つかりにくくなった社員が他社に出向して1年間働いた結果、その企業に転職が決まる……ということがありました。
その時々で相手の会社にお願いして受け入れてもらうのではなく、常にお互いの社員が行ったり来たりできるような会社のネットワークがあればいいな、という思いからこのサービスは生まれました。
サービス名の由来は「隣の芝生は青い」。「まだ見ぬトナリのシバフ=他の会社」を体験してみようということで、加盟企業の社員が他の会社の研修や業務を体験することで知見を広げたり、体験してみた結果そちらの企業の方が活躍できそうだと分かればそこに転職するという選択肢も提供するのです。
■既存のルールにとらわれず、世の中の実態に即した働き方を追究する
新刊『管理なしで組織を育てる』では、この他にも
・給料を社員みんなの話し合いで決める
・社長を決めるために選挙をおこなう
など、既存のルールにとらわれず、生産的で働きやすい組織を追求してきたダイヤモンドメディアの10年以上に渡る試行錯誤が赤裸々に描かれています。
これからの時代に即した働き方、組織運営に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33602/89/resize/d33602-89-164433-0.jpg ]
書名:管理なしで組織を育てる
www.amazon.co.jp/dp/447979686X
著者:武井浩三
定価:本体1500円+税
ISBN:978-4-479-79686-2
発売日:2019年3月19日
発行元:株式会社大和書房
目次:
1章 「管理しない経営」が最初に直面した4つの問題
2章 【お金・情報】 すべての情報を公開することで、マネジメント不要の仕組みを作る
3章 【責任・権限】 「上下関係のないフラットな組織」における人間関係のリアル
4章 【計画・実行】 「管理しない経営」では、誰がどのように意思決定をするのか?
5章 【多様性】 人も組織も自然に任せる
6章 【コミュニティ】 社外にも広がっていく「管理しない経営」
■「管理しない経営」の実践者3名によるトークイベントを開催します
「管理しない経営」をいち早く実践してきた 3人の経営者(武井浩三氏、倉貫義人氏、米澤晋也氏)が、具体的な会社の運営方法とその効果を語りながら、「これからの時代の良い会社とは?」についてディスカッションします。
日時:2019 年4月8日(月)19:00〜20:30を予定(受付:18:00〜)
場所:マルノウチリーディングスタイル 東京都千代田区丸の内2-7-2KITTE4階 (JR東京駅 徒歩約1分)
参加費:お1人様 2000円(1drink+軽食付)
参加方法:下記のウェブサイトからチケットの申し込みが可能です。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0133y1105qwdy.html#detail
■著者紹介
武井浩三
2007年にダイヤモンドメディアを創業。
会社設立時より経営の透明性をシステム化。「給与・経費・財務諸表を全て公開」「役職・肩書を廃止」「働く時間・場所・休みは自分で決める」「起業・副業を推奨」「社長・役員は選挙と話し合いで決める」といった独自の企業文化は、「管理しない」マネジメント手法を用いた次世代型企業として注目を集めるようになった。
現在では不動産テック領域におけるITサービスを中心にサービス展開を進める一方、ティール組織・ホラクラシー経営等、自律分散型経営の日本における第一人者としてメディアへの寄稿・講演・組織支援なども行う。
2018年7月にはこれらの経営を「自然経営」と称して一般社団法人自然経営研究会を設立、代表理事を務め、新しい組織の在り方を広める活動を行なっている。
一般社団法人不動産テック協会の代表理事も務める。著書に「社長も投票で決める会社をやってみた。」(WAVE出版)。
3月19日発売の新刊『管理なしで組織を育てる』(著:武井浩三 / 大和書房)から、自律型組織の先駆けとして注目を集めるダイヤモンドメディア株式会社における「雇用」の考え方を紹介します
[画像1: https://prtimes.jp/i/33602/89/resize/d33602-89-320585-1.jpg ]
「ティール組織」や「ホラクラシー」という、従来とは異なる経営スタイルの会社が欧米を中心に広がっています。管理を手放し、各社員に意思決定を任せることで、生産性、創造性、柔軟性、主体性を高め、ステイクホルダー全体の利益を高める経営方法です。Zappos、Airbnb、Evernote などの有名企業が導入したことで日本でも注目が高まっています。
日本でこのような自律型組織を実践する会社として注目を浴びるダイヤモンドメディア株式会社は、「雇用」に対して一般的な企業とは異なる非常にユニークな考え方を持っています。
■離職率が低い会社が本当に「良い会社」?
一般的には離職率が低い会社は「良い会社」だと言われます。しかし、ダイヤモンドメディアでは辞めていく人がいること自体を、悪いことだと考えていません。
入社する人が、その会社で本当に力を発揮できるかどうかを採用段階で見極めることは難しく、実際に仕事をしてみないとわからない部分は多いものです。また、年次を経た社員についても、本人と会社それぞれの状況の変化によって、会社とマッチしなくなることは十分に起こりえます。
社員が長く活躍できる組織が理想ですが、それが難しいなら、早く他の場所を見つけた方が本人にとっても会社にとっても良いと考えるのです。
■入社3ヶ月以内に辞める決断をした人に「転職支援金」を支払う
ダイヤモンドメディアのユニークな仕組みの一つに、「転職支援金」という制度があります。
入社後3ヶ月以内に辞める場合は、1ヶ月分の給料を支援金として支払うのです。
これは、アメリカの靴の通販会社でホラクラシー導入企業としても有名なZapposなどの取り組みにヒントを得た制度です。
一度「正社員」として就職すると、「せっかく就職したのにすぐに辞めるなんて…」という罪悪感を覚えたりして、辞める決断をするのは難しいものです。
しかし、会社と個人のミスマッチはどうしても起こりうるもの。合わない会社でズルズルと無理ながんばりを続けるよりは「転職支援金があることが、次に進んでもらうための後押しになれば」という思いからこの制度は設けらています。
■社員シェアリングサービスを立ち上げ、転職のハードルを下げる
その他にもダイヤモンドメディアは、「Tonashiba」という加盟企業間で人材をシェアできるサービスを提供しています。
この会社では、過去にエンジニアが1ヶ月間、他の企業で勉強をさせてもらったり、社内で能力を発揮できる場所が見つかりにくくなった社員が他社に出向して1年間働いた結果、その企業に転職が決まる……ということがありました。
その時々で相手の会社にお願いして受け入れてもらうのではなく、常にお互いの社員が行ったり来たりできるような会社のネットワークがあればいいな、という思いからこのサービスは生まれました。
サービス名の由来は「隣の芝生は青い」。「まだ見ぬトナリのシバフ=他の会社」を体験してみようということで、加盟企業の社員が他の会社の研修や業務を体験することで知見を広げたり、体験してみた結果そちらの企業の方が活躍できそうだと分かればそこに転職するという選択肢も提供するのです。
■既存のルールにとらわれず、世の中の実態に即した働き方を追究する
新刊『管理なしで組織を育てる』では、この他にも
・給料を社員みんなの話し合いで決める
・社長を決めるために選挙をおこなう
など、既存のルールにとらわれず、生産的で働きやすい組織を追求してきたダイヤモンドメディアの10年以上に渡る試行錯誤が赤裸々に描かれています。
これからの時代に即した働き方、組織運営に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33602/89/resize/d33602-89-164433-0.jpg ]
書名:管理なしで組織を育てる
www.amazon.co.jp/dp/447979686X
著者:武井浩三
定価:本体1500円+税
ISBN:978-4-479-79686-2
発売日:2019年3月19日
発行元:株式会社大和書房
目次:
1章 「管理しない経営」が最初に直面した4つの問題
2章 【お金・情報】 すべての情報を公開することで、マネジメント不要の仕組みを作る
3章 【責任・権限】 「上下関係のないフラットな組織」における人間関係のリアル
4章 【計画・実行】 「管理しない経営」では、誰がどのように意思決定をするのか?
5章 【多様性】 人も組織も自然に任せる
6章 【コミュニティ】 社外にも広がっていく「管理しない経営」
■「管理しない経営」の実践者3名によるトークイベントを開催します
「管理しない経営」をいち早く実践してきた 3人の経営者(武井浩三氏、倉貫義人氏、米澤晋也氏)が、具体的な会社の運営方法とその効果を語りながら、「これからの時代の良い会社とは?」についてディスカッションします。
日時:2019 年4月8日(月)19:00〜20:30を予定(受付:18:00〜)
場所:マルノウチリーディングスタイル 東京都千代田区丸の内2-7-2KITTE4階 (JR東京駅 徒歩約1分)
参加費:お1人様 2000円(1drink+軽食付)
参加方法:下記のウェブサイトからチケットの申し込みが可能です。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0133y1105qwdy.html#detail
■著者紹介
武井浩三
2007年にダイヤモンドメディアを創業。
会社設立時より経営の透明性をシステム化。「給与・経費・財務諸表を全て公開」「役職・肩書を廃止」「働く時間・場所・休みは自分で決める」「起業・副業を推奨」「社長・役員は選挙と話し合いで決める」といった独自の企業文化は、「管理しない」マネジメント手法を用いた次世代型企業として注目を集めるようになった。
現在では不動産テック領域におけるITサービスを中心にサービス展開を進める一方、ティール組織・ホラクラシー経営等、自律分散型経営の日本における第一人者としてメディアへの寄稿・講演・組織支援なども行う。
2018年7月にはこれらの経営を「自然経営」と称して一般社団法人自然経営研究会を設立、代表理事を務め、新しい組織の在り方を広める活動を行なっている。
一般社団法人不動産テック協会の代表理事も務める。著書に「社長も投票で決める会社をやってみた。」(WAVE出版)。